勇者は兄妹でした

葉柚風雅

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第6話 パーティは大変でした

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ガヴル「リイ、ダムル俺は強くなる為に有真と優奈のパーティに入りたいと思う」
ダムル「僕も強くなりたいから賛成」
リイ「私は反対よ この3人で頑張ってきたじゃない」
 リイは泣きそうになりながら気持ちを伝える
ガヴル「確かにそうだ だが強くさせてくれる人が必要だ そうじゃないと成長できない」
 リイの気持ちに答えるようにガヴルも気持ちを伝える

ダムル「有真と優奈は強い 僕達が束になっても傷1つ負わせられないと思う」
リイ「じゃあ お互い本気で決闘しましょ それで負けたら納得する」
 リイはダムルとガヴルの気持ちを受け取り自分の気持ちも整理する為 有真と優奈に決闘を申し込む事にする ガヴル達は有真達の方へ戻り
有真「話し合いは出来たか」
ガヴル「俺たち鉄狼と有真と優奈兄妹で決闘して欲しい お互い手加減せずに」
 それを聞いて有真は想定内だったのか
有真「それで気持ちは整理出来るんだな」
 リイは頷く

優奈「分かりました 刀を使うと殺してしまうので木刀で私達はやります」
ガヴル「それはハンデか?」
 有真が否定する
有真「違う ハンデをあげるほど俺達は優しくない ただ無駄な死人を増やしたくないだけだ」
ガヴル「了解した それで頼む」
 5人はヴォーグ村を出て近くの平原に向かう
リイ「私は鉄狼を解散したくも吸収されたくもない この3人でいつまでもパーティを組んでたいのよ」

 平原に向かって歩いているとリイが有真と優奈に気持ちを伝える
優奈「その気持ちを決闘でぶつけてください 私達は逃げも隠れもしません それに嫌なのでしたらついてこなくて大丈夫ですよ」
 優奈は冷酷に聞こえる言葉だが優しく伝える
ガヴル「ここなら誰にも迷惑をかけない いきなりすまないな」
有真「アンタらが決めた事だ それで納得するなら付き合うぜ」

 目を閉じ深呼吸して
ガヴル「ありがとう 俺達も手加減しない」
 ガヴルは有真達と一緒に行きたいが決闘で実力差を知りたいとも思っていた
有真「俺達も手加減しない」
 有真はそう言いながら腰からぶら下げている刀で近くにあった1本の木を切り倒す それを使い木刀を作っていく
ダムル「僕達は有真達には及ばないかもしれないけど全力をぶつける」
 有真の後ろから話をする
有真「ダムルお前は何のために冒険者になったんだ?」

ダムル「僕はガヴルと幼なじみで ガヴルはやるって決めたらそれしか見えなくなるだから周りを見る目になりたいんだ 僕はそれしか出来ないから」
有真「立派な理由じゃねぇか 守る物がある人間は強くなる ダムルお前はちゃんと強いよ」
 有真が褒めてくれるとは思わずビックリしながらも
ダムル「ありがとう 決闘楽しもう」
有真「当たり前だ 楽しみながら本気で戦う 優奈を守りながらな」
 ダムルと有真は不思議な友情が芽生えた

有真「作れたぜ さぁ正々堂々と決闘だ」
 有真は木刀を上から斜め下に振り下ろし決闘の準備は万端と言わんばかりに笑顔になる
ガヴル「よろしく頼む お前達の本気俺たちに見せてくれ」
 ガヴルは大剣を両手で持ち、ダムルは短剣を持ち、リイは杖を構え、有真と優奈は木刀を持ち戦闘態勢に入る
有真「やろうか 悔いのない決闘にしような」
ガヴル「あぁ リイ、ダムル行くぞ」

 ガヴルが大剣を振り上げながら走ってくる 有真は姿勢を低くし素早く突っ込む 優奈は詠唱準備をしつつ周りを見る
ダムル「後ろがガラ空きだよ」
 いつの間にか優奈の後ろに回っていたダムルは短剣を優奈に向けるが
優奈「ダムルさん 気配をもう少し消さないと私達は欺(あざむ)けませんよ」
 優奈はダムルが首元に振り下ろした短剣を避け 木刀を横に振りダムルの腹部に直撃し吹き飛ぶ
ダムル「魔法使いなのに剣が使えるなんて」

 ダムルは咳をしながら腹部を抑える
ガヴル「ダムル!大丈夫か」
 ガヴルが一瞬よそ見をした隙を有真は見逃さなかった
有真「よそ見する余裕があるなんてな」
 有真は木刀を横に振ろうとするフリをする それを見たガヴルは大剣で防ごうとする 有真は木刀を振った方向の真逆に振りその勢いで蹴り飛ばす
ガヴル「フェイントが上手すぎる」
 ガヴルが立ち上がるとするが その時には有真は目の前に居た

有真「油断するのは早いんじゃねぇか」
 有真が拳でガヴルを殴り飛ばそうとした時 斜め後ろから氷の矢(アイスアロー)が飛んできたそれを後ろに飛び避ける
リイ「私も居るの忘れないで」
 リイは杖を前に出し氷の矢(アイスアロー)を飛ばしていた
有真「忘れてないが攻撃してこなかったもんでな」
 有真は姿勢を低くしリイの方へ行きリイの腹部を拳で殴り飛ばす

リイ「なんて力なの」
有真「鍛えてるもんで」
 リイは嗚咽しながら有真に殴られた腹部を抑える
優奈「私なら簡単に倒せると考えてるかもしれませんが遠距離支援と近距離戦できるので簡単では無いかもしれませんね」
 優奈は姿勢を低くしダムルを吹き飛ばした方へ勢いよく行き木刀を上から斜め下に振り下ろす それはダムルに直撃する

ダムル「ガハッ」
 ダムルは優奈の木刀に直撃し気絶する
有真「まず1人」
 優奈に続くように姿勢を低くしリイを殴り飛ばした方向へ行く そして下から上に蹴り上げる リイに直撃し気絶する
優奈「あとはガヴルさんだけみたいですね」
ガヴル「流石の強さだ 今の俺達じゃ敵わないか だが最後まで諦めん」

 ガヴルは大剣を上に振りかぶり詠唱する
ガヴル「我が力を全てを砕き敵を打ち砕く 大地破弾(ポーヴァ・ラズーブ)」
 振り上げた大剣を地面に叩きつけるすると大剣を叩きつけた地面が砕け その際に飛び散った岩が有真の方へ飛んでいく
有真「危ない危ない」
 有真は飛んできた岩を避けていきガヴルの方へ近づいていく
有真「隙が出来やすい攻撃だな」
 ガヴルの目の前まで行き有真は思いっきり拳で横腹部を殴り飛ばす

 そして決闘は有真と優奈が圧勝した
ガヴル「ん、ん ここはそうか俺達は決闘に負けたのか」
有真「起きたか決闘は俺達が勝ったがどうするかはガヴル達が決めたらいい」
ガヴル「すまない 迷惑をかけた」
 ガヴルは頭を下げ有真と優奈に謝る
優奈「別にいいですよ 楽しかったですし」
ガヴル「まさか優奈も剣術が使えたとは」
有真「俺より優奈の方が剣術は上だぜ」
 それを聞きガヴルは驚く
優奈「でもお兄ちゃんも強いじゃん」

有真「優奈を守りたくて強くなりたいからな そしてこれからも」
ガヴル「お前達は凄いな 今で満足せずさらに上を目指す 流石だ」
 ガヴルが褒めてくれたが
有真「満足出来るほど強くないからな 神が相手だろうと勝てるくらいには強くならねぇよ大切な人は守れねぇよ」
ダムル「僕も強くなりたい 大切な人を守れるように」
 聞いていたのか横になっていたダムルが身体を起こし言う

ガヴル「目を覚ましたか 俺達の完敗だ」
ダムル「でも楽しかった こんなに強い人達と決闘出来て」
 ダムルは微笑みながらでも恥ずかしそうに話す
リイ「全力で戦って負けた ガヴルの指示に従うわ リーダー」
 ガヴルはリイに初めてリーダーと言われ驚いたが微笑み
ガヴル「あぁ、ありがとう 俺達鉄狼は有真達のパーティに吸収してもらいたい」

有真「今更なんだが」
ガヴル「どうした?」
有真「実はな」
 有真は言いよどみながらガヴル達に伝える
有真「俺達なパーティ登録してねぇんだよな」
ガヴル「は?なら5人になった今すればいいさ」
リイ「そうね 2人でパーティ登録は大変だろうし」
 5人は笑いながら話す
優奈「パーティ登録する時は教えてくださいね リーダーはどうします?」
ガヴル「有真でいいと思うが」

有真「俺がリーダーやんのか?だる」
ダムル「本音漏れてる」
 ダムルは微笑みながら指摘する
優奈「これからはさらに楽しくなりそうだね」
有真「あぁ 色々と忙しそうだ」
 有真と優奈はそんな事を話す 5人は冒険者ギルドに戻る為歩き始める
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