天才小児外科医から溺愛されちゃいました

鳴宮鶉子

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臨床研修スタート

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初期臨床研修とは医学部を卒業した後に行われる医師としての基本的な知識・手技などを習得するための研修期間。

「倉沢さん、大学の附属病院に進むと思ってた!!うちなんて多忙極まりないから、毎年希望者、少ないのに!!」

初期臨床研修は大学病院ではなく、看護師として7年間勤めていた市中病院の京都府立病院で受ける事にした。

京都府立病院は都道府県に配置されている休日夜間急患センターの一次救急診療をしてるけど、重症・重篤患者に対して24時間体制で対応ができるよう設備投資され、大学病院からベテランの先生に救急要請して三次救急の対応を行っている。

市中病院での研修のメリットは研修医が主役の救急外来研修にある事。
京都府立病院は重症患者が大学病院より多く搬送されている。
京都府立病院は救急車での搬送数は府内1で夜間休日救急センターがある事から、他の基幹型臨床研修病院より多くの症例が経験でき患者の治療にも携われるから勉強になる。
大学病院での救急搬送症例は大学病院自体のかかりつけ患者か地域病院からの紹介による転院搬送がほとんどで、救急外来で待機していてもすぐにメインとなる診療科が呼ばれ、研修医は考えることなくデータ入力や検査オーダーなど事務作業しかできない。

「うち、倉沢さんが目指している分野に関しては経験できないんじゃない?」

「それは問題ないです。地域医療で不妊治療専門の病院に行って、産婦人科と小児科の研修も専門の協力型臨床研修病院にいくので」

1年目は京都府立病院で、内科6ヶ月、救急科3ヶ月と他3ヶ月研修を受け、2年目に地域医療で地元で有名な不妊治療専門病院に4ヶ月、大阪母子医療センターの産婦人科に2ヶ月小児科に6ヶ月受ける事が決まってる。


京都府立病院での1年間。
内科研修の循環器、消化器、呼吸器を4週ずつ、総合、腎臓、神経、内分泌、腫瘍、感染、血液、糖尿病代謝、精神科を2週ずつローテイトし、追加で放射線診断と放射線治療、麻酔を2週ずつローテイトさせて貰った。
救急は原則3ヶ月入らないといけなくて、他の科の研修を受けつつも急患が殺到したら救命救急センターにヘルプに入り戦力として治療に携わり、充実した日々を送った。



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