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女子会で肉フェス
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「一花《いちか》ちゃん、会いたかったよ!!」
「来望ちゃん、私も!!」
お台場特別会場で開催されている肉フェス。
肉料理25店舗をはじめ30店舗超(肉料理、ドリンク、スイーツ)がお台場に集結し、自慢の料理が提供される。
全国各地で人気を博す30店舗の肉料理行列店が参加し、肉好きもうなる自慢の一品が食べられるという事で、楽しみにしていた。
「飲めるハンバーグ、肉汁がスゴい!!」
二度挽きA5ランク黒毛和牛を贅沢に使用し、
じっくり時間をかけて蒸し焼きされたハンバーグを一花ちゃんと半分個して食べる。
道産牛の肉寿司、『サーロイン肉寿司』と『雲丹のせ赤身肉寿司』の食べ比べがあり、思わず、両方購入してしまった。
塩とわさびで食べる、和牛由来の柔らかさ、脂の芳醇さを兼ね備えた牛レアカツ。
食べたいメニューはまだまだたくさんあるけど、5ブランド牛(佐賀牛、仙台牛、神戸牛、いわて南牛、山形牛)のブランド牛対決メニューと、有名店のオリジナル丼物対決メニューは外せない。
「……丼物は、腹に溜まるわ、キツい。来望ちゃん、私、一口ずつ味見でいいわ」
食いしん坊だけど量が食べられない一花ちゃん。
いつも私が大半食べるのに割り勘だから、申し訳なくなる。
「ウワッ、肉食系女子!!」
「樹……部長!!」
メニュー開発のためにグルメフェスに偵察に来ていてもおかしくはない。
「肉食べてますけど、肉食女子って男好きみたいに聞こえるから、その例え、辞めて下さい」
肉フェスは20代から30代前半ぐらいの若者がたくさん来場している。
大学生や社会人の男性グループと女性グループが、出会いを求めて参加しているようで、2人組の男性に何度も声をかけられ、撒くのが面倒臭かった。
「あれっ、一花も来てたんだ」
「あ、兄さんも来てたんだ!!」
樹部長の連れの男性が一花ちゃんの兄で驚く。
「一花か、大食いハンターと友達だったんだ!!」
「樹兄さん、来望ちゃんに対して失礼だよ!!訂正して!!」
一花ちゃんが樹部長の事を兄さん呼びする仲だから、たぶん、親戚関係なんだと悟る。
食事作法と身なりから、育ちの良さは感じてた。
一緒に飲食店でバイトしてたけど、社会勉強的な感じで、長期休暇は帰省するし、稼ぐ事に意義を感じてなかった。
一花ちゃんはオアシスアマミヤでキッチン用品のデザイナーをしてる。
フルネーム、天宮一花、もしかしてとは思ってたけど、オアシスアマミヤの御令嬢なのかもしれない。
「せっかくだから、テナント全て回りたいし、杉原、お前、食え!!で、新メニュー開発に貢献しろ!!」
「……無理です。もう、お腹、限界です」
蛋白質は腹に溜まる。
握りと丼物で糖質を摂取したから血糖値もあがり、さすがに満腹でこれ以上は食べられない。
「……使えねぇ」
「後、2回、肉フェスに行く予定なので、全メニューは無理ですすが、人気メニューは制覇するつもりです」
GW、帰省する予定もなく、一花ちゃんが暇してるっていうから食べ歩きでスケジュールを埋めてる。
「……フードフェス、まさか全部制覇してる?さすがブラックホール胃袋」
「…………」
これは、パワハラなのではないか。
食いしん坊なのは、認める。
「……来望ちゃん、ごめんね。家系的にこの人、毒舌酷いから」
私があーくらいくに就職先を決めた時、一花ちゃんは辞めた方がいいと私に助言していた。
「来望ちゃん、せっかくだから、ダイバータウンとアクアタウンに行こう!!で、また、夜に戻ってこよう!!」
一花ちゃんの気遣いで、肉フェス会場を後にする。
デリカシーのかけらもない樹部長に腹が立った。
「来望ちゃん、私も!!」
お台場特別会場で開催されている肉フェス。
肉料理25店舗をはじめ30店舗超(肉料理、ドリンク、スイーツ)がお台場に集結し、自慢の料理が提供される。
全国各地で人気を博す30店舗の肉料理行列店が参加し、肉好きもうなる自慢の一品が食べられるという事で、楽しみにしていた。
「飲めるハンバーグ、肉汁がスゴい!!」
二度挽きA5ランク黒毛和牛を贅沢に使用し、
じっくり時間をかけて蒸し焼きされたハンバーグを一花ちゃんと半分個して食べる。
道産牛の肉寿司、『サーロイン肉寿司』と『雲丹のせ赤身肉寿司』の食べ比べがあり、思わず、両方購入してしまった。
塩とわさびで食べる、和牛由来の柔らかさ、脂の芳醇さを兼ね備えた牛レアカツ。
食べたいメニューはまだまだたくさんあるけど、5ブランド牛(佐賀牛、仙台牛、神戸牛、いわて南牛、山形牛)のブランド牛対決メニューと、有名店のオリジナル丼物対決メニューは外せない。
「……丼物は、腹に溜まるわ、キツい。来望ちゃん、私、一口ずつ味見でいいわ」
食いしん坊だけど量が食べられない一花ちゃん。
いつも私が大半食べるのに割り勘だから、申し訳なくなる。
「ウワッ、肉食系女子!!」
「樹……部長!!」
メニュー開発のためにグルメフェスに偵察に来ていてもおかしくはない。
「肉食べてますけど、肉食女子って男好きみたいに聞こえるから、その例え、辞めて下さい」
肉フェスは20代から30代前半ぐらいの若者がたくさん来場している。
大学生や社会人の男性グループと女性グループが、出会いを求めて参加しているようで、2人組の男性に何度も声をかけられ、撒くのが面倒臭かった。
「あれっ、一花も来てたんだ」
「あ、兄さんも来てたんだ!!」
樹部長の連れの男性が一花ちゃんの兄で驚く。
「一花か、大食いハンターと友達だったんだ!!」
「樹兄さん、来望ちゃんに対して失礼だよ!!訂正して!!」
一花ちゃんが樹部長の事を兄さん呼びする仲だから、たぶん、親戚関係なんだと悟る。
食事作法と身なりから、育ちの良さは感じてた。
一緒に飲食店でバイトしてたけど、社会勉強的な感じで、長期休暇は帰省するし、稼ぐ事に意義を感じてなかった。
一花ちゃんはオアシスアマミヤでキッチン用品のデザイナーをしてる。
フルネーム、天宮一花、もしかしてとは思ってたけど、オアシスアマミヤの御令嬢なのかもしれない。
「せっかくだから、テナント全て回りたいし、杉原、お前、食え!!で、新メニュー開発に貢献しろ!!」
「……無理です。もう、お腹、限界です」
蛋白質は腹に溜まる。
握りと丼物で糖質を摂取したから血糖値もあがり、さすがに満腹でこれ以上は食べられない。
「……使えねぇ」
「後、2回、肉フェスに行く予定なので、全メニューは無理ですすが、人気メニューは制覇するつもりです」
GW、帰省する予定もなく、一花ちゃんが暇してるっていうから食べ歩きでスケジュールを埋めてる。
「……フードフェス、まさか全部制覇してる?さすがブラックホール胃袋」
「…………」
これは、パワハラなのではないか。
食いしん坊なのは、認める。
「……来望ちゃん、ごめんね。家系的にこの人、毒舌酷いから」
私があーくらいくに就職先を決めた時、一花ちゃんは辞めた方がいいと私に助言していた。
「来望ちゃん、せっかくだから、ダイバータウンとアクアタウンに行こう!!で、また、夜に戻ってこよう!!」
一花ちゃんの気遣いで、肉フェス会場を後にする。
デリカシーのかけらもない樹部長に腹が立った。
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