Just be friends

鳴宮鶉子

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一緒に歩んで欲しい

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4年間アメリカのハーバード大学付属病院で後期心臓外科研修医として研究に打ち込んだ。
医療手術ロボットの開発に興味を持ち、最先端の地で開発に携わりたいと思い駄目元で受けたハーバード大学付属病院の後期循環器外科研修医試験。
入局が認められ、アメリカにいく事を決めたが、15年間付き合ってきた彼女をどうしようかと悩んだ。
彼女の凪も後期循環器内科研修医として医師になるため日夜勉強に打ち込んでいる。
アメリカに連れて行く事も考えた。
だが、凪を連れてはいけなかった。
ハーバードの後期研修医はかなりハードだと聞き、凪の相手はできないから甘えん坊な凪の相手をする暇はない。
それに、凪は英語が苦手で後期研修医として入局できる病院が見つかる気がしなくて連れていけないと思った。

アメリカに立つ事が決まり、俺について来ようとする凪と喧嘩になった。
循環器内科医になるために今まで学んできた事を台無しにしてまで俺についてこようとしたから、俺は凪と別れる事を決めた。

お盆休みに帰省した時に、毎年観に行く筑後川花火大会の会場 水天宮下河川敷対岸の欄干で、凪に別れを告げた。

泣き叫ぶ凪を置き去りにし、俺は次の日、アメリカに発った。

日本に一時帰国して、大阪循環器医療研究医センターで心臓外科医をしていた藤本から、凪が俺の子を産んで1人で育ててる事を聞いた。

凪は酷い別れ方をした俺の子を産んで、多忙な後期研修医をこなしながら育てていた。

凪に逢いに行き、凪が俺を受け入れてくれるなら、凪と結婚をしたいと思った。

毎週金曜日に行われる公開手術研修会の第3回目に凪がきてくれて、俺は凪に今更だけどプロポーズする事にした。

京都大学付属病院と息子の蓮が通う私立保育園の中間の位置に凪が住むマンションがあった。
俺にそっくりな蓮は21時前だからなのもあり、家に着く前に凪に抱かれて眠ってしまった。

凪がマンションの部屋に入って、蓮をベッドに寝かす。

「……わたしが勝手に産んで育ててるんだから気にしないでいいよ」

リビングでコーヒーを入れてきてくれた凪が、コーヒーのカップを渡しながら俺に言った。

「……責任でじゃない。俺は凪の事を愛してる。凪に側にいて欲しい。今更だけど、俺と結婚してくれないか」

コーヒーのカップを机の上に置き、凪を抱きしめた。

そして、拒まれるかもしれないと思ったけれど、凪のふっくらとした小さな唇に無理矢理唇を合わせ舌を入れ込みキスをし、ソファーに押し倒す。

大人しく俺にキスをされ、体を触られても暴れない凪に俺は4年間封印していた性欲を爆発させてしまった。

ゴムなんてもちろん持ってなく。外に精を吐き出しても、吐き出した後にまた何度も凪の中に挿れるから避妊になってない。

「……凪、俺と結婚してくれる?1年後にアメリカにまた行かないといけないけれど3年で日本に戻る予定だから無理には連れて行かない。でも、俺と結婚して奥さんになって欲しい」

「ありがとう。アメリカに着いていくかはすぐには決めれないけれど、わたし、玲斗の奥さんになりたい!!」

凪は俺を受け入れてくれた。


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