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休暇〜サプライズ旅行〜
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今年のGWは10連休。予定では律樹と関東圏の子供向けのテーマパークを観光するつもりだった……。
「僕、北海道に始めてきました」
GW休暇初日の4月29日。
7時に玄関のインターフォンを鳴らされ、いきなり2泊3日で北海道に旅行へ行くと言われ、慌てて準備をし、東條課長の車で成田空港へ向かう。
9時の飛行機になんとか乗り込み、2時間ほどで新千歳空港に着いた。
「律樹が刺身が好物だって言ってたから、本場の海鮮丼を食べに北海道旅行を計画した」
先週の日曜日に律樹の好きな食べ物を知り、じゃらんでホテルのキャンセル空きを探し予約したらしい。
海鮮丼を食べるための旅行で、どこを観光するとかを全く考えてない東條課長はJR快速に乗り小樽に向かう。
そして、目当てのグルナビのランキングNo.1の小樽にある海鮮丼の名店で1番高額な海鮮丼を注文する。
ウニにイクラ、ホタテに甘エビ、そしてカニが載った海鮮丼に律樹は大喜びだった。
その後、1日目は小樽観光を楽しむ事にし、律樹が喜びそうなおたる水族館と小樽市総合博物館へ行った。
はしゃいで遊び疲れた律樹は夕方に眠ってしまい東條課長がおんぶし、夕暮れ時に2人で小樽運河を歩く。
「ホテルは札幌駅横のグランドタワーホテルのスイートルームを予約してる。律樹が起きたら、JRで札幌へ向かおう」
小樽運河を散歩した後、タクシーで小樽駅前にちょうど着いた時に律樹は目を覚まし、駅のコインロッカーに預けたスーツケースを取りに行き、JR快速に乗って札幌へ向かった。
札幌に着き、グランドタワーホテルの35階にあるスカイレストランで絶景を眺めながら、北海道の旬の食材を盛り込んだ味わい豊かな日本料理を楽しむ。
「律樹、移動の時に寝てたのに、また寝たな……」
「……しっかりしてるけど、まだ3歳だからね」
座敷を予約してくれてたから、律樹はわたしのお膝を枕にして気持ちよさそうに眠りについた。
「律樹、本当にしっかりしてるよな。いつも俺、敬語で話しかけられるから戸惑う。見た目は俺そっくりなのに、中身は愛里だよな」
東條課長は律樹が可愛くて堪らないようだった。
律樹を喜ばせようと旅行を計画した。
GWは始まったばかり。
東條課長は律樹と毎日一緒に過ごすつもりらしく、先週購入したLEGOもGWに律樹と一緒に作るつもりで買ったらしい。
食事を終え、東條課長が律樹を抱っこして、宿泊する部屋に向かう。
スイートルームといっても、ツーベッドルームスイートというタイプでダブルベッドがツインで置かれていて安心した。
「明日は旭川動物園と旭川市科学館サイパルに行くでいいかな?
ホテルは明日もここに連泊。片道1時間半かかるけど、律樹のお昼寝時間にちょうどいいだろ……」
広い豪華な浴槽に湯をためてゆっくり入浴してホテルの浴衣を着て寝室に向かうと、律樹が寝てる隣に東條課長が寝そべりスマホで明日の旅行計画を立ててた。
「……律樹に、産まれて今まで親父らしい事全くしてやれなかった。だから、俺、親父だとは名乗れないけれど、今から親父らしい事をしてやりたい」
性格に難ありの東條課長が自分の血をひく息子に対し、こんなに可愛がり愛するとは思ってなかった。
「……俺、愛里にちゃんとプロポーズして結婚して子供を作らなかった事を後悔してる。愛里の仕事ぶりは報告書があがるから知ってた。
律樹を産んで育てながらも意匠設計士として建築デザインをし、評価されてた。
愛里は本当にいい女だよ。
俺をはめて俺に養われて他の男の間にできた子を育てようとしたあいつとは違う。
愛里が大変な思いをしながら俺の子を今まで大切に育ててくれた。
これからは愛里が許してくれないなら赤の他人のままでいいから、律樹を一緒に育てさせてくれないか?
俺……愛里が俺の部下についてすぐの頃から、愛里の事を愛してた。
離れていた4年間も愛里の事を思ってた。
どんな形でもいいから、愛里と律樹の側に居させてくれ」
東條課長の言葉がわたしは嬉しかった。
「僕、北海道に始めてきました」
GW休暇初日の4月29日。
7時に玄関のインターフォンを鳴らされ、いきなり2泊3日で北海道に旅行へ行くと言われ、慌てて準備をし、東條課長の車で成田空港へ向かう。
9時の飛行機になんとか乗り込み、2時間ほどで新千歳空港に着いた。
「律樹が刺身が好物だって言ってたから、本場の海鮮丼を食べに北海道旅行を計画した」
先週の日曜日に律樹の好きな食べ物を知り、じゃらんでホテルのキャンセル空きを探し予約したらしい。
海鮮丼を食べるための旅行で、どこを観光するとかを全く考えてない東條課長はJR快速に乗り小樽に向かう。
そして、目当てのグルナビのランキングNo.1の小樽にある海鮮丼の名店で1番高額な海鮮丼を注文する。
ウニにイクラ、ホタテに甘エビ、そしてカニが載った海鮮丼に律樹は大喜びだった。
その後、1日目は小樽観光を楽しむ事にし、律樹が喜びそうなおたる水族館と小樽市総合博物館へ行った。
はしゃいで遊び疲れた律樹は夕方に眠ってしまい東條課長がおんぶし、夕暮れ時に2人で小樽運河を歩く。
「ホテルは札幌駅横のグランドタワーホテルのスイートルームを予約してる。律樹が起きたら、JRで札幌へ向かおう」
小樽運河を散歩した後、タクシーで小樽駅前にちょうど着いた時に律樹は目を覚まし、駅のコインロッカーに預けたスーツケースを取りに行き、JR快速に乗って札幌へ向かった。
札幌に着き、グランドタワーホテルの35階にあるスカイレストランで絶景を眺めながら、北海道の旬の食材を盛り込んだ味わい豊かな日本料理を楽しむ。
「律樹、移動の時に寝てたのに、また寝たな……」
「……しっかりしてるけど、まだ3歳だからね」
座敷を予約してくれてたから、律樹はわたしのお膝を枕にして気持ちよさそうに眠りについた。
「律樹、本当にしっかりしてるよな。いつも俺、敬語で話しかけられるから戸惑う。見た目は俺そっくりなのに、中身は愛里だよな」
東條課長は律樹が可愛くて堪らないようだった。
律樹を喜ばせようと旅行を計画した。
GWは始まったばかり。
東條課長は律樹と毎日一緒に過ごすつもりらしく、先週購入したLEGOもGWに律樹と一緒に作るつもりで買ったらしい。
食事を終え、東條課長が律樹を抱っこして、宿泊する部屋に向かう。
スイートルームといっても、ツーベッドルームスイートというタイプでダブルベッドがツインで置かれていて安心した。
「明日は旭川動物園と旭川市科学館サイパルに行くでいいかな?
ホテルは明日もここに連泊。片道1時間半かかるけど、律樹のお昼寝時間にちょうどいいだろ……」
広い豪華な浴槽に湯をためてゆっくり入浴してホテルの浴衣を着て寝室に向かうと、律樹が寝てる隣に東條課長が寝そべりスマホで明日の旅行計画を立ててた。
「……律樹に、産まれて今まで親父らしい事全くしてやれなかった。だから、俺、親父だとは名乗れないけれど、今から親父らしい事をしてやりたい」
性格に難ありの東條課長が自分の血をひく息子に対し、こんなに可愛がり愛するとは思ってなかった。
「……俺、愛里にちゃんとプロポーズして結婚して子供を作らなかった事を後悔してる。愛里の仕事ぶりは報告書があがるから知ってた。
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愛里は本当にいい女だよ。
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これからは愛里が許してくれないなら赤の他人のままでいいから、律樹を一緒に育てさせてくれないか?
俺……愛里が俺の部下についてすぐの頃から、愛里の事を愛してた。
離れていた4年間も愛里の事を思ってた。
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東條課長の言葉がわたしは嬉しかった。
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