Psychic Revolution 見習いDr.奏音の世直しBattle

鳴宮鶉子

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警視庁特別捜査課の危険なお仕事2

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日本最大のクルーズ客船 羽島Ⅶ。
全長241m、全幅29.6mと船内はかなり広い。

「神宮寺翔琉さん、大丈夫ですか!!」

初めてのテレポートだったけど、神宮寺翔琉さんがいる場所に着き、彼に駆け寄る。

「……すぐに治しますね」

全身大火傷を負い、腕と肋骨が折れていた。
普通の人だったら生き絶えてるレベル。

「先にテレポートで脱出しろ。あいつは……もう死んでいる」

手錠をして横たわっている犯人に目をやる。
大殺戮を起こした犯人は息絶えていた。

「生かしてここから連れ出そうと思っていたら、とてつもなく強いサイキックパワーの使い手が現れ、そいつを圧で殺した。で、俺もこのザマ」

過去視サイコメトリーでここで起きた事を視る。
サイキックパワーを使い果たして倒れた犯人に手錠をかけた神宮寺翔琉さん。
テレポートで船内から出ようとした時にブラックスーツを着た長身の男が現れ、犯人を眼力で息の根を止め、神宮寺翔琉さんを吹っ飛ばした。
そして、ブラックホールみたいな闇を放ち、彼の身体を包み込み、サイキックパワーを奪いと去っていった。

私が助けに来た事でブラックスーツの男が戻ってくるかもしれない。
神宮寺翔琉さんを連れ、安全な警視庁特別捜査課のアジトにテレポートする事にした。

警視庁特別捜査課のアジトに着くとソファーベッドに神宮寺翔琉さんを横たわらせ、両手を傷口にかざし、キュアを使う。

自分の身体にどれだけのサイキックパワーが蓄えられていて、その力だけで神宮寺翔琉さんを普通に動けるぐらいまで回復させる事ができるのかわからない。

予知能力プレコグニションで神宮寺翔琉さんの余命年数を視る。
63と出てるから、ここで死ぬわけない。

「……天月、あいつらは大丈夫か?」

「あ、あいつら?」

同時爆破された日造自動車の各工場地区に行った警視庁特別捜査課のメンバーの事をすっかりと忘れていた。
慌てて千里眼クリアボヤンスで彼らの様子を視る。
彼らは救済ボランティアとして工場内を捜索していた。
過去視サイコメトリーで反抗を起こした犯人を探すも、豪華客席羽鳥Ⅶで亡くなった犯人が遠隔で爆破させたとわかる。

『爆破操作系サイキックパワーの使い手が犯人で、遠隔操作で地方工場を同時爆破させました。犯人は横浜港に泊まっている客席内でボスだと思われる男に殺されました。ボスはどこに潜んでいるか不明です。神宮寺さんが重傷を負ったので警視庁特別捜査課にいます』

4人にテレパシーを送る。
初の試みで伝わるか心配だったけれど伝わったようで、4人は速攻テレポートで帰ってきた。

「……神宮寺、死なないよな?」

須藤さんが神宮寺翔琉さんに駆け寄る。

「死なないよ。92歳まで生きる」

前に視た時は余命年数が55年で寿命は86歳だった。
私が未来を変えてしまったせいなのか、未来は常に変わる物なのか、私に関わる人の余命年数が変わってる。

警視庁特別捜査課メンバーに私が生き物の余命年数を視る事ができる事を打ち明けてない。

だから、私が適当な年齢を咄嗟に言ったと思ったと思う。

警視庁特別捜査課のメンバー達の余命年数も長くなってる。
仕事で身体をはってるけど、死なずに長生きできるようで安心した。

「神宮寺をここまでボコれるサイキックパワーの使い手がいるなんて。俺たち、……倒せるんだよな?」

「わからない」

結城さんに訊かれ、そう応えた。

未来予知プレコグニションで闘いの結末を視ようかと思ったけど、それで未来が変わって最悪な方向に傾いたら嫌だから、ぐっと堪えた。

「……天月、キュアで、楽にさせてくれ」

神宮寺翔琉さんが痛みから悲痛な声をあげる。
重傷を負った神宮寺翔琉さんの事を放置していた事に気づき、慌ててキュアで彼の身体の傷を治す。

GW休暇直前に起きた日造自動車同時多発テロ。
外科医をしているからカレンダー通りに休みをとる事ができたから助かった。
3日間かけ、なんとか神宮寺翔琉さんの身体をキュアで完治させた。





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