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愛してる一緒にいたい人
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「愛菜?鰻入り卵焼き好きだったろ?」
「……うん」
金曜日の夜。いつも渉とよく飲みにきてた居酒屋に拓人兄と行くようになった。
知立駅側のタワーマンションの中層階に住んでるのは知ってる。
恋人同士になったんなら彼の1人暮らしする家に行って手料理を作ったり掃除をするもんかもしれない。
大学時代、東京が地元の渉はわたしの賃貸マンションに半同棲してた。
だから、わたし、毎日料理に家事をしてた。
でも、拓人兄のために料理を作ったりしたくないと思ってしまう。
週末はドライブで観光しに行ったり、午後から名古屋駅まで出て映画を観てからディナーに連れて行って貰ったりと、順調にデートは重ねてる。
「……愛菜、そろそろ、大人の関係に進まないか?愛菜をもっと知りたい」
付き合い始めて2ヶ月経った金曜日の夜に拓人兄から言われた。
断りたいと思ったけど、抱かれたら変わるかもしれないと拓人兄の手を取り、拓人兄の住むマンションに着いて行く事にした。
拓人兄の5LDKのマンションの部屋に入る。
手を引かれリビングへ案内されソファーに座る。
「……愛菜、キスしていい?」
とわたしの隣に座った拓人兄に言われて目を瞑る。
でも……手がなぜか震えていて、それを気づかれないようにするから身体が強張る。
わたしの下顎に手をやり、唇を塞がれる。
渉以外の人とキスもそれ以上もした事が無い。
舌を入れられ、舌を絡められるのが気持ち悪く感じた。
わたしをソファーに押し倒し、胸を触りながら貪るようなキスをされ、手が脚の付け根にいき、中に指を入れられ、恐怖に感じた。
「……初めてじゃないんだから、怖くないだろ?毎週末、トミタに勤めてる大学時代の元カレとやってたんだから」
震えるわたしに不機嫌に拓人兄は言うと、わたしのパンティを剥ぎ取り、スーツの上着を脱ぎ捨て、スラックスとトランクスを下げ、勃ちあがってる男の部分を挿れてきた。
「……い、痛い!!」
「慣れたら気持ちよくなる!!」
わたしの身体を両腕で抑えつけ、わたしの中を強く奥まで突いてくる拓人兄。
ゴムをつけず……中に出した。
「拓人兄なんて、大嫌い!!」
パンティを拾い履いて、カバンを持って拓人兄のマンションから出た。
そして、知立駅に走って行き、三河線に乗り、土橋駅で降り、うる覚えで渉の住んでるマンションに向かった。
金曜日の夜だから、渉はいないかもしれない。
それに……2ヶ月前にセフレな関係を終わらせたから、もしかしたら渉は彼女を作ったかもしれない。
「……愛菜、なんでこんなとこにいるんだ?」
土橋駅から渉の住むマンションがある方面を歩いていたら後ろから懐かしい声が聞こえた。
「……わ、渉!!」
会いたかった人に会えて、抱きついた。
「……愛菜、なんで泣き顔なの?終電終わるし、駅まで送っていく」
「……帰りたくない。渉と居たい」
「……俺のうちにひとまず行こっか」
上目遣いに渉を見つめると渉は戸惑ってる表情を浮かべてた。
渉の住むマンションは歩いて5分ぐらいで着いた。
久しぶりに渉と手を繋いで歩いた。
マンションの部屋の中に入る。
名古屋に来てから週末に過ごしてた渉の部屋。
一緒に選んで購入した家具と電化製品、そのままだった。
3年ぶりに入った部屋はわたしと付き合ってだ時と何もかもが同じだった。
「……渉、シャワー借りていい?」
拓人兄に中に出されたものを洗い流したくて、聞く。
渉は何も言わずに首を縦に振った。
浴室に入るとわたしが好きなメーカーのボディーソープとシャンプーを渉はそのまま使っていた。
念入りに身体と手遅れかもしれないけど中を洗う。
パンティについた白いゼリー状のものがおぞましくて、パンティも手洗いした。
シャワーを浴びて出るとタオルの上に昔わたしが着ていた室内着と下着と新しい歯磨きが置いてあった。
渉は捨てずに置いておいてくれた。
浴槽から出て、身体を拭き、その服を着て、急いで髪を乾かし歯磨きをして渉のいるリビングへ向かった。
「……渉、わたし、渉が好きなの」
ソファーから立ち上がった渉を後ろから抱きついた。
渉は……何も言ってくれない。
「……渉、お願い、わたしを抱いて無茶苦茶にして」
「……できない。愛菜はデンタの跡を継げる男と結婚しないといけない身。俺には荷が重い。
明日の朝、駅まで送っていく。寝室使って、俺はソファーで寝るから」
そう言うと渉はシャワーを浴びに洗面所に入って行った。
渉に断られたのがショックで涙が溢れてくる。
渉と恋人関係が壊れたのも、今思えば、わたしがデンタの社長令嬢と知ったからかもしれない。
渉がわたしと一定の距離をあけるようになり、“好き”や“愛してる”を言ってくれなくなった。
友達感覚の付き合いに戻そうとしてた……。
寝室に入り、昔……渉と何度も抱き合ったダブルベットの中に潜り込む。
渉の枕を涙で濡らした。
「……うん」
金曜日の夜。いつも渉とよく飲みにきてた居酒屋に拓人兄と行くようになった。
知立駅側のタワーマンションの中層階に住んでるのは知ってる。
恋人同士になったんなら彼の1人暮らしする家に行って手料理を作ったり掃除をするもんかもしれない。
大学時代、東京が地元の渉はわたしの賃貸マンションに半同棲してた。
だから、わたし、毎日料理に家事をしてた。
でも、拓人兄のために料理を作ったりしたくないと思ってしまう。
週末はドライブで観光しに行ったり、午後から名古屋駅まで出て映画を観てからディナーに連れて行って貰ったりと、順調にデートは重ねてる。
「……愛菜、そろそろ、大人の関係に進まないか?愛菜をもっと知りたい」
付き合い始めて2ヶ月経った金曜日の夜に拓人兄から言われた。
断りたいと思ったけど、抱かれたら変わるかもしれないと拓人兄の手を取り、拓人兄の住むマンションに着いて行く事にした。
拓人兄の5LDKのマンションの部屋に入る。
手を引かれリビングへ案内されソファーに座る。
「……愛菜、キスしていい?」
とわたしの隣に座った拓人兄に言われて目を瞑る。
でも……手がなぜか震えていて、それを気づかれないようにするから身体が強張る。
わたしの下顎に手をやり、唇を塞がれる。
渉以外の人とキスもそれ以上もした事が無い。
舌を入れられ、舌を絡められるのが気持ち悪く感じた。
わたしをソファーに押し倒し、胸を触りながら貪るようなキスをされ、手が脚の付け根にいき、中に指を入れられ、恐怖に感じた。
「……初めてじゃないんだから、怖くないだろ?毎週末、トミタに勤めてる大学時代の元カレとやってたんだから」
震えるわたしに不機嫌に拓人兄は言うと、わたしのパンティを剥ぎ取り、スーツの上着を脱ぎ捨て、スラックスとトランクスを下げ、勃ちあがってる男の部分を挿れてきた。
「……い、痛い!!」
「慣れたら気持ちよくなる!!」
わたしの身体を両腕で抑えつけ、わたしの中を強く奥まで突いてくる拓人兄。
ゴムをつけず……中に出した。
「拓人兄なんて、大嫌い!!」
パンティを拾い履いて、カバンを持って拓人兄のマンションから出た。
そして、知立駅に走って行き、三河線に乗り、土橋駅で降り、うる覚えで渉の住んでるマンションに向かった。
金曜日の夜だから、渉はいないかもしれない。
それに……2ヶ月前にセフレな関係を終わらせたから、もしかしたら渉は彼女を作ったかもしれない。
「……愛菜、なんでこんなとこにいるんだ?」
土橋駅から渉の住むマンションがある方面を歩いていたら後ろから懐かしい声が聞こえた。
「……わ、渉!!」
会いたかった人に会えて、抱きついた。
「……愛菜、なんで泣き顔なの?終電終わるし、駅まで送っていく」
「……帰りたくない。渉と居たい」
「……俺のうちにひとまず行こっか」
上目遣いに渉を見つめると渉は戸惑ってる表情を浮かべてた。
渉の住むマンションは歩いて5分ぐらいで着いた。
久しぶりに渉と手を繋いで歩いた。
マンションの部屋の中に入る。
名古屋に来てから週末に過ごしてた渉の部屋。
一緒に選んで購入した家具と電化製品、そのままだった。
3年ぶりに入った部屋はわたしと付き合ってだ時と何もかもが同じだった。
「……渉、シャワー借りていい?」
拓人兄に中に出されたものを洗い流したくて、聞く。
渉は何も言わずに首を縦に振った。
浴室に入るとわたしが好きなメーカーのボディーソープとシャンプーを渉はそのまま使っていた。
念入りに身体と手遅れかもしれないけど中を洗う。
パンティについた白いゼリー状のものがおぞましくて、パンティも手洗いした。
シャワーを浴びて出るとタオルの上に昔わたしが着ていた室内着と下着と新しい歯磨きが置いてあった。
渉は捨てずに置いておいてくれた。
浴槽から出て、身体を拭き、その服を着て、急いで髪を乾かし歯磨きをして渉のいるリビングへ向かった。
「……渉、わたし、渉が好きなの」
ソファーから立ち上がった渉を後ろから抱きついた。
渉は……何も言ってくれない。
「……渉、お願い、わたしを抱いて無茶苦茶にして」
「……できない。愛菜はデンタの跡を継げる男と結婚しないといけない身。俺には荷が重い。
明日の朝、駅まで送っていく。寝室使って、俺はソファーで寝るから」
そう言うと渉はシャワーを浴びに洗面所に入って行った。
渉に断られたのがショックで涙が溢れてくる。
渉と恋人関係が壊れたのも、今思えば、わたしがデンタの社長令嬢と知ったからかもしれない。
渉がわたしと一定の距離をあけるようになり、“好き”や“愛してる”を言ってくれなくなった。
友達感覚の付き合いに戻そうとしてた……。
寝室に入り、昔……渉と何度も抱き合ったダブルベットの中に潜り込む。
渉の枕を涙で濡らした。
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