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一夜限りの関係から始まる恋
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“バトル探偵”コラボのアフタヌーンティー。
「キャーー!!相良慎治くんだ!!」
ラテアートのカフェラテを注文し、大好きなキャラクターのイラストが浮かんでいて大興奮する。
「……理音、本当に“バトル探偵”、好きだね」
コミュニケーション能力が低い私は、中高一貫校時代、クラスメイトとの関わりより、漫画や小説、アニメなどにのめり込んでいた。
女子校特有の女子力高い女子のご機嫌とりをしながら戯れる事ができず、いじめのターゲットになり、無視や嫌がらせを受けた事もある。
だけど、動じず、学業は疎かにせずに毎日通学してたらイジメの対象から外れ、好きな事にのめり込んでいたら同じオタク系女子と仲良くなった。
「“バトル探偵”、傑作だよね。高校時代、この作品に出会わなかったら、私、引きこもってニートになってたと思う」
中学高校時代のクラスメイトとの人間関係構築は難しい。
女子は群れる傾向はあるがその群れの中にいる為には同調しないといけなく、違和感しかなかった。
気を抜くと叩かれ、排除される。
性格的に1人でいる事をなんとも思わなかったから、学校には勉強しにいくと割り切り、プライベートで好きなオタク活動を満喫してた。
でも、学校生活がつらかったのもあり、“バトル探偵”のストーリーにのめり込み、リアルでは無理なバーチャルだから可能な展開に感動した。
私は、“バトル探偵”の作品に救われた。
「“バトル探偵”の続編、嬉しいよね。高校時代にこの作品に出会わなかったら、今の私、いない」
コロン対策で予約しないと入れないコラボカフェ。
運良く予約でき、美月ちゃんと“バトル探偵”の世界観に浸り、中学高校時代の思い出の記憶を思い出す。
「理音、あの環境下でよく不登校にならなかったと思う」
学校生活は仕事と割り切れたのと、“バトル探偵”の世界観に浸りクラスメイトとの関わりに対して割り切れたから耐えれたんだと思う。
「嫌な奴と……目が合ってしまった」
突然、美月ちゃんが顔をしかめた。
週末のオタクしか集まらない場で、天敵に遭遇してしまったらしい。
「杉瀬さん、こんにちは」
いきなり背後から声をかけられ、振り向くと神崎遥輝代表取締役CEOがいて、目が合ってしまった。
「こ、こんにちは」
コラボカフェ初日なのもあり、親友らしい落ちぶれ御曹司と様子見で来ていた。
私の背後の席に座ってコーヒーを飲んでいて、焦る。
一連の恥ずかしい言動を見られてしまったと思うと恥ずかしくて堪らない。
「誰?」
「親会社の代表取締役社長CEO
美月ちゃんは自分の一夜限りの相手の顔は覚えていても、その連れの顔は覚えてなかった。
落ちぶれ御曹司の連れが親会社の代表取締役社長CEOだと小声で伝えた。
神崎遥輝代表取締役社長CEOが近くの席に居るからアホ発言は自粛し、無言でアフタヌーンティーを食べ終え、席を立つ。
美月ちゃんと落ちぶれらしい御曹司は本当に仲が悪いようで、美月ちゃんは彼の事をずっと睨んでいた。
****
「美月ちゃん、あのね。実はあの親会社の代表取締役CEO、BARで会った神坂一輝なの」
『ハッ!?』
コラボカフェを出てから美月ちゃんと別れ、家に帰ってからLINEをかけて打ち明けた。
『……代表取締役CEO、理音の事、気づいてないの?』
「BARで飲んでた時、美月ちゃんに服とか借りてメイクして貰って別人だったから、気づいてないのかもしれない。それに再会したの1年半後だし、覚えてないと思う」
初めて会ったあの夜からずっと神崎遥輝代表取締役社長CEOの事が好き。
2度と会えないと思っていたけど、忘れる事ができずに想いを寄せてた。
「神崎遥輝代表取締役CEOと一夜限りの関係を持った事を私は後悔していないし、付き合って欲しいとも厚かましくて言えない。だから、気まずくなったら仕事やりにくくなるし、このまま気づかれずにいたい」
サイバープロジェクトは大企業でノベルスター以外の子会社もたくさんある。
ノベルスターに月に2~3回来てくれてたけど、“バトル探偵”が完結したら、もうノベルスターと直接関わる事はなくなると思う。
『理音、彼の事が本気で好きなんだね』
「……うん、好き。大好き」
時々会えている事が、とても嬉しい。
「キャーー!!相良慎治くんだ!!」
ラテアートのカフェラテを注文し、大好きなキャラクターのイラストが浮かんでいて大興奮する。
「……理音、本当に“バトル探偵”、好きだね」
コミュニケーション能力が低い私は、中高一貫校時代、クラスメイトとの関わりより、漫画や小説、アニメなどにのめり込んでいた。
女子校特有の女子力高い女子のご機嫌とりをしながら戯れる事ができず、いじめのターゲットになり、無視や嫌がらせを受けた事もある。
だけど、動じず、学業は疎かにせずに毎日通学してたらイジメの対象から外れ、好きな事にのめり込んでいたら同じオタク系女子と仲良くなった。
「“バトル探偵”、傑作だよね。高校時代、この作品に出会わなかったら、私、引きこもってニートになってたと思う」
中学高校時代のクラスメイトとの人間関係構築は難しい。
女子は群れる傾向はあるがその群れの中にいる為には同調しないといけなく、違和感しかなかった。
気を抜くと叩かれ、排除される。
性格的に1人でいる事をなんとも思わなかったから、学校には勉強しにいくと割り切り、プライベートで好きなオタク活動を満喫してた。
でも、学校生活がつらかったのもあり、“バトル探偵”のストーリーにのめり込み、リアルでは無理なバーチャルだから可能な展開に感動した。
私は、“バトル探偵”の作品に救われた。
「“バトル探偵”の続編、嬉しいよね。高校時代にこの作品に出会わなかったら、今の私、いない」
コロン対策で予約しないと入れないコラボカフェ。
運良く予約でき、美月ちゃんと“バトル探偵”の世界観に浸り、中学高校時代の思い出の記憶を思い出す。
「理音、あの環境下でよく不登校にならなかったと思う」
学校生活は仕事と割り切れたのと、“バトル探偵”の世界観に浸りクラスメイトとの関わりに対して割り切れたから耐えれたんだと思う。
「嫌な奴と……目が合ってしまった」
突然、美月ちゃんが顔をしかめた。
週末のオタクしか集まらない場で、天敵に遭遇してしまったらしい。
「杉瀬さん、こんにちは」
いきなり背後から声をかけられ、振り向くと神崎遥輝代表取締役CEOがいて、目が合ってしまった。
「こ、こんにちは」
コラボカフェ初日なのもあり、親友らしい落ちぶれ御曹司と様子見で来ていた。
私の背後の席に座ってコーヒーを飲んでいて、焦る。
一連の恥ずかしい言動を見られてしまったと思うと恥ずかしくて堪らない。
「誰?」
「親会社の代表取締役社長CEO
美月ちゃんは自分の一夜限りの相手の顔は覚えていても、その連れの顔は覚えてなかった。
落ちぶれ御曹司の連れが親会社の代表取締役社長CEOだと小声で伝えた。
神崎遥輝代表取締役社長CEOが近くの席に居るからアホ発言は自粛し、無言でアフタヌーンティーを食べ終え、席を立つ。
美月ちゃんと落ちぶれらしい御曹司は本当に仲が悪いようで、美月ちゃんは彼の事をずっと睨んでいた。
****
「美月ちゃん、あのね。実はあの親会社の代表取締役CEO、BARで会った神坂一輝なの」
『ハッ!?』
コラボカフェを出てから美月ちゃんと別れ、家に帰ってからLINEをかけて打ち明けた。
『……代表取締役CEO、理音の事、気づいてないの?』
「BARで飲んでた時、美月ちゃんに服とか借りてメイクして貰って別人だったから、気づいてないのかもしれない。それに再会したの1年半後だし、覚えてないと思う」
初めて会ったあの夜からずっと神崎遥輝代表取締役社長CEOの事が好き。
2度と会えないと思っていたけど、忘れる事ができずに想いを寄せてた。
「神崎遥輝代表取締役CEOと一夜限りの関係を持った事を私は後悔していないし、付き合って欲しいとも厚かましくて言えない。だから、気まずくなったら仕事やりにくくなるし、このまま気づかれずにいたい」
サイバープロジェクトは大企業でノベルスター以外の子会社もたくさんある。
ノベルスターに月に2~3回来てくれてたけど、“バトル探偵”が完結したら、もうノベルスターと直接関わる事はなくなると思う。
『理音、彼の事が本気で好きなんだね』
「……うん、好き。大好き」
時々会えている事が、とても嬉しい。
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