Dive in !〜貴方に食べて貰いたい〜

鳴宮鶉子

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「大河、朝だよーー。起きて!!」

夜はメイクを落としてパジャマ姿で大河の家に上がるけど、朝はきちんとした格好をして行く。

「……美優、おはよう。ちょっと治らないからお願い」

朝勃ちした男に手を持って行かれ、時間がないけどズボンから取り出し口で奉仕してゴムをつける。
パンティとストッキングを脱ぎ、早く抜く事だけを目的に、大河に身体を預ける。

わたしに犬のポーズをさせ、タイトスカートをたくし上げで後背位で激しく突かれ、5分で精の放出終了。
抜くための行為だから、感じてもわたしはイク事は無い。

スッキリした顔をした大河が急いでスーツに着替え、サンドイッチとヨーグルトと少し冷めたコーヒーを飲み、お弁当袋を持って出勤する。

わたしも洗濯物と軽く掃除をして仕事に行かないといけないから大河の部屋を出て自分の家に戻り、食器を洗い、洗濯物を干して、掃除機をかけてから仕事先に向かう。

お菓子メーカーの製品開発部に勤務しているわたし。
季節はまだ夏だけど、秋チョコ冬チョコの開発をしていて、とろける口溶けにこだわったトリュフを作るために生クリームの配合等を試行錯誤していた。

「……なんか違う」

19時には退社できる職場で、試作のトリュフを持って家に戻る。

いつも行く食品スーパーで、ひき肉とレタスとプチトマトとエリンギと絹豆腐をかごの中に入れる。
今日の夕ご飯はハンバーグとサラダと味噌汁。
朝食に鯵の塩焼きと納豆、ほうれん草のお浸しをおかずに決め、その材料も購入した。

少し残業したから帰ってからすぐ調理にかかり、1人ご飯を食べてから、湯をためたバスタブの中に浸かる。

お風呂上がりに無味の薔薇の香りがするボディーバターを身体に丁寧に塗り、大河からの“もうすぐ着く”のLINEスタンプを待つ。

父は飲料水メーカーの営業部長をしていて全国に出張で飛び回っているから、月に3~5日ぐらいしか家にいない。

1人で寂しく暮らしてる。

隣に住んでいる大河が帰ってくるのをいつも自分の家で忠犬のようにひたすら待ってたわたし。

ご飯とただ身体を大河に食べて貰うだけの関係しかないけど、それがわたしにとって唯一の癒しで楽しみだった。


ハンバーグとサラダと味噌汁の食事の後、本当はいけないけど、試作品のトリュフを大河に食べて貰った。

食事の後にワインをグラスに1杯注ぎ、トリュフを出す。

「とろける口溶けをコンセプトに開発してる新作なの。
でも、室温でとけたらいけないからビターなチョコレートでコーティングしたら口溶け感が損なって頭を抱えてる」

「……俺はいいと思うよ。コーティングのチョコレートが溶けた後にとろける甘いチョコレートが溶け出す」

トリュフを口に入れ、わたしの手を引き唇に唇を合わせ、舌でトリュフのキャッチボールをしながらキスをした。

「服を脱がしてからのセックスみたいでいいじゃん。脱がすまでは時間かかるけど、ほら、すぐに、ここがトロトロになるだろ!?」

チョコレートが溶けて口内からなくなると、わたしを膝で向き合うよう座らせてキスしていた大河がわたしのパジャマのズボンの上から恥部を触る。

わたしをそのままお姫様抱っこで寝室に連れていき、パジャマを剥ぎ取り、トリュフキスで興奮したのか男にゴムをつけ、わたしの中に正体位で男を埋め、激しく突かれ、大河はすぐに果てた。
でも、わたしもトリュフキスでわたしも興奮し同時にイッてしまった。

「とろけるトリュフ、キスで味わうチョコレートで売り出したら!?」
「……それはまずいでしょ。卑猥すぎる」

いつもより早く果ててしまったから、いつもはしない2回戦を楽しみ、終わった。

微妙に感じたトリュフだったけどコーティングのチョコレートが溶けたら一瞬で甘い中のチョコレートが流れなくなる感じは良かった。

トリュフキスでわたしをいつもみたいに焦らさずに抱いてくれた大河。
官能的なチョコレートを開発した。

dive in.

チョコレートの甘さでわたしをガツガツかぶりつくように抱いてくれた。

焦らされるセックスもいいけど、とろけるわたしを夢中で抱いて欲しい。

もっと抱いて欲しかったけど、明日も仕事があるから大人しく家に帰った。

大河の家で同じベッドの中で一緒に眠りたい。

家に帰って冷たい自分のベッドの中に入って眠る虚しさに、最近、涙を流してた。
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