I want to be loved

鳴宮鶉子

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婚約者からの溺愛

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「……家出、誕生日直前まで我慢するべきだった」

12月の半ばに家出を実行した。
父と母が残してくれた財産が振り込まれた私名義のキャッシュカード5枚を探し出し、そのお金があれば当面は暮らせていけると思ったが、未成年故に賃貸マンションが借りれず、家なき子になってしまった。
親権者の同意書がいるといわれ途方に暮れる。
父と母が亡くなり、父の遺言から隼人が私の未成年後見人になっていて、親戚とも疎遠になっていて私は頼れる人がいなかった。

民法改正により成年が18歳に引き下げられたから、18歳を過ぎたら賃貸借契約をする事ができるが、保証人のサインが必要と言われ困った。

「誕生日過ぎたら中古のマンションを一括購入するしかないか。それまでは歳を誤魔化して各地を転々としてホテル暮らししよう」

新規契約できると思いiPhoneを置いて家出をした。
未成年だから契約できず、iPhone持たずの生活を送る事になり、Safari検索に日頃頼ってるから、かなり困ってしまった。

新幹線で京都までいき、寺院などを回るも1人だとつまらなく、初日はインターネットカフェに入りマンガを読んだりして過ごす。

「……暇だな」

次の日、ずっと行きたいなと思っていた大阪にあるusjに行ってみた。
平日だからガラガラで、アトラクション乗り放題だったけど、1人だからつまらない。

父さんと母さんはシステム開発の小さな会社を経営していて、毎日納期やトラブル対応に追われてたから、隼人が替わりに映画や遊園地に連れていってくれた。

10歳も年上だと、隼人との関係は、恋人というより保護者。

父さんと母さんは隼人の事を信頼していて、何かあった時のために、弁護士に隼人を私の未成年後見人にすると遺言状を渡してた。
小さいけれど名の知れたシステム開発の会社を営んでいて、妬まれて両親が殺され、両親の遺した会社は隼人の会社と合併させ、存続してる。

法律についてや会社絡みの事について詳しくは聞かされてないからわからないけど、隼人が私の代わりに動いてくれて、私を支えて守ってくれたのは確かで感謝してる。


「ナイトパレードに間に合ってよかった」

クリスマスバージョンのパレードを観覧しに、夕方からカップル客が増えた。
ライトアップされた園内は幻想的で美しく、スターウォーズやハリーポッターのショーも特殊ライトを駆使していて迫力があった。

でも、カップル客が溢れる中で1人ぽつりで気持ち的に盛り上がらず、宿泊するホテルを探さないといけないからそろそろ帰ろうと後ろを向いたら隼人がいた。

「……せっかくだから最後までみよう」

なんでここに隼人がいるのか気になるも、そのままパレードを最後までみた。

隼人に左手を繋がれ、ほっとした私。
家出して隼人から解放されて自由になれたのに、1人でいるのが寂しくて不安だった。

5歳の時にネズミーランドで迷子になり泣きじゃくってたら、隼人が汗だくになって探し出してくれて、優しく手を差し伸べてくれた事を思い出した。

「奏音、帰ろうか。新幹線の最終に間に合うけど、今日はここに泊まる?」

「……東京に帰る」

隼人は家出した私を怒らなかった。
iPhoneを置いて家を出たのに、私の居場所を突き止め、迎えにきた。

「……なんで私がusjにいるってわかったの?」

「奏音の財布に小型GPSをつけてたから。仕事の都合ですぐに迎えにこれなかったけど、間違いが起きてなくてよかった。女の子の1人歩きは危ないから……」

「……子供扱いしないで」

iPhone内に小型盗聴器を仕掛けるだけでなく、財布にも小型GPSを仕込んでたと知り腹がたったけど、迎えにきてくれたのが嬉しかった。

「……子供扱いするのをやめるつもりなのに、赤ん坊の頃から世話を焼いてたからかついついしてしまう。奏音はもう立派な女性だ。他の男に盗られないか心配になる」

最終の新幹線に乗り、車内で隼人とじっくり話をした。

「……仕事をさせるために奏音と結婚しようと思ったわけじゃない。確かに5歳でプログラミングをマスターした奏音に惚れた。俺を慕ってくれて甘えん棒な奏音を俺は心の底から愛してる。俺の側にいてくれるなら、仕事をしないでもいい。天才的な才能とセンスを持ってるからもったいない気はするが」

隼人が照れ臭そうに、私への想いを伝えてくれた。
インターンシップで高専メンバーの鬱憤談義を盗聴し、不甲斐ない経営者だから私に見限られたと思った隼人。
インターンシップなのにひたすら仕事をさせられ、仕事のパートナーとして私と結婚しようとしてると私も思ってしまってた。

「……俺、奏音の事を女として愛してるから、家に帰ったら、じっくりわからせるから」

新幹線を降り、タクシーで赤坂のマンションへ向かう。
朝まで寝かせてもらえない気がした。

マンションへ着き、家の中に入ると、玄関のドアがまだ閉まってないのに隼人が私を抱きしめて唇を塞いだ。

「…まっ……待って、帰ってきてすぐは嫌……」

口内に舌を割り込まれ、私の舌に絡め、吸い付いてくる。

「ダメ、奏音が愛おしくて、もう待てない」

「ーーキャッ!!」

横抱きに抱きあげられるとグーツを器用に脱がせ投げ、隼人も革靴を脱ぎ、家の中へ入る。

寝室のベッドに下され、ベッドの上に座るとコートを脱がされ、厚手の藍色のワンピースと黒のタイツを脱がされた。

「……寒いよな。温め合おう」

せかしくコートとスーツを床に脱ぎ捨て、ボクサーパンツ1枚になると私を押し倒し、組み敷く。

「……子供とはこういう行為はできないよな。12歳の奏音に誘惑されたからって手を出した時点で、俺は奏音を女としてみてる。それ以前に俺は奏音だけを愛していて、5歳の奏音に欲情し、自分がロリコンなのかと悩んだ。奏音以外の女には反応しない」

膨らんでる股間を触らされ、ドキッとしてしまう。
啄むキスをされながらブラの上から乳房を揉まれ、しだいに激しいキスにかわる。

「……最後までしてしまうと、ここと繋がりたくて堪らなくて余裕がない」

いつもは念入りに全身に舌を這わせ愛撫するのに、すぐに私の脚の付け根に手を持ってきて、ショーツの上から敏感な芽を弄り始めた。

「……子供じゃなく、女だよ。奏音、濡れすぎ」

ショーツを剥ぎ取ると太腿を掴んで開き、茂みに顔を近づけると割れ目を舌で舐め、蜜口に舌を割り込まれた。

敏感な芽を摘まれ溢れ続ける愛蜜を味わってた隼人が、蜜口に指をいれ、今度は敏感な芽に吸い付いた。

「……あっ、ぃ…いやっ、イッちゃう!!」

「……思う存分イッて、今日はイかせ続けるつもりだから」

意地悪そうな笑みを浮かべ、膣内に入れた指が私の感じるスポットを押し、イッてしまう。
ナカでイかされた後に陰核も吸われ、絶頂に身体を震わせた。

「……し、仕返し!!」

愉悦による身体の震えが収まると、隼人の股間に手を伸ばし、ボクサーパンツの上から雄竿を掴んだ。

ボクサーパンツを脱がせ、猛々とした剛直に唾液を垂らし、先端を頬張り、竿を右手でしごく。

ものの5分ほどで、隼人は私の口の中に欲望を爆発させた。

「……次は、ここで俺をイカせて」

ベッドのベッドポートの引き出しから避妊具の真四角の袋を取り出すと口と手で開け、装着させる。
私の口のナカで放出したのに硬度はそのままで、私を貫いてきた。

グチョグチョと卑猥な音を奏でながら、私の膣壁が隼人の雄を締め付けてるのがわかる。
軽くイキ続けながら与えられる快感に喘いでいたら、最奥に当たるよう脚を持ちあげられ激しく腰を打ちつけられた。

同時にイッてしまい、そのまま繋がったまま抱き合い、眠りについた。

朝までやり続けるかと思ったけど、私も隼人も昨日眠れてなくて、あっという間に眠ってしまった。


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