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逃走中 side 美夢
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北海道に着いた。
諭吉300枚とお財布をショルダーバックに入れただけで逃げてきたわたしは、先に衣類と衣類を入れる旅行バックを買わないといけない。
季節が夏だから薄着の時期で、かさばらないから助かる。
北海道だから涼しいと思ってたら、東京よりは涼しいけど、夏だから暑い。
外気温が26℃もあり、少し外を歩いただけで汗で身体がべたべたして気持ちが悪い。
千歳空港から、衣類などを揃えるため、ひとまず、札幌に向かう事にした。
iPhoneを持ってきたかったけれど、足がつくから持って来れなかった。
普段、iPhoneのSafariで検索に頼ってるわたし、情報がすぐに入らない不便さに戸惑う。
仕方がないから、北海道の観光ブックを空港で購入して、路線図を確認して、札幌へ向かう事にした。
3ヶ月は身を隠したい
ホテルに連泊はお金がかかるから富良野でコテージを借りてのんびり生活をしようと考えてた。
初日は札幌で、旅行バックを購入し、中にTシャツやハーフパンツ、下着をおおめに買って入れた。
着いたのが19時過ぎだったから、今日は札幌のビジネスホテルに泊まる事にした。
21時過ぎに、札幌駅側の日本三大夜景が楽しめる《タワー展望室T38》へ行き、景色を楽しんだ。
自由を思いっきり楽しんでいるわたし
300万円あるから、せっかく北海道に来たんだからと贅沢をしたい気持ちもある。
でも、贅沢は身を滅ぼす。
計画通りに、富良野のコテージに泊まろうとしたら、まさかの大学生の連泊で部屋が空いてない。
がっくり、肩を落とすわたし
事前に予約したかった
でも、計画をバレたら水の泡
富良野の観光案内所で宿泊先を探して貰うも、1泊が1万円以上するホテルしか空いてなかった。
時間が夕方になっていて、宿泊先を確保するため、今日はそこに泊まって、明日は富良野以外の観光地に移動する事にした。
次の日の午後、小樽の街にやってきた。
お盆時期に小樽運河の灯籠流しをするにあたり、今年はイルミネーションとデジタルアートを期間限定で行うと空港でポスターを見て、気になって見にきた。
ひとまず、インターネットが使えないのは不便だからと携帯ショップへ行き、新規で最新のiPhoneを購入する。
高機能を求めてしまい、15万円の出費。
月々の支払いで銀行口座から引き落とされるけど、購入店舗からの引き落としでは無いから大丈夫なはず。
久しぶりのiPhone。Safariで検索をして情報収集をする。
北海道にずっといる気でいたけれど、神戸や広島にも行ってみたいなと、あれこれ思い浮かべた。
【小樽運河幻想的な世界へ】
8月1日~21日の期間、小樽運河にイルミネーションとデジタルアートを施すと、ポスターに書いてある。
明日からだから2泊して見てから移動しようと思いつつ、明るい小樽運河も見てみようと小樽運河を散策してみる。
明日からイベント開始という事で、イルミネーションの装置の設置をしてるエンジニアに目に行く。
わたしも、大学時代、理人兄にお願いして、近くのイベントのプロジェクトに参加させて貰って、あれこれ教えて貰った。
就職してからは、社長室に閉じ込められて、アルバイトと違い正社員だから自由に動けなくて参加したくても参加させて貰えなかった。
大きなイベントに関しては、須田社長のオープニング挨拶に付き添い、何度か見に行った。
ふと、装置が動かないと慌ててるエンジニアの集団に目が行く…。
「マジっ、ヤベっ、ウワっ、やっちまった」
「どうするよ。内藤、おまえリーダーだろ」
「俺、プログラムは無理。プログラム、完全に壊れたから直すの無理だ。咲岡取締役を呼ぶしか無いんじゃないか…」
見知ったメンツ達が発狂していた…。ここのイベント、《ドリームドア》が手がけてたんだと知る。
明日の午前中に逃げなければ…
ギャンギャン騒いでるメンツ達にバレないように引き返そうかとすると、
「あっ、どっかでみた顔と思ったら、咲岡取締役の妹君じゃ、ありませんか!!ちょっと来い、咲岡美夢」
大学時代の同級生で、しかもゼミが同じだった内藤に見つかる。
逃走中だから、走って逃げるべきな気もするけど、困ってるようだから、近づいた。
「咲岡美夢、プログラム専門だよな。俺が不注意で触ってしまって、装置が動かなくなったんだ。助けてくれる」
内藤に頼まれ、ため息をつきながら、しゃがんで装置に繋いでるノートパソコンを見る。
プログラムがぐちゃぐちゃになってる。
内藤にどの辺を触ったかだけ聞いて、その箇所を確認していく。
3箇所おかしいところがあった
そこを直して、装置にプログラムを送り、付けてみた。
「光った!!助かった、ありがとう、咲岡美夢」
内藤に両手を掴まれて、お礼を言われた。
内藤と目が合い、戸惑う。
手を離して貰い、この場を去ろうとしたら、内藤がわたしに話かけてきた。
「咲岡美夢がこんなところにいるって事はもしかして、須賀社長もここにいるとか?ここのイベント、そんなにおおがかりじゃないから、いつもなら参加しないはずだけど…」
「いないよ。わたし、今、逃走中なの。だから、わたしがここにいた事、絶対に、誰にも言わないで。咲岡取締役と須田社長に知られたら連れ戻される…」
内藤の方を見て、必死にお願いした。
絶対に連れ戻されたくない…。
逃げ出してからまだ3日目
「わかった。俺も、今、助けて貰ったし。おまえらもいうなよ」
内藤がリーダーらしく、チームメンバーに言った。
内藤達と別れ、ホテルへ向かう。
内藤はああ言っても、誰かがバラすかもしれないから、早急に逃げないといけない。
明日の朝一の便で、北海道から福岡に逃げる事にした。
諭吉300枚とお財布をショルダーバックに入れただけで逃げてきたわたしは、先に衣類と衣類を入れる旅行バックを買わないといけない。
季節が夏だから薄着の時期で、かさばらないから助かる。
北海道だから涼しいと思ってたら、東京よりは涼しいけど、夏だから暑い。
外気温が26℃もあり、少し外を歩いただけで汗で身体がべたべたして気持ちが悪い。
千歳空港から、衣類などを揃えるため、ひとまず、札幌に向かう事にした。
iPhoneを持ってきたかったけれど、足がつくから持って来れなかった。
普段、iPhoneのSafariで検索に頼ってるわたし、情報がすぐに入らない不便さに戸惑う。
仕方がないから、北海道の観光ブックを空港で購入して、路線図を確認して、札幌へ向かう事にした。
3ヶ月は身を隠したい
ホテルに連泊はお金がかかるから富良野でコテージを借りてのんびり生活をしようと考えてた。
初日は札幌で、旅行バックを購入し、中にTシャツやハーフパンツ、下着をおおめに買って入れた。
着いたのが19時過ぎだったから、今日は札幌のビジネスホテルに泊まる事にした。
21時過ぎに、札幌駅側の日本三大夜景が楽しめる《タワー展望室T38》へ行き、景色を楽しんだ。
自由を思いっきり楽しんでいるわたし
300万円あるから、せっかく北海道に来たんだからと贅沢をしたい気持ちもある。
でも、贅沢は身を滅ぼす。
計画通りに、富良野のコテージに泊まろうとしたら、まさかの大学生の連泊で部屋が空いてない。
がっくり、肩を落とすわたし
事前に予約したかった
でも、計画をバレたら水の泡
富良野の観光案内所で宿泊先を探して貰うも、1泊が1万円以上するホテルしか空いてなかった。
時間が夕方になっていて、宿泊先を確保するため、今日はそこに泊まって、明日は富良野以外の観光地に移動する事にした。
次の日の午後、小樽の街にやってきた。
お盆時期に小樽運河の灯籠流しをするにあたり、今年はイルミネーションとデジタルアートを期間限定で行うと空港でポスターを見て、気になって見にきた。
ひとまず、インターネットが使えないのは不便だからと携帯ショップへ行き、新規で最新のiPhoneを購入する。
高機能を求めてしまい、15万円の出費。
月々の支払いで銀行口座から引き落とされるけど、購入店舗からの引き落としでは無いから大丈夫なはず。
久しぶりのiPhone。Safariで検索をして情報収集をする。
北海道にずっといる気でいたけれど、神戸や広島にも行ってみたいなと、あれこれ思い浮かべた。
【小樽運河幻想的な世界へ】
8月1日~21日の期間、小樽運河にイルミネーションとデジタルアートを施すと、ポスターに書いてある。
明日からだから2泊して見てから移動しようと思いつつ、明るい小樽運河も見てみようと小樽運河を散策してみる。
明日からイベント開始という事で、イルミネーションの装置の設置をしてるエンジニアに目に行く。
わたしも、大学時代、理人兄にお願いして、近くのイベントのプロジェクトに参加させて貰って、あれこれ教えて貰った。
就職してからは、社長室に閉じ込められて、アルバイトと違い正社員だから自由に動けなくて参加したくても参加させて貰えなかった。
大きなイベントに関しては、須田社長のオープニング挨拶に付き添い、何度か見に行った。
ふと、装置が動かないと慌ててるエンジニアの集団に目が行く…。
「マジっ、ヤベっ、ウワっ、やっちまった」
「どうするよ。内藤、おまえリーダーだろ」
「俺、プログラムは無理。プログラム、完全に壊れたから直すの無理だ。咲岡取締役を呼ぶしか無いんじゃないか…」
見知ったメンツ達が発狂していた…。ここのイベント、《ドリームドア》が手がけてたんだと知る。
明日の午前中に逃げなければ…
ギャンギャン騒いでるメンツ達にバレないように引き返そうかとすると、
「あっ、どっかでみた顔と思ったら、咲岡取締役の妹君じゃ、ありませんか!!ちょっと来い、咲岡美夢」
大学時代の同級生で、しかもゼミが同じだった内藤に見つかる。
逃走中だから、走って逃げるべきな気もするけど、困ってるようだから、近づいた。
「咲岡美夢、プログラム専門だよな。俺が不注意で触ってしまって、装置が動かなくなったんだ。助けてくれる」
内藤に頼まれ、ため息をつきながら、しゃがんで装置に繋いでるノートパソコンを見る。
プログラムがぐちゃぐちゃになってる。
内藤にどの辺を触ったかだけ聞いて、その箇所を確認していく。
3箇所おかしいところがあった
そこを直して、装置にプログラムを送り、付けてみた。
「光った!!助かった、ありがとう、咲岡美夢」
内藤に両手を掴まれて、お礼を言われた。
内藤と目が合い、戸惑う。
手を離して貰い、この場を去ろうとしたら、内藤がわたしに話かけてきた。
「咲岡美夢がこんなところにいるって事はもしかして、須賀社長もここにいるとか?ここのイベント、そんなにおおがかりじゃないから、いつもなら参加しないはずだけど…」
「いないよ。わたし、今、逃走中なの。だから、わたしがここにいた事、絶対に、誰にも言わないで。咲岡取締役と須田社長に知られたら連れ戻される…」
内藤の方を見て、必死にお願いした。
絶対に連れ戻されたくない…。
逃げ出してからまだ3日目
「わかった。俺も、今、助けて貰ったし。おまえらもいうなよ」
内藤がリーダーらしく、チームメンバーに言った。
内藤達と別れ、ホテルへ向かう。
内藤はああ言っても、誰かがバラすかもしれないから、早急に逃げないといけない。
明日の朝一の便で、北海道から福岡に逃げる事にした。
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