5 / 6
追跡中 side 創志
しおりを挟む
美夢が逃走した日の夜遅くに、北海道の大手探偵事務所に美夢の捜索願の依頼メールを送った。
探偵事務所は24時間営業なのか、5分後にメールの返信が来て、美夢の写真を送り、捜索を開始して貰った。
夕方の飛行機で千歳空港に向かったから、札幌に滞在すると見て、案の定、すぐに美夢は見つかった。
札幌に1泊してから、富良野へ行き、富良野でも1泊した後、現在小樽に滞在していると、随時探偵事務所から連絡が来る。
仕事の都合もあり、美夢が逃走してから3日目の午後に北海道に飛んだ。
一目散に小樽へ向かう。
探偵が美夢を尾行してるから逃げられる心配はない。
小樽について、探偵から美夢の居場所をメールで知らせて向かう途中、小樽運河のイルミネーションの装置に目が行く。
確か、うちが引き受けてたなと見ていたら、トラブルが起きたようで、チームメンバー達が慌て始めた。
「内藤、また、とちったな。どうすんだよ」
「くそ、動かねー。エラー出る」
「咲岡取締役の妹、まだその辺にいるんじゃないか、探してくるしか無いんじゃない」
「そうだな、また、あいつに直して貰うしかないな」
話の内容から、さっきも装置が上手く動かなくて、偶然通りかけた美夢に直して貰ったようだ。
リーダーの顔を見たら、美夢の大学の同級生でゼミのメンバーだった。
美夢と親しそうな感じがして、腹が立った。
若干、不機嫌オーラで奴らに近づいた。
「社長…。お疲れ様です!!」
全員が俺の顔を見て、背筋を伸ばして固まった。腕組みをして全員の顔を見た。
「プログラム見せろ。理人は、どういう教育をしてるんだ」
装置に繋がってるノートパソコンのプログラムを全て確認していく。
15分かけて終わらせ、装置に送り、確認をしたら1時間もかかってしまった。
不甲斐ないプロジェクトメンバーに任せる事が不安になり、他の装置も確認していく。
その時、探偵からメールが来た。
[すぐ側に。咲岡美夢さんがいます]
iPhoneを開き、メールを確認をして、後ろを見たら、美夢がいた。
美夢は俺に気づいてなかったようで、俺に気づいて全力で走り出した。
プロジェクトメンバーを放置して、美優を追う。
人通りが多い時間で、道行く通行人が邪魔で、見失いそうになりながら追いかけた。
男と女の体格差と運動能力の違いから、すぐに美夢の腕を掴み、捕獲した。
「美夢、逃げても無駄だよ。どこまででも追いかけるから」
美夢が泣きそうな顔をして俺を見てきた。
怒りはしない
美夢の頭を撫で、抱きしめた。
美夢は震えてたけれど、俺が怒ってないのがわかると落ちついた。
探偵には捕獲したら、かかった経費等と人件費等の請求書を俺宛に送るよう伝えてあるから、そのまま何も言わずに帰って行った。
美夢とこれからどうしようかと悩む。
たぶん、ホテルに連れて抱きつぶすのは今の美夢には絶対したらいけない事。
でも、目を離したら逃げそうだから、抱きしめて逃げれないようにして夜を明かして、明日の早朝に東京に戻ろうと決めた。
探偵事務所は24時間営業なのか、5分後にメールの返信が来て、美夢の写真を送り、捜索を開始して貰った。
夕方の飛行機で千歳空港に向かったから、札幌に滞在すると見て、案の定、すぐに美夢は見つかった。
札幌に1泊してから、富良野へ行き、富良野でも1泊した後、現在小樽に滞在していると、随時探偵事務所から連絡が来る。
仕事の都合もあり、美夢が逃走してから3日目の午後に北海道に飛んだ。
一目散に小樽へ向かう。
探偵が美夢を尾行してるから逃げられる心配はない。
小樽について、探偵から美夢の居場所をメールで知らせて向かう途中、小樽運河のイルミネーションの装置に目が行く。
確か、うちが引き受けてたなと見ていたら、トラブルが起きたようで、チームメンバー達が慌て始めた。
「内藤、また、とちったな。どうすんだよ」
「くそ、動かねー。エラー出る」
「咲岡取締役の妹、まだその辺にいるんじゃないか、探してくるしか無いんじゃない」
「そうだな、また、あいつに直して貰うしかないな」
話の内容から、さっきも装置が上手く動かなくて、偶然通りかけた美夢に直して貰ったようだ。
リーダーの顔を見たら、美夢の大学の同級生でゼミのメンバーだった。
美夢と親しそうな感じがして、腹が立った。
若干、不機嫌オーラで奴らに近づいた。
「社長…。お疲れ様です!!」
全員が俺の顔を見て、背筋を伸ばして固まった。腕組みをして全員の顔を見た。
「プログラム見せろ。理人は、どういう教育をしてるんだ」
装置に繋がってるノートパソコンのプログラムを全て確認していく。
15分かけて終わらせ、装置に送り、確認をしたら1時間もかかってしまった。
不甲斐ないプロジェクトメンバーに任せる事が不安になり、他の装置も確認していく。
その時、探偵からメールが来た。
[すぐ側に。咲岡美夢さんがいます]
iPhoneを開き、メールを確認をして、後ろを見たら、美夢がいた。
美夢は俺に気づいてなかったようで、俺に気づいて全力で走り出した。
プロジェクトメンバーを放置して、美優を追う。
人通りが多い時間で、道行く通行人が邪魔で、見失いそうになりながら追いかけた。
男と女の体格差と運動能力の違いから、すぐに美夢の腕を掴み、捕獲した。
「美夢、逃げても無駄だよ。どこまででも追いかけるから」
美夢が泣きそうな顔をして俺を見てきた。
怒りはしない
美夢の頭を撫で、抱きしめた。
美夢は震えてたけれど、俺が怒ってないのがわかると落ちついた。
探偵には捕獲したら、かかった経費等と人件費等の請求書を俺宛に送るよう伝えてあるから、そのまま何も言わずに帰って行った。
美夢とこれからどうしようかと悩む。
たぶん、ホテルに連れて抱きつぶすのは今の美夢には絶対したらいけない事。
でも、目を離したら逃げそうだから、抱きしめて逃げれないようにして夜を明かして、明日の早朝に東京に戻ろうと決めた。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
46
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる