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バレてしまった
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NTNデータは東京にあるから、わざわざ朔弥がうちの会社に出向く事は無かったけれど、提出したプログラムについて変更点や訂正があると電話で連絡があり週に2~3回仕事絡みで対応した。
わたしが頑なに敬語を崩さずにいたから、プライベートな話にはならなかった。
昔に一緒に働いてた時の事を思い出し、切なくなる事もあったけれど、朔弥から請け負った仕事をわたしは毎日こなしていった。
7月の中頃から、小学校が長い夏休みに入る。
留守家庭にずっと行かせるのが可哀想だから週3だけ出勤し、週2はお休みを貰った。
でも、仕事で会社にしょっちゅう呼び出され、律樹を連れて出勤する羽目になる。
任天社スイッチを持って会社のわたしの席の側でゲームし放題の律樹。
わたしはプログラマーのリーダーをしてるのもあり、チームメンバーからエラーの報告を受けた箇所と睨めっこして訂正していく。
そんな時、システム部長から呼ばれた。
「咲岡さん、NTNデータの神崎さんがいらっしゃったんだけど少し時間いい?」
部署の入り口で部長と朔弥が立っていた。
朔弥は任天社スイッチを夢中でやってる律樹をじっと見ていた。
「律樹、ここで待っててら」
ゲームに夢中の律樹から返事はない。
律樹を置いて、わたしは部署の入り口にいる部長と朔弥の元へ行き、ミーティングルームに向かった。
朔弥は新商品の冷蔵庫と電子レンジの仕様書を持って来ていた。
ミーティングが長引きそうで時計の針を見たら12時半を過ぎてた。
「うわっ、ランチタイムだ。律樹くん、お腹を空かせてるよね。どうしよう、出前を取ろうか?」
立ち会ってた部長がわたしに聞いてきた。
「せっかくなので、ランチミーティングで外に食べに行きませんか」
朔弥が部長に提案した。
そして、わたしに言った。
「息子さんもご一緒に」
と……。
律樹はゲームをしながら、他の社員からお菓子を貰って食べ散らかしてた。
律樹を呼び出し、任天社スイッチをカバンに入れて出てきた律樹と4人で近くの高級和食屋に連れて行って貰った。
「律樹くん、好きなの頼んでいいからね」
会社の接待費で落とすからと律樹に高い物を注文するよう言う部長に、
「うどんだけでいいです。お菓子をたくさん貰ったのでお腹がいっぱいです」
律樹はシステム課のみんなからありがたいことに可愛がられてる。
律樹にうどんを食べさせながらレディースセットの手毬寿司と蕎麦のランチを頂く。
部長と朔弥はたわいない業界内の世間話をしてた。
話が長くなりそうで、退屈になって任天社スイッチを出してゲームを始めようとする律樹に注意するわたしを見て、朔弥が律樹に話しかけた。
「律樹くんは、なんのゲームが好きなの?」
その質問に、
「マイクラとゼルダ!!」
目をキラキラさせて食いつく律樹。
2人が並ぶと親子だから、顔の作りがそっくり過ぎて部長に感づかれないかと不安になるわたし。
「おじさんもマイクラとゼルダ好きだな。最近はアプリゲームばかりしてるけど」
律樹のゲーム脳は朔弥から遺伝してるとわたしは思ってる。
社から電話がかかり席を外した部長と、離れたところでわたしがダメと言ってるのに任天社スイッチを出してゲームを始めた律樹。
朔弥と向かい合って座ってるわたしに、
「律樹、どっからどう見ても俺の子だよな?」
と言われ、わたしは焦った。
その後、部長が戻ってきて、部長が接待費で落とすからと支払いをしてくれて、社に戻り、新商品の冷蔵庫と電子レンジのプログラミングについて仕様書を見ながら説明を、朔弥から聞いた。
仕様変更があるかもしれないからすぐにわたしに連絡がつくよう携帯電話の番号を教えてほしいと朔弥に言われて困るわたし……。
部長が同席してる手前、断れず、朔弥にわたしのプライベートの携帯電話の番号を教えた。
律樹が朔弥の息子だとしても、わたしは朔弥に何も求めない。
だから、わたしと律樹の事を、そっとして欲しいと思った。
わたしが頑なに敬語を崩さずにいたから、プライベートな話にはならなかった。
昔に一緒に働いてた時の事を思い出し、切なくなる事もあったけれど、朔弥から請け負った仕事をわたしは毎日こなしていった。
7月の中頃から、小学校が長い夏休みに入る。
留守家庭にずっと行かせるのが可哀想だから週3だけ出勤し、週2はお休みを貰った。
でも、仕事で会社にしょっちゅう呼び出され、律樹を連れて出勤する羽目になる。
任天社スイッチを持って会社のわたしの席の側でゲームし放題の律樹。
わたしはプログラマーのリーダーをしてるのもあり、チームメンバーからエラーの報告を受けた箇所と睨めっこして訂正していく。
そんな時、システム部長から呼ばれた。
「咲岡さん、NTNデータの神崎さんがいらっしゃったんだけど少し時間いい?」
部署の入り口で部長と朔弥が立っていた。
朔弥は任天社スイッチを夢中でやってる律樹をじっと見ていた。
「律樹、ここで待っててら」
ゲームに夢中の律樹から返事はない。
律樹を置いて、わたしは部署の入り口にいる部長と朔弥の元へ行き、ミーティングルームに向かった。
朔弥は新商品の冷蔵庫と電子レンジの仕様書を持って来ていた。
ミーティングが長引きそうで時計の針を見たら12時半を過ぎてた。
「うわっ、ランチタイムだ。律樹くん、お腹を空かせてるよね。どうしよう、出前を取ろうか?」
立ち会ってた部長がわたしに聞いてきた。
「せっかくなので、ランチミーティングで外に食べに行きませんか」
朔弥が部長に提案した。
そして、わたしに言った。
「息子さんもご一緒に」
と……。
律樹はゲームをしながら、他の社員からお菓子を貰って食べ散らかしてた。
律樹を呼び出し、任天社スイッチをカバンに入れて出てきた律樹と4人で近くの高級和食屋に連れて行って貰った。
「律樹くん、好きなの頼んでいいからね」
会社の接待費で落とすからと律樹に高い物を注文するよう言う部長に、
「うどんだけでいいです。お菓子をたくさん貰ったのでお腹がいっぱいです」
律樹はシステム課のみんなからありがたいことに可愛がられてる。
律樹にうどんを食べさせながらレディースセットの手毬寿司と蕎麦のランチを頂く。
部長と朔弥はたわいない業界内の世間話をしてた。
話が長くなりそうで、退屈になって任天社スイッチを出してゲームを始めようとする律樹に注意するわたしを見て、朔弥が律樹に話しかけた。
「律樹くんは、なんのゲームが好きなの?」
その質問に、
「マイクラとゼルダ!!」
目をキラキラさせて食いつく律樹。
2人が並ぶと親子だから、顔の作りがそっくり過ぎて部長に感づかれないかと不安になるわたし。
「おじさんもマイクラとゼルダ好きだな。最近はアプリゲームばかりしてるけど」
律樹のゲーム脳は朔弥から遺伝してるとわたしは思ってる。
社から電話がかかり席を外した部長と、離れたところでわたしがダメと言ってるのに任天社スイッチを出してゲームを始めた律樹。
朔弥と向かい合って座ってるわたしに、
「律樹、どっからどう見ても俺の子だよな?」
と言われ、わたしは焦った。
その後、部長が戻ってきて、部長が接待費で落とすからと支払いをしてくれて、社に戻り、新商品の冷蔵庫と電子レンジのプログラミングについて仕様書を見ながら説明を、朔弥から聞いた。
仕様変更があるかもしれないからすぐにわたしに連絡がつくよう携帯電話の番号を教えてほしいと朔弥に言われて困るわたし……。
部長が同席してる手前、断れず、朔弥にわたしのプライベートの携帯電話の番号を教えた。
律樹が朔弥の息子だとしても、わたしは朔弥に何も求めない。
だから、わたしと律樹の事を、そっとして欲しいと思った。
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