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時をかける にゃん太郎 ①
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【にゃん太郎side】
う~ん、頭がズキズキするなぁ~
何処かに頭をぶつけたのかなぁ~ ………そうだ、思い出した!
コロッケが久々に顔を出したらヤセテいたのにビックリしてひっくり返って頭をぶつけて気絶したんだな。
………うん、アレは悪い夢だな!
あのデブ猫のコロッケがヤセテいたなんて、その証拠に今、俺の前に居るデブ猫が声をかけてきている。
「おい おい、大丈夫かい、にゃんゴロー親分。
さっき、凄い音がして頭を打ってたみたいだけど死なないよな! 」
コロッケの奴、勝手に猫を殺すなよな!
うん、やっぱりアレは夢だったんだな!
コロッケがヤセルなんてある訳がない!
「これくらい大丈夫だよ、コロッケ
ボス猫は伊達じゃないのさ!」
………コロッケの奴、きょとんとしているけど寝ぼけているのか?
「なあ、にゃんゴロー親分よぉー
コロッケって、誰のことだい?」
なんだよ、コイツ! 自分の名前を忘れちまったのか?
「 コロッケは、お前の名前だろう!
総菜屋さんのデブ猫コロッケさんよ、フラれ記録も忘れちまったのか?
いくら、ガンモに彼女が出来たのがショックだとしても記憶喪失なフリはやり過ぎだぞ!」
「記憶喪失? 頭が可怪しいのは、にゃんゴロー親分の方だろう?
俺の名前は『メンチカツ』だよ!
コロッケなんて変な名前じゃ無いやい!」
へっ? 今、コイツ何て言った!
近くに居たウッシーに聞いてみたら、
「ウッシー。 コロッケの奴、フラれ過ぎて とうとう頭が可怪しく成ったぞ!」
パシッ💥
ウッシーに猫パンチで叩かれてしまった。
「 もー ! もー ! もー ! 頭が可怪しいのは、にゃんゴロー親分の方でしょう!
ウッシーって、私の名前まで間違うなんて、酷すぎるわよぉー!
私の名前は『ウッシッシー』よ、いくら私の柄が『牛』みたいだからって酷いわよぉー!』
「へっ?」
俺がよほど変な顔をしていたからか、
「 本当に大丈夫? 寝ぼけて縁側から落ちたから頭を打ったんでしょう
自分の名前を言える?」
黒猫が心配そうに聞いて来たんだが、皆がグルに成って、からかっている訳では無いなら『オコゲ』じゃ無いんだよな。
「俺の名前は『にゃん太郎』………だと思う。
君は『オコゲ』だろう?」
恐る恐る聞いて見ると、皆がキョトンとした後に笑いだした。
「親分、いくら何でも自分のことを『にゃん太郎』親分を名乗るなんて、本当に記憶喪失にでも成ったみたいね!」
ウッシー………では無くウッシッシーが笑いながらも応えると、
「そうよ! 貴方の名前は『にゃんゴロー』よ。
伝説の大親分にゃん太郎の名前だけは覚えていたみたいね。
それと、私の名前は『オハギ』よ」
なんだって! いったい俺は どうなったんだぁー!
ダレるような猛暑だった夏が、いつの間にか涼しく虫が鳴いている秋に成っていたことに気がつくのは、しばらく後に成ってからだった。
う~ん、頭がズキズキするなぁ~
何処かに頭をぶつけたのかなぁ~ ………そうだ、思い出した!
コロッケが久々に顔を出したらヤセテいたのにビックリしてひっくり返って頭をぶつけて気絶したんだな。
………うん、アレは悪い夢だな!
あのデブ猫のコロッケがヤセテいたなんて、その証拠に今、俺の前に居るデブ猫が声をかけてきている。
「おい おい、大丈夫かい、にゃんゴロー親分。
さっき、凄い音がして頭を打ってたみたいだけど死なないよな! 」
コロッケの奴、勝手に猫を殺すなよな!
うん、やっぱりアレは夢だったんだな!
コロッケがヤセルなんてある訳がない!
「これくらい大丈夫だよ、コロッケ
ボス猫は伊達じゃないのさ!」
………コロッケの奴、きょとんとしているけど寝ぼけているのか?
「なあ、にゃんゴロー親分よぉー
コロッケって、誰のことだい?」
なんだよ、コイツ! 自分の名前を忘れちまったのか?
「 コロッケは、お前の名前だろう!
総菜屋さんのデブ猫コロッケさんよ、フラれ記録も忘れちまったのか?
いくら、ガンモに彼女が出来たのがショックだとしても記憶喪失なフリはやり過ぎだぞ!」
「記憶喪失? 頭が可怪しいのは、にゃんゴロー親分の方だろう?
俺の名前は『メンチカツ』だよ!
コロッケなんて変な名前じゃ無いやい!」
へっ? 今、コイツ何て言った!
近くに居たウッシーに聞いてみたら、
「ウッシー。 コロッケの奴、フラれ過ぎて とうとう頭が可怪しく成ったぞ!」
パシッ💥
ウッシーに猫パンチで叩かれてしまった。
「 もー ! もー ! もー ! 頭が可怪しいのは、にゃんゴロー親分の方でしょう!
ウッシーって、私の名前まで間違うなんて、酷すぎるわよぉー!
私の名前は『ウッシッシー』よ、いくら私の柄が『牛』みたいだからって酷いわよぉー!』
「へっ?」
俺がよほど変な顔をしていたからか、
「 本当に大丈夫? 寝ぼけて縁側から落ちたから頭を打ったんでしょう
自分の名前を言える?」
黒猫が心配そうに聞いて来たんだが、皆がグルに成って、からかっている訳では無いなら『オコゲ』じゃ無いんだよな。
「俺の名前は『にゃん太郎』………だと思う。
君は『オコゲ』だろう?」
恐る恐る聞いて見ると、皆がキョトンとした後に笑いだした。
「親分、いくら何でも自分のことを『にゃん太郎』親分を名乗るなんて、本当に記憶喪失にでも成ったみたいね!」
ウッシー………では無くウッシッシーが笑いながらも応えると、
「そうよ! 貴方の名前は『にゃんゴロー』よ。
伝説の大親分にゃん太郎の名前だけは覚えていたみたいね。
それと、私の名前は『オハギ』よ」
なんだって! いったい俺は どうなったんだぁー!
ダレるような猛暑だった夏が、いつの間にか涼しく虫が鳴いている秋に成っていたことに気がつくのは、しばらく後に成ってからだった。
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