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自己紹介
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「今度こそ取材させてもらいますよ!」
「はーい、みんな席に着いて~」
武宮さんが俺達にいざ取材しようといったタイミングで担任の先生が教室に入ってきたため、とりあえず俺達は自分の席に着いたのだが武宮さんはホームルームが終わったら逃がさんぞとばかりにこちらを睨みつけてきていた。はぁ......新学期早々めんどくさいな.......。
そんなこんなで始まったホームルームでは先生の自己紹介に続いて俺達生徒が自己紹介を出席番号順に行っていく。
「黒嶋和哉です。趣味は特にありません。好きなことはまったりと1日を過ごすことです。1年間よろしくお願いします」
これぞモブっていった感じの良くも悪くも平凡な自己紹介を終えた俺は残りの人の自己紹介を流し気味に聞きつつ窓の外を眺めてボーっとしていると、
「白夢みゆです。趣味は読書です。好きなことは和哉くんを甘やかすことです。よろしくお願いします」
「「「「「.......................................................」」」」」
みゆはいったい何を言ってしまっているのだろうか? 趣味が俺を甘やかすこと? 俺はみゆにとってペットか何かだと思われているのか? 好きなことに関しては俺も概ね同意なのだが、何故それを今言ってしまう? 本当になんで? 非常に居心地の悪くなるような視線がなぜだかみゆではなく俺に注がれている。.......もう帰りたい。
「えっと.......その白夢さんの言う和哉くんというのはそこにいる黒嶋くんのことであってるかしら?」
「はい」
「な、なるほど.......2人は本当に仲がいいんですね.......つ、次の人いきましょうか」
先生もそりゃそういう反応になりますよね.......。次の人は非常にやりにくい状況になってしまっているのが可哀想と思うと同時になぜだかすごく申し訳なく感じてしまい俺はそちらの方を見ることが出来なかった.......。
「いやぁ、彼女さんやりますねぇ」
新学期初日ということでホームルームで自己紹介をしたあと、配布物や提出物を提出したりして今日はもう解散となり放課後となった。そして、武宮さんが俺とみゆのとこにやってくるなり発したのが言葉がこれだった。それには俺も大いに同意する。やりますねぇというか、俺としてはやっちゃいましたねぇなんだけど.......。
「そう?」
「普通はあんなこと言わないと思うぞ.......?」
「でも、私の好きなことって今はそれくらいしか思いつかないしそれに.......」
「「それに?」」
「.......和哉くんは私のだってアピールしとかないと誰かに取られちゃうかもしれないと思って.......」
「!?」
そんなことを思ってたのか.......。俺に関しては自分で言うのもなんだがそんな心配する必要は皆無だと思うぞ? むしろその心配は俺がすべき心配であると思う。俺みたいなモブより学校のアイドルと言っても過言ではないくらいには可愛いみゆの心配をする方が普通では無いだろうか? というか、みゆさんが可愛いすぎてやばい.......。
「多分その心配は俺のものだと思うぞ?」
「なんで?」
「なんでって.......俺みたいなモブよりみゆの方が圧倒的に人気だろ?」
「けど、私は和哉くん以外は興味無いよ?」
「それは俺もだけど.......なんか違うんだよなぁ.......」
「?」
うーん.......難しいな.......。まぁ、みゆがそんなことを思ってくれていたということは俺としても非常に嬉しいわけなんだが.......もうめんどくさいしそれでいいか?
「あの~完全に私の存在忘れてますよね? なんなんですか? どうしてすぐにそうやって2人の世界に入っちゃうんですか? バカップルなんですか?」
「まぁ、和哉と白夢さんだしなぁ.......」
「なるほどって.......どちら様ですか?」
「ん? 俺は加賀慎也。そこの2人の友達だ」
「私と加賀くんって友達だったの?」
「違うの!?」
「うーん.......和哉くん。どう思う?」
そこで俺に振るのか.......。けどまぁ、みゆと慎也が、どう言った関係かって言われると彼氏である俺の友達というのが1番あってる気もするけど俺としてはみゆと慎也には仲良くして欲しいって思うしここは、
「まぁ、一緒に話したり飯食いに行ったこともあるし友達でいいんじゃないか?」
「分かった。じゃあ、友達ということで」
「.......なんか釈然としないけど」
「あっ、思い出しました! 今朝抱きついていたひとですよね!」
「おい、その思い出し方はやめろ。というか、慎也はなんでここにいるんだ?」
ここは俺達の教室であって慎也は他のクラスなのでここにいる意味が分からないのだ。もう今日は解散となっているので教室には俺達しかいないとはいえ何か用でもあるのだろうか?
「あっ、そうだ! 飯食いに行こうぜ!」
「あぁ、なるほど。だそうだけど、どうする?」
「私はどっちでもいいよ?」
「なら行くか」
「よっしゃ!」
「って何行こうとしてるんですか! 今度は逃がしませんよ!」
ちっ。このままナチュラルに行けば行けると思ったのに.......。というか、そもそも何に対する取材なのだろうか?
「なぁ、そもそも何を取材したいんだ?」
「ふふふ。良くぞ聞いてくれました。題はこうです! 熱愛!! 新学期早々に迫るバカップル!! です!」
「よし、行くぞ」
「なんでスルーするんですか!」
いや普通に考えてスルーするだろ。なんでそんなアホそうな取材に付き合わないといけないんだ? しかもこれ学校新聞とかだろうから学校中に拡散されるものだろ? 絶対に嫌に決まってるだろ。
「別にいいよ」
「「え?」」
「その取材受けてもいいって言ったの」
「はーい、みんな席に着いて~」
武宮さんが俺達にいざ取材しようといったタイミングで担任の先生が教室に入ってきたため、とりあえず俺達は自分の席に着いたのだが武宮さんはホームルームが終わったら逃がさんぞとばかりにこちらを睨みつけてきていた。はぁ......新学期早々めんどくさいな.......。
そんなこんなで始まったホームルームでは先生の自己紹介に続いて俺達生徒が自己紹介を出席番号順に行っていく。
「黒嶋和哉です。趣味は特にありません。好きなことはまったりと1日を過ごすことです。1年間よろしくお願いします」
これぞモブっていった感じの良くも悪くも平凡な自己紹介を終えた俺は残りの人の自己紹介を流し気味に聞きつつ窓の外を眺めてボーっとしていると、
「白夢みゆです。趣味は読書です。好きなことは和哉くんを甘やかすことです。よろしくお願いします」
「「「「「.......................................................」」」」」
みゆはいったい何を言ってしまっているのだろうか? 趣味が俺を甘やかすこと? 俺はみゆにとってペットか何かだと思われているのか? 好きなことに関しては俺も概ね同意なのだが、何故それを今言ってしまう? 本当になんで? 非常に居心地の悪くなるような視線がなぜだかみゆではなく俺に注がれている。.......もう帰りたい。
「えっと.......その白夢さんの言う和哉くんというのはそこにいる黒嶋くんのことであってるかしら?」
「はい」
「な、なるほど.......2人は本当に仲がいいんですね.......つ、次の人いきましょうか」
先生もそりゃそういう反応になりますよね.......。次の人は非常にやりにくい状況になってしまっているのが可哀想と思うと同時になぜだかすごく申し訳なく感じてしまい俺はそちらの方を見ることが出来なかった.......。
「いやぁ、彼女さんやりますねぇ」
新学期初日ということでホームルームで自己紹介をしたあと、配布物や提出物を提出したりして今日はもう解散となり放課後となった。そして、武宮さんが俺とみゆのとこにやってくるなり発したのが言葉がこれだった。それには俺も大いに同意する。やりますねぇというか、俺としてはやっちゃいましたねぇなんだけど.......。
「そう?」
「普通はあんなこと言わないと思うぞ.......?」
「でも、私の好きなことって今はそれくらいしか思いつかないしそれに.......」
「「それに?」」
「.......和哉くんは私のだってアピールしとかないと誰かに取られちゃうかもしれないと思って.......」
「!?」
そんなことを思ってたのか.......。俺に関しては自分で言うのもなんだがそんな心配する必要は皆無だと思うぞ? むしろその心配は俺がすべき心配であると思う。俺みたいなモブより学校のアイドルと言っても過言ではないくらいには可愛いみゆの心配をする方が普通では無いだろうか? というか、みゆさんが可愛いすぎてやばい.......。
「多分その心配は俺のものだと思うぞ?」
「なんで?」
「なんでって.......俺みたいなモブよりみゆの方が圧倒的に人気だろ?」
「けど、私は和哉くん以外は興味無いよ?」
「それは俺もだけど.......なんか違うんだよなぁ.......」
「?」
うーん.......難しいな.......。まぁ、みゆがそんなことを思ってくれていたということは俺としても非常に嬉しいわけなんだが.......もうめんどくさいしそれでいいか?
「あの~完全に私の存在忘れてますよね? なんなんですか? どうしてすぐにそうやって2人の世界に入っちゃうんですか? バカップルなんですか?」
「まぁ、和哉と白夢さんだしなぁ.......」
「なるほどって.......どちら様ですか?」
「ん? 俺は加賀慎也。そこの2人の友達だ」
「私と加賀くんって友達だったの?」
「違うの!?」
「うーん.......和哉くん。どう思う?」
そこで俺に振るのか.......。けどまぁ、みゆと慎也が、どう言った関係かって言われると彼氏である俺の友達というのが1番あってる気もするけど俺としてはみゆと慎也には仲良くして欲しいって思うしここは、
「まぁ、一緒に話したり飯食いに行ったこともあるし友達でいいんじゃないか?」
「分かった。じゃあ、友達ということで」
「.......なんか釈然としないけど」
「あっ、思い出しました! 今朝抱きついていたひとですよね!」
「おい、その思い出し方はやめろ。というか、慎也はなんでここにいるんだ?」
ここは俺達の教室であって慎也は他のクラスなのでここにいる意味が分からないのだ。もう今日は解散となっているので教室には俺達しかいないとはいえ何か用でもあるのだろうか?
「あっ、そうだ! 飯食いに行こうぜ!」
「あぁ、なるほど。だそうだけど、どうする?」
「私はどっちでもいいよ?」
「なら行くか」
「よっしゃ!」
「って何行こうとしてるんですか! 今度は逃がしませんよ!」
ちっ。このままナチュラルに行けば行けると思ったのに.......。というか、そもそも何に対する取材なのだろうか?
「なぁ、そもそも何を取材したいんだ?」
「ふふふ。良くぞ聞いてくれました。題はこうです! 熱愛!! 新学期早々に迫るバカップル!! です!」
「よし、行くぞ」
「なんでスルーするんですか!」
いや普通に考えてスルーするだろ。なんでそんなアホそうな取材に付き合わないといけないんだ? しかもこれ学校新聞とかだろうから学校中に拡散されるものだろ? 絶対に嫌に決まってるだろ。
「別にいいよ」
「「え?」」
「その取材受けてもいいって言ったの」
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