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第一章 風の旅路
1.失われた国
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扉が開く音がした。続いて軽い足音が、静かな家に入ってくる。
「……」
足音の持ち主は、何かを言おうとして口を開き、数度目を瞬かせた。例えるのなら、何かをしようとして、今し方何をしようとしたのか忘れた、というような表情で。
そして首を傾げ、歩を進めた。訝しげに周囲を見回しながら。小さな歩幅に合わせて、朱色の髪が軽快に揺れた。
白い部屋。壁も床も天井も、そこに置かれた家具一つをとってさえ、世界から色が消えたかのように真っ白だ。そこに、窓から差した太陽光が灰色の影を作っている。
(……ここ、どこだろう)
リビングの中央にはテーブルが一つある。その上には、一枚の紙と木箱のようなものが置かれていた。
紙のようなものには表面に小さな凹凸があり、木箱のようなものには丁度その紙が入りそうな横穴が開いている。導かれるように紙を穴に通し、木箱の横の手回しハンドルをゆっくりと回した。
すると、木箱から軽やかな音色が響きだす。どうやらオルゴールらしい。軽やかな音色がそこに綴られた言葉を紡ぎ出した。
『ボクへ。
どうやらボクは、ここへ戻ってくるたび記憶を失ってしまうようだ。今はどうしてだか、ボクはまだボクのことを覚えているけれど……。でも、きっとそのうち忘れてしまう。だから、ここに記憶を綴ろうと思う。またここへ帰ってきたときのために』
そんな切り出しで始まった手紙だ。
少女は首を傾げる。しかし、オルゴールを回す手は止めない。なぜなら、今、自分の過去を思い出そうとしても、記憶は全て真っ白だから。ここへ来るまでのことを、何一つとして思い出せない。
『まず、ボクの名前。ボクはチェシー。チェシー・ナチュード。そしてここはボクの生まれ育った家。もうこの国には、ボクしかいないのかもしれない。外をごらんよ。全てが真っ白だ』
促されるままに窓を見れば、外には白い街並みが続いていた。見上げた空も、生い茂る草木も、色が抜け落ちたように真っ白で、ところどころ雲が灰色の影を落としている。
『ボクは旅をしている。肩にかばんがあるだろう? そのかばんの中に、旅に必要な道具は全部入っている。記憶を失っても、ボクの体は道具の覚えているだろう』
言われた通り自分の身体を確認する。茶色の大きなショルダーバッグがかけられていた。少し重い。中身をひっくり返せば、たくさんの旅の道具が顔を出した。
『じゃあどうして旅をしているか? それはこの国が滅んでしまったことと関係している。この世界から、音楽が失われつつあるんだ。ボクらは音楽と共に生きる。なら、音楽が滅べばどうなるか……言わなくても伝わるだろう』
彼女は頷いた。そうしたところで、このメッセージを綴ったのが過去の自分なら、何の意味もないのだけれど。
そして、手元のオルゴールを回しながら、彼女は半ば本能的に、次に綴られる音を口にした。
「だから、音楽を蘇らせなければならない」
『だから、音楽を蘇らせなければならない。この星の再生のために』
全て忘れてしまったとしても、彼女の心にはまだその使命が燃えていた。
『そろそろ楽譜も終わる。かばんの中にペンが入っているだろう。それで、壁に記録を1つ足して。その記録はボクがここに帰ってきた数だ』
顔を上げ、再度部屋を見回す。入り口から視覚になっていた壁一面に、びっしりと画線法で数が刻まれている。数えるのもうんざりする量だ。
『じゃあ、幸運を祈る。ボクはまだ、ボクの旅に意味があり、ボクの使命が果たされるべきものであると信じているよ』
そのメッセージを最後に、オルゴールは音を紡ぐことを辞めた。楽譜が終わったようだ。
彼女・チェシーは立ち上がる。メッセージの指示通り、壁に数字を刻むために。
示された通りバッグをあさり、油性の黒のマジックを取り出す。キャップを外して白い壁に押し当てた。
「またダメだったみたい。でも、次はきっと上手くいく」
そう願い込めて。
一連の作業を終え、家の中を探索する。ここが元々自分の家だというのなら、ここにある物を持って行っても問題ないはずだ。旅の道具は持っているけれど、生きるためには消耗品も必要だから。食事をせずとも生きられるとはいえ、空腹を感じないわけではない。
キッチンの戸棚を開けると、携帯食料が6つ入っていた。かばんを確認すると手持ちは4つ。
(1つだけもらっていこう。残りは、次に戻ってきたときに困らないように残しておいて)
1つをかばんにしまい、他の棚をあさる。しかし他に目ぼしいものは入っていなかった。
(こんなところかな……)
再三周囲を見回し、忘れものがないかを確かめる。そして、誰もいない室内に向かって
「いってきます」
なんて声をかけた。
ドアが閉まる音がした。家主が去ってしまえば、ここに生き物はいない。ただ窓から陽の光が差し込んでいるだけだ。
静まり返った室内にノイズが走る。そして、コトリと音を立てて、棚の上に小さな置物が現れた。
銀色のリングに、かつての空を写したような青い宝石がはまっている。その右上には青い蝶の形をした宝石が、左下には羽を模した石膏の像が添えられている。
しかし、その小さな変化に気づく者は、最早この家にはいなかった。
外は家の窓から見ていた景色と同じで真っ白だ。いくつかの家は、経年劣化からかその形を失っている。けれど、家に巻き付くツタも苔も、全てが白色だ。
耳を澄ましても、風の吹き抜ける音しかしない。本当に、この町には誰もいないのだろう。
振り返り、自分の家を見る。
(ボクはここでどんな……)
その時、彼女の視界にノイズが走った。それは、彼女の家の中で起きた小さなノイズと同じものだ。
「っ……?」
思わず頭を押さえる。頭痛はない。歪んだ視界も、まもなく元に戻った。
(今の、なんだったんだろう……?)
疑問符を浮かべ、顔を上げる。目の前には変わらない白い家があるだけだ。……しかし、
「!」
覚えている、ここが自分の家であると。幼少のころからここで過ごし、何気ない平穏な日々を過ごしたことを。そして、自分の隣にいた少年のことを……。
彼女が今よりずっと背の低かった頃、この国は確かに賑わっていた。見上げた空は青く、木々の葉は緑で、子供も大人も物語る必要もない平和な日常を謳歌していた。この惨状からはまるで考えられないけれど。
(…そうだ、ボクは人を探すために旅に出たんだ。ボクと同じ、音楽の復興を目指す人を探すために)
どうして忘れていたのか……。今更考えても意味はない。
チェシーは確信をもってかばんに手を突っ込んだ。取り出したのは一つのコンパス。金色の縁に彩られた文字盤には、星座の記号が記されている。夜空のコンパスだ。その針は、西を指していた。
(あっちに人がいるんだね)
方位を確認し、文字盤に蓋をかぶせる。このコンパスは北を示すものではない。進むべき方を示す、人生の道しるべだ。
最後に、今一度自分の家を視界に収める。そして踵を返した。きっと遠くない未来、またここに戻ってくる。その時には、目的の誰かと出会えていますように。そうでなくとも、きっと何度だって旅に出る。その目的が果たされるまで。
穏やかな春の風が歌うような軽やかな足音が、色を失った街を駆けていった。
【1.失われた国 [完]】
「……」
足音の持ち主は、何かを言おうとして口を開き、数度目を瞬かせた。例えるのなら、何かをしようとして、今し方何をしようとしたのか忘れた、というような表情で。
そして首を傾げ、歩を進めた。訝しげに周囲を見回しながら。小さな歩幅に合わせて、朱色の髪が軽快に揺れた。
白い部屋。壁も床も天井も、そこに置かれた家具一つをとってさえ、世界から色が消えたかのように真っ白だ。そこに、窓から差した太陽光が灰色の影を作っている。
(……ここ、どこだろう)
リビングの中央にはテーブルが一つある。その上には、一枚の紙と木箱のようなものが置かれていた。
紙のようなものには表面に小さな凹凸があり、木箱のようなものには丁度その紙が入りそうな横穴が開いている。導かれるように紙を穴に通し、木箱の横の手回しハンドルをゆっくりと回した。
すると、木箱から軽やかな音色が響きだす。どうやらオルゴールらしい。軽やかな音色がそこに綴られた言葉を紡ぎ出した。
『ボクへ。
どうやらボクは、ここへ戻ってくるたび記憶を失ってしまうようだ。今はどうしてだか、ボクはまだボクのことを覚えているけれど……。でも、きっとそのうち忘れてしまう。だから、ここに記憶を綴ろうと思う。またここへ帰ってきたときのために』
そんな切り出しで始まった手紙だ。
少女は首を傾げる。しかし、オルゴールを回す手は止めない。なぜなら、今、自分の過去を思い出そうとしても、記憶は全て真っ白だから。ここへ来るまでのことを、何一つとして思い出せない。
『まず、ボクの名前。ボクはチェシー。チェシー・ナチュード。そしてここはボクの生まれ育った家。もうこの国には、ボクしかいないのかもしれない。外をごらんよ。全てが真っ白だ』
促されるままに窓を見れば、外には白い街並みが続いていた。見上げた空も、生い茂る草木も、色が抜け落ちたように真っ白で、ところどころ雲が灰色の影を落としている。
『ボクは旅をしている。肩にかばんがあるだろう? そのかばんの中に、旅に必要な道具は全部入っている。記憶を失っても、ボクの体は道具の覚えているだろう』
言われた通り自分の身体を確認する。茶色の大きなショルダーバッグがかけられていた。少し重い。中身をひっくり返せば、たくさんの旅の道具が顔を出した。
『じゃあどうして旅をしているか? それはこの国が滅んでしまったことと関係している。この世界から、音楽が失われつつあるんだ。ボクらは音楽と共に生きる。なら、音楽が滅べばどうなるか……言わなくても伝わるだろう』
彼女は頷いた。そうしたところで、このメッセージを綴ったのが過去の自分なら、何の意味もないのだけれど。
そして、手元のオルゴールを回しながら、彼女は半ば本能的に、次に綴られる音を口にした。
「だから、音楽を蘇らせなければならない」
『だから、音楽を蘇らせなければならない。この星の再生のために』
全て忘れてしまったとしても、彼女の心にはまだその使命が燃えていた。
『そろそろ楽譜も終わる。かばんの中にペンが入っているだろう。それで、壁に記録を1つ足して。その記録はボクがここに帰ってきた数だ』
顔を上げ、再度部屋を見回す。入り口から視覚になっていた壁一面に、びっしりと画線法で数が刻まれている。数えるのもうんざりする量だ。
『じゃあ、幸運を祈る。ボクはまだ、ボクの旅に意味があり、ボクの使命が果たされるべきものであると信じているよ』
そのメッセージを最後に、オルゴールは音を紡ぐことを辞めた。楽譜が終わったようだ。
彼女・チェシーは立ち上がる。メッセージの指示通り、壁に数字を刻むために。
示された通りバッグをあさり、油性の黒のマジックを取り出す。キャップを外して白い壁に押し当てた。
「またダメだったみたい。でも、次はきっと上手くいく」
そう願い込めて。
一連の作業を終え、家の中を探索する。ここが元々自分の家だというのなら、ここにある物を持って行っても問題ないはずだ。旅の道具は持っているけれど、生きるためには消耗品も必要だから。食事をせずとも生きられるとはいえ、空腹を感じないわけではない。
キッチンの戸棚を開けると、携帯食料が6つ入っていた。かばんを確認すると手持ちは4つ。
(1つだけもらっていこう。残りは、次に戻ってきたときに困らないように残しておいて)
1つをかばんにしまい、他の棚をあさる。しかし他に目ぼしいものは入っていなかった。
(こんなところかな……)
再三周囲を見回し、忘れものがないかを確かめる。そして、誰もいない室内に向かって
「いってきます」
なんて声をかけた。
ドアが閉まる音がした。家主が去ってしまえば、ここに生き物はいない。ただ窓から陽の光が差し込んでいるだけだ。
静まり返った室内にノイズが走る。そして、コトリと音を立てて、棚の上に小さな置物が現れた。
銀色のリングに、かつての空を写したような青い宝石がはまっている。その右上には青い蝶の形をした宝石が、左下には羽を模した石膏の像が添えられている。
しかし、その小さな変化に気づく者は、最早この家にはいなかった。
外は家の窓から見ていた景色と同じで真っ白だ。いくつかの家は、経年劣化からかその形を失っている。けれど、家に巻き付くツタも苔も、全てが白色だ。
耳を澄ましても、風の吹き抜ける音しかしない。本当に、この町には誰もいないのだろう。
振り返り、自分の家を見る。
(ボクはここでどんな……)
その時、彼女の視界にノイズが走った。それは、彼女の家の中で起きた小さなノイズと同じものだ。
「っ……?」
思わず頭を押さえる。頭痛はない。歪んだ視界も、まもなく元に戻った。
(今の、なんだったんだろう……?)
疑問符を浮かべ、顔を上げる。目の前には変わらない白い家があるだけだ。……しかし、
「!」
覚えている、ここが自分の家であると。幼少のころからここで過ごし、何気ない平穏な日々を過ごしたことを。そして、自分の隣にいた少年のことを……。
彼女が今よりずっと背の低かった頃、この国は確かに賑わっていた。見上げた空は青く、木々の葉は緑で、子供も大人も物語る必要もない平和な日常を謳歌していた。この惨状からはまるで考えられないけれど。
(…そうだ、ボクは人を探すために旅に出たんだ。ボクと同じ、音楽の復興を目指す人を探すために)
どうして忘れていたのか……。今更考えても意味はない。
チェシーは確信をもってかばんに手を突っ込んだ。取り出したのは一つのコンパス。金色の縁に彩られた文字盤には、星座の記号が記されている。夜空のコンパスだ。その針は、西を指していた。
(あっちに人がいるんだね)
方位を確認し、文字盤に蓋をかぶせる。このコンパスは北を示すものではない。進むべき方を示す、人生の道しるべだ。
最後に、今一度自分の家を視界に収める。そして踵を返した。きっと遠くない未来、またここに戻ってくる。その時には、目的の誰かと出会えていますように。そうでなくとも、きっと何度だって旅に出る。その目的が果たされるまで。
穏やかな春の風が歌うような軽やかな足音が、色を失った街を駆けていった。
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