オトノミヤ

真夜中の抹茶ラテ

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第一章 風の旅路

2.6月の花嫁

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 高い美空が吹き抜けるような淡い色と、聳え立つどこまでも白い雲。緩やかな丘を登る午後三時、爽やかな風が彼女の短い髪を揺らした。
 (方角は……こっちであってるよね)
旅の少女・チェシーはかばんからコンパスを取り出す。夜空の文字盤に浮かぶ銀の針は、確かに進行方向を指していた。
 とはいえ過信は厳禁だ。なんといってもこのコンパス、ぽんこつなのだ。まっすぐ進んでいるかと思ったら、突然後ろを指さしたり、その場でぐるぐると回り始めてしまったり……。あまつさえ、持ち主自身を指したりもする。
 それでも、彼女の頼れる相手は、今はこのコンパスだけだ。信じるしかない。
 現在地、E♭の国。彼女の故郷・Cの国と違い、世界は正しく色づいている。空は青、雲は白、草花は緑で時々花々の色。全てが白い、あの非現実的な国とは違う。ここには確かに命の息吹を感じる。
 ゆっくりと、けれど確かな足取りで一歩ずつ、丘を越えていく。

 やがて、視界が開けた。そこに広がるのは、白い花園だ。
「わぁ~……!」
青い空、白い雲、ところどころに見える葉の緑と、雲と同じくらい白い花々。息を飲むような絶景だ。さらに遠くへ目をやれば、木々の影が見える。あの林の向こうには、何があるのだろうか……。
 歩を早め、丘を駆け下りる。両手を大きく広げ、白い花へ飛び込んだ。勢いで散った散った花びらが、視界の端で舞い踊る。
 地面から眺める空は、普段見ているよりもずっと高いようだ。ほんの1m半の違いなんて、空の高さからしたら誤差だけど。
 耳を澄ます。緩やかな風に、草花の擦れる音がする。心地が良い。けれど、なんだかとても寂しい……。
 手探りでかばんを開き、コンパスを探す。金の蓋を指ではじいて腕を上げ、寝ころんだままコンパスを見上げる。ぽんこつだが、水平にしなければ動作しないほど軟弱ではない相棒。その針は頭の先を向いていた。
 いつまでもここでこうしているのも悪くない。もし自分に使命がなければ、数日単位でここにとどまったかもしれない。見上げた青空が夕日に代わり、そして夜空に代わっていく様を、ぜひこの目で見てみたい。……けれど、それはいつでもできるから。
 そうして上半身を起こす。コンパスの示す方を見れば、どこまでも続く花の絹に、ぽっかりと穴が開いている場所があった。あそこに誰かいる。



 「やっと見つけた!」
静寂を壊さぬよう足音を殺して近づき、その静寂を明るい声で破壊した。
「え……?」
花に埋もれていた少女は、チェシーの声にゆっくりとその目を開く。空を写したような、澄んだ空色の目。短く切りそろえた髪は、この花の色と同じ色をしている。
 「こんにちは! 初めまして?」
少女の困惑をよそに、チェシーは笑いかけた。一緒にいるだけで、その笑顔が見れるだけで、辺り一面に花が咲いてしまいそうな、眩い笑顔を。……そもそもこの花園は、既に満開だが。
 「ねえキミ、名前は?」
花弁のような白いドレスに、瞳と同じ空色のツノ。この星には同種しかいない。けれど目の前の少女は、その中でも人間から少し離れた姿をしていた。チェシーはそれを気にせず、少女に手を差し伸べる。見下ろしたままでは話しにくいから。
 「えっと……ありがとうございます…」
少女は申し訳なさそうにチェシーの手を取り、体を起こす。細い指。鈴の根のような声。まるで儚く、風に散ってしまいそうな少女だ。この花園によく似合う。
 とす……と、チェシーもその場に腰を下ろし、ほんの少し首を傾けて少女を見やる。
「あ、人に聞くならまず名乗らなきゃだよね! ボクはチェシー。キミは?」
興奮ぎみな口調はやや早口だ。静かに停滞したこの場所にはまるで似合わない。朱色の髪も、どこまでも素直な表情も。
 「え、えっと……私はミスと申します」
はにかんだように、緊張したように、ミスと名乗った少女は微笑んだ。それに呼応して、♭三つの髪飾りが煌めいた。この国の者であることは明白だ。もっと言えば、この国の長かそれに値する者であることも。
 「よろしく! ミスちゃんはE♭変ホ長調なんだね。調と会うのは初めてなんだ!」
チェシーはミスを押し倒さん勢いで顔を寄せた。
「ち、近いですっ~!」
一方のミスはほんのり頬を赤らめ、チェシーの肩を引きはがすように後ろへ押した。
 調、それは俗称である。この星・オトノホシにはオトモドキと呼ばれる生き物が生息している。全ての人型種はオトモドキだ。
 しかし、同一種族であるとはいえ、同じ種族内にもいくつかの違いを持った者たちがいる。それは例えるなら人種のようなものだ。彼らはそれを識別するために『○○モドキ』という名称を使う。
 例えば素になった音の記憶が楽器に関する者であれば楽器モドキ、拍子に関する者であれば拍子モドキ、そして調に関する者であれば調性モドキといったように。
 中には、それらのどれにも該当しない雑種もいる。雑種たちは、自分が何の音の記憶を素に生まれた存在なのか自覚していない者たちだ。この世界の大体六割はこの雑種である。
 「チェシーさんだって、Cハ長調じゃないですか」
ミスはチェシーの髪に煌めく♮の髪飾りを見やった。調性モドキたちは、それぞれの調号の髪飾りをつけている。頭の左側につけている者は長調、右側につけている者は短調、両方につけている者は平行調か同主調だ。
「まあそうなんだけどね」
チェシーは困ったように首を傾げた。初めてといっても、鏡に映った自分までカウントに入れたりしないだろう。
 「あれ、でも……」
そう言いかけて、ミスの表情が曇った。そして、喉の奥につっかえた言葉を吐き出すべきか逡巡する。
「Cの国は滅んだって?」
「……」
チェシーが言った。そりゃあ言いにくい。他人の死を口に出すようなものだから。ミスはうなずくことも肯定することもできず、ただ硬直していた。
 「大丈夫だよ、ボクは気にしてない。……いいや、気にしてないというと語弊があるけど。もちろん悲しい。でも、気にしたってどうしようもないじゃないか。ボクらは他人の消滅を止められない」
……過去の自分が、それを止めようとしたのか……思い出せず、もみ消した。まだ記憶は断片的だ。今思い出せるのは幼少期の話だけ。
 思い出せる記憶には、いつも少年がいた。……逆に、それ以外の場面を思い出すことができない。あの家で暮らしていたという記憶はあるのに、大体は家の外の記憶だ。
 きっといつからか自分はその少年と別れたのだろう。そして、別れた後の記憶は全て消えてしまっている。
 「あ、ボクね、旅してるんだ」
「旅、ですか? いったいどんな?」
「仲間探しの旅」
チェシーは一度言葉を切る。そして、大きく息を吸い込んだ。甘い花の香りが鼻孔の奥に広がって、暖かく、けれど寂しい気持ちになる。
 「この世界から、音楽は消えつつある。ボクの国も滅んでしまった……。でも、まだ手遅れじゃないと思うんだ。きっとまだ、音楽を取り戻せる」
花の香りだろうか。ツンといた匂いがした。
「だから仲間探し。同じ夢物語を追いかけてくれる人募集中だよ」
(……眩しい、ですね……)
ミスは小さく息を吐く。自分の目標を夢物語だなんて揶揄やゆしながら、それでも夢中で追いかけられる。それはきっと、困難と嘲笑に抗う凛とした心が必要なことだ。
 風の音が、二人の間を駆け抜けた。言いたいことは色々とある。なんて素敵な思いつきなんだろう。なんて楽しそうな旅なんだろう。けれど、なんて寂しそうで、悲しそうで……。
 「すごいですね、チェシーさんは……。私には到底できません」
少なくとも彼女は、故郷である遠い北の国から歩いてきたのだ。ただ『音楽を取り戻したい』なんて理想像のためだけに、一人で。
 自分ならば、そう思わず考えて瞼を伏せる。あまりに寂しそうだ。そう思ってしまう。きっと、彼女自身はそんなこと、微塵も感じていないのだろうけれど……。
 だって、たった独りぼっちの旅。同行人なんていないし、彼女の夢を応援してくれる者も、協力してくれる者もいない……。賑やかな教室の端っこで、楽しそうにはしゃぐ友人たちを見つめながら、一人静かに過ごしたい。臆病者な自分には到底考えやしない。
 「? でも、キミもずっとここに独りでいるんでしょ?」
同じじゃないか。どこへも行かず、たった一人でこんなところに座っている方がよっぽど寂しそうで、苦しそうで、自分には到底考えられない。誰でもいいし、無謀でも良いから誰かを探しに行きたくなる。
 「そうですが……私は、ここから動くことのできない臆病者ですから……。チェシーさんは……とても眩しくて、素敵で……私にはとても」
僅かに憂う。自分の性である調変ホ長調を恥じたことなど一度もない。むしろ誇りに思っている。……でも、それでも、他人を羨ましく思うことなんていくらでもある。
 「う~ん……キミも十分素敵だと思うけどなぁ……。だってほら、キミは他人の悲しみや、切ない思いに寄り添えるじゃないか。淡く脆く輝きながら。ボクにはない魅力を、キミは持っている」
自分に与えられた音は、真っ直ぐに響く♮。もちろん悲しみを分かち合うことだってある。けれど、素直な彼女が歌う悲しみは、どこか空虚で真っ直ぐに突き刺さる悲しみだ。
 根本にある音が違うのだから、当然支え方だって違う。望んでも、彼女がミスになることはできないし、その逆だって同じだ。
 「ボクにもできないことはある。だから、キミにもできないことがあって当然さ。それはボクらの個性であって、魅力なんだから」
どれだけ言葉をかけたら届くだろう。いいや、届かないかもしれない。けれど、どうしようもなく背中を押したくなってしまう。それくらい儚い音……。ひょっとしたら、その背中を強く押すことで、優しく咲いた音が散ってしまうかもしれない。
 一緒にいるからこその良さがある。だからどうかそんなに俯かないで。
 チェシーの旅の目的は、仲間を探すことだ。それは、出会った人皆についてきてほしいという意味ではない。けれど、こうして出会えたのなら、何か役に立てれば良いな、なんて思う。
 「……そう、かもしれませんね」
ミスは顔を上げた。雲間から太陽が顔を出すように、彼女は光を見つけたのだ。
(もう一度、この世界を歌ってみたい。奏でてみたい。その時はぜひ、チェシーさんと一緒に)
心が、震える。長らく忘れていた魂の鼓動だ。
 「もしよければ、チェシーさんの旅のお話を聞かせていただけませんか?」
そして、好奇心が動く。冒険の♭二つ、その隣。好奇心の♭三つの心だから。
 「もちろん! えっとね~」
チェシーは楽しそうに口を開く。……けれど、不可思議な間が開いて、
「……ここまでは、D♭の国とDの国を通ってきたんだよ! …どっちも、良い国だった!」
まるで空っぽな旅路を語った。
 ……何かが、おかしい。語るチェシーの瞳は空高く、記憶の向こうを見つめているのに、まるで人形のようなその顔が、真実を語っているように思えなかった。
 いや、疑う余地などない。Cの国からここまで来るには、中央の女神の泉を経由するか、東回りでBの国からEの国を通るか、西回りでD♭の国とDの国を通るかしかない。
 けれど、本当に旅をしてきたのか疑いたくなるほど、その言葉には何の実も感じなかった。
「そ、それだけですか…?」
ひょっとしたらチェシーは、思い出を語ることが苦手なのかもしれない。しかしミスの目には、まるでそれだけには思えなかったのだ。
 「う、う~ん……えっとね~……」
悪意は感じない。今この瞬間も、必死に語るべき旅を思い出すように眉根を寄せている。嘘つきの表情ではない。
 もしかしたら、思い出せないほど長い旅路だったのだろうか? それなら、長い長い旅の断片を思い出として語れば良い。Cの国からE♭の国までは、3か月以上かかる。何一つ思い出がないなんてはずない。
 「先の国では、同志は見つからなかったのですか?」
その様子にたまらなくなって、ミスが問う。そういえば、調性モドキに出会うのは初めてだと言っていた。他のオトモドキには出会っているのだろう。では例えばどんな人に?
「多分? そうかもしれない…」
 「……」
「……」
少しの静寂が会話を裂いた。このまま待っていても、きっとチェシーはその旅物語を語らないだろう。……否、語れないだろう。
 「じゃ、じゃあ、お隣のDの国の話をしましょう! そこなら私も多少知っていますし……。快晴の広がる素敵な国ですよね!」
「そ、そう…だったかな? そうだったかも!」
嘘だ。Dの国は雨の国。年中雫のベールが国を覆い、晴れ間が広がるのは数日だけ。それをとはとても称せない。
 「……」
「み、ミス、ちゃん?」
その様子に、チェシーも不安げな表情をする。なにか、まずいことを言ってしまった。それだけは理解できた。
 「……覚えて、いないのですね?」
「……」
心臓を射抜かれたような苦みが広がる。早鐘を打つ心臓を落ち着かせるように、チェシーは目を閉じた。
 自分は確かにCの国を出て、D♭の国とDの国を通って、ここまで来た。そのはずだ。……しかし、記憶は真っ白で、何も思い出せない。……Cの国の情景ですら。
 自分の故郷は滅んだ。そのことは覚えている。けれど、どんな様子だった? 廃墟になっていた? それとも、もはや跡形もなくなっていただろうか?
 滅んだと言っても、生き残りがいたかもしれない。国の運営はできなくなったとしても、細々と生を繋いでいたかもしれない。……けれど、何も思い出せない。
 「……覚えてない。何も。何も……」
「……」
自分のことが信じられない。思い出せるのは幼少期のころだけ。そもそも、なぜ自分は旅に出た? 目的は覚えている。でも、このかばん一つとっても、どこで手に入れたかわからない。
 荒くなる呼吸を必死に飲み込む。パニックになってはいけない。ぎゅっと拳を握った。ミスは、その様子を心配そうに見つめている。
 この状況がチェシーが意図した結果でないことを、ミスもなんとなく察した。このまま、一人にしてはいけない。光を見つけ、枯れた心は水を与えられた。他でもない、目の前の少女に。……放っておけない。
「あの、チェシーさん。もしよかったら、私も旅に同行して良いでしょうか? その…えっと……」
これは疑いの言葉ではない。思い出せないと震える恩人を、支えるためだ。チェシーの夢が叶うかは定かではない。この世界に音楽を取り戻すなんて、大きすぎる目標だから。
 でも、協力したい。だって、この世界に音が満ちたなら、きっとそれは素敵なことだから。
 「…! もちろん! 一緒に行こうよ!」
疑いの言葉を知らないのかと思うほど、チェシーの目は輝いていた。真っ白な記憶がどうでも良いとはとても言えないけれど、そんなことより目の前のことの方が大事だ。
 チェシーはミスに手を差し伸べる。体を起こすためではない。前に進むために。
「ありがとうございます! よろしくお願いします」
手に手を重ね、二つの温度が交わった。賭け出し不穏な二人旅。けれどきっと、今より悪くなることはない。

 高い美空が吹き抜けるような淡い色と、聳え立つどこまでも白い雲。二人で旅立つ午後三時半、爽やかな風が彼女たちの短い髪を揺らした。



【2.6月の花嫁 [完]】
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