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明日知らぬ世界
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長い脚を颯爽と動かす公爵に追いつくために、小走りで大きな背中を追いかけた。宮殿を出ると事前に手配されていたのか、馬車が止まっていた。公爵はさっさと乗り込んで、まごついている私に「乗りなさい」と苛立ったように言った。
甘やかされてきた私は馬車に乗るときは大抵誰かにエスコートされていた。相手は大抵長兄で、ときたま父親、まれに次兄が手を引いてくれた。そんなことを考えながら段差に足を掛ける。じくじくと痛む足に、その動作がさらに響いて、つい顔をしかめる。
がらがら……私と公爵を乗せて、馬車が走り始める。気まずい沈黙が訪れた。
「私だってこの結婚は不服だ」
口火を切った公爵の顔は不満気に歪められている。小さくなって謝罪する。
「しかし、我が家に嫁いでもらうからには夫人としての義務は果たしてもらう」
「はい、よろしくお願いします」
そうするしかないだろう。せめて迷惑にならないようにしなければ。それに、実家の両親や姉夫婦とまではいかなくても、できれば上手くやっていきたかった。頭を下げるが返答はなかった。舞踏会の時のあの優しかった公爵は相当お怒りのようだ。
向けられる嫌悪感は、どうも私が立ち聞きしたせいだけではないような気がする。窓の外を眺める公爵を盗み見て考えを巡らせてみた。
そもそも彼はお母様が紹介したくらいだから人格者のはず。踊ってくれた時は会話だって交わしてくれたし、微笑みを見せもしていたはずだが……。もしかしてあの時になにか気分を害するようなことをしてしまったんだろうか。少なくとも踊り慣れた公爵の手を煩わせたことは確かだ。
「あの……先日の舞踏会ではご迷惑をお掛けしてしまって申し訳ありませんでした。無礼でした」
「別に何も無礼は……してない」
恐る恐る口を開いて詫びると、公爵は虚をつかれた顔で呟くように言った。
ほっとしたがそれでは一体何が公爵を怒らせているんだろう。再び考え込むが答えは出なかった。窓を見つめる公爵もまた、どこか困ったように考え込んでいるようだった。
沈黙にまた耐えられなくなったころ、ようやく馬車が止まった。ほっとしながら足を痛めないよう、慎重に降りる。立派な屋敷に入ると白髪の男性が驚いた様子で出迎える。
「オリバー様、お早い御帰りで。こちらは一体……」
「リンジー・ダールトン侯爵令嬢だ。王命で結婚することになった」
「なんと! ……承知いたしました」
マーティンと名乗る小柄で少しふくよかな執事は、公爵とのほんの少しの会話と目配せで事態を飲み込んだようで、きびきびと動き始めた。一応、今はまだ婚約期間であることや、まもなく軍から護衛が派遣されることが淡々と告げられている。見張りも男性だろうか……。
「それでは奥様、ひとまず客室へご案内します」
「あ、ありがとうございます」
何やら他の使用人に指示を出していたマーティンがこちらに視線を向けた。少し見ていただけでも気の利く有能な人だと分かった。本来なら私もこういう人の元で働いてたんだろうか。訓練校でのことが思い起こされてつい先生に接するような気持になってしまう。
「おや、足をいかがなさいました?」
「少しくじいてしまったみたいで」
「なに!? いつだ」
「あの……お部屋にお邪魔したときに」
目ざとい執事に気付かれ答えると、怖い形相をした公爵が口をはさんだ。「早く言え」と言われまた頭を下げる。執事はその間にもてきぱきと指示を出し、気付いたら私は客室用の部屋でソファに座らされ、足に包帯を巻かれていた。
処置をしていた使用人が無言で礼をして立ち去り、部屋に一人で残された。部屋には豪奢なソファのほかに、小さめの机と椅子が置いてあり、その奥には寝室がつながっているようだ。上等な家具だろうがちっとも気が休まらなかった。
屋敷は大勢の使用人が行き来しているようで少し慌ただしい。
(当たり前だわ……当主が急に結婚するんだもの)
巻き込まれているのは自分なのに他人事のように感じられた。部屋で所在なくしていると、公爵が訪れた。何やら書類を手にしている。
「扉の前に使用人が控えている。外への出入りはできない。部屋にいるように」
「かしこまりました」
そう指示を出したあと、公爵は手に持っていた書類をこちらへ差し出して署名を求めてきた。何の書類であるのか、字面は確認するもあまり考えないようにして義務的にサインする。書き終わると書類を手に、彼はまた宮殿に戻っていった。
その日はずっと部屋にいた。食事時には豪華な食事が運ばれてきたが、砂を噛むようでせっかくの食事も楽しめなかった。夕食後に湯浴みを済ませ、ベッドに横たわる。見慣れない天井を見上げて長い1日を振り返った。
そういえば国王の最後の問いはなんだったんだろう、とふと思い起こす。動物が好きか、なんて。苦手だという答えに嘘はなかった。しかし『苦手になった』という方が、より真実に近い。
自然豊かな侯爵領では動物が身近だった。家でも猟犬や馬を所有していたし、領民が放牧している羊や牛が、敷地内に迷い込んでくることもしょっちゅうだった。私は動物に好かれる性質たちだったし、怖がることもなくいろんな動物と触れ合っていた。特に猟犬の子犬が産まれたときは、名前まで付けさせてもらえて大層かわいがった。
ある時期を境に家から動物がいなくなって、厩舎にも迷い込んだ牛や羊にも近づかないようになったのはなぜだったか――。
そう、確か犬が同じ時期に死んでしまったのだ。犬だけではなかった気もする。とても悲しかったのに、その死の経緯を思い起こそうとするとなぜか記憶がぼやける。
ごくまれに、動物や犬のことが話題にあがると、家族が悲しいような、何かを恐れているような顔をするようになったのは何か関係があるんだろうか。記憶をさかのぼろうとすると、ずきずきと頭が痛くなった。
(だめだ――もう思い出せない)
考えることをやめると、すっと痛みが消えた。家族や、訓練校の仲間は今どうしているんだろう――。別のことを考えるようにして、目を閉じた。なかなか寝付けなかった。
寝返りを何度も打ち、ようやく訪れた浅い眠りの中で、私は夢を見た。
夢の中で、私は体調を崩してベッドで休んでいた。全身を熱い熱に侵され、体の節々が痛んだ。擦りむいたような傷もあるようで、包帯の巻かれたひじの辺りもじくじくと痛みを訴えている。
ふとベッドの横を見ると、家族が心配そうに私の顔を覗き込んでいる。兄弟はみんな今よりずっと幼くて父も母も若々しい。体は辛いがみんながいてくれてなぜだかひどく安心した。ここは領地の自室だ。
そんな居心地の良い空間に、中年の男性が訪ねてくる。王都からやってきた医師だ。なぜか私はそのことを知っていた。先生は診察のため家族に席を外すよう促した。扉が閉ざされ、男性が私のけがの様子を確認する。包帯を外した箇所に薬を塗りこまれ、新しい包帯に取り換えてもらったあと、ベッドに横たえられる。
「けがは跡も残らないでしょう。熱の方はしばらく様子をみないといけません」
「はい、先生ありがとう」
先生が穏やかに告げる。
「犯人は全員捕まったそうです」
「そうなの……何人だったの?」
「……六人です」
そう、とぼんやり呟いた。先生が何か探るように顔を覗き込む。
「お嬢様、なにか覚えておいですか?」
「ううん……なんとなく聞いただけなんです」
そう。なんとなく気になっただけだ。再び眠気が襲ってきて目をつむる。ふと脳裏に昨日の様子が思い起こされた。確かに直接接したのは六人だけど、あの場から少し離れたところにもう一人いたような気がする。
熱に浮かされながらぼんやりとしながらも、記憶をたぐる。そうだ、あの男の人は帽子を深くかぶってたけど、この辺ではあまり見ない日に焼けた肌で、赤い巻き毛が帽子からのぞいてた。これは伝えたほうがいいかもしれない。目を開けて体を起こし、先生に声を掛けようとして、あれ、と声が口からこぼれた。
「先生も赤い巻き毛なのね……」
なんて偶然。思わずそうこぼすと、穏やかだった先生の顔から表情が抜け落ちる。
「リンジー様……覚えておいでなんですね」
先生は急に立ち上がってゆっくりと黒い手袋をはめ、その手を私に近づけてきた。
「先生? なにを……」
「かわいそうに。覚えているから悪いんだ」
急な変貌に驚いているのも束の間、大きい両手が私の首にかかり、声も出せないうちに締め付けられる。
首に痛みが走り、息が入ってこなくなる。身をよじろうとしたが、怠い体はろくに動かず、ベッドに全身を押さえつけられる。手をほどこうと黒い手をつかむもびくともしない。
苦しい――誰か助けて――。目の前に黒い靄がかかり、意識がもうろうとしてくる。最後の力を振り絞って、唯一動かせる腕を今度は真横に伸ばしてやみくもに動かすと、ベッドの脇の机の上の固いなにかに手が当たった気がした。
ガシャン
ガラスが割れるような音がすると同時に、私の視界は闇にのまれた。
意識が宙に浮いて、その部屋を上から見ているような不思議な感覚になる。
『覚えているから悪いんだ』――先生の言葉がこだまする。
忘れてしまえば楽になれる……全部、忘れてしまえばいいんだ――。
全部って何を?
一体、私は何を忘れているんだろう。
甘やかされてきた私は馬車に乗るときは大抵誰かにエスコートされていた。相手は大抵長兄で、ときたま父親、まれに次兄が手を引いてくれた。そんなことを考えながら段差に足を掛ける。じくじくと痛む足に、その動作がさらに響いて、つい顔をしかめる。
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恐る恐る口を開いて詫びると、公爵は虚をつかれた顔で呟くように言った。
ほっとしたがそれでは一体何が公爵を怒らせているんだろう。再び考え込むが答えは出なかった。窓を見つめる公爵もまた、どこか困ったように考え込んでいるようだった。
沈黙にまた耐えられなくなったころ、ようやく馬車が止まった。ほっとしながら足を痛めないよう、慎重に降りる。立派な屋敷に入ると白髪の男性が驚いた様子で出迎える。
「オリバー様、お早い御帰りで。こちらは一体……」
「リンジー・ダールトン侯爵令嬢だ。王命で結婚することになった」
「なんと! ……承知いたしました」
マーティンと名乗る小柄で少しふくよかな執事は、公爵とのほんの少しの会話と目配せで事態を飲み込んだようで、きびきびと動き始めた。一応、今はまだ婚約期間であることや、まもなく軍から護衛が派遣されることが淡々と告げられている。見張りも男性だろうか……。
「それでは奥様、ひとまず客室へご案内します」
「あ、ありがとうございます」
何やら他の使用人に指示を出していたマーティンがこちらに視線を向けた。少し見ていただけでも気の利く有能な人だと分かった。本来なら私もこういう人の元で働いてたんだろうか。訓練校でのことが思い起こされてつい先生に接するような気持になってしまう。
「おや、足をいかがなさいました?」
「少しくじいてしまったみたいで」
「なに!? いつだ」
「あの……お部屋にお邪魔したときに」
目ざとい執事に気付かれ答えると、怖い形相をした公爵が口をはさんだ。「早く言え」と言われまた頭を下げる。執事はその間にもてきぱきと指示を出し、気付いたら私は客室用の部屋でソファに座らされ、足に包帯を巻かれていた。
処置をしていた使用人が無言で礼をして立ち去り、部屋に一人で残された。部屋には豪奢なソファのほかに、小さめの机と椅子が置いてあり、その奥には寝室がつながっているようだ。上等な家具だろうがちっとも気が休まらなかった。
屋敷は大勢の使用人が行き来しているようで少し慌ただしい。
(当たり前だわ……当主が急に結婚するんだもの)
巻き込まれているのは自分なのに他人事のように感じられた。部屋で所在なくしていると、公爵が訪れた。何やら書類を手にしている。
「扉の前に使用人が控えている。外への出入りはできない。部屋にいるように」
「かしこまりました」
そう指示を出したあと、公爵は手に持っていた書類をこちらへ差し出して署名を求めてきた。何の書類であるのか、字面は確認するもあまり考えないようにして義務的にサインする。書き終わると書類を手に、彼はまた宮殿に戻っていった。
その日はずっと部屋にいた。食事時には豪華な食事が運ばれてきたが、砂を噛むようでせっかくの食事も楽しめなかった。夕食後に湯浴みを済ませ、ベッドに横たわる。見慣れない天井を見上げて長い1日を振り返った。
そういえば国王の最後の問いはなんだったんだろう、とふと思い起こす。動物が好きか、なんて。苦手だという答えに嘘はなかった。しかし『苦手になった』という方が、より真実に近い。
自然豊かな侯爵領では動物が身近だった。家でも猟犬や馬を所有していたし、領民が放牧している羊や牛が、敷地内に迷い込んでくることもしょっちゅうだった。私は動物に好かれる性質たちだったし、怖がることもなくいろんな動物と触れ合っていた。特に猟犬の子犬が産まれたときは、名前まで付けさせてもらえて大層かわいがった。
ある時期を境に家から動物がいなくなって、厩舎にも迷い込んだ牛や羊にも近づかないようになったのはなぜだったか――。
そう、確か犬が同じ時期に死んでしまったのだ。犬だけではなかった気もする。とても悲しかったのに、その死の経緯を思い起こそうとするとなぜか記憶がぼやける。
ごくまれに、動物や犬のことが話題にあがると、家族が悲しいような、何かを恐れているような顔をするようになったのは何か関係があるんだろうか。記憶をさかのぼろうとすると、ずきずきと頭が痛くなった。
(だめだ――もう思い出せない)
考えることをやめると、すっと痛みが消えた。家族や、訓練校の仲間は今どうしているんだろう――。別のことを考えるようにして、目を閉じた。なかなか寝付けなかった。
寝返りを何度も打ち、ようやく訪れた浅い眠りの中で、私は夢を見た。
夢の中で、私は体調を崩してベッドで休んでいた。全身を熱い熱に侵され、体の節々が痛んだ。擦りむいたような傷もあるようで、包帯の巻かれたひじの辺りもじくじくと痛みを訴えている。
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「けがは跡も残らないでしょう。熱の方はしばらく様子をみないといけません」
「はい、先生ありがとう」
先生が穏やかに告げる。
「犯人は全員捕まったそうです」
「そうなの……何人だったの?」
「……六人です」
そう、とぼんやり呟いた。先生が何か探るように顔を覗き込む。
「お嬢様、なにか覚えておいですか?」
「ううん……なんとなく聞いただけなんです」
そう。なんとなく気になっただけだ。再び眠気が襲ってきて目をつむる。ふと脳裏に昨日の様子が思い起こされた。確かに直接接したのは六人だけど、あの場から少し離れたところにもう一人いたような気がする。
熱に浮かされながらぼんやりとしながらも、記憶をたぐる。そうだ、あの男の人は帽子を深くかぶってたけど、この辺ではあまり見ない日に焼けた肌で、赤い巻き毛が帽子からのぞいてた。これは伝えたほうがいいかもしれない。目を開けて体を起こし、先生に声を掛けようとして、あれ、と声が口からこぼれた。
「先生も赤い巻き毛なのね……」
なんて偶然。思わずそうこぼすと、穏やかだった先生の顔から表情が抜け落ちる。
「リンジー様……覚えておいでなんですね」
先生は急に立ち上がってゆっくりと黒い手袋をはめ、その手を私に近づけてきた。
「先生? なにを……」
「かわいそうに。覚えているから悪いんだ」
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首に痛みが走り、息が入ってこなくなる。身をよじろうとしたが、怠い体はろくに動かず、ベッドに全身を押さえつけられる。手をほどこうと黒い手をつかむもびくともしない。
苦しい――誰か助けて――。目の前に黒い靄がかかり、意識がもうろうとしてくる。最後の力を振り絞って、唯一動かせる腕を今度は真横に伸ばしてやみくもに動かすと、ベッドの脇の机の上の固いなにかに手が当たった気がした。
ガシャン
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