【完結】「お前とは結婚できない」と言われたので出奔したら、なぜか追いかけられています

「すまない、リディア。お前とは結婚できない」

そう告げたのは、長年婚約者だった王太子エドワード殿下。
理由は、「本当に愛する女性ができたから」――つまり、私以外に好きな人ができたということ。

(まあ、そんな気はしてました)

社交界では目立たない私は、王太子にとってただの「義務」でしかなかったのだろう。
未練もないし、王宮に居続ける理由もない。

だから、婚約破棄されたその日に領地に引きこもるため出奔した。

これからは自由に静かに暮らそう!
そう思っていたのに――

「……なぜ、殿下がここに?」
「お前がいなくなって、ようやく気づいた。リディア、お前が必要だ」

婚約破棄を言い渡した本人が、なぜか私を追いかけてきた!?

さらに、冷酷な王国宰相や腹黒な公爵まで現れて、次々に私を手に入れようとしてくる。

「お前は王妃になるべき女性だ。逃がすわけがない」
「いいや、俺の妻になるべきだろう?」
「……私、ただ田舎で静かに暮らしたいだけなんですけど!!」

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