終止符を君の手で~国家機密をうっかり立ち聞きしてしまったら結婚を命じられた話~
侯爵家の四兄弟の末っ子、リンジー・ダールトンは幼い頃の事件をきっかけに、身内以外の男性に恐怖心を抱くようになってしまう。結婚を諦めた彼女は、家を出て宮殿で働く道を選んだ。
しかし侍女として働こうとした矢先、宮殿で不穏な計画を耳にしてしまう。国家機密を知ってしまった彼女は拘束され、計画にも関わる若き公爵との結婚を命じられる。家族を人質にとられ、結婚を承諾したリンジーはやがて、国を揺るがす騒動に巻き込まれていく──。
諸国の思惑に翻弄されながら、内気な少女は蓋をしていた過去と向き合い、大切なものを守るために踏み出していく。
しかし侍女として働こうとした矢先、宮殿で不穏な計画を耳にしてしまう。国家機密を知ってしまった彼女は拘束され、計画にも関わる若き公爵との結婚を命じられる。家族を人質にとられ、結婚を承諾したリンジーはやがて、国を揺るがす騒動に巻き込まれていく──。
諸国の思惑に翻弄されながら、内気な少女は蓋をしていた過去と向き合い、大切なものを守るために踏み出していく。
プロローグ
街角の魔術師
星月夜に人は踊る
愚者も歩けば企みにあたる
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ぎこちない恋人たち
運命の輪
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生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
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