現実(こっち)でユーチューバー、異世界(あっち)で冒険者やってます

三國氏

文字の大きさ
15 / 30

説明回というか種明かしというか、とにかくなかつの腹黒さをアピールしてみた

しおりを挟む
 今までで一番短い異世界での撮影時間だったと思う。まぁ、一番と言ってもまだ数回程度だが。
 特に何か派手なことをするでもなく、ただ喫茶店で美女、もしくは美少女と呼ばれるであろう見た目の女神と話をしているだけで今日の動画は終了である。

 そもそも今回は他に目的があったから仕方がないといえば仕方のないことだろう。

 異世界の動画をYouTubeに上げたところ、超人気米歌手ジャスティス・モモンガがSNSで拡散したことも合まって、尋常ではない反響があった。
 もしかすると異世界の秘密を探ろうと黒服さんたちがやって来て、俺たちに身の危険が迫るかもしれない。

 しかし神様からの手紙でなんとかしてくれるという話だったので、とりあえずカメラを持って異世界に向かったのが今日の朝だ。

 まぁ、確かにアテナを名乗る神様と話している途中、そのことについては記憶の片隅に追いやられていたわけだが、結局身の危険に関して何の解決も見ないまま帰宅している。

 何故ならなかつがいつも悪巧みをする時にする、超悪そうなラスボス的な表情を浮かべたからに他ならない。

 きっと面白いことになる、そう思ってあの場では空気を読んだが、そろそろ何を考えてるか教えてもらわないと気になって夜も眠れないことだろう。

 自力でなかつが何を考えているのか考えたらどうかとも思うが、どうせ無理であろうことは小学校からの付き合いの俺がよくわかっているので、さっさと聞くことにした。

「それで、そろそろ話してくれるんだろうななかつさんよぉ。今回はどういった悪巧みをするつもりなんだ?」

「……めんどいなお前に説明するの」

 顔を見ればわかる、これは本気でめんどくさがってる時の表情である。
 だからと言ってはいそうですかと言うわけにもいかない、こっちだって命が懸かっているかもしれないのだ。

「いやいや、頼むよ説明してくれって。それに普通に部屋でくつろいでるけど大丈夫なん?黒服やって来るって話で異世界の神様に助けを求めに行ったわけだろ。それにそれにファミリアに入ってっていう話も断ってよかったのかよ。他の神から勧誘されてるなんて、俺のところには話きてないぞ。それからそれから───」

「わかったから。順を追って説明するから五分黙れ」

 俺は口を真一文字に結んで首だけ縦に振って頷く。
 そしてなかつは|俺にも(・・・)わかるよう、噛み砕いた説明を始める。

 そうしてしばらくの間、六畳一間の少し散らかった手狭な部屋は、なかつの声以外音すら立つことはなかった。

 なかつの説明はこうだ。
 身の安全が確保されていると確信した理由、他のファミリアから勧誘があるとアテナに嘘をついた理由、そもそもなんで異世界に呼ばれたのかという理由。

 それらを|異世界(あっち)の世界の神の都合と合わせてきっかり五分間で説明してくれた。
 ちょうど俺の気になっていた疑問全てに答えてくれたのである。

 横でタイマーを使い時間を測っていたオタが、スマホの画面をこちらに向けペタペタと拍手をしているので間違いない。
 説明しつつ頭の中で秒数を正確に数えるという、相変わらずのなかつの脳内スペックは半端なさには改めて驚かされる。

 ともあれ、ようやくだいたいの事情を理解できたわけである。
 そして確認のため自身の中でさらに噛み砕いて、なかつに確認を取る作業へと移行する。

「……えー、つまりー。昔々あるところに、日本とかギリシアとかエジプトの神話が混ざったようなカオスな世界で神様が喧嘩しました。しかし神様同士で戦って怪我するのもアレなので、人間達に戦わせようと思いました。そこで選ばれたのが超鬼むずいダンジョンのある世界で、そこの人間達の中で最初にクリアした人間の所属しているファミリアの勝ちにしようとなりました。そこから結構時間も経ち、喧嘩とかどうでもよくなったものの、楽しいのでダンジョン攻略の手伝いを口実に神様が遊び呆けています。そして先程会ったロリ巨乳のアテナ様もそんな神々の娯楽に興じていた一人。そしてある時彼女がYouTubeを見ていて目に止まったのが、YouTube史上最高に面白いと評判のKKKというYouTuber、なんか気になったので異世界に来るよう手紙を書きましたとさ。なので命を懸けて戦うよね?よね?めでたしめでたし。ってことでいい?」

「なんで日本昔話の語り風なのかは知らんけど、だいたいのそれで合ってるな。苦労して説明した甲斐があったよ」

「なるほどぉ。あの短い時間でよくここまで推理って、相変わらずとんでもない推理力だぜ。お前なら見た目が子供の名探偵とタメ張れるな。でもなかつは一番大切なこと忘れてるみたいなんだよなー。いやぁ残年。なかつの説明に点数をつけるなら、まぁ100点くらいだが、まだ101点を取ることはできなかったようだね」

「お前のことだ、どうせまたどうしようもないこと言い出すんだろ」

 THE白い目と言いたくなるような、お手本通りの白い目のなかつに俺は言い放つ。
 そもそもいつも白い目向けられているので、今更ショックなんて受けないのだ。

「俺達の動画を見てくれてコメントまでくれたんだろ神様が、つまり俺達のファンってことだ。それならやっぱりあの時ファミリアに入るって言ってあげるべきだった。なかつ君、君には愛が足りないのだよ!」

 しかし、白い目は変わらずである。驚きの白さを謳うCMに抜擢されるレベルである。

 そうは言ったものの、何か胸のどこかに引っかかるものを感じた。
 ただいつもみたいに白い目を向けられているのとは違い、何かちゃんとした理由があるような気がした。

 これまでの出来事で不可解だったいくつかを思い浮かべ、なかつほどではないにしろ集中力を最大限まで高める。
 思い出せそうで思い出せないモヤモヤとした感情から一転。
 なかつの気持ちになって考えてみようと思った瞬間、スルスルと流れるように答えが纏まり全てが繋がっていく。
 なんというか、なかつに頭脳で対等に渡り合えたような気がして、無性に嬉しかった。

「わかった……わかったぞ!なんでなかつがファミリアの勧誘を、嘘をついてまで断ったのか。そして明日また話し合う時間をわざわざ用意したのかがな」

「へぇ……じゃあ言ってみ。多分外れてるから言っても平気だろ」

「平気?まぁいいや、えーごほん、では説明しよう。まず俺がずっと引っかかっていた点、今思い出してみると、さもあらんって感じだな。キーポイントはなかつがツンデレだということ、そして好きな相手をいじめる癖があるということ。例えば俺とか俺とか俺とかに。それらを踏まえて出た結論はなかつがあの神様に惚れ、意地悪しようとしたということで間違いない。性格はともかくあの見た目は認めざるおえないからな、世界一可愛くて世界一美しいって感じだったし」

 なかつと神様に対してのフォローも忘れないあたり、流石は気配り上手のケンさんであろう。
 しかしなかつだけでなく、オタからの視線が今世紀最大に冷たいような気がしたのは気のせいだろうか?
 いやいや、多分気のせいに違いない。

「人には101点がどうの言って、お前は0点以下だな」

「期待もしてなかったけど期待を下回る男、それがケン氏だから」

 散々な言われようである、その後なかつとオタで俺を無視しての会話が始まるまでがいつもの流れである。

「ところでなかつ氏ぃ?一つ解決していない疑問あるけど、わざと説明してないっしょ。何故?」

 解決してない疑問あったっけ?と俺は心の中で呟いた。

「この部屋が安全かどうかって話だろ?それなら問題ない、ただし説明してくれる証人がまだ来てなくてな。そろそろ来る頃だと思うけど……」

 と、なかつが玄関の方へ目を向けると同時、掠れた音のインターフォンが鳴った。
 部屋に走る緊張感、しかしなかつは顎をクイっと動かし、俺に行けと指示する。

 まぁ、家主だし当然といえば当然なのだが、誰が来たか分かってそうななかつに出てほしかったというのが本音である。
 恐る恐る足音を殺し玄関へと向かう、なんていうかつい最近もこんなことがあったなとデジャブに襲われながら、玄関へと辿り着く。

 後ろにはなかつとオタも付いて来ている。

 そしてドアスコープに写っていたのは、今回で4度目の出場となる配達のお姉さんである。
 いつも通り帽子を深々と被っており、作業着は胸とお尻の辺りが窮屈そうにしている。

 見慣れた光景に安心した俺は、返事をして扉を開ける。

「お届けものです、サインを」

「あっ、どうも」

 と、決まった挨拶を交わし、ペンを受け取ろうとした瞬間だった。
 ペンを取ろうとした俺の右脇の隙間から、白い人の手が真っ直ぐ伸びた。
 お化けではない、日に焼けていないなかつの手である。

 その手は躊躇なく伸び、受領印のサインを書く紙を掴むと、なんの抵抗もないかのようにするりと引き抜いた。

「あっ、ちょっとまっ───」

「もういいよ、配達員のフリなんてしなくてもね。ア、テ、ナ、さ、ま」

 なかつは奪った紙を摘んでヒラヒラと動かしているのだろう、耳元ではペラペラという紙の揺れる音と僅かな風が吹いている。
 しかし俺の目は目の前の女性に釘付けになっていた。

「アテナ?えっ、なんで?」

 隠しても無意味だと悟ったのか、帽子を脱ぎ捨てる。
 どうやって帽子の中に入れていたのかは謎だが、空に舞う帽子と同時に腰まで届く鳶色の美しい髪がたなびいた。

「まさか気づかれるとは思わなかったよ、この完璧な変装がな」

 そう答えた女性の顔は、確かに先ほど見た女神アテナの顔である。
 文句があるなら言ってみろと言わんばかりのアテナの視線は俺の後ろに立つなかつへと向き、脳内が疑問符だらけ俺もようやく背後のなかつへと顔を向けた。
 なかつは奪った紙を見つめ一言。

「なんて書いてあるか読めん」

 と、言ったもののその顔に困惑の色は微塵もない。しかしその言葉を聞いたアテナは勝利を確信し、やや見下すような形まで顎が上がる。

「読めないだろうな、当然この世界の国の文字ではないからな。ま、まぁ、他愛もないメモ書きだ早う返せ」

「読めない……確かにそう言ったが、なんて書いてあるかわからないとまでは言っていないぞ。だいたい察しはついているからな」

 俺はなかつの言葉を待った、何も知らぬ俺が言葉を発する場面ではないことくらい容易に理解できるからだ。
 そして、なかつはいつものようにあまり唇を動かすことなく、冷静に、いや冷ややかに語りだす。

「ファミリアへの加入用紙だろ?配達員のフリをして、裏には契約書の書かれた紙を渡し受領印を受け取り契約を結ぶ。冒険者組合への加入なんかも同様の手口でやっていたんだよなぁ。全く困った人、いや困った神だ。やはりあなたのファミリアに入るのは辞めておこうかな」

 なかつは既に悪い顔モード全開。
 薄ら笑みに全く笑っていない瞳。

 相手の弱みに徹底的に付け込み、じわじわと追い詰めていく気満々のようだ。
 対するアテナの額からは一筋の汗が滴っていた。

 野球だったら既に五回コールドの勢い、しかし相手は仮にも神である。
 このまま終わるようにはとても思えないが、ここまで追い詰められてはアテナが可哀想に思えてきてしまう。

「まっ、まぁ一旦落ち着こ。アテナちゃんも悪いことしたわけだけど、なかつもあんまり責めてやるなよ。な?」

「甘いなケンは。しかしこの紙は破棄させてもらいますよ、それじゃあまた明日お会いしましょう」

 なかつがそう言うと、力強く握られていたドアの縁から手が離れ、ゆっくりと扉が閉まったのだった。



 翌日、なかつの指示に従った俺達は、何事もなかったかのようにアテナファミリアへの加入を申請。
 驚きのあまり頷くしかできなかったアテナの顔は、しばらく経っても思い出せるほどポケーっとしていた。

 相手の弱みを握り精神的に優位に立ち交渉に挑むのが、なかつの目的だったらしい。
 なかつ曰く、ファミリアを会社として考えた場合、あの|神様(ポンコツ)に舵取りされると不味い。
 神様がいなければファミリアを立ち上げられないから、簡単に操れそうなアテナと最初から契約を結ぶつもりではいたらしい。

 しかしファミリアの決定権をこちらで全て奪うために一芝居打ったというのが、今回なかつの暗躍した計略だったそうな。
 というところで、今回の話のオチを終わるとします。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
コミカライズ企画進行中です!! 2巻2月9日電子版解禁です!! 紙は9日に配送開始、12日発売! 【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&2巻出版!】 皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、コミカライズ決定いたしました!現在企画進行中!!そしてオリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました! 12日には、楽天koboにおいてファンタジー5位となりました!皆様のおかげです! 本当に、本当にありがとうございます! 皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。 市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です! 【作品紹介】 欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。 だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。 彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。 【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc. その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。 欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。 気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる! 【書誌情報】 タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』 著者: よっしぃ イラスト: 市丸きすけ 先生 出版社: アルファポリス ご購入はこちらから: Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/ 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/ 【作者より、感謝を込めて】 この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。 そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。 本当に、ありがとうございます。 【これまでの主な実績】 アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得 小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得 アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞 復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞 オリコンランキングライトノベル 週間BOOKランキング 18位(2025年9月29日付)

クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる

アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。 でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。 でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。 その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。 そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ソロ冒険者のぶらり旅~悠々自適とは無縁な日々~

.
ファンタジー
今年から冒険者生活を開始した主人公で【ソロ】と言う適正のノア(15才)。 その適正の為、戦闘・日々の行動を基本的に1人で行わなければなりません。 そこで元上級冒険者の両親と猛特訓を行い、チート級の戦闘力と数々のスキルを持つ事になります。 『悠々自適にぶらり旅』 を目指す″つもり″の彼でしたが、開始早々から波乱に満ちた冒険者生活が待っていました。

1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!

マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。 今後ともよろしくお願いいたします! トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕! タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。 男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】 そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】 アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です! コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】 マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。 見てください。

アラフォーおっさんの週末ダンジョン探検記

ぽっちゃりおっさん
ファンタジー
 ある日、全世界の至る所にダンジョンと呼ばれる異空間が出現した。  そこには人外異形の生命体【魔物】が存在していた。  【魔物】を倒すと魔石を落とす。  魔石には膨大なエネルギーが秘められており、第五次産業革命が起こるほどの衝撃であった。  世は埋蔵金ならぬ、魔石を求めて日々各地のダンジョンを開発していった。

裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね

魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。 元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、 王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。 代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。 父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。 カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。 その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。 ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。 「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」 そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。 もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。 

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

処理中です...