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フィンネルとヘレナ 其の四
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「ラフィーっ!」
今日だけで何度この名を叫んだだろうか。
声を張り上げながらもふと、そんなことを思う余裕が生まれほどに、目の前の光景は現実感の無いまやかしに見えた。
あのいつもヘラヘラと笑い、命令無視の独断でモンスターの群れに突っ込み、そしてボロボロになりながらもいつもの眩しい笑顔で帰ってくる。
それがヘレナの知るフィンネルの姿。
決してわけのわからない男に隙を突かれ、背後から刺されてわけもわからず死ぬようなことあり得ない。
ならば夢や幻の類、タチの悪い白昼夢を見てしまった。
そう思いたくなるのも事実だ。
違うそうじゃないこれは現実だと、ヘレナは心の中の自分を叱咤する。
(まだ死んだと決めつけるには早いわ。あのナイフには大した殺傷性は無いかもしれない、アテナ様だって元気?になってるわけだし)
悶えるアテナの姿は女のヘレナから見ても色欲を抱きたくなるほどのエロスを感じながら。
しかしそのことよりもアテナが死んでいなかったという事実と、フィンネルが死んでいない可能性を示しているという事実が最重要であった。
ダンジョン攻略をしているうえでヘレナには性格上の欠点がある。
慎重過ぎる完璧主義者、昔ファミリアのメンバーに言われたこの一言が、今もヘレナの胸を時折締め付ける。
しかしヘレナはへこたれることはなかった。
考え過ぎて動けずフリーズしてしまう欠点を直すべく、当時あまり好きではなかったフィンネルと行動を共にし欠点の克服へと挑んだ。
自分とは対極な考えなしで無鉄砲な性格のフィンネルと最初は衝突は繰り返した。
何度も何度も些細なことで口喧嘩を繰り返し、あと少しで武器と魔法を使った本気の喧嘩になりかけたことも数えきれない。
周りの人間が止めなければ今頃どっちかが大怪我をしていたかもわからないと思っている。
ただ、いつの間にか年の離れた兄しかいないヘレナにとって、同年代で言い合える姉妹のような存在へと変わっていたのである。
今でも口喧嘩は絶えないが、それでもヘレナは姉であり妹であり親友でありライバルだと思っている。
だからヘレナは今この瞬間において一歩踏み出した。
考えるよりも早く、結論を待つよりも早く、想いよりも早く動いた。
自分の壁を破った晴れ晴れとした感覚と、憎悪に満ちたドス黒い感情を携えて。
「水虎の舞第三楽章。飢えた獣は獲物を求め彷徨う、狩りが始まる踊れや踊れ、水虎は喰らう血肉を喰らう、王者は歩む───」
唄を口ずさむように、しかし陽気ではなく呪符でも読み上げるかのように暗鬱に、ヘレナが詠唱を始めた。
だが、その暗く陰った心の内すら一瞬忘れてしまうほど、あまりにも陽気な声が路地に響いたのだ。
「───はいっ!ドッキリ大成功ー!!」
「……何が?」
ふざけてるとしか言いようがない男の言葉に、ヘレナはぼそりと呟くしかなかった。
おもちゃのナイフでした~と言い刃先を押すと沈み込むナイフも、何それ凄いと目を輝かせるフィンネルの姿も、ヘレナにとってはどれも異様な光景に見えた。
「ねぇねぇヘレナ見てよこれ!押すと引っ込むんだって、しかも鉄じゃないし。傷もないよ~」
引き締まったくびれのある腰に傷が無いことをヘレナに見せつけ、フィンネルは無邪気な子供のように笑っていた。
「傷が無いのはわかったわ。アテナ様の血は偽物?何故?この行為にどんな意味が?」
「うん、偽物。何故と聞かれると困るんだけど、強いていうなら面白そうだったからかな。意味は特に無いよね、なんとなく面白そうな企画だなと思ったからやった、後悔はしていない」
フィンネルが傷付けられたという勘違いにより生まれた怒り自体は燻り続け矛先を探していた。
そしてその矛を向けるべき相手が決まった。
黒髪で切り揃えられた短めの髪、整髪料か何かでツンツン尖らせ、おもちゃのナイフを持って笑っている男である。
意味もなく面白半分でポセイドンファミリアの矜持を傷付けられたのだ、それを簡単に許せるはずもない。
空気が読めないと言われようが関係ない、落とし前は付けるのが筋というものだろう。
何をどうすればこのような行為に及ぶのかと、皆目見当が付かないヘレナ。
「いや、ほら。神様をナイフで刺すドッキリしたらどうなるかなって反応見ようと思って。うんうん、なかなか面白い反応だったよ、顔出ししても問題ないよね?動画このまま使っていいかなお嬢ちゃん?」
後半の言葉こそ理解しかねたヘレナだが、単なるおふざけのためにここまでのことをしたということははっきりと理解できた。
「……そうなの。昨日といい今日といい、わかったわ。今からたっぷり後悔させてあげるわ」
ここまでやられておいて許せるはずもなく、ヘレナは当初の目的通り制裁を加えることに決めた。
「昨日?……ごめん、昨日のことは知らないんだけど。なんかあったっけ会うの初めてだよね?」
「いいわ、しらばっくれても関係ないもの。後でちゃんとした理由を問いただしてあげるから」
震える手を握り締め、歯をくいしばったちょうどその時。
背後から足音が響いたことに気付いたヘレナは振り向いた。
そして、ヘレナは勝利を確信する。
口元は薄く微笑を張り付け、見下すような格好で目を細めるヘレナ。
その背後にはそれ以上の威圧感を放つ男。
ポセイドンファミリア所属、ディスロック=アバルトヘイドである。
目つきは凶悪なまでに鋭く、大きく裂けた口からは犬歯を覗かせ、灰色の髪は艶がなく野生の獣のようだった。
ファー付きの襟のある服でも着るかのように、首元には灰色の獣の毛皮を巻いており。
下は短パン上は丈の短い半袖の黒光りした皮のジャケットを着て、その両方とも何らかのモンスターの皮でできている。
背は高くはないが引き締まった細身の身体付きで、だらりと両手を前側に倒し少し猫背気味の格好をとっていた。
「悪りぃ悪りぃ。組合の可愛い嬢ちゃんと話してたら遅れたぜぃ。もう始まってんだろ戦闘、お前ら雑魚が手こずる程度じゃ大したことないんだろうけどな」
大きく裂けた口を僅かに動かし出てきた声は唸る獣のように喉を鳴らした声。
その節々から、人を飲んだような嘲笑が混じっていた。
この男を例える際、多くの者がとあるモンスターに例える。
ダンジョン内にて群れを成し行動する白狼、シルバーファングである。
シルバーファングは頭がキレる狡猾なモンスターで、森の中で一人になると必ず襲われ神隠しのように冒険者が消えると恐れられているほど。
本人もウェアウルフという人狼の種族ということも相まって、白銀の一匹狼という二つ名を冠している。
集団で行動するシルバーファングに例えられる割に一匹狼という二つ名に違和感は覚えるかもしれない。
しかしそれは彼の普段の言動に起因しているだけ。
そしてヘレナ達ポセイドンファミリアのメンバーはよく知っている、実は意外と面倒見が良く集団戦が得意ということを。
ヘレナ自身はこの男の普段の態度のせいで特別親しくはないが、戦闘における彼への信頼は他と比べても何ら遜色ない。
「気を付けてディスロック、あいつまだ本気じゃないわ。近接と魔法に長けてるオールラウンダーよ」
「要は器用貧乏だろ?近接特化の俺の敵じゃねぇ」
獲物を狙うモンスターさながらに足音を殺しジワリジワリと距離を詰めるディスロック。
その言葉とは裏腹にどんな獲物だろうとこの男が油断することはない、悪意のない殺意だけを持って常に全力で狩りをする。
「援護は私とラフィーでします。ラフィー!次はおもちゃのナイフは使ってこないわ」
「あっ、うん、戦闘ね。わかってる。次からは気を付けるよ」
軽くバックステップするだけで大きく距離を取ったフィンネル。
心強い味方を得たヘレナとフィンネルは、未だ謎多きアテナファミリアの三人組と再び対峙するのだった。
今日だけで何度この名を叫んだだろうか。
声を張り上げながらもふと、そんなことを思う余裕が生まれほどに、目の前の光景は現実感の無いまやかしに見えた。
あのいつもヘラヘラと笑い、命令無視の独断でモンスターの群れに突っ込み、そしてボロボロになりながらもいつもの眩しい笑顔で帰ってくる。
それがヘレナの知るフィンネルの姿。
決してわけのわからない男に隙を突かれ、背後から刺されてわけもわからず死ぬようなことあり得ない。
ならば夢や幻の類、タチの悪い白昼夢を見てしまった。
そう思いたくなるのも事実だ。
違うそうじゃないこれは現実だと、ヘレナは心の中の自分を叱咤する。
(まだ死んだと決めつけるには早いわ。あのナイフには大した殺傷性は無いかもしれない、アテナ様だって元気?になってるわけだし)
悶えるアテナの姿は女のヘレナから見ても色欲を抱きたくなるほどのエロスを感じながら。
しかしそのことよりもアテナが死んでいなかったという事実と、フィンネルが死んでいない可能性を示しているという事実が最重要であった。
ダンジョン攻略をしているうえでヘレナには性格上の欠点がある。
慎重過ぎる完璧主義者、昔ファミリアのメンバーに言われたこの一言が、今もヘレナの胸を時折締め付ける。
しかしヘレナはへこたれることはなかった。
考え過ぎて動けずフリーズしてしまう欠点を直すべく、当時あまり好きではなかったフィンネルと行動を共にし欠点の克服へと挑んだ。
自分とは対極な考えなしで無鉄砲な性格のフィンネルと最初は衝突は繰り返した。
何度も何度も些細なことで口喧嘩を繰り返し、あと少しで武器と魔法を使った本気の喧嘩になりかけたことも数えきれない。
周りの人間が止めなければ今頃どっちかが大怪我をしていたかもわからないと思っている。
ただ、いつの間にか年の離れた兄しかいないヘレナにとって、同年代で言い合える姉妹のような存在へと変わっていたのである。
今でも口喧嘩は絶えないが、それでもヘレナは姉であり妹であり親友でありライバルだと思っている。
だからヘレナは今この瞬間において一歩踏み出した。
考えるよりも早く、結論を待つよりも早く、想いよりも早く動いた。
自分の壁を破った晴れ晴れとした感覚と、憎悪に満ちたドス黒い感情を携えて。
「水虎の舞第三楽章。飢えた獣は獲物を求め彷徨う、狩りが始まる踊れや踊れ、水虎は喰らう血肉を喰らう、王者は歩む───」
唄を口ずさむように、しかし陽気ではなく呪符でも読み上げるかのように暗鬱に、ヘレナが詠唱を始めた。
だが、その暗く陰った心の内すら一瞬忘れてしまうほど、あまりにも陽気な声が路地に響いたのだ。
「───はいっ!ドッキリ大成功ー!!」
「……何が?」
ふざけてるとしか言いようがない男の言葉に、ヘレナはぼそりと呟くしかなかった。
おもちゃのナイフでした~と言い刃先を押すと沈み込むナイフも、何それ凄いと目を輝かせるフィンネルの姿も、ヘレナにとってはどれも異様な光景に見えた。
「ねぇねぇヘレナ見てよこれ!押すと引っ込むんだって、しかも鉄じゃないし。傷もないよ~」
引き締まったくびれのある腰に傷が無いことをヘレナに見せつけ、フィンネルは無邪気な子供のように笑っていた。
「傷が無いのはわかったわ。アテナ様の血は偽物?何故?この行為にどんな意味が?」
「うん、偽物。何故と聞かれると困るんだけど、強いていうなら面白そうだったからかな。意味は特に無いよね、なんとなく面白そうな企画だなと思ったからやった、後悔はしていない」
フィンネルが傷付けられたという勘違いにより生まれた怒り自体は燻り続け矛先を探していた。
そしてその矛を向けるべき相手が決まった。
黒髪で切り揃えられた短めの髪、整髪料か何かでツンツン尖らせ、おもちゃのナイフを持って笑っている男である。
意味もなく面白半分でポセイドンファミリアの矜持を傷付けられたのだ、それを簡単に許せるはずもない。
空気が読めないと言われようが関係ない、落とし前は付けるのが筋というものだろう。
何をどうすればこのような行為に及ぶのかと、皆目見当が付かないヘレナ。
「いや、ほら。神様をナイフで刺すドッキリしたらどうなるかなって反応見ようと思って。うんうん、なかなか面白い反応だったよ、顔出ししても問題ないよね?動画このまま使っていいかなお嬢ちゃん?」
後半の言葉こそ理解しかねたヘレナだが、単なるおふざけのためにここまでのことをしたということははっきりと理解できた。
「……そうなの。昨日といい今日といい、わかったわ。今からたっぷり後悔させてあげるわ」
ここまでやられておいて許せるはずもなく、ヘレナは当初の目的通り制裁を加えることに決めた。
「昨日?……ごめん、昨日のことは知らないんだけど。なんかあったっけ会うの初めてだよね?」
「いいわ、しらばっくれても関係ないもの。後でちゃんとした理由を問いただしてあげるから」
震える手を握り締め、歯をくいしばったちょうどその時。
背後から足音が響いたことに気付いたヘレナは振り向いた。
そして、ヘレナは勝利を確信する。
口元は薄く微笑を張り付け、見下すような格好で目を細めるヘレナ。
その背後にはそれ以上の威圧感を放つ男。
ポセイドンファミリア所属、ディスロック=アバルトヘイドである。
目つきは凶悪なまでに鋭く、大きく裂けた口からは犬歯を覗かせ、灰色の髪は艶がなく野生の獣のようだった。
ファー付きの襟のある服でも着るかのように、首元には灰色の獣の毛皮を巻いており。
下は短パン上は丈の短い半袖の黒光りした皮のジャケットを着て、その両方とも何らかのモンスターの皮でできている。
背は高くはないが引き締まった細身の身体付きで、だらりと両手を前側に倒し少し猫背気味の格好をとっていた。
「悪りぃ悪りぃ。組合の可愛い嬢ちゃんと話してたら遅れたぜぃ。もう始まってんだろ戦闘、お前ら雑魚が手こずる程度じゃ大したことないんだろうけどな」
大きく裂けた口を僅かに動かし出てきた声は唸る獣のように喉を鳴らした声。
その節々から、人を飲んだような嘲笑が混じっていた。
この男を例える際、多くの者がとあるモンスターに例える。
ダンジョン内にて群れを成し行動する白狼、シルバーファングである。
シルバーファングは頭がキレる狡猾なモンスターで、森の中で一人になると必ず襲われ神隠しのように冒険者が消えると恐れられているほど。
本人もウェアウルフという人狼の種族ということも相まって、白銀の一匹狼という二つ名を冠している。
集団で行動するシルバーファングに例えられる割に一匹狼という二つ名に違和感は覚えるかもしれない。
しかしそれは彼の普段の言動に起因しているだけ。
そしてヘレナ達ポセイドンファミリアのメンバーはよく知っている、実は意外と面倒見が良く集団戦が得意ということを。
ヘレナ自身はこの男の普段の態度のせいで特別親しくはないが、戦闘における彼への信頼は他と比べても何ら遜色ない。
「気を付けてディスロック、あいつまだ本気じゃないわ。近接と魔法に長けてるオールラウンダーよ」
「要は器用貧乏だろ?近接特化の俺の敵じゃねぇ」
獲物を狙うモンスターさながらに足音を殺しジワリジワリと距離を詰めるディスロック。
その言葉とは裏腹にどんな獲物だろうとこの男が油断することはない、悪意のない殺意だけを持って常に全力で狩りをする。
「援護は私とラフィーでします。ラフィー!次はおもちゃのナイフは使ってこないわ」
「あっ、うん、戦闘ね。わかってる。次からは気を付けるよ」
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