婚約破棄されまして・裏

竹本 芳生

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側近選び 8 (マリク) BL注意!

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部屋でなにをしようか考えていた時だった、軽いノックの後入って来たのは執事だった。

「失礼致します」

「はい」

執事が慌ててどうしたんだろう?

「申し訳ありませんが液体石鹸の事はご存知でしょうか?」

液体石鹸?いつだったか姉上が石鹸がどうとか書いてた気がするけど……

「いえ、話だけは姉上から少しだけ伺ってますがそれがどういった物かは……」

「左様でしたか。では浴室に置いてありますので説明致します」

足早に向かう執事の後をついて行く。
それは体を洗う為の浅い浴槽の隣の台に置いてある瓶と粗い目の布を手に取り、僅かに水を出すと布を濡らした後瓶の中身を僅かに垂らした。
そのまま何度か擦ると泡が出て来た。

「この状態になりましたら洗いたい場所を洗います。このように……」

泡だらけの布で手を擦り上げていく執事を見て、そう言えば先程の兵舎でも似たような事を……

「ある程度擦りましたら湯や水で泡を流します。当邸ではこの事を洗うと言います。頭を洗う事も出来ます、その場合布で擦るのではなく泡立てた泡を動かすようにしてから湯か水ですすいで下さい」

「分かりました」

「では失礼致します」

水で泡を流し「ドライ」と呟くと水気が消えた。
まだ教えられてない魔法がある。
新しい魔法は領主隊から広まる……その魔法の数々は領主様やその家族から教えられる。
一番早くに教えて貰えるのは側近や専属侍女だ、全てにおいて最も早く様々なモノを与えられる。
僕の目指す場所。
側近となれば副隊長と同等かそれ以上の立場になる。
浴室から執事を見送り湯浴みの準備をする。
説明して貰ったんだ、使わない手は無い。
今日は午後からだと知らされているから時間はある……チラリと深い浴槽を見て、こちらにも湯を溜める事にする。
さすがに領主様となると贅沢に湯を使えるんだな……そう思ったけど、まさか湯が出る魔道具があるとは……実家にあれば使用人も手間が省けるし、何よりも母上が喜ぶだろうな。
早速服を脱いで浅い浴槽の中教えられたように布に瓶の中身を少し垂らす。

「ふぅん?」

布で腕を擦ってみる。

「あれ?これ……結構気持ち良いかも……」

体中擦って体中泡だらけになる。湯を出す為に伸ばした腕が胸の突起に当たった。

「ンッ!」

気持ち良かった。

「ちょっと……位……良いよな……」

湯を出さずに泡だらけの体を弄った。
泡で滑る体は何処も彼処も気持ち良くて何度か子種を吐き出した。
気持ち良い疲れに浸りながら湯で泡を流して驚いた。

「何だこれ……肌触りが変わった?」

今までで一番気持ち良い肌触りだった。
それだけじゃない。
どこか透明感が出たような気がした。
頭……髪も顔もどこかスッキリしてる。

「一度湯に浸かってみよう……」

肩まで湯に浸かる。
……?何だか体が痒い……湯から出て、浅い浴槽へと戻る。

「洗おう……」

再度洗い、また湯に浸かる。
そんな事を何度も行った。
痒みを感じなくってなってから浴室から出て鏡に映った自分を見て驚いた。
そこには白く抜けるやうな肌をした僕が映っていた。
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