婚約破棄されまして・裏

竹本 芳生

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金曜日の妻達は午後のお茶会に何を話す(これは作者の妄想です。……と言う事にしておこうか)

シュバルツバルト領主邸、美しいバラの花が咲き誇る午後のバラ園。
若奥様と呼ばれるラーラルーナとヒルデガルドとエリーゼの三人がお茶会なるものを開いている。
このバラ園は領主奥方であるフェリシアお気に入りであり、自慢のバラ園である。
だがフェリシアは午前のバラの香り高い時間に凄し、午後はこの娘達へと譲っていた。
三人は紅茶と様々な甘味をお茶請けに話し込む。
勿論、侍女達は離れた場所で待機である。

「ハァ……意外だったわ。お兄様ったら結構な攻め様だったわ……」

そう言ってお茶を一口含むラーラルーナ。

「ええ、結構な攻め様具合だったわ……」

シャクッとバタークッキーを齧るエリーゼ。

「でも素敵でしたわ~♡」

ハムハムとマドレーヌを頬張るヒルデガルド。

「あー……うん、トールお兄様と比べると素敵かも……」

「分かるわ~(笑)軽そうな見た目に反して鬼畜攻めだものね、トール様」

「本当ですわ……まさかトール様があんなに凄いなんて思いもしませんでしたわ。良かったわ、フレイがいてくれて……私、あんな事されたらと思うとゾッとしますもの」

「分かるわ~(笑)私もキャスバル様にあんなに攻められたら翌日動けませんもの」

「あー……ソウデスネ……」

エリーゼの目はどこか遠くを見てしまいます。

「あら、お兄様は普通より少し大きい位ですもの。まだ何とか……なりませんわね」

ラーラルーナのフォローはフォローじゃありません。

「でもお兄様達に比べれば幾分かマシだと……」

溜息混じりに言ってしまうエリーゼ。

「そんな事より、あの巨大な剣を苦も無く飲み込めるモノを持ってるレイとフレイの凄さですわ!」

握り拳で力説するヒルデガルド。

「あの二人のケツマン〇は尋常じゃないわよね!」

勢い良くなるラーラルーナ。

「そうね、それは確かだわ……」

トーンダウンするエリーゼ。

「とんでもないホールよね!馬並みって凄いわよね!」

見た目可愛いラーラルーナから溢れる言葉。

「でも遺伝らしいから……」

「代々巨根かぁ!凄いわね!」

エリーゼとラーラルーナの会話は明け透け過ぎる。

「だからこその側近だったりして……」

ヒルデガルドの呟きにコクコクと頷くエリーゼとラーラルーナ。

「言えるかも……どんなに見た目美丈夫でも基礎体力が凄いもの。その上アレでしょう……女の身では本当に壊れると思うわ」

エリーゼの目は真剣だ。

「そうね、週一でも体力持たないわ」

ラーラルーナも頷きながら本音を漏らす。

「私も~、トール様の責めよう見たらフレイにお任せしないと無理ですわ」

同意するヒルデガルド。

……到底香しいバラ園の中、紅茶とお菓子を楽しむ……ほんの数年前まで令嬢だった者達の会話等とは思いたくない。
だが遠目にはいまだ麗しい夫人達のお茶会にしか見えない。
真相を知らない者達は話す。
お年が近いからかしら、とても仲が良くてらっしゃるわ!
と……
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