婚約破棄されまして(笑)

竹本 芳生

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連載

毎日が忙しい! 3

バラの宴の招待状を捌きまくってるけど、追いつかない!
って……ん?これは王都……王宮からだわ……
アンネローゼ様とミネルバ様からだわ……お二人ともお元気そうね。え?グレース妃殿下がお亡くなりになって大変……って知らなかったわ。お母様からは何も聞かされてないわ……
私が子育て大変だから気遣ってくれたのかしら?
明日にでもお母様とお茶してお話しをしないといけないわね……
グレース妃殿下……いえ、今は妃殿下と言ってはいけなかったわね。確か帝国の自治領扱いになったんだっけ。
王宮では、お世話になったもう一人の母と言っても良い方だったのよ……
今はパトリクス様とウィルフレッド様のお二人で何とかしてるんだっけ。
政治的な事は余りよく知らされてないけど、お父様とキャスバルお兄様が何かしらやってるわよね。
何ていうか……激動の時代?って言えば良いのかしら?
とにかくアンネローゼ様とミネルバ様には何かしら贈り物をしなきゃだわ。
お心を慰める物とお子様に良さそうな物と……食べる物とか足りてるかしら?キンダー侯爵家もロズウェル伯爵家からも何かしら送られてるとは思うけど、我が家からもやっぱり何か贈っとかないとね!
大切な友人ですもの!
何が良いかなぁ~あれもこれも贈りたいなぁって思ったら荷馬車二台位埋まっちゃいそう(笑)布に食べ物に細々としたお飾り(特産品になりつつある魚鱗の物は珍しいし人気出ると思うのよ!)とか毛皮も贈りたいし……
考えるだけで楽しくなっちゃう。贈り物って考える時間が楽しいのよね!
布も天蚕の物を……って少しランク落とした物じゃないと怒られちゃうかしら?まぁ、ランク落ちと言っても絹よりも光沢はあるし軽くて柔らかいから大丈夫よね。
布は染め上げて貰わないとかしら?既に染めてある物があれば、そちらの方が良いかしら?そっちも要相談ね。

「エリーゼ様、そろそろ一息入れませんか?お顔が厳しくなっておりますよ」

「え?そう?分かったわ、お茶をお願いねアニス」

執務机から離れてティーテーブルへ向かう。
うっかりソファに座ったらダメな気がする。

「エリーゼ様、アイリ様をお連れしますか?」

今現在、アイリとローリエちゃんは私の子供部屋でエミリ・シンシア・ソニアの三人が交代で筆頭乳母として面倒を見てくれてます。安心です。しかも侍女が三人常駐してるのでお世話はお任せです。
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