婚約破棄されまして(笑)

竹本 芳生

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新天地を! 82

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ガタガタと揺れるのは仕方ないですが、既に魔法でちょっと浮いてるので誰も痛みに悩まされません。

「楽しみだわ、温泉郷はそうそう行けないものね」

お母様が切り出してキタァ!

「ええ、本当ですねフェリシア様」

……エミリ絶好調な笑顔でお母様に応えてます。
対面のお母様の笑顔が眩しいです。

「温泉郷もお肌の調子が良くなって……すぐに行ける場所にそんな施設を作るなんてエリーゼったら、そんなにお母様を喜ばせてどうするの?」

「どうもしません。でもお母様と一緒に湯浴みをするのは楽しみです。それにサウナでたっぷり汗をかきたいですしね!」

「あら?そんなに汗をかけるのかしら?サウナ?聞いた事ないわ」

「室温を上げて汗をかくための施設ですわ。新しい方にしかありませんけど、汗をかくと新陳代謝が上がってお肌ツルツルになりますよ」

前世で思った事をチョロッと言ってみたら、強い視線を感じてブルリと震える。
お母様でした。
その射殺すような視線を娘に向けるの止めて下さい。

「どういう事かしら?」

震えるな!負けるな!頑張るのよ、私!

「あっ……汗と一緒に古い角質が取れて肌がツルツルに……だから汗をかくためにサウナという高温施設に入ってですね……」

「美容の為にサウナに入る……と、いうことかしら?」

うう……お母様が怖い~(泣)

「いえ、サウナに入って体を温めるんですが……その後水風呂に入ります」

「はぁっ!?」

お母様がとんでもない反応しました!初めてです!

「今のは聞かなかった事にして頂戴。なぜ、水風呂なんて……体が冷えてしまうじゃないの……」

その疑問は誰しも思う事です。

「その後、またサウナで体を温めます。で、また水風呂に入りサウナに入ります。もう一度サウナに入り、水風呂に入る。を都合三回行います。そうすると何となくですが体が軽く感じるんです」

正しいサウナの入り方は分からないけど、経験上三回繰り返すと調子良く感じたのよね。

「そう……なの?分からないから試してみるしかないわね」

「でも、最初ですし一回経験するだけって感じでも良いと思います。一回入ると結構疲れますし、休憩しないとフラフラするかも知れませんしね」

うん。サウナ入って水風呂入った後ってなぜかフラフラしながら外のベンチで座ってたもの。
その内、楽になって飲む水の美味しさったら!
炭酸水持って行ってサウナの前と後にお母様達と一緒に飲もうっと!
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