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新天地を! 119
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まぁ、そんなこんなで晩ご飯も済み食後のデザートです。
出ました!さすがジム!期待を裏切らない男!
そりゃあ、イチゴもりもり出したし炭酸水も革袋いっぱい置いてきたし作るでしょ。
完成度もお茶の時に頂いた物よりも上がってました。デコレーションの技術が……より華やかに美しくなってました。
イチゴの使い方もより華やかに美しくなってました……
「まぁ……」
お母様が目を見開いて、その美しさに釘付けになり。
「ほぉ……」
お父様がケーキとお母様を見て溜息交じりに声を上げた。
お祖母さまはそんなお父様が面白いらしくクスクスと笑いっぱなしで、そんなお祖母さまを見たお祖父さまはご機嫌でワインを飲んでる。
お兄様達?お兄様達は私とケーキを見てるけど、特に変わりません。
だって私は平常心だから!
ケーキが切り分けられそれぞれの前に置かれ、新しい紅茶が淹れられる。お祖父さま以外。
「お祖父さま、こちらは甘味ですわ。ワインと合うかしら?」
「儂は一口分先にくれ。もしイケそうなら一つ貰おう」
そう言うとメイドがサッと動き、残っているケーキを一口分だけ切ってお祖父さまの所に持って行く。
お祖父さまは受け取り、すぐに食べてしまった。
「むぅ……儂はちょっといらんな。美味いと思うが今日は遠慮しておこう。何、儂の分は可愛い義理娘が食べてくれるだろう」
そう言うとニコリとお母様を見て笑った。
「ありがとうございます、お義父様。では、お義父様の分を私の所に」
お母様の前にお祖父さまのケーキが置かれた。……幸せそうです。
ん?お祖父さまが私を見てます。
「エリーゼよ、ワインに合う何かはあるかな?」
お祖父さまよ……ケーキよりも摘みを寄こせと仰るか。
収納リストをチェック!あ……ビーフジャーキーってある。ピスタチオもあるし、アーモンドもある。
無難だけど、この辺かな?手の込んだお摘まみは用意出来ませんの事よ。
「簡単な物ですけど」
収納からお皿を出してビーフジャーキーとピスタチオとアーモンドを出して、メイドに渡す。
即座にお皿はお祖父さまの所に運ばれ、お祖父さまは嬉々としてジャーキーを手に取り齧った。
「おお!刺激的な味だがワインに合うな!」
お祖父さま、大喜びです。
……ジャーキー片手にワイン飲む姿……上品な筈なのにワイルド過ぎて、貴族(高位)には見えません。
ワインラッパ飲みだったら、どこかの海賊とか山賊にしか見えないです……
出ました!さすがジム!期待を裏切らない男!
そりゃあ、イチゴもりもり出したし炭酸水も革袋いっぱい置いてきたし作るでしょ。
完成度もお茶の時に頂いた物よりも上がってました。デコレーションの技術が……より華やかに美しくなってました。
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「まぁ……」
お母様が目を見開いて、その美しさに釘付けになり。
「ほぉ……」
お父様がケーキとお母様を見て溜息交じりに声を上げた。
お祖母さまはそんなお父様が面白いらしくクスクスと笑いっぱなしで、そんなお祖母さまを見たお祖父さまはご機嫌でワインを飲んでる。
お兄様達?お兄様達は私とケーキを見てるけど、特に変わりません。
だって私は平常心だから!
ケーキが切り分けられそれぞれの前に置かれ、新しい紅茶が淹れられる。お祖父さま以外。
「お祖父さま、こちらは甘味ですわ。ワインと合うかしら?」
「儂は一口分先にくれ。もしイケそうなら一つ貰おう」
そう言うとメイドがサッと動き、残っているケーキを一口分だけ切ってお祖父さまの所に持って行く。
お祖父さまは受け取り、すぐに食べてしまった。
「むぅ……儂はちょっといらんな。美味いと思うが今日は遠慮しておこう。何、儂の分は可愛い義理娘が食べてくれるだろう」
そう言うとニコリとお母様を見て笑った。
「ありがとうございます、お義父様。では、お義父様の分を私の所に」
お母様の前にお祖父さまのケーキが置かれた。……幸せそうです。
ん?お祖父さまが私を見てます。
「エリーゼよ、ワインに合う何かはあるかな?」
お祖父さまよ……ケーキよりも摘みを寄こせと仰るか。
収納リストをチェック!あ……ビーフジャーキーってある。ピスタチオもあるし、アーモンドもある。
無難だけど、この辺かな?手の込んだお摘まみは用意出来ませんの事よ。
「簡単な物ですけど」
収納からお皿を出してビーフジャーキーとピスタチオとアーモンドを出して、メイドに渡す。
即座にお皿はお祖父さまの所に運ばれ、お祖父さまは嬉々としてジャーキーを手に取り齧った。
「おお!刺激的な味だがワインに合うな!」
お祖父さま、大喜びです。
……ジャーキー片手にワイン飲む姿……上品な筈なのにワイルド過ぎて、貴族(高位)には見えません。
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