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新天地を! 127
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無事渡したのでサロンに帰ります。
「あんなにもイチゴを……」
「あら?でも使用人にも食べて貰おうと思ったらあれ位は必要じゃないかしら?」
ソニアが喋ってる!
「……!四番隊の分!」
「そうよ。今日は四番隊帰還のお祝いをするから……料理長も張り切ってたの見えたでしょ?」
ジムの向こうで滅茶苦茶張り切ってた。そりゃもう、作り置き出来る物はじゃんじゃん作ろうって言うね。
それに厨房隣の食料倉庫(小)に冷蔵庫置いてるしね。
前庭にはコンロがあるから、下拵えしておけば焼いたりとかコンロで出来るものね。
「そうですね……いつもより勢いがありました」
「ふふっ……四番隊、驚くかしら?」
「はい」
そんな話しをしてサロンに帰って来ました。
「エリーゼ、お帰りなさい。これで厨房に行かなくても済むかしら?」
「あぁ、お母様。まだ分かりませんけど、必要な物があれば執事長からでも連絡があるでしょう。ソニアをお借り頂き助かりました」
お母様はニッコリ微笑む。
「良いのよ、たまには違う侍女も良いものでしょう?」
「え……?ええ、でもアニスがいれば大抵の事は……」
いきなり何かしら?
「エリーゼ。貴女が婚姻したらアニスも婚姻するでしょう?子供が出来たら侍女の仕事は少しの間お休みするのよ。その間はどうするの?困るでしょう。だからね、シルヴァニアの里に行ったら良い娘を侍女に選びましょうね」
……何か目的増えた……
「はい……」
そりゃそうよね、アニスだって婚姻したら子供出来るわよね。私だって子作りする訳……だし……って、ルークとの赤ちゃん……
「まぁ、エリーゼ。お婿さんとの事を想像したのね、そんなに可愛らしいお顔で……初々しいわねぇ。是非とも私にひ孫を見せて欲しいものねぇ」
「お祖母さま!あの、その……授かりものなので……でも、お祖母さまにお見せしたいです!」
恥ずかしいけど、やっぱり赤ちゃん欲しい……好きな人の赤ちゃん……
お祖母さまのお年を考えたら早く欲しいけど、こればっかりは……
「良いわね。エリーゼの生む赤ちゃんは私も見たいわ」
お母様がニンマリと嗤う。
コワっ!何?何なの?黒い微笑みとか怖すぎるんですけど!
「え……と、お母様?」
「ああ……でも、旅の間は良くないわね。こちらに帰って来たら授かるようになると良いわね」
「そうですね……」
お母様が怖すぎる~……
「あんなにもイチゴを……」
「あら?でも使用人にも食べて貰おうと思ったらあれ位は必要じゃないかしら?」
ソニアが喋ってる!
「……!四番隊の分!」
「そうよ。今日は四番隊帰還のお祝いをするから……料理長も張り切ってたの見えたでしょ?」
ジムの向こうで滅茶苦茶張り切ってた。そりゃもう、作り置き出来る物はじゃんじゃん作ろうって言うね。
それに厨房隣の食料倉庫(小)に冷蔵庫置いてるしね。
前庭にはコンロがあるから、下拵えしておけば焼いたりとかコンロで出来るものね。
「そうですね……いつもより勢いがありました」
「ふふっ……四番隊、驚くかしら?」
「はい」
そんな話しをしてサロンに帰って来ました。
「エリーゼ、お帰りなさい。これで厨房に行かなくても済むかしら?」
「あぁ、お母様。まだ分かりませんけど、必要な物があれば執事長からでも連絡があるでしょう。ソニアをお借り頂き助かりました」
お母様はニッコリ微笑む。
「良いのよ、たまには違う侍女も良いものでしょう?」
「え……?ええ、でもアニスがいれば大抵の事は……」
いきなり何かしら?
「エリーゼ。貴女が婚姻したらアニスも婚姻するでしょう?子供が出来たら侍女の仕事は少しの間お休みするのよ。その間はどうするの?困るでしょう。だからね、シルヴァニアの里に行ったら良い娘を侍女に選びましょうね」
……何か目的増えた……
「はい……」
そりゃそうよね、アニスだって婚姻したら子供出来るわよね。私だって子作りする訳……だし……って、ルークとの赤ちゃん……
「まぁ、エリーゼ。お婿さんとの事を想像したのね、そんなに可愛らしいお顔で……初々しいわねぇ。是非とも私にひ孫を見せて欲しいものねぇ」
「お祖母さま!あの、その……授かりものなので……でも、お祖母さまにお見せしたいです!」
恥ずかしいけど、やっぱり赤ちゃん欲しい……好きな人の赤ちゃん……
お祖母さまのお年を考えたら早く欲しいけど、こればっかりは……
「良いわね。エリーゼの生む赤ちゃんは私も見たいわ」
お母様がニンマリと嗤う。
コワっ!何?何なの?黒い微笑みとか怖すぎるんですけど!
「え……と、お母様?」
「ああ……でも、旅の間は良くないわね。こちらに帰って来たら授かるようになると良いわね」
「そうですね……」
お母様が怖すぎる~……
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