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嫁入り支度 48
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でも何故かしら、お母様とさっきから目が合うのよね。
……?待って!私、お母様のこの目を良く見てるわ!そう……スイーツ女子の時の目よ!まさか、お母様……食後のスイーツを待ってるの?私が用意出来るのはミント&ゆずのお口がサッパリするシャーベットよ!お母様の大好きな甘さたっぷり系じゃありません!
「お母様、食後の甘味の事ですけど……」
「何かしら?私、とっても楽しみだわ」
お母様……満面の笑みで瞳をキラキラさせています。ごめんなさいお母様……私、お母様の期待を裏切ります。
「お母様、食後の甘味はお口直しにピッタリなほんのり甘いスッとするシャーベットです」
「え……」
お母様のお顔がみるみるうちにションボリしていきます。
「そうなのね……」
でもお母様のお顔をこれ以上ションボリさせない切り札を出しましょう。
「ええ。この時間にお母様の大好きな甘味をたっぷり食べたら、お肉がついてしまいますわよ」
グッ!とお母様のスプーンを握る手に力が入ったのが目に見える。それはほんの一瞬だったけど、私見逃しませんでした。
「そうね……分かっているわ。夜ですものね……」
ん?お母様の目がキラーンって光ったわ。
「明日のお昼は豪華な甘味を食べたいわ!」
お母様……明日は私と一緒にエルフの所に行って、領都に行く予定ですよね?
午前中にエルフの所に行ってお昼ご飯をたっぷり……お母様は甘味をたっぷり食べてから領都に行く。そう言う事ですね!
「分かりました!朝、料理長にお願いしておきますね!お昼ご飯に甘味をたっぷり食べれる様に私から材料を差し入れておきます!」
お母様は満足げに微笑みました。うん、お母様嬉しそう。
「エリーゼは明日の昼食は何にするつもりなんだ?」
ヒョイパクと揚げニンニクを食べては合間合間にサラダを摘まむルークに聞かれ、うーん……と考える。
特に考えてなかった。どうしようかな?スイーツをボリュームあるものって言うとケーキ系だと思ってるけど、あんことクリーム合わせるのもアリだと思うのよね。
白あんなら生クリームと果汁を合わせたらどうなのかしら?それをスポンジで挟む?
あ、から揚げ終わった。もう少し食べようっと……って……あれ?無い。
「お待たせ致しました」
目の前に大皿が置かれ、無言でから揚げを幾つか取り皿に載せる。
箸で掴んでモグモグと齧る。衣はサクサク、噛む度に肉汁がジュワッと出て来る。美味し……
何だっけ、ああ……そうだ。明日のお昼ご飯だっけ……
……?待って!私、お母様のこの目を良く見てるわ!そう……スイーツ女子の時の目よ!まさか、お母様……食後のスイーツを待ってるの?私が用意出来るのはミント&ゆずのお口がサッパリするシャーベットよ!お母様の大好きな甘さたっぷり系じゃありません!
「お母様、食後の甘味の事ですけど……」
「何かしら?私、とっても楽しみだわ」
お母様……満面の笑みで瞳をキラキラさせています。ごめんなさいお母様……私、お母様の期待を裏切ります。
「お母様、食後の甘味はお口直しにピッタリなほんのり甘いスッとするシャーベットです」
「え……」
お母様のお顔がみるみるうちにションボリしていきます。
「そうなのね……」
でもお母様のお顔をこれ以上ションボリさせない切り札を出しましょう。
「ええ。この時間にお母様の大好きな甘味をたっぷり食べたら、お肉がついてしまいますわよ」
グッ!とお母様のスプーンを握る手に力が入ったのが目に見える。それはほんの一瞬だったけど、私見逃しませんでした。
「そうね……分かっているわ。夜ですものね……」
ん?お母様の目がキラーンって光ったわ。
「明日のお昼は豪華な甘味を食べたいわ!」
お母様……明日は私と一緒にエルフの所に行って、領都に行く予定ですよね?
午前中にエルフの所に行ってお昼ご飯をたっぷり……お母様は甘味をたっぷり食べてから領都に行く。そう言う事ですね!
「分かりました!朝、料理長にお願いしておきますね!お昼ご飯に甘味をたっぷり食べれる様に私から材料を差し入れておきます!」
お母様は満足げに微笑みました。うん、お母様嬉しそう。
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ヒョイパクと揚げニンニクを食べては合間合間にサラダを摘まむルークに聞かれ、うーん……と考える。
特に考えてなかった。どうしようかな?スイーツをボリュームあるものって言うとケーキ系だと思ってるけど、あんことクリーム合わせるのもアリだと思うのよね。
白あんなら生クリームと果汁を合わせたらどうなのかしら?それをスポンジで挟む?
あ、から揚げ終わった。もう少し食べようっと……って……あれ?無い。
「お待たせ致しました」
目の前に大皿が置かれ、無言でから揚げを幾つか取り皿に載せる。
箸で掴んでモグモグと齧る。衣はサクサク、噛む度に肉汁がジュワッと出て来る。美味し……
何だっけ、ああ……そうだ。明日のお昼ご飯だっけ……
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