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春が来た! 63
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「それにしても鮎か……鮎、美味しいよな!」
「えっ?ええ、そうね」
釣り立てのヤツならすぐに塩焼きにして食べたりして美味しかったけど、すでに冷凍されてたヤツとかは解凍して甘露煮とか作ってたのよね……
結構上流だから鮎釣りやるお爺とか多かったのよ。お爺ちゃんの知り合いとか、夏場の手土産は鮎とスイカとか鮎とナスとか……おかげで食材に困らなかったけど。
「こっちだと鮎とかいるのか?」
「……そう言えば見ないかも……うちは基本海魚だから……川魚は記憶に無いわ……」
王都にいる時でさえ、領地で獲れた海魚食べてたから本当に分からないのよ……
「旅の間も持って来てたのは海の魚介類ばっかりだったな……こうなると俄然、川魚に興味が湧くな」
「え……釣り好きなの……?」
「ん?アウトドア派だからな!」
「アウトドア派……キャンプとかやっちゃう系?」
「まぁな!インドアも好きだけど、アウトドアも好きなんだ!何でも楽しめる方がお得だろ!」
イケメンの口からお得……このギャップよ……
「お得って単語が出るとは……」
「そりゃあ出身地が同じ県内なんだから分かるだろ」
「まぁ、分かるけど。その顔と声でお得ってミスマッチ過ぎて」
「あー……そこは勘弁な」
「ええ。所で誰も来ないのはなぜかしら?結構時間たってる気がす……気がするじゃないわよ!たってるわよ!」
「……気を効かせてくれてる……のか?」
「そう……かしら?」
マップ展開して確認すれば、家族皆が食堂にいる。
「エリーゼ様、食堂を見て参りましょうか?」
アニスがサッとやって来て、声をかけてくれる。さすが、出来る侍女です!
「ええ。よろしくね」
「はい」
足早にサロンを出たアニスを見送ってまだ熱い紅茶を飲む。
ジッとマップを見てアニスの動きを目で追う。思ったより早い。私の目が届かない所では、こんなに早いのか……
てか、うちの使用人メッチャ多い!凄い数の使用人があちこち動き回ってる!
「どうした?」
「え?ええ、うちの使用人の多さと動きに驚いただけよ」
「ああ!ここ、多いよな!でも足りない位じゃないか?かなり広いから大変だと思うけど?維持するのも大変だろ?」
維持……?
「老朽化とかするだろ?そしたら修繕専門の使用人とかも……いるよな?」
「多分いない……」
謎が一つ増えました!
「えっ?ええ、そうね」
釣り立てのヤツならすぐに塩焼きにして食べたりして美味しかったけど、すでに冷凍されてたヤツとかは解凍して甘露煮とか作ってたのよね……
結構上流だから鮎釣りやるお爺とか多かったのよ。お爺ちゃんの知り合いとか、夏場の手土産は鮎とスイカとか鮎とナスとか……おかげで食材に困らなかったけど。
「こっちだと鮎とかいるのか?」
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「ああ!ここ、多いよな!でも足りない位じゃないか?かなり広いから大変だと思うけど?維持するのも大変だろ?」
維持……?
「老朽化とかするだろ?そしたら修繕専門の使用人とかも……いるよな?」
「多分いない……」
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