婚約破棄されまして(笑)

竹本 芳生

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連載

春が来た! 183

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「うむ!美味い!」

ラーメンを食べてたら皇太子殿下から美味い!の声が聞こえました。

「美味い!美味い!」

そんなに気に入りましたか……ん?チラ見したら結構なスピードでラーメンフォークが動いてました。
そんな皇太子殿下を見て微笑みながら唐揚げをハイスピードで上品なフォーク捌きで食してるルークママ。
あらかな?帝国の淑女は上品だけどハイスピードで食べちゃう系なのかしら?いや、そんな事無いわ。だってラーラルーナ様は普通のスピードだもの。
ハイスピードなのはお母様とルークママだけ……じゃなかった!
シルヴァニア勢が皆ハイスピードでした!
あの大婆様ですらヒョイパクヒョイパクとお刺身食べてます!お箸も普通に使ってます。
大婆様、中々のスピードで色んな海鮮料理食べてる……いや!隣に座ってる若い女性がお世話してる!
エビの殻向きも魚の骨抜き?骨取り?やってる!貝も殻から取り外してる!もう、食べるだけの状態でどんどん食べてる!
よくよく見たら皇太子殿下とルークママもそんな感じだった!
一々自分でやって食べてるの我が家のメンバーとルークだけだった!いや、ラーラルーナ様もだけど!
カオス!カオスです!晩餐会とか言ってますけど、皆食べるのに夢中で無言です。カニでもないのに無言!

パリッ!パリッ!パリッ!

軽快なリズムと音に意識と目線がそちらに持っていかれます。お母様がイチゴあんギョウザを食べ……え?お母様よ……何故に取り皿にてんこ盛りなのですか?そして止まらない箸捌きに私、何も言えません。

「ははは!フェリシアは今日も絶好調だな!」

蕩けそうな笑顔で何言ってやがりますのお父様?あれか!いっぱい食べる君が好き!ってやつか!

「ははは!義父上は義母上が幸せそうに食べてる姿が本当に好きですね。俺もエリーゼが幸せそうに食べてる姿が好きだから、その気持ち分かります!」

「そうか!愛する者の笑顔を守ってこそだからな!」

堂々と言いやがりましたねルーク。そしてお父様も自慢気に言い切りましたね。

「だが!エリーゼを愛する気持ちは息子となるルークよりもあるからな!」

「俺は夫になってもエリーゼを好きで愛すると宣言出来ますよ!」

「何……」

「ホホホ……二人ともお黙りなさい。ハイル、エリーゼはいつまでも私達の娘ですし、そこにエリーゼの夫が入ってくるのは分かってる事でしょう。つまらない張り合いなんてしないで頂戴」

お父様もルークもお母様には勝てません。二人とも「「はい……」」と言って黙りました。
さすがお母様です!
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