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堕ちたビャクヤ
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「そのようなッ! 冗談はッ! 今は要らんぬッ!」
一度、俺に背を向けてからビャクヤは、くるりと振り向いてふざけた。ブライト・ノアか、おめぇは。
「冗談じゃねぇ。そいつは・・・。リンネは正確には人間じゃあねぇんだわ」
「は? 正真正銘、人間でしょうがッ!」
ビャクヤは自分の体液で濡れるリンネの遺体を、手ぬぐいで素早く綺麗にすると、彼女の上に毛布を被せて裸体を隠した。
「いいや。そいつはネクロマンサーのディンゴが作った人造人間だ」
「へ?」
ビャクヤは手を口に添えて仰け反ると、人を馬鹿にしたような笑顔を仮面に作る。
「ハッ! そんな嘘が通じるものかねッ! だとしたら偽りを見通す能力持ちのクライネ様にッ! 主様は正体を見抜かれていたはずですよッ!」
「別にリンネは何も偽っちゃいねぇ。ホムンクルスであることをいつ隠した? あいつは気付かなかっただけで、この世に生を受けてからずっと、ホムンクルスだったんだわ」
「ぐぅっ!」
何も言い返せなくなって、ビャクヤはフラフラとしながらベッドの腰を掛けた。
「俺が言うまでもねぇだろうがホムンクルスってのは寿命は短いし、生殖能力もない。居間にアトラスの日記が開きっぱなしで置いてあった。その開きっぱなしのページを読んだら、リンネは今日寿命が来る事が書いてあった。今日死ぬと知ったリンネは、最後におめぇと思い出を作りたかったんだろうよ。自分は人間で、普通に恋をして普通に結婚して死ぬはずだったのにと思いながら」
「ウッ! グギギギ・・・」
ビャクヤが歯を食いしばりながら声を殺して泣いている。俺に泣いている姿を見られるのが嫌なんだろうか。
「だったら・・・。なぜもっと早く言ってくれなかったのかッ! 吾輩はッ! 主様の為なら何だってしたのに! 誰かの心臓をもぎ取ってッ! 主様に捧げれば寿命が延びると言われればそうしたッ!」
穏やかじゃないねぇ。お前のアライメントは善なのだろう? 今の言葉は俺やディンゴのような悪人が吐く言葉だぜぇ?
「ディンゴから聞いた話だと、リンネは幼い頃に母親共々、魔物に襲われて死んでいる。つまり今あるボーン家の絆は、全てアトラスが寂しさを紛らわせる為に作り出した幻だったんだ。お前はそのおままごとに付き合わされたってわけだ。だからあまり思いつめるなよ。お前の愛したリンネは本物じゃねぇ。作り物だったんだ。よくできた人形みたいなもんだったと思え」
「違う! 吾輩が愛したリンネ様はッ! 本物だった! ホムンクルスだとかそんなの関係ないッ! 彼女の愛もッ! 吾輩が捧げた愛も本物だったのだッ!」
自分の腿を拳で叩いてビャクヤは悔しさを表す。
「彼女の存在を否定してほしくはないッ!」
「ああそうだな。悪かった。(めんどくせぇ)確かにリンネは生きていた。だが、奴は普通の人間のように長生きできなかった。ただそれだけだ」
何を言おうが、自分とリンネに救いがないと気が付いたビャクヤは、頭を抱えて小さな声で質問をしてきた。
「なぜアンナ様はゾンビで、主様はホムンクルスなのだね?」
どうでもいい質問だ。質問でもしないと心が張り裂けそうなんだろうがよ。
「単純にアトラスの予算の都合だ。ゾンビの維持は継続して金がかかるが、ホムンクルスは最初だけ高い金を払えばいいからな」
「・・・」
「なぁ。ビャクヤ。もうボーン家の事は忘れようぜ。このまま全員、死なせたままの方がいいんじゃねぇか? アトラスを生き返らせても、また新しいリンネを作ってくれ、とディンゴに頼みに行くだろうしよ。そしたらお前は十数年後にもう一度悲しむ事になる。そもそも次に作られたリンネが、お前との記憶を受け継ぐとは限らねぇ。下手すりゃ、お前と愛し合った事も忘れているだろうしな」
「・・・」
「俺たちにできるのはこのイノリスの村を去り、どこかで気楽に暮らす事だ。お前もリンネが死ねば、自分の世界に強制送還させられるとか嘘こいてたが、本当は帰る手段がねぇんだろ?」
「帰る手段はある・・・。だが容易ではない・・・。それから・・・、吾輩はリンネ様の事をまだ諦めてはいないッ!」
「無理だつってんだろ。生き返らせたところでリンネは直ぐに死ぬ。俺の刀は健康な状態には戻すが、寿命までは増やせねぇんだよ」
「それでもッ! お願いだッ! 主様を・・・! 主様を生き返らせてくれ!」
ビャクヤは仮面の下から涙を零して俺に縋ってきた。正直マーセルの時のように蹴り飛ばしたかったが、俺は溜息をついて刀の柄を握った。
そして素早くリンネの胸を突く。
「生き返っても再び、死の苦しみを味わうだけだと思うがなぁ?」
ビャクヤは俺の話を聞いてねぇ。リンネの手を握って時間が過ぎるのをただ待っていた。
たった五分を待つ事がこんなに長いとはな。鍋に水を張って湯が沸くのを待つ時と同じだ。鍋から離れて何かをやってると、時間が経つのは早いが、いざ目の前で待つとなると一分ですら長い。
「主様!」
リンネの目が開いている。大きな目を見開いて何も言わず、じっと天井を見てから今度はビャクヤを見た。その目は死への不安と恐怖と悲しみが見てとれる。
そして・・・リンネはまた静かに目を閉じてしまった。それは古いゲーム機が何かの拍子で正常に作動して、直ぐに動かなくなるさまに似ていた。
「主様・・・」
「言った通りだったろ。諦めろ。さてと・・・。魔剣の落札金を頂いて、どこか新しい街で寝床を探すとするか。冒険者として生きていくのも悪かねぇな」
「いや、そのお金は主様の両親のものだ。持ち去るわけにはいかないッ! とにかくアトラス様とアンナ様を生き返らせてくれ」
「は? ・・・フン、まぁいいさ。アンナは直ぐに生き返らせることができるが、アトラスはどうする? 騎士が駐屯する、処刑場奥までどうやって近づくんだ?」
「・・・」
「どのみち正攻法で鉄鎖騎士団団長を説得しようにも、アトラスが戦場で逃げた事実は覆らないからなぁ。更にゾンビを匿うという禁忌を犯しているのだから、余計に厄介事になるぞ?」
「吾輩の優しい主様はッ! キリマルがアトラス様とアンナ様を生き返らせると信じていた! 自分の正体がホムンクルスでありッ! 今日死ぬと解っていたというのにッ! 両親の心配をしていたのだ! そしてッ! 吾輩はそんな彼女にきっと両親は生き返ると言ってしまった! だからッ! 吾輩は死んだ主様の為にもアトラス様とアンナ様は生き返らせたいッ! どんな手を使ってでも!」
「じゃあ鉄鎖騎士団と事を構えてもいいんだな? いいぜぇ? あいつらをぶち殺して恐怖を植え付けてやんよ。うっかり爆発の手で殺して、そのまま忘れてしまってもしょうがないよな? 念のため、お前の課した制限は外しておいてくれよ?」
「ああ、解っているともッ! ヒヒヒ。それに・・・君の手だけを血で汚させたりはしないさッ! ヒヒヒ。さぁ共に堕ちようじゃないかッ! 魔道の先に待つ暗い穴にッ!」
とうとう壊れたか? というか、俺は既に闇に堕ちた人生を歩んでいるんだがな?
「クハハッ! 楽しくなってきた! 行くぞ、ビャクヤ」
「ウィ」
ビャクヤの目にはもう光はなかった。目的を達成するために何だってするという、狂気の渦が宿っているように俺には見えた。心が死んで闇に堕ちた奴の目だ。リンネへの愛が深いがゆえに、ビャクヤはこうも変わってしまった。
くっそ面白れぇな! ハハッ!
一度、俺に背を向けてからビャクヤは、くるりと振り向いてふざけた。ブライト・ノアか、おめぇは。
「冗談じゃねぇ。そいつは・・・。リンネは正確には人間じゃあねぇんだわ」
「は? 正真正銘、人間でしょうがッ!」
ビャクヤは自分の体液で濡れるリンネの遺体を、手ぬぐいで素早く綺麗にすると、彼女の上に毛布を被せて裸体を隠した。
「いいや。そいつはネクロマンサーのディンゴが作った人造人間だ」
「へ?」
ビャクヤは手を口に添えて仰け反ると、人を馬鹿にしたような笑顔を仮面に作る。
「ハッ! そんな嘘が通じるものかねッ! だとしたら偽りを見通す能力持ちのクライネ様にッ! 主様は正体を見抜かれていたはずですよッ!」
「別にリンネは何も偽っちゃいねぇ。ホムンクルスであることをいつ隠した? あいつは気付かなかっただけで、この世に生を受けてからずっと、ホムンクルスだったんだわ」
「ぐぅっ!」
何も言い返せなくなって、ビャクヤはフラフラとしながらベッドの腰を掛けた。
「俺が言うまでもねぇだろうがホムンクルスってのは寿命は短いし、生殖能力もない。居間にアトラスの日記が開きっぱなしで置いてあった。その開きっぱなしのページを読んだら、リンネは今日寿命が来る事が書いてあった。今日死ぬと知ったリンネは、最後におめぇと思い出を作りたかったんだろうよ。自分は人間で、普通に恋をして普通に結婚して死ぬはずだったのにと思いながら」
「ウッ! グギギギ・・・」
ビャクヤが歯を食いしばりながら声を殺して泣いている。俺に泣いている姿を見られるのが嫌なんだろうか。
「だったら・・・。なぜもっと早く言ってくれなかったのかッ! 吾輩はッ! 主様の為なら何だってしたのに! 誰かの心臓をもぎ取ってッ! 主様に捧げれば寿命が延びると言われればそうしたッ!」
穏やかじゃないねぇ。お前のアライメントは善なのだろう? 今の言葉は俺やディンゴのような悪人が吐く言葉だぜぇ?
「ディンゴから聞いた話だと、リンネは幼い頃に母親共々、魔物に襲われて死んでいる。つまり今あるボーン家の絆は、全てアトラスが寂しさを紛らわせる為に作り出した幻だったんだ。お前はそのおままごとに付き合わされたってわけだ。だからあまり思いつめるなよ。お前の愛したリンネは本物じゃねぇ。作り物だったんだ。よくできた人形みたいなもんだったと思え」
「違う! 吾輩が愛したリンネ様はッ! 本物だった! ホムンクルスだとかそんなの関係ないッ! 彼女の愛もッ! 吾輩が捧げた愛も本物だったのだッ!」
自分の腿を拳で叩いてビャクヤは悔しさを表す。
「彼女の存在を否定してほしくはないッ!」
「ああそうだな。悪かった。(めんどくせぇ)確かにリンネは生きていた。だが、奴は普通の人間のように長生きできなかった。ただそれだけだ」
何を言おうが、自分とリンネに救いがないと気が付いたビャクヤは、頭を抱えて小さな声で質問をしてきた。
「なぜアンナ様はゾンビで、主様はホムンクルスなのだね?」
どうでもいい質問だ。質問でもしないと心が張り裂けそうなんだろうがよ。
「単純にアトラスの予算の都合だ。ゾンビの維持は継続して金がかかるが、ホムンクルスは最初だけ高い金を払えばいいからな」
「・・・」
「なぁ。ビャクヤ。もうボーン家の事は忘れようぜ。このまま全員、死なせたままの方がいいんじゃねぇか? アトラスを生き返らせても、また新しいリンネを作ってくれ、とディンゴに頼みに行くだろうしよ。そしたらお前は十数年後にもう一度悲しむ事になる。そもそも次に作られたリンネが、お前との記憶を受け継ぐとは限らねぇ。下手すりゃ、お前と愛し合った事も忘れているだろうしな」
「・・・」
「俺たちにできるのはこのイノリスの村を去り、どこかで気楽に暮らす事だ。お前もリンネが死ねば、自分の世界に強制送還させられるとか嘘こいてたが、本当は帰る手段がねぇんだろ?」
「帰る手段はある・・・。だが容易ではない・・・。それから・・・、吾輩はリンネ様の事をまだ諦めてはいないッ!」
「無理だつってんだろ。生き返らせたところでリンネは直ぐに死ぬ。俺の刀は健康な状態には戻すが、寿命までは増やせねぇんだよ」
「それでもッ! お願いだッ! 主様を・・・! 主様を生き返らせてくれ!」
ビャクヤは仮面の下から涙を零して俺に縋ってきた。正直マーセルの時のように蹴り飛ばしたかったが、俺は溜息をついて刀の柄を握った。
そして素早くリンネの胸を突く。
「生き返っても再び、死の苦しみを味わうだけだと思うがなぁ?」
ビャクヤは俺の話を聞いてねぇ。リンネの手を握って時間が過ぎるのをただ待っていた。
たった五分を待つ事がこんなに長いとはな。鍋に水を張って湯が沸くのを待つ時と同じだ。鍋から離れて何かをやってると、時間が経つのは早いが、いざ目の前で待つとなると一分ですら長い。
「主様!」
リンネの目が開いている。大きな目を見開いて何も言わず、じっと天井を見てから今度はビャクヤを見た。その目は死への不安と恐怖と悲しみが見てとれる。
そして・・・リンネはまた静かに目を閉じてしまった。それは古いゲーム機が何かの拍子で正常に作動して、直ぐに動かなくなるさまに似ていた。
「主様・・・」
「言った通りだったろ。諦めろ。さてと・・・。魔剣の落札金を頂いて、どこか新しい街で寝床を探すとするか。冒険者として生きていくのも悪かねぇな」
「いや、そのお金は主様の両親のものだ。持ち去るわけにはいかないッ! とにかくアトラス様とアンナ様を生き返らせてくれ」
「は? ・・・フン、まぁいいさ。アンナは直ぐに生き返らせることができるが、アトラスはどうする? 騎士が駐屯する、処刑場奥までどうやって近づくんだ?」
「・・・」
「どのみち正攻法で鉄鎖騎士団団長を説得しようにも、アトラスが戦場で逃げた事実は覆らないからなぁ。更にゾンビを匿うという禁忌を犯しているのだから、余計に厄介事になるぞ?」
「吾輩の優しい主様はッ! キリマルがアトラス様とアンナ様を生き返らせると信じていた! 自分の正体がホムンクルスでありッ! 今日死ぬと解っていたというのにッ! 両親の心配をしていたのだ! そしてッ! 吾輩はそんな彼女にきっと両親は生き返ると言ってしまった! だからッ! 吾輩は死んだ主様の為にもアトラス様とアンナ様は生き返らせたいッ! どんな手を使ってでも!」
「じゃあ鉄鎖騎士団と事を構えてもいいんだな? いいぜぇ? あいつらをぶち殺して恐怖を植え付けてやんよ。うっかり爆発の手で殺して、そのまま忘れてしまってもしょうがないよな? 念のため、お前の課した制限は外しておいてくれよ?」
「ああ、解っているともッ! ヒヒヒ。それに・・・君の手だけを血で汚させたりはしないさッ! ヒヒヒ。さぁ共に堕ちようじゃないかッ! 魔道の先に待つ暗い穴にッ!」
とうとう壊れたか? というか、俺は既に闇に堕ちた人生を歩んでいるんだがな?
「クハハッ! 楽しくなってきた! 行くぞ、ビャクヤ」
「ウィ」
ビャクヤの目にはもう光はなかった。目的を達成するために何だってするという、狂気の渦が宿っているように俺には見えた。心が死んで闇に堕ちた奴の目だ。リンネへの愛が深いがゆえに、ビャクヤはこうも変わってしまった。
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