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カウントダウン、発射
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「はぁ~。明日はいよいよ西の大陸かぁ~」
ノーム国の飛空艇発着所前にあるホテルで、紅茶を一口飲んでからカップをテーブルに置くと、リンネは伸びをした。
「それにしてもノームは皆、親切で可愛らしかったですねッ!」
「そうだね、男の人は老人みたいな見た目だったけど、それでも可愛かった。ビャクヤはリュウグに馴れ馴れしくされてとても嬉しそうだったわね・・・。年上も年下もいけちゃうタイプなのかな? ん?」
クライネとイチャイチャしていたビャクヤの映像を思い出して、リンネの目から光が消えていく。
「あれ、なんだか段々と腹が立ってきた・・・。ビャクヤの頭をサッカーボールキックしていい?」
「え! 急にどうしましたかッ! 恐ろしいことを口走ってッ! 怖いですよッ!」
突拍子もない事を言うリンネを見て、ヤンデレの素質でもあるのかとビャクヤは疑う。
「ご、ごめんね。なんだか最近嫉妬深くなっちゃって・・・。前はこうじゃなかったのに。・・・こんな私は嫌いかな?」
「嫌い? とんでもないッ! 大好物でんすッ!」
ビャクヤが椅子に座るリンネの背中を抱きしめた。
「吾輩、リンネに嫉妬してもらえるようになってッ! とても幸せですよッ!」
「ほんとに? じゃあどんどん嫉妬しちゃうかも。でも私って単純だからチューしてくれたら怒りが収まるよ?」
うるうるとした目で振り返るリンネを見て、即座に股間が反応する。
ビャクヤは勃起した事を悟られないようにマントを手繰り寄せて股間を隠し、仮面を少し上にずらしてリンネの頬にキスをする。なぜ頬かというと、口にキスをするといよいよ欲望が抑えきれなくなるからだ。
「口にキスしてほしい・・・」
欲望と葛藤するビャクヤの気も知らず、リンネは自分を抱える彼の手にキスをした。
「あ、甘えん坊さんめッ!(もう吾輩の理性は限界ッ!)」
ビャクヤが目を閉じてリンネの口へキスしようとしたその時・・・。
バチンと音がして部屋が暗くなった。
「えっ? なに?」
「今、魔法で灯りをば・・・。ってアレ? そうだったッ! ここは魔法無効化空間だったんぬッ!」
魔法がかき消えて、ビャクヤは焦るっていると部屋に備え付けられたスピーカーからノームの声がした。
「キュルルルルッ! おっと! ノーム以外のお客様がいたのだった。えーっと、それではゆっくりと喋ります。お~客様の中に~、ホテルのエネルギー許容量を超過した装置を~、コンセントに差し込まれた方がおられましたので~、ブレイカーが落ちてしまいました。部屋の入口横にある配電盤のレバーを上げて頂ければ、回復しますので各自で復旧をお願いします。以上、終わりっ。キュルッ!」
最初こそゆっくりだったが、尻上がりに早口になっていったノームの説明をなんとか最後まで聞き取れたビャクヤは、部屋のドアの横にある配電盤を探した。
「説明の殆どを理解できませんでしたッ! ”はいでんばん“とやらがあって、そこのレバーを上げればいいのですな? 簡単な作業のはずなんですがッ! ”はいでんばん“はどこぞや?」
ドアを手探りで探し当て、その近くの壁にあるであろう配電盤も同じ様にして探すビャクヤだったが見つけられずにいた。
「もしかして、魔人族の背の高さを基準にして探しているんでしょ?」
自分の足元からリンネの声が聞こえてくる。リンネは四つん這いになって、背の低いノームの手の高さに合わせた位置を探っているようだ。
「なるほどッ! 吾輩は自分を基準にして探しておりまんしたッ! ノームは小さいですから”はいでんばん“やレバーはもっと下の方ですよねッ!」
「あった! レバーがあったよ! ビャクヤ!」
「ハウッ!」
リンネが掴んだのは配電盤に付いているレバーなどではなく、ビャクヤの勃起したイチモツだった。
「あれ? 上に押し上げてもなんともならない・・・。えい! えい!」
「ハウッ! ハウッ!」
リンネの手は時々、シルクのビキニパンツの上から、竿を擦るように上下させているのでビャクヤは感じざるを得なかった。
(やだ! だめぇ! このままだと、リンネにイカされちゃうッ! でもッ!『残念! それは吾輩の珍棒でした!』なんて言えば、勃起してたのがばれちゃうんごッ! それは恥ずかしいんごッ!)
「リンネッ! それは別のレバーなのではッ!? 反対側も探してくれボンヌッ!」
「ん、そうかもね。探してみるね」
(助かった・・・)
リンネが続けて四つん這いになって探していると、同じ様に探していたビャクヤがうっかりと上に重なってきた。
「ちょっと、私がいるんだから気を付けてよ」
「おっと! すみませんッ! リンネッ!」
そういってビャクヤが上からどいた気配はあったが、リンネは臀部に違和感を感じる。
(あれ? お尻に硬いものが当たってる・・・。まさかビャクヤの・・・?)
もう少し確かめる為に、リンネはお尻でその硬い何かを押してみた。
ヌルッっとした感触と共にそれは自分の秘部に入ってこようとしたので、リンネは慌てて腰を逃がす。
(そうだった。私お風呂に入ろうと思って下着を脱いでいる時に、ビャクヤが紅茶を入れてくれたんだった。だからスカートの下はノーパンなのよね・・・。ビャクヤも今ので気付いたのかな・・・? やだ、私・・・変な気分になってきちゃった・・・)
自分の股間が濡れてくるのがリンネにはわかった。いや、ビャクヤが頬にキスをしてきた時点で既に濡れていたかもしれない。段々と劣情が頭を支配して制御がきかなくなってくる。
「ねぇ、ビャクヤ・・・。えっち・・・しよ?」
勇気を振り絞ってそう口にしたリンネだったが、やはり恥ずかしさが勝って少しどもってしまう。
(ん? 今、リンネの言葉が聞き取れなかったッ! 確か、早くしようと言ってましたかッ? 早くレバーを上げて灯りを付けろという事ですな?)
「今やっておりますゆえッ!」
しかし、一向にリンネの準備万端の秘部に、ビャクヤのそれが挿し込まれる気配はない。痺れを切らしたリンネは泣きそうな声でビャクヤに催促する。
「もしかして、焦らしてるの? 早く、お願い・・・」
「いえッ! そんなつもりはッ!(どこだ?レバーはッ!)」
(もう我慢できない!こうなったら私から入れちゃうんだから!)
リンネはゆっくりと腰を動かしてビャクヤのそれを自分の下の口で飲み込んでいく。
「イッ!(やっぱりちょっと痛い・・・)」
まだ亀頭ぐらいしか入ってないのに痛い。リンネは思わず四つん這いになっていた腰を上にあげながら、前に這うようにしてビャクヤのそれから逃げてしまった。
すると・・・。
―――バチンッ!
リンネの背後で何かが動く音がして急に部屋が明るくなり、後にいるはずのビャクヤとお互い顔を突き合わせていた。
「えっ! リンネッ!?」
四つん這いになっていたビャクヤは立ち上がると、驚いた顔を仮面に浮かばせてこちらを見ている。
「え?!」
剥き出しの白い尻から伸びる透明の糸は、配電盤に付いている男性器に似たレバーの先と繋がっていた。
「このどさくさに紛れて、リンネはレバーで自慰をしていたのですかッ? 同じ部屋に恋人の吾輩がいるというのにッ!?」
「ち、ちがうの! このレバーをビャクヤのおチンチンと勘違いしちゃっただけだから!」
「なんてイヤラシイ子ッ! リンネのあそこは今どんな風になっているのでしょう ?お尻をこちらに向けて見せてみなさいッ!」
「えっ! 恥ずかしいよ・・・」
「おチンチンが欲しいのでしょう? だったらお尻を向けてくれないとッ! 入れてあげられないのですがッ?」
リンネはそれ以上何も言わず、赤い顔をしながらビャクヤにお尻を向けた。
形の良いお尻の割れ目に、ぬらぬらと濡れた秘部見える。
「おチンチンが欲しいですか? 欲しいならそう言いなさいッ!」
「ビャクヤだって、私に入れたくれビンビンになってるじゃん・・・」
「口答えしないッ!」
そう言ってビャクヤは女豹のようなポーズをとるリンネの尻を叩いた。
叩くと秘部からつつーっと愛液が零れる。
それを見たビャクヤは、リンネがドМかもしれないと言ってたキリマルを思い出す。
「なんで叩かれて感じているのですかなッ? リィィィンネッ!」
分身がクライネとのまぐうわい時に見せたサディスティックな一面を、今はリンネに対して自分が見せている。
やはり自分にもこういう面があったのか、とビャクヤは心の中で納得した。
「感じてなんかいないもん」
「また口答えッ!」
ビャクヤはもう一度リンネの小さくて形の良い尻を叩く。するともっと叩いてほしそうにリンネは尻を上げた。
「実はドMなんでしょう? リンネ。正直におっしゃいッ!」
ビャクヤの中の嗜虐心がリンネの尻を鷲掴みにさせる。
「ドMじゃないもん!」
「体に聞いてみればわかる事ですッ!」
ビャクヤは一気に自分のイチモツをリンネの中にねじ込んだ。
「んあぁ!」
「なぜリンネの秘所はッ! 吾輩の肉棒をこんな簡単に咥えこんだのですかッ? いやらしいッ!」
「だって興奮してたから・・・。あっ!」
リンネは不思議と痛みを感じなかった。既にレバーで処女膜が破れていたのかもしれないが、痛みよりも大量の愛液が潤滑油となって快楽だけを運んでくる。
「部屋に入ってからずっとこうされたいって思っていたんですね? そうでしょう?」
「思ってないもん・・・」
「嘘おっしゃい!」
またバチンと尻を叩かれてリンネは軽くエクスタシーを感じ、今度は口から少し涎を零す。
「ンンンっ。ちょっとイッたから待ってビャクヤ! イッたからぁ!」
快楽に震えるリンネの懇願をビャクヤは聞き入れない。
「駄目です! そらそらそらッ!」
「あっ! あっ! あっ! だめ! またイク!」
腰を振るビャクヤのリズムはランダムで、的確に感じる場所を突いてくる。眩暈がしそうなほどの快楽にリンネは意識が飛びそうになった。
「おねがい、続きはベッドでしよ?」
「いいでしょうッ!」
ビャクヤはリンネを抱っこすると、そのまま挿し込んで歩いた。
「アッ! 歩くと振動でいっちゃう! 気持ち良すぎて頭がフットーしちゃいそうだよぉ」
「吾輩もッ! ベッドに辿り着く前にイキそうですよッ!」
「3」
どこからか奇妙なカウントダウンが聞こえてくる。スピーカーからか?
「2」
「???」
カウントダウンを聞いて不思議がるも、腰を振るのを止められないビャクヤはそのまま腰を振り続けた。
「1」
「あうぅ。出る・・・」
「ゼロ! 浮遊塵発射!」
ドピュッと音がして抱っこしたリンネのお尻の間から、ビャクヤの白い精子が噴射された。
と同時にホテルが揺れて、体が浮くような感覚が二人を襲う。
二人が困惑しているとスピーカーからアナウンスが流れ始めた。
「キュル! それでは明日到着のポルロンドまで、空の旅をお楽しみください」
「え?」
揺れの勢いでベッドに倒れ込んだ二人は肩で息をしながら窓の外を見る。
「え? 飛んでる?」
「もしかしてッ! このホテル自体が飛空艇だったのですかッ!」
「明日出発かと思ってたけど、今日だったんだ?」
ビャクヤとリンネはこの思いがけない出来事に驚くと、顔を見合わせて笑い合う。
「あははは! 吾輩、カウントダウンに合わせて射精してしまいましたッ!」
「もう、馬鹿ビャクヤ・・・」
まだ快楽で頭が痺れるリンネは、馬鹿な事を言うビャクヤが愛おしくて寄り添う。
飛空艇は西の大陸を目指して夜空を飛ぶ。降り立つ先は貿易自由都市国家ポルロンドだ。
ビャクヤはその都市国家があらゆる種族に開かれた国だとは知っているが、周辺国の傀儡国だという噂も知っている。その中でも宗教国家モティ神聖国の影響力が大きい。
(人を簡単に生き返らせるキリマルはいないから問題はないとは思いますがッ! モティに目をつけらるような事は避けねばッ! この時代、モティと敵対すると面倒な事になると、歴史の教科書に掲載されていましたし。そういえばヒジリ様は、モティに何度も命を狙われていましたねッ! おお、我が神よッ! どうか我らを見守りくださいッ!)
ビャクヤは不安を紛らわすようにリンネの額にキスをして、暗い夜の空を眺めた。
ノーム国の飛空艇発着所前にあるホテルで、紅茶を一口飲んでからカップをテーブルに置くと、リンネは伸びをした。
「それにしてもノームは皆、親切で可愛らしかったですねッ!」
「そうだね、男の人は老人みたいな見た目だったけど、それでも可愛かった。ビャクヤはリュウグに馴れ馴れしくされてとても嬉しそうだったわね・・・。年上も年下もいけちゃうタイプなのかな? ん?」
クライネとイチャイチャしていたビャクヤの映像を思い出して、リンネの目から光が消えていく。
「あれ、なんだか段々と腹が立ってきた・・・。ビャクヤの頭をサッカーボールキックしていい?」
「え! 急にどうしましたかッ! 恐ろしいことを口走ってッ! 怖いですよッ!」
突拍子もない事を言うリンネを見て、ヤンデレの素質でもあるのかとビャクヤは疑う。
「ご、ごめんね。なんだか最近嫉妬深くなっちゃって・・・。前はこうじゃなかったのに。・・・こんな私は嫌いかな?」
「嫌い? とんでもないッ! 大好物でんすッ!」
ビャクヤが椅子に座るリンネの背中を抱きしめた。
「吾輩、リンネに嫉妬してもらえるようになってッ! とても幸せですよッ!」
「ほんとに? じゃあどんどん嫉妬しちゃうかも。でも私って単純だからチューしてくれたら怒りが収まるよ?」
うるうるとした目で振り返るリンネを見て、即座に股間が反応する。
ビャクヤは勃起した事を悟られないようにマントを手繰り寄せて股間を隠し、仮面を少し上にずらしてリンネの頬にキスをする。なぜ頬かというと、口にキスをするといよいよ欲望が抑えきれなくなるからだ。
「口にキスしてほしい・・・」
欲望と葛藤するビャクヤの気も知らず、リンネは自分を抱える彼の手にキスをした。
「あ、甘えん坊さんめッ!(もう吾輩の理性は限界ッ!)」
ビャクヤが目を閉じてリンネの口へキスしようとしたその時・・・。
バチンと音がして部屋が暗くなった。
「えっ? なに?」
「今、魔法で灯りをば・・・。ってアレ? そうだったッ! ここは魔法無効化空間だったんぬッ!」
魔法がかき消えて、ビャクヤは焦るっていると部屋に備え付けられたスピーカーからノームの声がした。
「キュルルルルッ! おっと! ノーム以外のお客様がいたのだった。えーっと、それではゆっくりと喋ります。お~客様の中に~、ホテルのエネルギー許容量を超過した装置を~、コンセントに差し込まれた方がおられましたので~、ブレイカーが落ちてしまいました。部屋の入口横にある配電盤のレバーを上げて頂ければ、回復しますので各自で復旧をお願いします。以上、終わりっ。キュルッ!」
最初こそゆっくりだったが、尻上がりに早口になっていったノームの説明をなんとか最後まで聞き取れたビャクヤは、部屋のドアの横にある配電盤を探した。
「説明の殆どを理解できませんでしたッ! ”はいでんばん“とやらがあって、そこのレバーを上げればいいのですな? 簡単な作業のはずなんですがッ! ”はいでんばん“はどこぞや?」
ドアを手探りで探し当て、その近くの壁にあるであろう配電盤も同じ様にして探すビャクヤだったが見つけられずにいた。
「もしかして、魔人族の背の高さを基準にして探しているんでしょ?」
自分の足元からリンネの声が聞こえてくる。リンネは四つん這いになって、背の低いノームの手の高さに合わせた位置を探っているようだ。
「なるほどッ! 吾輩は自分を基準にして探しておりまんしたッ! ノームは小さいですから”はいでんばん“やレバーはもっと下の方ですよねッ!」
「あった! レバーがあったよ! ビャクヤ!」
「ハウッ!」
リンネが掴んだのは配電盤に付いているレバーなどではなく、ビャクヤの勃起したイチモツだった。
「あれ? 上に押し上げてもなんともならない・・・。えい! えい!」
「ハウッ! ハウッ!」
リンネの手は時々、シルクのビキニパンツの上から、竿を擦るように上下させているのでビャクヤは感じざるを得なかった。
(やだ! だめぇ! このままだと、リンネにイカされちゃうッ! でもッ!『残念! それは吾輩の珍棒でした!』なんて言えば、勃起してたのがばれちゃうんごッ! それは恥ずかしいんごッ!)
「リンネッ! それは別のレバーなのではッ!? 反対側も探してくれボンヌッ!」
「ん、そうかもね。探してみるね」
(助かった・・・)
リンネが続けて四つん這いになって探していると、同じ様に探していたビャクヤがうっかりと上に重なってきた。
「ちょっと、私がいるんだから気を付けてよ」
「おっと! すみませんッ! リンネッ!」
そういってビャクヤが上からどいた気配はあったが、リンネは臀部に違和感を感じる。
(あれ? お尻に硬いものが当たってる・・・。まさかビャクヤの・・・?)
もう少し確かめる為に、リンネはお尻でその硬い何かを押してみた。
ヌルッっとした感触と共にそれは自分の秘部に入ってこようとしたので、リンネは慌てて腰を逃がす。
(そうだった。私お風呂に入ろうと思って下着を脱いでいる時に、ビャクヤが紅茶を入れてくれたんだった。だからスカートの下はノーパンなのよね・・・。ビャクヤも今ので気付いたのかな・・・? やだ、私・・・変な気分になってきちゃった・・・)
自分の股間が濡れてくるのがリンネにはわかった。いや、ビャクヤが頬にキスをしてきた時点で既に濡れていたかもしれない。段々と劣情が頭を支配して制御がきかなくなってくる。
「ねぇ、ビャクヤ・・・。えっち・・・しよ?」
勇気を振り絞ってそう口にしたリンネだったが、やはり恥ずかしさが勝って少しどもってしまう。
(ん? 今、リンネの言葉が聞き取れなかったッ! 確か、早くしようと言ってましたかッ? 早くレバーを上げて灯りを付けろという事ですな?)
「今やっておりますゆえッ!」
しかし、一向にリンネの準備万端の秘部に、ビャクヤのそれが挿し込まれる気配はない。痺れを切らしたリンネは泣きそうな声でビャクヤに催促する。
「もしかして、焦らしてるの? 早く、お願い・・・」
「いえッ! そんなつもりはッ!(どこだ?レバーはッ!)」
(もう我慢できない!こうなったら私から入れちゃうんだから!)
リンネはゆっくりと腰を動かしてビャクヤのそれを自分の下の口で飲み込んでいく。
「イッ!(やっぱりちょっと痛い・・・)」
まだ亀頭ぐらいしか入ってないのに痛い。リンネは思わず四つん這いになっていた腰を上にあげながら、前に這うようにしてビャクヤのそれから逃げてしまった。
すると・・・。
―――バチンッ!
リンネの背後で何かが動く音がして急に部屋が明るくなり、後にいるはずのビャクヤとお互い顔を突き合わせていた。
「えっ! リンネッ!?」
四つん這いになっていたビャクヤは立ち上がると、驚いた顔を仮面に浮かばせてこちらを見ている。
「え?!」
剥き出しの白い尻から伸びる透明の糸は、配電盤に付いている男性器に似たレバーの先と繋がっていた。
「このどさくさに紛れて、リンネはレバーで自慰をしていたのですかッ? 同じ部屋に恋人の吾輩がいるというのにッ!?」
「ち、ちがうの! このレバーをビャクヤのおチンチンと勘違いしちゃっただけだから!」
「なんてイヤラシイ子ッ! リンネのあそこは今どんな風になっているのでしょう ?お尻をこちらに向けて見せてみなさいッ!」
「えっ! 恥ずかしいよ・・・」
「おチンチンが欲しいのでしょう? だったらお尻を向けてくれないとッ! 入れてあげられないのですがッ?」
リンネはそれ以上何も言わず、赤い顔をしながらビャクヤにお尻を向けた。
形の良いお尻の割れ目に、ぬらぬらと濡れた秘部見える。
「おチンチンが欲しいですか? 欲しいならそう言いなさいッ!」
「ビャクヤだって、私に入れたくれビンビンになってるじゃん・・・」
「口答えしないッ!」
そう言ってビャクヤは女豹のようなポーズをとるリンネの尻を叩いた。
叩くと秘部からつつーっと愛液が零れる。
それを見たビャクヤは、リンネがドМかもしれないと言ってたキリマルを思い出す。
「なんで叩かれて感じているのですかなッ? リィィィンネッ!」
分身がクライネとのまぐうわい時に見せたサディスティックな一面を、今はリンネに対して自分が見せている。
やはり自分にもこういう面があったのか、とビャクヤは心の中で納得した。
「感じてなんかいないもん」
「また口答えッ!」
ビャクヤはもう一度リンネの小さくて形の良い尻を叩く。するともっと叩いてほしそうにリンネは尻を上げた。
「実はドMなんでしょう? リンネ。正直におっしゃいッ!」
ビャクヤの中の嗜虐心がリンネの尻を鷲掴みにさせる。
「ドMじゃないもん!」
「体に聞いてみればわかる事ですッ!」
ビャクヤは一気に自分のイチモツをリンネの中にねじ込んだ。
「んあぁ!」
「なぜリンネの秘所はッ! 吾輩の肉棒をこんな簡単に咥えこんだのですかッ? いやらしいッ!」
「だって興奮してたから・・・。あっ!」
リンネは不思議と痛みを感じなかった。既にレバーで処女膜が破れていたのかもしれないが、痛みよりも大量の愛液が潤滑油となって快楽だけを運んでくる。
「部屋に入ってからずっとこうされたいって思っていたんですね? そうでしょう?」
「思ってないもん・・・」
「嘘おっしゃい!」
またバチンと尻を叩かれてリンネは軽くエクスタシーを感じ、今度は口から少し涎を零す。
「ンンンっ。ちょっとイッたから待ってビャクヤ! イッたからぁ!」
快楽に震えるリンネの懇願をビャクヤは聞き入れない。
「駄目です! そらそらそらッ!」
「あっ! あっ! あっ! だめ! またイク!」
腰を振るビャクヤのリズムはランダムで、的確に感じる場所を突いてくる。眩暈がしそうなほどの快楽にリンネは意識が飛びそうになった。
「おねがい、続きはベッドでしよ?」
「いいでしょうッ!」
ビャクヤはリンネを抱っこすると、そのまま挿し込んで歩いた。
「アッ! 歩くと振動でいっちゃう! 気持ち良すぎて頭がフットーしちゃいそうだよぉ」
「吾輩もッ! ベッドに辿り着く前にイキそうですよッ!」
「3」
どこからか奇妙なカウントダウンが聞こえてくる。スピーカーからか?
「2」
「???」
カウントダウンを聞いて不思議がるも、腰を振るのを止められないビャクヤはそのまま腰を振り続けた。
「1」
「あうぅ。出る・・・」
「ゼロ! 浮遊塵発射!」
ドピュッと音がして抱っこしたリンネのお尻の間から、ビャクヤの白い精子が噴射された。
と同時にホテルが揺れて、体が浮くような感覚が二人を襲う。
二人が困惑しているとスピーカーからアナウンスが流れ始めた。
「キュル! それでは明日到着のポルロンドまで、空の旅をお楽しみください」
「え?」
揺れの勢いでベッドに倒れ込んだ二人は肩で息をしながら窓の外を見る。
「え? 飛んでる?」
「もしかしてッ! このホテル自体が飛空艇だったのですかッ!」
「明日出発かと思ってたけど、今日だったんだ?」
ビャクヤとリンネはこの思いがけない出来事に驚くと、顔を見合わせて笑い合う。
「あははは! 吾輩、カウントダウンに合わせて射精してしまいましたッ!」
「もう、馬鹿ビャクヤ・・・」
まだ快楽で頭が痺れるリンネは、馬鹿な事を言うビャクヤが愛おしくて寄り添う。
飛空艇は西の大陸を目指して夜空を飛ぶ。降り立つ先は貿易自由都市国家ポルロンドだ。
ビャクヤはその都市国家があらゆる種族に開かれた国だとは知っているが、周辺国の傀儡国だという噂も知っている。その中でも宗教国家モティ神聖国の影響力が大きい。
(人を簡単に生き返らせるキリマルはいないから問題はないとは思いますがッ! モティに目をつけらるような事は避けねばッ! この時代、モティと敵対すると面倒な事になると、歴史の教科書に掲載されていましたし。そういえばヒジリ様は、モティに何度も命を狙われていましたねッ! おお、我が神よッ! どうか我らを見守りくださいッ!)
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