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王子の謎
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猿人が案内する森の奥の洞窟は、馬を必要とする程度に遠いらしい。
案内猿ギンジーに「素早く走って行けばいいだろ」と言うも、鍛えていないと体力が人間と大して変わらないという返答が、恐る恐る返ってくる。
馬なんて無ぇ。結局、なんだかんだで野宿する事になってしまった。
一応警戒して周囲の気配を探るが、小動物以外の気配はない。
「逃げたらよぉ、お前ぇの脳みそ食うからな」
そう言ってギンジーの顔を鞘で打つ。
「ひぃ!」
殺さずとも、このサル人の脳には俺に対する恐怖が染みついている。恐怖ってのは実に便利だ。怯えた者はこちらが聞いてもいない話を勝手にするようになるからだ。
「じ、実は幽閉してあるというのは嘘なんです。王子自らがこの先にある遺跡の洞窟に向かったのです」
「ほぉ。なんでだ?」
「樹族の秘密を暴くためですよ」
「ん~? 確か遺跡には大概、遺跡守ってのがいるだろ? 強力な樹族のメイジだったり、強い魔物が行く手を阻むと聞いたぞ」
「異国の方なのによくご存じで・・・。東の大陸には樹族の遺跡はないでしょうから、遺跡守の恐怖はご存じないですよね?」
「まぁな。知らん間に戦っている可能性もある」
「それはないかと。彼らは遺跡の奥深くで、我らを監視しています。もし遺跡で出会ったなら、彼らはまず自分たちが遺跡守であることをアピールするでしょう。なので、遺跡に近づくのは蛮勇をひけらかす頭の悪い冒険者ぐらいです。賢い者は彼らの力を恐れて近寄ろうとしません。それに遺跡守は、遺跡の奥深くから滅多に外に出ませんよ。歴史を知り過ぎる者がいれば、その遺跡の奥から他者を操って殺しに来ますので」
「ほー。だったら俺はかなり知り過ぎているほうだが? 神話の時代を知っているからな。サカモト神がスケベジジイだったという事も知っている」
「遺跡守は、魔法に精通する者を監視しますから、剣士様のような忌み子・・・。おっと失礼しました、魔に通じていなさそうな方は対象外なのかもしれません」
「そんなに強いなら遺跡守と戦ってみたいものだねぇ」
「とんでもない! 現人神を殺したのは遺跡守だと言われているのですよ!」
「なに? ヒジリが殺されたのか?」
「ヒジリ? 誰です? 光の剣の使い手、勇者オビ・ワン・ワンという犬人をご存じない?」
「(そうだったここは過去の世界だった)知らん。意外と現人神の称号は安いんだな。クハハ!」
そんな安い称号なら、俺でもヒジリを倒せたかもしれねぇな。とはいえ悪魔の目が、ある程度相手の実力を見抜いてしまうのも考えものだな。あの時の俺はビビッてしまって、どうしようもなかった。
「あいつはスロースターターっぽいしな。本気を出す前に全力で攻撃すれば、俺にも勝ち目があったかもしれねぇ」
毎度、奴の事を考えて、ああすれば勝てたとか言っているが、ただの妄想内勝利の自慰行為に過ぎねぇってのも解っている。
俺が独り言をつぶやいていると焚火がパチンと鳴った。
揺らめく炎の向こうで、困惑するサル人の顔が見えたので俺は話を元に戻す。
「じゃあ王子は単身で遺跡守と戦いに行ったのか?」
「いえ、選りすぐりのメンバーと洞窟に入っていきました」
「それをお前らが許可したって事は、お前らにメリットがあるからだな?」
「は、はい。まず、王子が死ねば、それだけシュラス国王の士気が下がるという事。次に王子のいる遺跡に樹族国の者が侵入して、遺跡守と敵対すれば現国王政権が危うくなる事」
なるほどねぇ。そうすれば戦わずして憎い樹族国の戦力を減らせる。しかも樹族国は、毎年のように北にあるグランデモニウム王国と戦争をしている。
この猿どもは南から挟み撃ちをする機会を狙っているわけだ。
だがそんな事をすれば、獣人国レオンは、闇側であるグランデもニウムに協力した裏切り者として扱われる可能性もあるわけだが、それはどうするんだろうな? まぁどうでもいいか。
「レオンと樹族国は表立って敵対してない国同士なのに、なぜお前らはそこまで樹族国を憎むんだ?」
ギンジーは白々しく肩を落として、同情してもらおうと悲しい目で俺を見た。ぶち殺してぇ。
「長い歴史の間、我らは彼らの属国のような扱いを受けてきました。未だに樹族国が、我が国から奴隷を連れていくのは、属国なら何をしてもいいと考えているからです。ゴブリンが樹族を憎むように、我らの心の奥底にも、樹族を憎む気持ちがあります。その秘密はきっと遺跡の奥底にあるのだと思いますが、誰にもそれを知る術はありません」
「王子がその情報を持ち帰れば、尚良しってところか。はぁ~。それにしてもな・・・。お前らもちったぁ体動かしてなんかしろ。他人をいかに思い通りに動かすかばかり考えてねぇでよ。右から左に人や物を動かすだけの虚業みたいな事してっといつか国が亡びるぞ」
俺はその辺にある枯れ草や枯葉の破片をサル人に投げると、奴の頭の上で線香花火のような爆発が起きる。
「ひえぇ!」
俺に同情してもらえるはずだったギンジーは、小さく「クソッ!」と呟いて頭の火の粉を払った。
「洞窟は何階層ある?」
「洞窟から戻って来た者は結構いますが、彼らは洞窟の内部構造までは話そうとはしません」
「言えば遺跡守りに殺されるからか。となると王子はまだ直接遺跡守と遭遇しておらず、どこかで立ち往生しているのかもな。なるべく遺跡守と遭遇する前に・・・」
俺はサル人の覗き込むような目を見て、その先を言うのを止めた。
生きている限り――――、いや生き残れる可能性がある限り、こいつはどんな情報も残さず持ち帰るだろう。そしてまた他人を動かすための糧にする。
俺があれこれ考察し、べらべら喋れば、こいつの餌になるってわけだ。
(遺跡守と出会う前に、王子を殺すのがシュラス王の願いだろう・・・。命令が出てから一週間以上は経っている・・・。死んでいれば何かしらのアクションが、樹族国からあるはずだ。ということは、まだ王子は生きているかもしれねぇ。さっき言ったようにどこかで立ち往生してんだ。まぁ死んだ可能性も十分にあるが。そうなりゃそうなったで、死体だけでも確認しとくか)
これまでに一つだけ出ていない情報がある事に俺は気が付いた。王子の反乱についてだ。これは獣人国に来てから全くと言っていいほど情報が出ていない。
ギンジーにこの話をするべきかどうか俺は迷ったが、話の切っ掛けすらないのだから、話して道を切り開くしかない。
「そういえば王子が反乱を企てたというのは本当か?」
「何の話ですか?」
俺はアマリを抜いて立ち上がると焚火を迂回して、切っ先をギンジーに向ける。
「脳みそを食われたいか?」
クロルの時を思い出したのか、ギンジーは頭を押さえて身を低くした。
「ひえぇぇ! ほんとうです! 本当に知らないのです!」
「頭をかち割って脳みそを舐めたら、嘘かどうかわかるかもなぁ? ええ?」
ヒヒヒ。怯えてるねぇ。モモみたいに小便漏らすなよ? あれはくせぇからよ。
俺が怯えるギンジーを見て嬉しそうにしていると、気配と匂いが近づいてきた。この匂いはトウバだな。足音をさせていないのは、俺らが何者かわかっていないからだろう。
「どうした、トウバ・イブン・フンバ」
「んだよ、キリマルか。なんでわかったんだ?」
目の治ったトウバが森の闇の中からヌゥと現れる。やはりあそこで死ぬべき運命ではなかったという事か。
「俺の索敵能力は、獣人より高性能だからよ」
「だからなんで高性能なんだよ」
「それは言えねぇな。禁則事項だ」
どっかのドジっ子未来人みたいな事を言ってみる。
「で、何しに来た?」
「サル人の面白い悲鳴が聞こえたから、確認しに来ただけだ」
トウバは頭を抱えるサル人を見て目を細めた。
「なんの話をして、ギンジーをイジメていたんだ?」
「樹族国の王子が反乱しただろ? って話だ。お前らを扇動して樹族国に牙を剥いたはずなんだが?」
俺がもっと面白い話でギンジーを脅していたと思ったのか、トウバの口角が下がって方眉が上がった。
「なんの話だ?」
「お前も脳みその味見をしなけりゃならんのか?」
「なんだ? キリマルはブレインイーターにでも寄生されてんのか? わりぃが、俺も首長会議で父親の護衛として参加してたから、議題の内容は殆ど記憶している。もし王子が我らを扇動していたなら、間違いなく議題に上がっていたはずだ」
ハァ~とため息をついて俺はアマリを鞘に納めた。
「かぁ~。どうなってやがる。(嘘つきは誰だ? こういう謎解きは俺よりも、ビャクヤの方が向いてんだがなぁ・・・。アホの俺でも大体、誰が嘘をついているかのを考察できるが、動機まではわからねぇ。何のために身内を殺す? これはシュラスの画策か? 弟のサラサスか? まさかシソ? 隠し事をされたまま王子を殺すのは気にくわねぇな。最初こそ王子を殺してゲームクリアだとか思ってたけどよぉ・・・。恐らくコズミックペンは、王子を殺しただけでは満足しないはずだ。奴が描くイメージやシナリオに近づけば近づく程、俺はビャクヤに近くなるって寸法かもしれねぇしな・・・)
頭をボリボリと掻いて、木の根っこを枕にして寝転んだ。
「明日、洞窟に入る。お前らも来い。返事はいらん」
洞窟はトラップが多いと相場が決まっている。お前らには人柱になってもらうからな。ではお休み。
案内猿ギンジーに「素早く走って行けばいいだろ」と言うも、鍛えていないと体力が人間と大して変わらないという返答が、恐る恐る返ってくる。
馬なんて無ぇ。結局、なんだかんだで野宿する事になってしまった。
一応警戒して周囲の気配を探るが、小動物以外の気配はない。
「逃げたらよぉ、お前ぇの脳みそ食うからな」
そう言ってギンジーの顔を鞘で打つ。
「ひぃ!」
殺さずとも、このサル人の脳には俺に対する恐怖が染みついている。恐怖ってのは実に便利だ。怯えた者はこちらが聞いてもいない話を勝手にするようになるからだ。
「じ、実は幽閉してあるというのは嘘なんです。王子自らがこの先にある遺跡の洞窟に向かったのです」
「ほぉ。なんでだ?」
「樹族の秘密を暴くためですよ」
「ん~? 確か遺跡には大概、遺跡守ってのがいるだろ? 強力な樹族のメイジだったり、強い魔物が行く手を阻むと聞いたぞ」
「異国の方なのによくご存じで・・・。東の大陸には樹族の遺跡はないでしょうから、遺跡守の恐怖はご存じないですよね?」
「まぁな。知らん間に戦っている可能性もある」
「それはないかと。彼らは遺跡の奥深くで、我らを監視しています。もし遺跡で出会ったなら、彼らはまず自分たちが遺跡守であることをアピールするでしょう。なので、遺跡に近づくのは蛮勇をひけらかす頭の悪い冒険者ぐらいです。賢い者は彼らの力を恐れて近寄ろうとしません。それに遺跡守は、遺跡の奥深くから滅多に外に出ませんよ。歴史を知り過ぎる者がいれば、その遺跡の奥から他者を操って殺しに来ますので」
「ほー。だったら俺はかなり知り過ぎているほうだが? 神話の時代を知っているからな。サカモト神がスケベジジイだったという事も知っている」
「遺跡守は、魔法に精通する者を監視しますから、剣士様のような忌み子・・・。おっと失礼しました、魔に通じていなさそうな方は対象外なのかもしれません」
「そんなに強いなら遺跡守と戦ってみたいものだねぇ」
「とんでもない! 現人神を殺したのは遺跡守だと言われているのですよ!」
「なに? ヒジリが殺されたのか?」
「ヒジリ? 誰です? 光の剣の使い手、勇者オビ・ワン・ワンという犬人をご存じない?」
「(そうだったここは過去の世界だった)知らん。意外と現人神の称号は安いんだな。クハハ!」
そんな安い称号なら、俺でもヒジリを倒せたかもしれねぇな。とはいえ悪魔の目が、ある程度相手の実力を見抜いてしまうのも考えものだな。あの時の俺はビビッてしまって、どうしようもなかった。
「あいつはスロースターターっぽいしな。本気を出す前に全力で攻撃すれば、俺にも勝ち目があったかもしれねぇ」
毎度、奴の事を考えて、ああすれば勝てたとか言っているが、ただの妄想内勝利の自慰行為に過ぎねぇってのも解っている。
俺が独り言をつぶやいていると焚火がパチンと鳴った。
揺らめく炎の向こうで、困惑するサル人の顔が見えたので俺は話を元に戻す。
「じゃあ王子は単身で遺跡守と戦いに行ったのか?」
「いえ、選りすぐりのメンバーと洞窟に入っていきました」
「それをお前らが許可したって事は、お前らにメリットがあるからだな?」
「は、はい。まず、王子が死ねば、それだけシュラス国王の士気が下がるという事。次に王子のいる遺跡に樹族国の者が侵入して、遺跡守と敵対すれば現国王政権が危うくなる事」
なるほどねぇ。そうすれば戦わずして憎い樹族国の戦力を減らせる。しかも樹族国は、毎年のように北にあるグランデモニウム王国と戦争をしている。
この猿どもは南から挟み撃ちをする機会を狙っているわけだ。
だがそんな事をすれば、獣人国レオンは、闇側であるグランデもニウムに協力した裏切り者として扱われる可能性もあるわけだが、それはどうするんだろうな? まぁどうでもいいか。
「レオンと樹族国は表立って敵対してない国同士なのに、なぜお前らはそこまで樹族国を憎むんだ?」
ギンジーは白々しく肩を落として、同情してもらおうと悲しい目で俺を見た。ぶち殺してぇ。
「長い歴史の間、我らは彼らの属国のような扱いを受けてきました。未だに樹族国が、我が国から奴隷を連れていくのは、属国なら何をしてもいいと考えているからです。ゴブリンが樹族を憎むように、我らの心の奥底にも、樹族を憎む気持ちがあります。その秘密はきっと遺跡の奥底にあるのだと思いますが、誰にもそれを知る術はありません」
「王子がその情報を持ち帰れば、尚良しってところか。はぁ~。それにしてもな・・・。お前らもちったぁ体動かしてなんかしろ。他人をいかに思い通りに動かすかばかり考えてねぇでよ。右から左に人や物を動かすだけの虚業みたいな事してっといつか国が亡びるぞ」
俺はその辺にある枯れ草や枯葉の破片をサル人に投げると、奴の頭の上で線香花火のような爆発が起きる。
「ひえぇ!」
俺に同情してもらえるはずだったギンジーは、小さく「クソッ!」と呟いて頭の火の粉を払った。
「洞窟は何階層ある?」
「洞窟から戻って来た者は結構いますが、彼らは洞窟の内部構造までは話そうとはしません」
「言えば遺跡守りに殺されるからか。となると王子はまだ直接遺跡守と遭遇しておらず、どこかで立ち往生しているのかもな。なるべく遺跡守と遭遇する前に・・・」
俺はサル人の覗き込むような目を見て、その先を言うのを止めた。
生きている限り――――、いや生き残れる可能性がある限り、こいつはどんな情報も残さず持ち帰るだろう。そしてまた他人を動かすための糧にする。
俺があれこれ考察し、べらべら喋れば、こいつの餌になるってわけだ。
(遺跡守と出会う前に、王子を殺すのがシュラス王の願いだろう・・・。命令が出てから一週間以上は経っている・・・。死んでいれば何かしらのアクションが、樹族国からあるはずだ。ということは、まだ王子は生きているかもしれねぇ。さっき言ったようにどこかで立ち往生してんだ。まぁ死んだ可能性も十分にあるが。そうなりゃそうなったで、死体だけでも確認しとくか)
これまでに一つだけ出ていない情報がある事に俺は気が付いた。王子の反乱についてだ。これは獣人国に来てから全くと言っていいほど情報が出ていない。
ギンジーにこの話をするべきかどうか俺は迷ったが、話の切っ掛けすらないのだから、話して道を切り開くしかない。
「そういえば王子が反乱を企てたというのは本当か?」
「何の話ですか?」
俺はアマリを抜いて立ち上がると焚火を迂回して、切っ先をギンジーに向ける。
「脳みそを食われたいか?」
クロルの時を思い出したのか、ギンジーは頭を押さえて身を低くした。
「ひえぇぇ! ほんとうです! 本当に知らないのです!」
「頭をかち割って脳みそを舐めたら、嘘かどうかわかるかもなぁ? ええ?」
ヒヒヒ。怯えてるねぇ。モモみたいに小便漏らすなよ? あれはくせぇからよ。
俺が怯えるギンジーを見て嬉しそうにしていると、気配と匂いが近づいてきた。この匂いはトウバだな。足音をさせていないのは、俺らが何者かわかっていないからだろう。
「どうした、トウバ・イブン・フンバ」
「んだよ、キリマルか。なんでわかったんだ?」
目の治ったトウバが森の闇の中からヌゥと現れる。やはりあそこで死ぬべき運命ではなかったという事か。
「俺の索敵能力は、獣人より高性能だからよ」
「だからなんで高性能なんだよ」
「それは言えねぇな。禁則事項だ」
どっかのドジっ子未来人みたいな事を言ってみる。
「で、何しに来た?」
「サル人の面白い悲鳴が聞こえたから、確認しに来ただけだ」
トウバは頭を抱えるサル人を見て目を細めた。
「なんの話をして、ギンジーをイジメていたんだ?」
「樹族国の王子が反乱しただろ? って話だ。お前らを扇動して樹族国に牙を剥いたはずなんだが?」
俺がもっと面白い話でギンジーを脅していたと思ったのか、トウバの口角が下がって方眉が上がった。
「なんの話だ?」
「お前も脳みその味見をしなけりゃならんのか?」
「なんだ? キリマルはブレインイーターにでも寄生されてんのか? わりぃが、俺も首長会議で父親の護衛として参加してたから、議題の内容は殆ど記憶している。もし王子が我らを扇動していたなら、間違いなく議題に上がっていたはずだ」
ハァ~とため息をついて俺はアマリを鞘に納めた。
「かぁ~。どうなってやがる。(嘘つきは誰だ? こういう謎解きは俺よりも、ビャクヤの方が向いてんだがなぁ・・・。アホの俺でも大体、誰が嘘をついているかのを考察できるが、動機まではわからねぇ。何のために身内を殺す? これはシュラスの画策か? 弟のサラサスか? まさかシソ? 隠し事をされたまま王子を殺すのは気にくわねぇな。最初こそ王子を殺してゲームクリアだとか思ってたけどよぉ・・・。恐らくコズミックペンは、王子を殺しただけでは満足しないはずだ。奴が描くイメージやシナリオに近づけば近づく程、俺はビャクヤに近くなるって寸法かもしれねぇしな・・・)
頭をボリボリと掻いて、木の根っこを枕にして寝転んだ。
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