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修道騎士とキリマル
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ブレストプレートの湾曲具合から巨乳だと分かる地走り族の騎士は、恐らくはベテラン一歩手前といった実力だろう。
銀色の癖毛を揺らし、それと同じ色の銀の瞳には自分自身が課した使命を果たすという強い意志を宿しているように俺には見えた。
修道騎士には神の加護でもあるのか、ホキキの仲間たちの攻撃魔法を寸でのところで逸れている。
しかしそれは完璧に魔法を弾くというわけではなく、時々当たって怪我をするが回復の祈りですぐに癒すので中々しぶとい。癒しの祈りのお陰で、奴は実質本来の生命点の何倍もあるって事になる。
中盾を構えて身を守りつつ、【閃光】という光魔法でメイジたちの目を一時的に見えなくすると、修道騎士は接近して魔法の小剣で敵の手足を攻撃する。
そうするとメイジたちは戦意を失ってしまうのだ。そういう魔法効果のある剣なんだろうな。彼女は樹族の騎士ではないから小剣を持っている。メイスや魔法の光で作られた剣ばかり見てきたので、リアルな小剣を持つ騎士は珍しく感じるぜ。
「ほぉ~。中々強い。一人でこんだけやれるのは流石は修道騎士といったところか」
俺が修道騎士の陰から現れて少し感心してそう言うと、銀髪の地走り族は振り返った。
「ほえ~? だぁ~れですか~?」
勇ましく戦う姿とはおよそかけ離れた、間の抜けた声が返ってきたので俺は拍子抜けして顎を掻く。
「俺か? 俺はキリマルだ、よろしくな」
まだ情報共有ができていないホキキの仲間が飛ばす魔法を、アマリで斬って、俺は修道騎士に名を訊いた。
「名前は?」
「メリィでぇ~す」
こいつ、俺が悪魔だと気が付いてないのか? それともアホなのか? 案外簡単に捕縛できそうだな。
「ところで腹減らねぇか? あの集会場の台所にでも行ってなんか食おうぜ」
「えぇ~。でもカルト教団に占拠されているこの村の人たちを助けてあげないと~」
「ばっか、おめぇ。村人は集会場に集められているンだろ。だったらあの建物に入っちまえば、人質である村人の様子が見れる。そしたら救出成功率はグーンとアップするんだぜ?」
「ほんとにぃ? どれくらいアップするのかなぁ?」
「ここだけの話、お前だけにこっそりと教えてやるがよ、百万%も上がる」
「ええ! ヒャクマン!」
アホな奴は百万って言葉に弱い。こいつもそうだ。
「行くか?」
「行くぅ!」
ホキキの情報が仲間に伝わったのか魔法攻撃が止む。
俺はふざけて、紳士然とした顔で修道騎士の手を取って案内しようとした、が。
―――ピリッ!
手が痺れた。
俺は情けなくも手をすぐに引っ込めると、メリィは不思議そうな顔をしたが、気にした様子はない。
(なんだこいつ・・・。悪魔は修道騎士に触れられねぇということか? それともこいつは神の加護が強いってぇのか?)
取り敢えず先導して歩き、扉を開いて修道騎士を集会所に招き入れる。
ホキキに捕らえられている村人たちは修道騎士が助けに来たと勘違いして、一瞬安堵の表情を浮かべるも、修道騎士の後ろから入って来た俺の負のオーラを見てそうではないと悟る。
「皆、無事だね」
にっこりする修道騎士の顔に自分の顔を近づけて、とある場所を指差した。
「あそこはカルト教団の教主を捕える絶好の隠れ場所だぜ。食い物も奥にある」
厨房と集会場を繋げる小窓の付いたカウンターがあるが、あそこから出入りするのは無理だな。しかし集会場の様子をなんとか見る事はできる。
俺を召喚したカルト教団がどういった目的でこの村を占拠しているのかは知らねぇが、とにかく部屋に修道騎士を閉じ込めときゃいいだろ。
俺にありがとうを礼を言って、アホの修道騎士は台所への扉へと向かう。
心配そうな顔で「修道騎士様!」と声を掛けようとした年老り地走り族を睨み付け、俺は修道騎士と共に厨房に入った。
しかし、催し事でもない限り、村の集会場の厨房に食料があるわけもなく。
俺も腹が減ったので、カルト教団の奴らに何か食べ物を持ってこさせようと扉に手をかけたが、バリアのような何かで弾かれる。
「あ? 俺ごと結界に閉じ込めやがったのか?」
そう、カルト教団の糞どもは、俺と修道騎士メリィが厨房に入ってすぐに結界を張りやがったのだ。
「やってくれるじゃねぇか。だがよ、こういう結界は扉だけにかかってたりするパターンだろ?」
そう言って俺は扉以外の壁に手を当てて、爆発の手を発動させた。
壁に爆発が広がって壊れるかと思いきや、結界は建物全体に施されているのか、静かな水面に落ちる水滴の如く、波紋を広げてエネルギーを吸収してしまった。
「おい」
カウンターの向こうから、小窓を通して樹族が縄を投げてきた。
「修道騎士を縛り上げておけ。しっかり見張っておけよ」
偉そうに命令をした樹族に対し、俺は台所にあった取っ手の付いた小さなまな板を投げつける。
―――ドカン!
まな板は樹族の喉に当たって、首から上を吹き飛ばした。それを見た人質の村人たちが悲鳴を上げる。
「あ、悪魔! やっぱり悪魔だ!」
「そうだが、なにか? お前らを拘束している一人を殺してやったんだ。感謝しろ」
「え~。キリマルさんは悪魔なんですかぁ~?」
「まぁそうだ。目を見ればわかるだろ」
「わぁ本当だ~! 気が付かなかった!」
ほんと、こいつはアホだな。修道騎士の宿敵である悪魔に気が付かないとか・・・。
「じゃあ強制送還のお祈りをしないと~」
メリィは目を閉じて両手を胸の前で組んだ。
俺の唯一の弱点である、元々存在していた場所に戻す祈りを唱えようとすメリィを見て、冷や汗が滝のように額を流れた。
俺は魔界出身の悪魔じゃないから戻る場所はない。転生前の地球では死んでいる身なので、戻されれば待っているのは多分死だけだ。
(この修道騎士を殺すか?)
祈らせる間もなく殺すことは可能だが、俺は一つ試してみたいことがあったので、それをせずにメリィに交渉をする事にした。
「まぁ待て。祈るな。俺も好き好んでこんな事やってるわけじゃねぇんだわ。俺は本当の召喚主のいる場所に戻りたいだけなんだが、なんの因果か色んな世界や時間に飛ばされる。飛ばされる切っ掛けはも良く解らねぇ。もしかしたらメリィに協力する事で、召喚主のもとへ帰れるかもしれねぇんだ。だからお前の味方になってやってもいい。だが、今は俺に見張られているフリをしてろ」
本当はそんな事をやりたいわけじゃねぇが、取り敢えずそう言って騙しておくか・・・。
って、寝てるぞコイツ!
俺の説明はそんなに長くなかっただろうが! なんだぁ? その漫画みたいな鼻提灯は。
馬鹿らしくなって俺はメリィを取り敢えず、ロープで縛るとそのまま床の上に寝かせて、壁際に立ってこれからどうするかを考えた。
銀色の癖毛を揺らし、それと同じ色の銀の瞳には自分自身が課した使命を果たすという強い意志を宿しているように俺には見えた。
修道騎士には神の加護でもあるのか、ホキキの仲間たちの攻撃魔法を寸でのところで逸れている。
しかしそれは完璧に魔法を弾くというわけではなく、時々当たって怪我をするが回復の祈りですぐに癒すので中々しぶとい。癒しの祈りのお陰で、奴は実質本来の生命点の何倍もあるって事になる。
中盾を構えて身を守りつつ、【閃光】という光魔法でメイジたちの目を一時的に見えなくすると、修道騎士は接近して魔法の小剣で敵の手足を攻撃する。
そうするとメイジたちは戦意を失ってしまうのだ。そういう魔法効果のある剣なんだろうな。彼女は樹族の騎士ではないから小剣を持っている。メイスや魔法の光で作られた剣ばかり見てきたので、リアルな小剣を持つ騎士は珍しく感じるぜ。
「ほぉ~。中々強い。一人でこんだけやれるのは流石は修道騎士といったところか」
俺が修道騎士の陰から現れて少し感心してそう言うと、銀髪の地走り族は振り返った。
「ほえ~? だぁ~れですか~?」
勇ましく戦う姿とはおよそかけ離れた、間の抜けた声が返ってきたので俺は拍子抜けして顎を掻く。
「俺か? 俺はキリマルだ、よろしくな」
まだ情報共有ができていないホキキの仲間が飛ばす魔法を、アマリで斬って、俺は修道騎士に名を訊いた。
「名前は?」
「メリィでぇ~す」
こいつ、俺が悪魔だと気が付いてないのか? それともアホなのか? 案外簡単に捕縛できそうだな。
「ところで腹減らねぇか? あの集会場の台所にでも行ってなんか食おうぜ」
「えぇ~。でもカルト教団に占拠されているこの村の人たちを助けてあげないと~」
「ばっか、おめぇ。村人は集会場に集められているンだろ。だったらあの建物に入っちまえば、人質である村人の様子が見れる。そしたら救出成功率はグーンとアップするんだぜ?」
「ほんとにぃ? どれくらいアップするのかなぁ?」
「ここだけの話、お前だけにこっそりと教えてやるがよ、百万%も上がる」
「ええ! ヒャクマン!」
アホな奴は百万って言葉に弱い。こいつもそうだ。
「行くか?」
「行くぅ!」
ホキキの情報が仲間に伝わったのか魔法攻撃が止む。
俺はふざけて、紳士然とした顔で修道騎士の手を取って案内しようとした、が。
―――ピリッ!
手が痺れた。
俺は情けなくも手をすぐに引っ込めると、メリィは不思議そうな顔をしたが、気にした様子はない。
(なんだこいつ・・・。悪魔は修道騎士に触れられねぇということか? それともこいつは神の加護が強いってぇのか?)
取り敢えず先導して歩き、扉を開いて修道騎士を集会所に招き入れる。
ホキキに捕らえられている村人たちは修道騎士が助けに来たと勘違いして、一瞬安堵の表情を浮かべるも、修道騎士の後ろから入って来た俺の負のオーラを見てそうではないと悟る。
「皆、無事だね」
にっこりする修道騎士の顔に自分の顔を近づけて、とある場所を指差した。
「あそこはカルト教団の教主を捕える絶好の隠れ場所だぜ。食い物も奥にある」
厨房と集会場を繋げる小窓の付いたカウンターがあるが、あそこから出入りするのは無理だな。しかし集会場の様子をなんとか見る事はできる。
俺を召喚したカルト教団がどういった目的でこの村を占拠しているのかは知らねぇが、とにかく部屋に修道騎士を閉じ込めときゃいいだろ。
俺にありがとうを礼を言って、アホの修道騎士は台所への扉へと向かう。
心配そうな顔で「修道騎士様!」と声を掛けようとした年老り地走り族を睨み付け、俺は修道騎士と共に厨房に入った。
しかし、催し事でもない限り、村の集会場の厨房に食料があるわけもなく。
俺も腹が減ったので、カルト教団の奴らに何か食べ物を持ってこさせようと扉に手をかけたが、バリアのような何かで弾かれる。
「あ? 俺ごと結界に閉じ込めやがったのか?」
そう、カルト教団の糞どもは、俺と修道騎士メリィが厨房に入ってすぐに結界を張りやがったのだ。
「やってくれるじゃねぇか。だがよ、こういう結界は扉だけにかかってたりするパターンだろ?」
そう言って俺は扉以外の壁に手を当てて、爆発の手を発動させた。
壁に爆発が広がって壊れるかと思いきや、結界は建物全体に施されているのか、静かな水面に落ちる水滴の如く、波紋を広げてエネルギーを吸収してしまった。
「おい」
カウンターの向こうから、小窓を通して樹族が縄を投げてきた。
「修道騎士を縛り上げておけ。しっかり見張っておけよ」
偉そうに命令をした樹族に対し、俺は台所にあった取っ手の付いた小さなまな板を投げつける。
―――ドカン!
まな板は樹族の喉に当たって、首から上を吹き飛ばした。それを見た人質の村人たちが悲鳴を上げる。
「あ、悪魔! やっぱり悪魔だ!」
「そうだが、なにか? お前らを拘束している一人を殺してやったんだ。感謝しろ」
「え~。キリマルさんは悪魔なんですかぁ~?」
「まぁそうだ。目を見ればわかるだろ」
「わぁ本当だ~! 気が付かなかった!」
ほんと、こいつはアホだな。修道騎士の宿敵である悪魔に気が付かないとか・・・。
「じゃあ強制送還のお祈りをしないと~」
メリィは目を閉じて両手を胸の前で組んだ。
俺の唯一の弱点である、元々存在していた場所に戻す祈りを唱えようとすメリィを見て、冷や汗が滝のように額を流れた。
俺は魔界出身の悪魔じゃないから戻る場所はない。転生前の地球では死んでいる身なので、戻されれば待っているのは多分死だけだ。
(この修道騎士を殺すか?)
祈らせる間もなく殺すことは可能だが、俺は一つ試してみたいことがあったので、それをせずにメリィに交渉をする事にした。
「まぁ待て。祈るな。俺も好き好んでこんな事やってるわけじゃねぇんだわ。俺は本当の召喚主のいる場所に戻りたいだけなんだが、なんの因果か色んな世界や時間に飛ばされる。飛ばされる切っ掛けはも良く解らねぇ。もしかしたらメリィに協力する事で、召喚主のもとへ帰れるかもしれねぇんだ。だからお前の味方になってやってもいい。だが、今は俺に見張られているフリをしてろ」
本当はそんな事をやりたいわけじゃねぇが、取り敢えずそう言って騙しておくか・・・。
って、寝てるぞコイツ!
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