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うな丼
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鰻の頭に千枚通しを穿つと、体をグネグネと動かして悶える。
関西出身の俺が鰻を捌くとなれば、当然腹開きだ。
関東だと腹開きは、切腹のイメージがあるから、侍が忌避したと聞く。だから関東では背開きで、商人文化だった関西は腹開き。
大昔の話とはいえ、職業によって嫌う調理法や、食材があるのは面白い。そういえば、侍はちょっと樹族に似ている気がする。
なぜなら樹族も縁起の悪い食材を嫌うからだ。黒い食材などは、闇堕ちした樹族を連想させるからと嫌な顔をする。
でもさ、樹族もちょくちょく黒い食材を食ってるように見えるんだけどなぁ・・・。干しプルーンとか、干しぶどうとか。
「上手に捌くねぇ、あんちゃん!」
魚屋のおっちゃんが、俺の手元を見て唸る。
「そりゃあ、そうやで。このオーガはバトルコック団のオビオやで? このぐらい、お茶の子さいさいや」
リュウグが自慢げにそう言って、鼻を高くした。
「えぇ!? このオーガが、あの?! ブラッド領の英雄、戦うコックさんかい?」
「そうそう」
「樹族国最強の領主を助けたってだけでも凄いのに、前衛に出る稀なコックを見れるなんて、こりゃ俺は幸運だね! じゃあ、あんたはもしかして、辺境伯の代理人リュウグ・ウーノオト・ヒメノモート・ユイノキリハズさんかい?」
「そのとーり!」
「よく覚えているな、リュウグの本名!」
俺は思わず、魚屋のおっちゃんにツッコんだ。
「で、あんちゃんは鰻で何を作ろうとしてんだい? 英雄が作る料理だ。きっと珍しいものに違いねぇ」
「普通に鰻の蒲焼き(うな丼)だよ」
「ウ、ウナギノカバヤキ? 聞いたこともねぇな」
「オビオの鰻の蒲焼きは絶品なんやから。皮は香ばしくてパリパリ、身はふっくらホクホク」
「へぇ!」
この国での鰻料理が気になった俺は、おっちゃんに訊いてみる。
「ポルロンドのうなぎ料理はどんなのがあるんだい? おっちゃん」
平民出身っぽい樹族のおっちゃんは、腕を組んで暫く斜め上を見た。
「う~ん、そうだねぇ。鰻を塩茹でして、冷やした料理かな。名前は無いよ」
「あぁ、鰻のゼリー寄せね。イギリス地区の料理だな。コラーゲンがたっぷりなんだよな。味は・・・。人それぞれ」
「こらーげん? それがなんかはわかんねぇが、ゼリー寄せって名前は上品でいいねぇ。これからは、その名前を使わせてもらうよ」
そうこうしているうちに、内臓と骨が綺麗に取れた。身に串を三本ほど刺してバーベキュー台の網の上に乗せる。
「よし、あとはタレを付けながら焼くだけだ!」
関西風の蒲焼きは蒸したりはしない。蒸したほうが脂が少なくなって上品な味わいになるんだけど、脂多めの焼き身を、ご飯でかっこむのも悪くはねぇ。
炭火で炙って、煙が出ると団扇で扇ぐ。ある程度焼き目が付いてきたら、みりん、醤油、日本酒、砂糖で作ったタレを付けて、また扇ぐ。
「うほぉ! 香ばしい匂いだね、オビオのあんちゃん!」
おっちゃんは、何で俺の名前を知ってんだ? と思ったけどバトルコック団の名声が、西の大陸に響き渡っている事を考えれば当然か。いつの間にか出世したなぁ、俺ら。
「だろ。鰻屋さんは、この匂いで客を引き寄せてたって話もあるんだぜ?」
「だろうな。これまでに嗅いだことのない匂いだが、腹が減る匂いだ。いいね、リュウグちゃんは。こんな名料理人とずっと旅をしてるんだからさ!」
「え? う、うん。毎日美味しい料理を食べさせてもらったわ・・・」
おっちゃんに悪気が無いのはわかってるけど、今日帰国するリュウグにその言葉は酷過ぎる。
リュウグを見ると目が合った。途端に彼女は笑顔を作る。
それを見てるのが辛いので、俺は鰻の焼きに集中する。熱で無効化するとはいえ、鰻の血液は毒だからな。
「お! 焼けてきた! もう良い頃かな」
流石は四十一世紀の万能調理器具。鰻初心者の俺でも上手に焼ける。
焼き立ての鰻を、食べやすいように切って、ホカホカご飯の上に乗せ、タレをさっとかけて丼の蓋を閉じた。目の前で料理してんだから、蓋を閉じる意味はないだろと思うけど、何となく演出で。蒸しの効果も期待している。
「おあがり!」
ノームの手の大きさを考えて、丼はお茶碗サイズだが、それでもボリューム満点だと思う。
「頂きまーす!」
俺の真似をして「頂きます」をいつの間にか言うようになったリュウグ。それに釣られて、他のメンバーも言うようになった。そう考えるとリュウグは、パーティのムードメーカーだったなぁ。
やべぇ。色々思い出してたら、別れが辛くなってきた。涙が鼻水となって出てくるので啜った。
リュウグは美味しそうに、うな丼をかっこんでいる。
「なんでぇ、リュウグちゃん。涙流すほど美味しいってか!」
おっちゃんが、リュウグの食べる様を見て、喉をゴクリと鳴らした。
「リュウグ・・・。泣いているのか?」
「そりゃ、涙もちょちょ切れるわ! こんなに美味しい料理を食べているんやから! 幸せや!」
空元気で答えやがって。リュウグも悲しい雰囲気にさせないよう頑張ってんだ。俺も笑顔でいてやらないと。
「オビオのあんちゃん! 俺ァ、もう我慢できねぇ! 金は払う! ウナギノカバヤキ、俺にも食わせてくれよ!」
おっちゃん、ヨダレ垂らしすぎィ! ってか、長蛇の列ができてる! 俺を鰻屋と勘違いして皆並んでんのかよ!
「しゃーねーな。・・・ア、腹を空かせた人がいるならば、その腹満たしてやるのがぁ~、コックの務め!」
俺が歌舞伎役者のような身振りをしてふざけると、リュウグがご飯を吹き出しながら笑った。
「アハハ! なにそれ、変なのー!」
関西出身の俺が鰻を捌くとなれば、当然腹開きだ。
関東だと腹開きは、切腹のイメージがあるから、侍が忌避したと聞く。だから関東では背開きで、商人文化だった関西は腹開き。
大昔の話とはいえ、職業によって嫌う調理法や、食材があるのは面白い。そういえば、侍はちょっと樹族に似ている気がする。
なぜなら樹族も縁起の悪い食材を嫌うからだ。黒い食材などは、闇堕ちした樹族を連想させるからと嫌な顔をする。
でもさ、樹族もちょくちょく黒い食材を食ってるように見えるんだけどなぁ・・・。干しプルーンとか、干しぶどうとか。
「上手に捌くねぇ、あんちゃん!」
魚屋のおっちゃんが、俺の手元を見て唸る。
「そりゃあ、そうやで。このオーガはバトルコック団のオビオやで? このぐらい、お茶の子さいさいや」
リュウグが自慢げにそう言って、鼻を高くした。
「えぇ!? このオーガが、あの?! ブラッド領の英雄、戦うコックさんかい?」
「そうそう」
「樹族国最強の領主を助けたってだけでも凄いのに、前衛に出る稀なコックを見れるなんて、こりゃ俺は幸運だね! じゃあ、あんたはもしかして、辺境伯の代理人リュウグ・ウーノオト・ヒメノモート・ユイノキリハズさんかい?」
「そのとーり!」
「よく覚えているな、リュウグの本名!」
俺は思わず、魚屋のおっちゃんにツッコんだ。
「で、あんちゃんは鰻で何を作ろうとしてんだい? 英雄が作る料理だ。きっと珍しいものに違いねぇ」
「普通に鰻の蒲焼き(うな丼)だよ」
「ウ、ウナギノカバヤキ? 聞いたこともねぇな」
「オビオの鰻の蒲焼きは絶品なんやから。皮は香ばしくてパリパリ、身はふっくらホクホク」
「へぇ!」
この国での鰻料理が気になった俺は、おっちゃんに訊いてみる。
「ポルロンドのうなぎ料理はどんなのがあるんだい? おっちゃん」
平民出身っぽい樹族のおっちゃんは、腕を組んで暫く斜め上を見た。
「う~ん、そうだねぇ。鰻を塩茹でして、冷やした料理かな。名前は無いよ」
「あぁ、鰻のゼリー寄せね。イギリス地区の料理だな。コラーゲンがたっぷりなんだよな。味は・・・。人それぞれ」
「こらーげん? それがなんかはわかんねぇが、ゼリー寄せって名前は上品でいいねぇ。これからは、その名前を使わせてもらうよ」
そうこうしているうちに、内臓と骨が綺麗に取れた。身に串を三本ほど刺してバーベキュー台の網の上に乗せる。
「よし、あとはタレを付けながら焼くだけだ!」
関西風の蒲焼きは蒸したりはしない。蒸したほうが脂が少なくなって上品な味わいになるんだけど、脂多めの焼き身を、ご飯でかっこむのも悪くはねぇ。
炭火で炙って、煙が出ると団扇で扇ぐ。ある程度焼き目が付いてきたら、みりん、醤油、日本酒、砂糖で作ったタレを付けて、また扇ぐ。
「うほぉ! 香ばしい匂いだね、オビオのあんちゃん!」
おっちゃんは、何で俺の名前を知ってんだ? と思ったけどバトルコック団の名声が、西の大陸に響き渡っている事を考えれば当然か。いつの間にか出世したなぁ、俺ら。
「だろ。鰻屋さんは、この匂いで客を引き寄せてたって話もあるんだぜ?」
「だろうな。これまでに嗅いだことのない匂いだが、腹が減る匂いだ。いいね、リュウグちゃんは。こんな名料理人とずっと旅をしてるんだからさ!」
「え? う、うん。毎日美味しい料理を食べさせてもらったわ・・・」
おっちゃんに悪気が無いのはわかってるけど、今日帰国するリュウグにその言葉は酷過ぎる。
リュウグを見ると目が合った。途端に彼女は笑顔を作る。
それを見てるのが辛いので、俺は鰻の焼きに集中する。熱で無効化するとはいえ、鰻の血液は毒だからな。
「お! 焼けてきた! もう良い頃かな」
流石は四十一世紀の万能調理器具。鰻初心者の俺でも上手に焼ける。
焼き立ての鰻を、食べやすいように切って、ホカホカご飯の上に乗せ、タレをさっとかけて丼の蓋を閉じた。目の前で料理してんだから、蓋を閉じる意味はないだろと思うけど、何となく演出で。蒸しの効果も期待している。
「おあがり!」
ノームの手の大きさを考えて、丼はお茶碗サイズだが、それでもボリューム満点だと思う。
「頂きまーす!」
俺の真似をして「頂きます」をいつの間にか言うようになったリュウグ。それに釣られて、他のメンバーも言うようになった。そう考えるとリュウグは、パーティのムードメーカーだったなぁ。
やべぇ。色々思い出してたら、別れが辛くなってきた。涙が鼻水となって出てくるので啜った。
リュウグは美味しそうに、うな丼をかっこんでいる。
「なんでぇ、リュウグちゃん。涙流すほど美味しいってか!」
おっちゃんが、リュウグの食べる様を見て、喉をゴクリと鳴らした。
「リュウグ・・・。泣いているのか?」
「そりゃ、涙もちょちょ切れるわ! こんなに美味しい料理を食べているんやから! 幸せや!」
空元気で答えやがって。リュウグも悲しい雰囲気にさせないよう頑張ってんだ。俺も笑顔でいてやらないと。
「オビオのあんちゃん! 俺ァ、もう我慢できねぇ! 金は払う! ウナギノカバヤキ、俺にも食わせてくれよ!」
おっちゃん、ヨダレ垂らしすぎィ! ってか、長蛇の列ができてる! 俺を鰻屋と勘違いして皆並んでんのかよ!
「しゃーねーな。・・・ア、腹を空かせた人がいるならば、その腹満たしてやるのがぁ~、コックの務め!」
俺が歌舞伎役者のような身振りをしてふざけると、リュウグがご飯を吹き出しながら笑った。
「アハハ! なにそれ、変なのー!」
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