154 / 336
逃走
しおりを挟む
「さっき、悲鳴が聞こえなかったか?」
食卓を囲んでいる場で、ブーツを脱いで足を掻くピーターを睨んで、サーカは立ち上がった。
「ああ、オビオと司祭の声だ」
トウスが耳をピクピクさせて、眉根を寄せる。
「見に行く?」
ムクが心配そうな顔をして、ソワソワしだす。
「それには及ばないよ。どうせ、カクイ様の能力が発動したのだろうさ」
ウィングが、食卓の花瓶に花を飾りに部屋に入ってきた。
「能力?」
「あの方は制御不能な能力を持っているからね。相貌失認という」
「はぁ? 失顔症の事か? そんなものが能力になるか。馬鹿にするな」
サーカが鼻で笑うと、ウィングは肩をすくめた。
「その能力が、他人を巻き込むとしたら?」
「巻き込んだところで、顔が判らなくなるだけだろう?」
「神がなぜ、その名を能力名にしたのかは、僕にもわからないよ。ただ言えるのは、顔が判らなくなるだけではなく、誰かしらのイメージに引っ張られて、皆姿が同じになるって事さ」
「では、さっきの悲鳴は?」
「魔法の氷戸棚には、牛の頭が入っていた。きっとその時に、カクイ様の能力が発動したのだよ」
「つまり、牛の頭を誰かの頭と間違えて、叫んだと?」
「そういう事さ。カクイ様はサンドに来るまでは、教皇フローレス様の側近だったんだ。後は言わずもがな」
「ははぁん。で、能力が発現してしまった事で、邪魔者扱いされて左遷されたと」
ピーターがブーツの底に挟まった小石を穿りながら言うと、ウィングは金髪を揺らしながら頷く。
「そういう事。神からのギフトは、必ずしも有益とは限らないのさ」
「じゃあ、サーカはまだ良い方だったんだな。闇魔女様の能力、一度見覚えの劣化版かと思ってたけどさ」
「ふん、無能なピーターに言われたくないな」
上座に近い席にいるサーカは、隣の席のピーターの足毛を毟ってから、ドアの向こうにある気配に気づいた。
「はぁ、はぁ、はぁ。いやー、酷い目に遭いました。牛の頭が人の頭に見えて・・・」
カクイ司祭が、口角にある髭を撫で付けて、気分を落ち着けながら部屋に入ってきた。
「やはりね」
ウィングは、予想通りとばかりに細い目を余計に細める。
「オビオは?」
心配するムクの質問に、司祭は笑顔だ。
「今、デザートを作っていますよ。いやはや、結局、料理を彼に任せてしまいました」
「最初っからそうしとけよ」
ピーターはブーツを履いて、司祭の持つお盆の上にある、前菜のスープに興味を持った。
「それは、なんのスープ?」
「これは・・・。結局、ヘコキスズメの出汁で作った、香味野菜のスープですかねぇ」
「はっきりしねぇな」
獅子人は鼻をひくつかせて、スープの匂いを嗅いでいる。
「ヘコキスズメの出汁か。一歩間違えれば、その名の通りの悪臭を放つ珍味」
そう言ってサーカが怪訝そうな顔をした。香味野菜がたっぷり入っているのは、このスープの味が失敗だった事を表す。そして、オビオがそれを補ったのだと瞬時に思いつた。
目の前に椀を置かれたピーターは、手をこすり合わせた後に、蓋を開けて中を見た。
「うわっ! 豚骨スープみたいに、スープが真っ白だ!」
「おビオ様に手直ししてもらいましたから、味は美味しいと思いますが」
「どれどれ」
ピーターがスプーンを手に取ると、皆も同じようにして、スープを口に入れた。
「ん? ん~。流石のオビオでも、出汁の奥に潜む臭みは消せなかったみたいだな。味は美味いのだが」
サーカが残念そうに言う。
「一口目は美味いんだが、後からヘコキスズメの臭みが、喉の奥から漂ってくるな・・・」
トウスも同じく口の中の匂いに参っていると、ムクがスープの中に肉を見つける。
「わぁ、お肉も入っているんだ!」
「ええ、ありきたりな牛の肉ですが、口に合いますかどうか」
皆の酷評を気にした風もなく、司祭はニコニコと笑って、肉の感想を待った。
――――ガリッ!
口の中で奇妙な音をさせたのは、サーカとピーターだった。
「なんだか、この肉は硬いな。ヘコキスズメの骨でも入っていたのか?」
いや、そのような食感ではない、とサーカは気づく。とろみのある濁ったスープに塗れた肉を吐き出し、よく観察する。金属の小さな輪と節のある肉。
「指と指輪・・・? それにこの指の太さは!」
それを聞いた途端、ピーターは口の中の物を吐き出した。同じく指と指輪だったのだ。
「指と指輪を絶対に捨てるな! 腰袋に入れろ、ピーター!」
サーカの悲鳴に近い叫び声に、トウスが反応し、食卓をひっくり返す。
「この野郎!」
「中に入って来い、神殿騎士たち!」
司祭目が暗く淀み、廊下側にある扉二つから、ハルバードを持った鎧の騎士たちが押し入ってきた。
「オビオをどうした!」
トウスが魔剣必中を背中の鞘から抜いて、構える。
「言う必要がありますか? クククク! ハハハ!」
両手を広げるカクイ司祭のローブが、足元からどんどんと黒くなる。途端に部屋の中の誰もが、四角い顔の鯰髭の男に変わってしまった。
サーカは咄嗟に、向かいの席に座っていたウィングであろう男を見る。
(動揺している? もしやウィングも、司祭の変貌ぶりを見て驚いているのか?)
「どういうことです? カクイ様」
カクイと全く同じ顔とローブを着るウィングが驚いて、エペを誰に向けるべきか悩んでいる。
「お前は黙って、私の言うことを聞いていればよいのだ」
「・・・?」
困惑するウィングの横に座っていたメリィが、司祭の顔で間延びした声を出す。
「カクイ司祭の悪事、修道騎士のメリィ・メリィが! しかと見たりぃ~!」
「今それどころじゃねぇ! メリィ! オビオはどうしたんだ! カクイ!」
「君たちが口に入れた肉が、かのオーガだ。味はどうだったかね?」
一瞬青ざめたサーカの顔が、どんどんと赤黒くなっていく。
「ああああぁぁぁぁ!!」
怒りで正気を失ったサーカは、目を大きく見開き、魔力の渦を周囲に作る。
「サーカが、魔力暴走を起こしているよ!」
サーカの闇堕ちしそうなほどの怒りに恐怖し、ムクは魔力の暴走から五感を守るべく、目を閉じて、耳を両手で塞いだ。
「許さんぞ! カクイ・・・! 許さんぞ!!」
喚くサーカの暴走を止めようとした神殿騎士のハルバードを弾いて、トウスが鼻を鳴らす。
「残念だったな、カクイ。混戦で同士討ちでもさせようとでも思ったのだろうが、俺は匂いで誰が誰だかわかる! ・・・ピーター! サーカを気絶させろ! こんな場所で魔力暴走なんかされたら、俺たちも巻き込まれてお終いだ!」
「わかった」
ピーターはサーカの背後に近づいて、首筋に手刀を打つと、彼女は気絶した。
サーカをなんとか抱きかかえると、ピーターはトウスを見る。
「こっから、どうすんの?」
「お前はサーカと共に影に入って逃げろ。俺は!」
怪力のトウスが吠えて、神殿騎士の一人を持ち上げ、窓に投げつけた。窓は割れて大きな逃げ道となる。そして獅子人はムクとメリィを抱きかかえると、その窓から地上へ飛び降りようとした。
「逃がすものか!」
魔法詠唱を開始した司祭や窓に走り寄ってくる神殿騎士に向かって、落下中のメリィが【閃光】を放つ。
「ぐわ!」
手練の修道騎士の光魔法に、行動を阻害された司祭は、目を押さえながらウィングに命じた。
「ウィング! 追いなさい! 彼らを生かしてモティから出してはいけません!」
「ハッ!」
ウィングは逃げるトウスに【竜巻】の魔法を放とうとしたが、躊躇し、自分の体に【透明化】の魔法をかけて、彼らを追う事にした。
食卓を囲んでいる場で、ブーツを脱いで足を掻くピーターを睨んで、サーカは立ち上がった。
「ああ、オビオと司祭の声だ」
トウスが耳をピクピクさせて、眉根を寄せる。
「見に行く?」
ムクが心配そうな顔をして、ソワソワしだす。
「それには及ばないよ。どうせ、カクイ様の能力が発動したのだろうさ」
ウィングが、食卓の花瓶に花を飾りに部屋に入ってきた。
「能力?」
「あの方は制御不能な能力を持っているからね。相貌失認という」
「はぁ? 失顔症の事か? そんなものが能力になるか。馬鹿にするな」
サーカが鼻で笑うと、ウィングは肩をすくめた。
「その能力が、他人を巻き込むとしたら?」
「巻き込んだところで、顔が判らなくなるだけだろう?」
「神がなぜ、その名を能力名にしたのかは、僕にもわからないよ。ただ言えるのは、顔が判らなくなるだけではなく、誰かしらのイメージに引っ張られて、皆姿が同じになるって事さ」
「では、さっきの悲鳴は?」
「魔法の氷戸棚には、牛の頭が入っていた。きっとその時に、カクイ様の能力が発動したのだよ」
「つまり、牛の頭を誰かの頭と間違えて、叫んだと?」
「そういう事さ。カクイ様はサンドに来るまでは、教皇フローレス様の側近だったんだ。後は言わずもがな」
「ははぁん。で、能力が発現してしまった事で、邪魔者扱いされて左遷されたと」
ピーターがブーツの底に挟まった小石を穿りながら言うと、ウィングは金髪を揺らしながら頷く。
「そういう事。神からのギフトは、必ずしも有益とは限らないのさ」
「じゃあ、サーカはまだ良い方だったんだな。闇魔女様の能力、一度見覚えの劣化版かと思ってたけどさ」
「ふん、無能なピーターに言われたくないな」
上座に近い席にいるサーカは、隣の席のピーターの足毛を毟ってから、ドアの向こうにある気配に気づいた。
「はぁ、はぁ、はぁ。いやー、酷い目に遭いました。牛の頭が人の頭に見えて・・・」
カクイ司祭が、口角にある髭を撫で付けて、気分を落ち着けながら部屋に入ってきた。
「やはりね」
ウィングは、予想通りとばかりに細い目を余計に細める。
「オビオは?」
心配するムクの質問に、司祭は笑顔だ。
「今、デザートを作っていますよ。いやはや、結局、料理を彼に任せてしまいました」
「最初っからそうしとけよ」
ピーターはブーツを履いて、司祭の持つお盆の上にある、前菜のスープに興味を持った。
「それは、なんのスープ?」
「これは・・・。結局、ヘコキスズメの出汁で作った、香味野菜のスープですかねぇ」
「はっきりしねぇな」
獅子人は鼻をひくつかせて、スープの匂いを嗅いでいる。
「ヘコキスズメの出汁か。一歩間違えれば、その名の通りの悪臭を放つ珍味」
そう言ってサーカが怪訝そうな顔をした。香味野菜がたっぷり入っているのは、このスープの味が失敗だった事を表す。そして、オビオがそれを補ったのだと瞬時に思いつた。
目の前に椀を置かれたピーターは、手をこすり合わせた後に、蓋を開けて中を見た。
「うわっ! 豚骨スープみたいに、スープが真っ白だ!」
「おビオ様に手直ししてもらいましたから、味は美味しいと思いますが」
「どれどれ」
ピーターがスプーンを手に取ると、皆も同じようにして、スープを口に入れた。
「ん? ん~。流石のオビオでも、出汁の奥に潜む臭みは消せなかったみたいだな。味は美味いのだが」
サーカが残念そうに言う。
「一口目は美味いんだが、後からヘコキスズメの臭みが、喉の奥から漂ってくるな・・・」
トウスも同じく口の中の匂いに参っていると、ムクがスープの中に肉を見つける。
「わぁ、お肉も入っているんだ!」
「ええ、ありきたりな牛の肉ですが、口に合いますかどうか」
皆の酷評を気にした風もなく、司祭はニコニコと笑って、肉の感想を待った。
――――ガリッ!
口の中で奇妙な音をさせたのは、サーカとピーターだった。
「なんだか、この肉は硬いな。ヘコキスズメの骨でも入っていたのか?」
いや、そのような食感ではない、とサーカは気づく。とろみのある濁ったスープに塗れた肉を吐き出し、よく観察する。金属の小さな輪と節のある肉。
「指と指輪・・・? それにこの指の太さは!」
それを聞いた途端、ピーターは口の中の物を吐き出した。同じく指と指輪だったのだ。
「指と指輪を絶対に捨てるな! 腰袋に入れろ、ピーター!」
サーカの悲鳴に近い叫び声に、トウスが反応し、食卓をひっくり返す。
「この野郎!」
「中に入って来い、神殿騎士たち!」
司祭目が暗く淀み、廊下側にある扉二つから、ハルバードを持った鎧の騎士たちが押し入ってきた。
「オビオをどうした!」
トウスが魔剣必中を背中の鞘から抜いて、構える。
「言う必要がありますか? クククク! ハハハ!」
両手を広げるカクイ司祭のローブが、足元からどんどんと黒くなる。途端に部屋の中の誰もが、四角い顔の鯰髭の男に変わってしまった。
サーカは咄嗟に、向かいの席に座っていたウィングであろう男を見る。
(動揺している? もしやウィングも、司祭の変貌ぶりを見て驚いているのか?)
「どういうことです? カクイ様」
カクイと全く同じ顔とローブを着るウィングが驚いて、エペを誰に向けるべきか悩んでいる。
「お前は黙って、私の言うことを聞いていればよいのだ」
「・・・?」
困惑するウィングの横に座っていたメリィが、司祭の顔で間延びした声を出す。
「カクイ司祭の悪事、修道騎士のメリィ・メリィが! しかと見たりぃ~!」
「今それどころじゃねぇ! メリィ! オビオはどうしたんだ! カクイ!」
「君たちが口に入れた肉が、かのオーガだ。味はどうだったかね?」
一瞬青ざめたサーカの顔が、どんどんと赤黒くなっていく。
「ああああぁぁぁぁ!!」
怒りで正気を失ったサーカは、目を大きく見開き、魔力の渦を周囲に作る。
「サーカが、魔力暴走を起こしているよ!」
サーカの闇堕ちしそうなほどの怒りに恐怖し、ムクは魔力の暴走から五感を守るべく、目を閉じて、耳を両手で塞いだ。
「許さんぞ! カクイ・・・! 許さんぞ!!」
喚くサーカの暴走を止めようとした神殿騎士のハルバードを弾いて、トウスが鼻を鳴らす。
「残念だったな、カクイ。混戦で同士討ちでもさせようとでも思ったのだろうが、俺は匂いで誰が誰だかわかる! ・・・ピーター! サーカを気絶させろ! こんな場所で魔力暴走なんかされたら、俺たちも巻き込まれてお終いだ!」
「わかった」
ピーターはサーカの背後に近づいて、首筋に手刀を打つと、彼女は気絶した。
サーカをなんとか抱きかかえると、ピーターはトウスを見る。
「こっから、どうすんの?」
「お前はサーカと共に影に入って逃げろ。俺は!」
怪力のトウスが吠えて、神殿騎士の一人を持ち上げ、窓に投げつけた。窓は割れて大きな逃げ道となる。そして獅子人はムクとメリィを抱きかかえると、その窓から地上へ飛び降りようとした。
「逃がすものか!」
魔法詠唱を開始した司祭や窓に走り寄ってくる神殿騎士に向かって、落下中のメリィが【閃光】を放つ。
「ぐわ!」
手練の修道騎士の光魔法に、行動を阻害された司祭は、目を押さえながらウィングに命じた。
「ウィング! 追いなさい! 彼らを生かしてモティから出してはいけません!」
「ハッ!」
ウィングは逃げるトウスに【竜巻】の魔法を放とうとしたが、躊躇し、自分の体に【透明化】の魔法をかけて、彼らを追う事にした。
0
あなたにおすすめの小説
30年待たされた異世界転移
明之 想
ファンタジー
気づけば異世界にいた10歳のぼく。
「こちらの手違いかぁ。申し訳ないけど、さっさと帰ってもらわないといけないね」
こうして、ぼくの最初の異世界転移はあっけなく終わってしまった。
右も左も分からず、何かを成し遂げるわけでもなく……。
でも、2度目があると確信していたぼくは、日本でひたすら努力を続けた。
あの日見た夢の続きを信じて。
ただ、ただ、異世界での冒険を夢見て!!
くじけそうになっても努力を続け。
そうして、30年が経過。
ついに2度目の異世界冒険の機会がやってきた。
しかも、20歳も若返った姿で。
異世界と日本の2つの世界で、
20年前に戻った俺の新たな冒険が始まる。
家の庭にダンジョンができたので、会社辞めました。
希羽
ファンタジー
都内のブラックIT企業で働く社畜・佐藤健太(27歳)。
手取り18万、残業100時間。唯一の資産は、亡き祖母から相続した郊外のボロ戸建てだけ。
「このまま死ぬのかな……」
そう絶望していたある夜、庭の物置の裏に謎の穴が出現する。
そこは、なぜか最弱モンスターしか出ないのに、ドロップアイテムだけは最高ランクという、奇跡のボーナスダンジョンだった。
試しにスライムを叩いたら、出てきた宝石の査定額はなんと――【1,000,000円】。
「……え、これ一個で、俺の年収の3分の1?」
スマホアプリで即換金、ドローン配送で手間いらず。
たった10分の庭仕事で5000万円を稼ぎ出した健太は、翌朝、上司に辞表を叩きつけることを決意する。
※本作は小説家になろうでも投稿しています。
キャンピングカーで、異世界キャンプ旅
風来坊
ファンタジー
東京の夜を走り続けるタクシードライバー、清水翔。
ハンドル捌きと道の知識には自信があり、理不尽な客にも笑顔で対応できる――不器用ながらも芯の強い男だ。
そんな翔が、偶然立ち寄った銀座の宝くじ売り場で一人の女性・松田忍と出会う。
彼女との再会をきっかけに、人生は思いもよらぬ方向へ動き出した。
宝くじの大当たり、そして「夢を追う旅」という衝動。
二人は豪華にバスコンをカスタムしたキャンピングカー「ブレイザー」を相棒に、日本一周を計画する。
――だが、最初のキャンプの日。
雷の直撃が二人を異世界へと連れ去った。
二つの月が照らす森で、翔は持ち前の度胸と行動力を武器に、忍を守りながら立ち向かう。
魔力で進化したブレイザー、忍の「鑑定スキル」、そして翔の判断力と腕力。
全てを駆使して、この未知の世界を切り開いていく。
焚き火の炎の向こうに広がるのは、戦いと冒険、そして新しい絆。
タクシードライバーから異世界の冒険者へ――翔と忍のキャンピングカー旅が、今始まる。
巻き込まれ異世界召喚、なぜか俺だけ竜皇女の推しになった
ノラクラ
ファンタジー
俺、霧島悠斗は筋金入りの陰キャ高校生。
学校が終わったら即帰宅して、ゲームライフを満喫するのが至福の時間――のはずだった。
だがある日の帰り道、玄関前で学園トップスターたちの修羅場に遭遇してしまう。
暴君・赤城獅童、王子様系イケメン・天条院義孝、清楚系美少女・柊奏、その親友・羽里友莉。
よりによって学園の顔ぶれが勢ぞろいして大口論!?
……陰キャ代表の俺に混ざる理由なんて一ミリもない。見なかったことにしてゲームしに帰りたい!
そう願った矢先――空気が変わり、街に巨大な魔法陣が出現。
赤城たちは光に呑まれ、異世界へと召喚されてしまった。
「お~、異世界召喚ね。ラノベあるあるだな」
そう、他人事のように見送った俺だったが……。
直後、俺の足元にも魔法陣が浮かび上がる。
「ちょ、待て待て待て! 俺は陰キャだぞ!? 勇者じゃないんだぞ!?」
――かくして、ゲームライフを愛する陰キャ高校生の異世界行きが始まる。
魔力0の貴族次男に転生しましたが、気功スキルで補った魔力で強い魔法を使い無双します
burazu
ファンタジー
事故で命を落とした青年はジュン・ラオールという貴族の次男として生まれ変わるが魔力0という鑑定を受け次男であるにもかかわらず継承権最下位へと降格してしまう。事実上継承権を失ったジュンは騎士団長メイルより剣の指導を受け、剣に気を込める気功スキルを学ぶ。
その気功スキルの才能が開花し、自然界より魔力を吸収し強力な魔法のような力を次から次へと使用し父達を驚愕させる。
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
クラスまるごと異世界転移
八神
ファンタジー
二年生に進級してもうすぐ5月になろうとしていたある日。
ソレは突然訪れた。
『君たちに力を授けよう。その力で世界を救うのだ』
そんな自分勝手な事を言うと自称『神』は俺を含めたクラス全員を異世界へと放り込んだ。
…そして俺たちが神に与えられた力とやらは『固有スキル』なるものだった。
どうやらその能力については本人以外には分からないようになっているらしい。
…大した情報を与えられてもいないのに世界を救えと言われても…
そんな突然異世界へと送られた高校生達の物語。
俺得リターン!異世界から地球に戻っても魔法使えるし?アイテムボックスあるし?地球が大変な事になっても俺得なんですが!
くまの香
ファンタジー
鹿野香(かのかおる)男49歳未婚の派遣が、ある日突然仕事中に異世界へ飛ばされた。(←前作)
異世界でようやく平和な日常を掴んだが、今度は地球へ戻る事に。隕石落下で大混乱中の地球でも相変わらず呑気に頑張るおじさんの日常。「大丈夫、俺、ラッキーだから」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる