未来人が未開惑星に行ったら無敵だった件

藤岡 フジオ

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心配性のタスネ

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 夕方、タスネがアルバイトから帰って来ると薄暗い家の中は不気味なほど静かだった。

 心配性のタスネは、泣きそうな顔で狭い家の中を必死に探しながら思う。

 やはりオーガはオーガだった、ヒジリが妹達を連れ去ったのだと思い愕然とし、脚に力が入らなくなる。

 そしてその場にへたりこんでしまった。

「そんな・・・。神様はアタシから妹達までも奪っていったの・・・?」

 心臓の鼓動が速くなって息苦しくなり、うずくまる。

「あら? どうかしましたか? タスネ様。心拍数が異常ですが」

 開いたドアに夕日がさし、逆光で黒くなった球体が心配そうにタスネに声をかけた。

「え? ウメボシがいるって事はヒジリもいるよね?」

「勿論です、マスターは今・・・位置情報確認中・・・。南に二百マタル程の地点におり、フラン、イグナ、コロネを乗せた荷車を引いて此方に向かって歩いております」

「良かった・・。帰って来るのね? アタシが家に帰ったらいつもの煩い妹達の声がしなかったから、びっくりしちゃって・・・」

「マスターはウメボシを置いて消える事はありません。合理的で冷たそうに見えますが、時々面白いですし誠実な方ですから」

「だ、だよね」

 タスネのバクバクと激しく動いていた心臓は嘘のように普段通りになった。しかし、まだ気が動転しているのか、食料や飲み物を必要としないウメボシに白湯を出していた。

 ウメボシは出された白湯を見て律儀に反応する。

「ウメボシには水分も食料も必要ありません。ウメボシのエネルギー源は太陽光や地熱、風、振動、摩擦熱、静電気等ありとあらゆる物から得る事が出来ます。必要であれば別次元から最大、地球型惑星一個分程のエネルギーを引き出し、宇宙船の補給をしたり敵を攻撃する事も可能です。地球では政府の抑制パルスが作用して、能力を完全に開放する事は出来ませんでしたが、ここではそれが可能です。まぁ全開攻撃などすればウメボシは熱で溶けてなくなり、この星の全員が死んでしまいますが」

「またノームみたいな事言ってる~。何言っているのか解らないよ~。でも食べ物や飲み物が要らないのって便利だけど楽しみを一つ失うって事だから可哀想ね」

「たっだいま~×3」

 勢いよく家の扉が開いて妹達がどたどたと帰ってきた。

 頭には今子供たちの間で大人気の実在の人物、義賊怪盗ネコキャットのお面が付いている。手にはネコキャットの手を模したネコ手袋がはめられていた。

 ネコキャットは勝手に魔法遊園地のマスコットキャラに使われているのだ。カトーマスクを付けた微妙にリアルな鯖柄の猫のお面が薄気味悪い。

「にゃおー! にゃおー! キシャフシャホシャブシャラァァ!」

 と怪盗ネコキャットが怒った時の真似をする三姉妹。

「えっ! もしかして妹達を魔法遊園地に連れて行ってくれたの? 入場料高かったでしょ? 何だか悪いわ・・・」

「何を言うのか主殿。我が身は貴方様の物。貴方様の妹君の為なら何だってしますとも」

 と小さな玄関の外で大げさに頭を下げてお辞儀するヒジリ。

「もう、またそうやってからかう~。でもありがとう。妹達が凄く喜んでる!」

「いやいや、私自身も興味があったのでね。素晴らしいな、魔法遊園地とやらは・・・」

 ヒジリは少し神妙な顔でウメボシの方を見る。ウメボシも何かを察したのか少し頷くと食事の用意をしだした。

 いつものように豪華な食事に煩く騒ぐ姉妹だったが今日は一層煩い食事となった。

 興奮した三姉妹が魔法遊園地の乗り物や義賊怪盗ネコキャットショーの話をそれぞれが同時に話すので、タスネは一人ずつ喋りなさいと注意するほどだ。

 今日は疲れたでしょうからと、ウメボシは食後に甘い苺が乗ったケーキを振る舞う。貧しくて常に甘味に飢えていた妹達は大喜びでそれらを平らげたかと思うと、事切れたように静かになってしまった。

 姉妹は遊び疲れてその場で眠ってしまったのだ。ウメボシがあらあらと言いながら三人を浮かせて寝室まで運んで行く。

「もうあの子達ったら! 歯も磨かずに寝ちゃって・・・」

「それではタスネ様、ウメボシはヒジリ様のお世話をしてまいります」

「うん、今日もありがとう。ヒジリにもお疲れさまって言っておいて。それからごめんなさい・・」

 タスネはヒジリを疑った事を悔いているのだ。

「何故謝るのかよく解りませんが、伝言を承りました」




 家の裏庭側に浴室があるのか、タスネの水浴びをする音がする。湯気が出ていない所を見るとやはり水浴びなのだ。春とはいえ夜は寒いのによく水を浴びれるなとヒジリは思う。

 四十一世紀の地球人は風呂に入る必要が無い。

 皮膚の表面や体内で、ナノマシンが老廃物をエネルギーに変えて活動するので常に体は綺麗だ。なので地球ではお風呂に入るのは数ある趣味の一つとなっている。

「お待たせしましたマスター。魔法遊園地で何か有りましたか?」

「うむ、もう情報は仕入れていると思うが、この星には我々が感知できない魔法というものが存在する」

「ええ、最初はウメボシも馬鹿にして笑っていましたが、書物には当然のように魔法の存在が書かれています。我々には見る事も感じる事も出来ませんが、この星の住人にとって魔法の影響力は少なくありません。実際に酒場で小競り合いが有った時に、炎の魔法の被害を被ったとされる人物の腕に火傷を確認しました」

「何故我々には魔法が見えなかったり影響を受ける事が無いのだろうか? 魔法遊園地にある浮遊板という乗り物に乗ろうと触れたのだが、途端に魔法が発動しなくなり浮かばなくなった」

「確かな事は解りませんが、書物には魔法を完全に打ち消す魔法の存在もありましたので、もしかしたらそれに近い効果が我々を覆っているのかもしれませんね。人類初の異星人との遭遇を果たし、その上この星の魔法を研究し、その情報を地球に持ち帰ればマスターは間違いなく有名になるでしょう。この星の命名権もおそらく頂けるかと」

「転送管理局が早く我々に気が付いてくれるとありがたいのだが、ね」

「すぐに、というのは無理でしょうね。書物によると、マナという謎の力がこの星全てを覆い隠しているような記述がありましたので。星の姿も重力による宇宙空間の僅かな歪みも、あらゆる信号や電波や光も、マナが隠してしまって地球から観測出来ないのではないかとウメボシは考えます。恥ずかしながら打ちあげた救難信号ビーコンも行方知れずです。以前にも言いましたが、この星が太陽系に存在するのは間違いないでしょう。やはりマナが何かしらの遮蔽装置の役割を担っている為、地球人に感知できないようになっているようです」

「ではこのマナを解き明かせば地球に帰れる可能性は大きいのだな?」

「はい」

「まぁ追々その秘密を探るとしよう。それにしてもこの星は不思議な事が多くて楽しいな」

「ふふ、ウメボシもワクワクしています。明日のミスリル鉱山も楽しみです。地球には無かったミスリル銀に興味がありますので・・・。それではもう特にする事も無いので寝ましょうか、マスター」

「そうだな、おやすみ」

 ヒジリは藁の上にゴロンと横になり、ウメボシはいつものように嬉しそうにヒジリの腕と胸の間にスッと入り大きな一つ目を閉じた。




 翌朝、ウメボシは例の如く三姉妹に集られながら、庭のキノコテーブルに豪華な朝食を出す。

 蜂蜜とバターがたっぷりかかったフワフワの分厚いパンケーキと食べ応え十分の大きなソーセージ、菜の花やフキノトウなど、春を感じさせる爽やかな香りのするサラダもある。

 ウメボシは今日のお昼はミスリル鉱山のクエストがあるので、お昼ご飯も先に用意すると言って冷めても美味しく食べられるおにぎりを用意していた。色々な具の入った小さなおにぎりが十二個もある。

 ヒジリはこの時ウメボシのミスに気が付いていた。この貧しい地域の食事習慣が一日二回という事を、彼女はうっかり失念していたのだ。

 ヒジリの視線に気づかず、ウメボシはおにぎりには一つだけ物凄く酸っぱい梅干しというプラムの漬物が入っていると伝えると、子供たちは悲鳴をあげつつも嬉しそうに飛び跳ねた。娯楽の少ない生活ではちょっとしたゲームだ。

「オーガの国では皆、毎日三食も食べているの? 貴族たちは三食食べていると話に聞いた事があるけど、お腹が空かない時間が多いっていうのは羨ましい。だって空腹で食べ物の事を考えなくて済むのだもの」

 純粋に他種族の習慣や文化の違いに対しての質問と感想をイグナは述べたつもりだったが、ウメボシはこの地域には貧民の多くが懐に余裕が無い限り一日二食しか食べられないという事をようやく思い出して目が涙で潤む。

 村民は冒険者を相手に商売をする資金すら無いので、冒険者ギルド内にある武器防具屋や酒場が利益をがっちりと囲っている。なんとか商売ができる村民でも商店街の屋台をやって僅かに儲けるぐらいだ。

 いくら田舎では食材が安いといっても、三食食べられる程のお金の余裕はない。

 主の咎めるような視線を跳ね除け、ウメボシは成長期の子供たちに腹いっぱい食べさせる事の何が悪いのかと開き直って自信満々に言う。

「今まで(マスターにいくらか気を使って)貴方達の習慣に合わせていましたが、これからは私がいる限り三食お腹いっぱい食べられますよ」

「わぁぁぁ! ウメボシ! ずっといて! ずっといて! ずっといて!」

 三姉妹から必死な、そして被せ気味の素早い返事が返ってきた。姉妹たちは涙目のウメボシに頬ずりしたり手で撫でたりする。

「あらあら。うふふ」

 姉妹のナデナデ攻撃にウメボシは気分を良くしている。

 ヒジリはその様子を見て、ハァと溜息をつく。

(ウメボシにあの人格を入れたのは間違いだったか。人間味が有りすぎる)

 四十一世紀の地球人は完璧であろうとするが故に、ロボットのような合理主義者が多い。

 逆にアンドロイドには四十一世紀の人間の完璧であろうとする自尊心を満たす為に―――精神的に未発達な地球人の人格をインプットする事が多い。つまり過去の地球人の人格を入れるのだ。

 故に四十一世紀では人間味があるのは、人ではなくアンドロイドの方である。

 食事が終わり、玄関の外でタスネは三姉妹に言う。

「喧嘩しないで仲良くするのよ? あとフランとイグナは算数の勉強をサボっちゃだめだからね!」

「は~い」

「もういいかね?」

 そういってヒジリをタスネをお姫様抱っこした。

「え?」

 とタスネが困惑している間にヒジリは身を少しかがめる。

 ブーツの底が地面から五センチほど浮いたかと思うと。凄まじい速さで発進し砂埃を上げてすぐに見えなくなってしまった。

 あっという間の出来事に、玄関から顔を出してポカーンとする三姉妹がそれを見送る事となる。





「久々のヘルメスブーツの具合はどうですか?」

 街道を並走するウメボシが聞く。

「問題無しだ」

 本来、姿勢制御や風よけは地球のインフラ整備によって自動で行われるのだが、今はウメボシが重力制御でヒジリの姿勢を補正し、フォースフィールドで風避けをしているので普通に会話が出来る。

「わぁぁぁ怖い怖い速い速い死ぬ死ぬ!」

 とタスネが煩いので速度を落とす。

「これではミスリル鉱山への到着がお昼頃になってしまうが仕方あるまい。腕の中で漏らされても困るのでな」

「も、漏らさないわよ!」

 出会った時の事を思い出して顔を赤くするタスネ。

 赤い顔のタスネを見てウメボシはウフフと笑う。

 街道ですれ違う旅人や商人、巡回警備をしている冒険者達は、燃費が悪くて誰も覚えようとしない移動系魔法を使うオーガ達を見て驚く。

「あれって噂のエポ村の英雄達だろ。あのオーガメイジ、【高速移動】の魔法でずっと移動できるなんて、どんだけ魔力があるんだよ。あの魔法は主に緊急回避時に使うものだろ」

「きっとあのブーツが伝説級アイテムなんじゃよ。それにしても沈黙のオーガ使いタスネは、あのオーガをどうやって支配下に置いたのだろうか、見た所、契約の呪印がどこにも無いようだが・・。羨ましいわぃ・・・」

 既にオークの小隊を降伏させた噂は近くの村や街に広まっている。田舎は娯楽が少ないので噂話が広まるのはあっという間だ。

 移動しつつもすれ違う人々のそういった会話を聞き逃さなかったウメボシは、揶揄からかうようにタスネに言う。

「タスネ様は沈黙のオーガ使いという二つ名を付けられているようです。うふふ」

「沈黙のオーガ使いか。確かに後方で静かに口をパクパクさせているから、何やらサインを送っているようにも見えるな。私が主殿なら錦鯉のオーガ使いと名乗るが」

「もう勘弁してよ~! アタシに二つ名がつくほどの実力なんてないんだよ?」

 意地悪を言うヒジリ達に半泣きになるタスネを見てヒジリもウメボシも笑う。

 奴隷のヒジリとウメボシの功績は全部タスネの物と認識されるので二つ名もタスネに付く。

 なのでヒジリやウメボシは度々タスネのオーガ、タスネのイービルアイと呼ばれる。

 既に一部の噂には尾ひれが付き、タスネは高レベルのモンスターを操る事が出来る伝説級のモンスターテイマーだと言われているので、心配性のタスネは話が段々と大きくなっていく事に不安を感じずにはいられなかった。
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