未来人が未開惑星に行ったら無敵だった件

藤岡 フジオ

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イグナを助けに2

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 谷の入り口ではガラの悪そうなゴブリンがダガーを構え、シルビィを攻撃していた。

 ゴブリンはダガーを突き出しては後ろに下がる動作を滑らかに繰り返すが、シルビィはターゲットシールドでそれらを素早く往なしながら相手の隙を窺っている。

 ヒジリが粗末なゲート前で通行料の交渉をしている間に、ならず者のゴブリンが女ゴブリンに変装したシルビィのお尻を触ったのだ。

 プライドの高いシルビィは怒り、反射的にそのゴブリンの頬をビンタしてしまった。

 これは男尊女卑であるゴブリンの世界ではただでは済まない行為である。

 襲い掛かって来るのは尻を触って来たゴブリンだけで、いざこざの発端を見ていない他のゴブリン達はいつもの仲間同士の喧嘩だと思ってさして気にもせず、木の切れ端やゴミで出来た屋台で酒を飲んだりお喋りに忙しい。

「あわわわわ、ヒジリ! あっちで騎士様が襲われているよ」

 タスネはシルビィの方を見ながらいつも通り口をパクパクさせて、ヒジリの太腿あたりをつんつんした。

 急に太腿をつんつんされてビクッとしてしまったヒジリは、少し恥ずかしそうにウメボシに命令する。

「お、追い払えウメボシ」

「かしこまりました。(今マスターがビクッてした! 可愛い!)」

 スーッとウメボシがシルビィの傍まで飛んで行き、手伝いを申し出る。

「手伝いましょうか?シルビィ様」

「断る。ゴブリン如き倒せないとでも思っているのか? 私を見くびるなよ、ウメボシ殿」

 そう言うとゴブリンがダガーを突き出す瞬間を見計らい、それよりも先にメイスでゴブリンの鼻を薙ぎ払う。メイスは片手で楽々と扱えるほど軽くはないが、シルビィは武人の家系だけあって樹族の中ではずば抜けた腕力を持つのだ。

 メイスがゴブリンの醜く尖った鼻に命中し、メキリと音をさせる。

 折れ曲がった鼻から大量の血を流し涙目になりながら、ゴブリンはプライドを捨てて一目散に逃げていった。

 周りのゴブリン達は女に負けて逃げ去る情けない男を見て大笑いしている。ゴブリンの社会は男尊女卑社会ではあるが実力主義でもあるので勝ってしまえば男も女も無い。

「どうだ!」

 とシルビィは勢いよく振り向きウメボシを見る。

 この様子が漫画であれば顔に向かって集中線が描かれている事だろうとウメボシは思った。

「はい、素敵でした。でもゴブリンに扮しているので魔法が使えないとはいえ、樹族にとって接近戦だけで戦うのはスマートではなく、不名誉な事なのでは?」

「むぅ! それは言いっこなしだ!」

 シルビィのいざこざが納まったのを確認したヒジリは、交渉開始時からずっと貧乏で頭の悪い奴隷商人のオーガを演じている。

 ゴブリンはこのとびきり頭の悪そうなオーガとの交渉に辟易していた。

「もう一度言うぞ!鉄貨三枚だ!」

「おで、宝物もってる。ほら」

 そう言って飴を差し出した。

「やれやれ。ヘキャティニス様より頭が悪そうだ・・・。三人で鉄貨三枚だ。そんな糞不味そうな飴玉なんキャいるキャヨ! 馬鹿タレ」

「千銅貨三枚、おで持ってる。おでの全財産」

「お前、これから奴隷商人でやっていこうと思ってんだろ? そんな間抜けでどうすんだ? キャエレ!」

「おで、ここ通らないと奴隷売れない。奴隷売れないとお金貰えない! お前、邪魔するなら、おではここで大暴れして進む」

「わーった、わーった。千銅貨三枚でいい。ここで金払っても他のゲートで金払えないと結局危険なモンスターのいる平野にリフトで上げられておしまいなんだぞ? まぁ俺にはキャンケイ無いけどな! さっさと三千銅貨よキョセ!」

 ヒジリは千銅貨三枚をモタモタとひぃふぅみぃと何回か数えて、イラついているゴブリンにゆっくりと渡す。

 金を受け取ったゴブリンは苛立ちを声に乗せて、門番に門を開けと命令した。

 すると粗末な薄い木の板で出来たゲートの両脇にいたゴブリン達が大仰に「ゴゴゴゴゴゴ!」と口で効果音を発しながらゲートを開いていく。

 いちゃもんをつけられないうちに一行はさっさと通り過ぎ、通り過ぎた後に他の通行者の値段交渉を聞いていると一人で六鉄貨をふっかけられていたので、通行料を徴収するゴブリンの気分次第で値段も変わると知る。つまり通行料に適正価格は無い。

「ゴブリンとのやり取りは面白いが、今のでお腹いっぱいだな。平野でモンスターと戦うか回避しながら進んだほうが良かったのではないか?」

 ヒジリは平野とゴブリン谷、どちらを進めば楽しいだろうかと顎をさすりながら考えた。すかさずシルビィが突っ込む。

「一睨みで相手を石にするバジリスクや、小型とはいえ火を噴く生命力の高い若いドラゴンや、リッチ等の上級アンデッドがウロウロしている絶望平野を歩くのは正気の沙汰とは思えないが。ヒジリ殿は本当にこの辺りの事は知らないのだな。ここいらのモンスターは少数で何とかなるようなものではないぞ」

「そんなに強い怪物がウロウロしているのなら国境の壁を壊して侵入し、近隣の村は襲われて壊滅してしまうのではないかね?」

「我々も馬鹿じゃない。国境の壁や砦、街や村周辺には脅威になるモンスターの嫌う匂いを撒いたり寄り付けないように結界を張っている。まぁ完璧に防ぐのは無理だけどな・・・。稀に弱過ぎて結界をすり抜ける個体や、狡賢い亜人達がアイテムを使って侵入してくる。なのでイタチごっこみたいにはなっているがね。それでも光側の人間は皆それなりに魔法が使えるのだぞ? 襲ってきたら間違いなく大けがを負うリスクがあるから、そうそう村や街に手出しはしてこない。ヒジリ殿が投降させたオーク兵達の侵入も、戦争が小康状態の現状では珍しい事なのだ。・・・・ははぁん? 解ったぞ! ヒジリ殿はオーガの中でも世間知らずのお坊ちゃまだな? いくら僻地から来たとは言え、世情に乏しく危機意識が低すぎる」

「正解ですシルビィ様。マスターはオーガの中でも特に大事に育てられましたので苦労を知りません」

「やはりな!」

 ドヤ顔をするシルビィ。

 どうもシルビィ様はドヤ顔頻度が高いようですね、と心の中で思うウメボシだった。

「うん? 次のゲート前の様子がおかしいぞ?」

 ヒジリはカチューシャのように使っていた頭のバイザーを降ろすと、五百メートル先のゲートの前に屯するゴブリン達がショートソードを構えて横一列に並んでいるのを確認した。

「よく薄暗い谷底で遠くが見えるね。その目に付けてるアイテムのお蔭? どういう効果があるの?」

 タスネが興味深く聞く。

「体温感知と暗視スコープが付いている」

「もう! また! ノームみたいな言い方だと解らないよぉ。これからはノームヒジリ、略してノジリ、或はノーガって呼んじゃうよ?」

 タスネはまたヒジリが難しい事を言っていると怒って頬を膨らましむくれている。

 ウメボシはむくれているタスネのほっぺたが可愛く見えて、ウフフと笑ってからヒジリの代わりに説明をしだした。

「暗闇でも物が見えたり、体温を色で表示して見る事が出来る古代の玩具ですよ、タスネ様」

「暗闇で物が見えるのは便利だけど、体温なんか見てどうするの? 体調を調べたりするのかな? 変なの」

「体温が解ると茂みなんかに隠れている敵の位置が解るでしょう?」

「わぁ! それって凄い便利じゃない! とても玩具レベルには思えないけど・・・」

 ヒジリは待ち構えているように見えるゴブリン達を注意深く見る。

「武器を構えたゴブリンの後方に、蝙蝠の羽を生やしたウメボシのような何かが浮かんでいるな」

「ってそれはウメボシ殿と同族のイービルアイであろう? 中々面白い冗談だな。真面目そうな顔しているのに、どうしてどうして」

 シルビィはハハハハと笑い、ヒジリのお尻をスパンと叩いてから両手の指でヒジリの顔を指さす。

 が、ヒジリに触った事で途端に変装の魔法が解けてしまい、慌ててすぐさま魔法を唱えてゴブリンに変装する。

 目深に被ったフードのお蔭で、近くの屋台で酒を飲んでいたゴブリン達には気づかれなかったようでホッと胸を撫で下ろした。

 安堵したところで、シルビィはイービルアイについての知識を披露する。

「まぁ間違いなくゴブリン達は操られているだろうな。普通、イービルアイの使う魅了の瞳の効果は三十秒から一分半くらいだ。集団を長時間操る事が出来るのであれば、かなり経験を積んだイービルアイだと思われる。十分用心する事だな。・・・と、イービルアイを従属させているオーガメイジ殿に、これを言う私の冗談も中々だろう?」

 ニヤニヤしながらグイッと肘でヒジリの尻を突っつく。

 また魔法が解けてしまいすぐに魔法を唱え変装するシルビィに若干イラッとしつつも、ヒジリは先程宝物だと言ってゴブリンに見せていた飴をシルビィに差し出した。

「ああ、凄く面白かった」

 ヒジリの言葉と飴にシルビィは冗談勝負で勝ったと思い、フードの奥で尊大な顔をして、爪をローブでごしごしと磨いて「フッ!」と吹いた。

 それから勢いよく飴を口の中に放りこむ。暫く自慢げな顔で飴を味わっていたが、段々と覇気のない顔になっていく。

「うわぁ・・不味い・・・。ウ、ウン(ピー)の匂いがする・・・」

「それはドリアン飴だ。珍しい物だから有難く味わってくれたまえ」

「なんだそれは。まさか本当にウ(ピー)コじゃないだろうな!」

「いや、そういう果物なのだシルビィ殿。栄養満点の果物だ」

「飴でこれだけ匂うのなら、生のドリアンとやらはさぞかし強烈な匂いがするのだろう・・・」

 シルビィは吐き出すのも失礼だと思ったのか、やけくそになってガリガリと飴を噛み砕いて飲み込んでしまった。

 ふーっと一息ついて、ヒジリにゴブリンとイービルアイをどうするか聞く。

「で、どう突破する? 話が通じないなら戦うしかないが。私としてはその方が気が楽でいい。(プ~~ン)」

「(くさぁ!)ではそうしようか、シルビィ殿。ゴブリン達には気の毒だが」

 ヒジリにも特にこれといった作戦がないのか、話は終わり、次のゲートを目指して一行は歩き出した。

 ヒジリの後ろを歩くタスネが口を開く。

「なんか心臓がバクバクドキドキしてきた・・。何で皆平気なの?」

「私は指揮官として戦闘中に臆する事を許されないからな。怯えは判断ミスを誘い部下の命を失わせる。それは私や一族にとって不名誉な事なのだよ。我が命よりも部下の命と一族の名誉の方が大事なのだ。・・・まぁ本音を言えば恐怖よりもどんな戦いが待ち受けているのかが楽しみで仕方ないのだが」

「やはり戦闘狂でしたか。ウメボシはそうではないかと思っておりました。マスターに出会った時もマスターをどうやったら倒せるかを考えていたでしょう?」

「はは! 流石は人の心を読んだり操作するのが上手い種族なだけはある。その通りだ。否定はしない。だが、何回も脳内で仮想戦闘を繰り返したが、ヒジリ殿にはついぞ勝てなかった。魔法無効化は反則技みたいなものだ。魔法生物や魔法に頼る我々のような種族には正に天敵。闇側がヒジリ殿を傭兵として雇ったりしなくて良かったと本気で思っている。そういえばヒジリ殿はお坊ちゃまの割に何事にも動じないな」

「我々は死を克服してしまっているからな。何度でも蘇るのだから死ぬ事に対して恐怖は無い。一応死ぬには死ぬが私と全く同じ別の私が再び現れて生き、そして死んでを繰り返し永遠に存在し続けるのだ」

「解らん、ヒジリ殿が何を言っているのかさっぱり解らん」

「あ! 解った! いつものノームジョークなんでしょ? 難しいよヒジリの冗談は。ハハハ」

「ごめんなさいね、マスターは時々おかしな事を言う変人ですし、お坊ちゃまですから死への恐怖が薄いだけなんです。ドラゴンを知らない赤ちゃんが獰猛なドラゴンを目の前にして怯えないのと同じですよ。オホホホホ」

 タスネとシルビィはやっぱりねーと言って笑う。

 何とか誤魔化しきりウメボシはホッとする。

「マスター、死の超越は未開の星では神の領域の話です。迂闊に口にしな方が良いでしょう」

「うむ・・・」

 珍しく素直にヒジリは返事をした。とある事に気がついたからだ。

 無限の時を生きるという事は、いつかは彼女たちの最期を看取る事になる。地球では何度でも生き返る誰かが死んでもさして気にはならなかったが、この星では死ぬと終わりなのだ。

 一瞬一瞬を、命を削って生きるタスネやシルビィを見ていると眩しい火花のように思え、その火花が散って欲しくないという想いが心の中で首を擡げる。

(そういう感傷的な事は、主殿の家の庭で一人になった時にでも考えよう)

 今はイグナを助け出す事を優先しなければと前を見ると、薄暗い谷の先に次のゴブリンゲートが見えた。
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