76 / 522
英雄の復讐 ~マルゴニア王国編~
第76話 コンビネーションの差
しおりを挟む
たとえ相手が、かつて共に戦った仲間であろうと、この世界の人間は全員が私の敵だ。だから私がこうすることに、私の心はもはや痛むことはない。もう、いろいろと手遅れだから。
油断も容赦も、ましてや哀れみもない……私はただ無の感情で、手を……いや、手で掴んでいた、エリシア・タニャクの顔を、握りつぶした。人体であろうと、片手で砕くことができる……それだけの力が、私にはある。
手の中には、人の頭を握りつぶした、不快な感覚だけが残る。
……そのはずだった。
「……これ、幻影?」
頭を握りつぶしたはずのエリシアの体は、そこにあったのが嘘のように、透明な液体となりその場から消滅する。
さすがに、命を絶った瞬間に体が消える、なんてのは魔物だけのはずだ。殺した瞬間に人が消えるなんて、そんなゲームみたいなことが起きるはずもない。
つまり、今私が殺したのは、エリシアであってエリシアでないもの……彼女の姿をした、別のものということだ。それが幻影かどうか、少し疑問もあったけど。だって、幻影にしては触感がリアルすぎる。
「……?」
けど、目の前からエリシアの体が消えたことは、疑いようのない事実。頭を潰した瞬間、まるで水みたいになって消えたんだ……個体から液体に。
言うなれば今のは、『幻影じゃないようで幻影』の魔法……
「……アンズ……」
……いた。
エリシアは、グレゴの側にいた。さっきまでここにいたエリシアはやはり幻影で、本体はそこにいたってわけか……しかも、実体のある幻影だなんて。そんな芸当まで、できるようになってたんだ。
幻影といえば、とっさに蜃気楼が浮かぶ。だから、触れれば消えると思い込んでいた。まさか実体があるなんて思わない。先入観ってやつかな、すっかり騙されたよ。
「本当に、私を……」
「ちぇっ、とどめを刺し損ねちゃった。残念」
さっきの金縛りみたいな魔法といい、やはりエリシアの魔法は危険だ。グレゴと同等か、それ以上に。さっさと始末しておかないと。
今、エリシアとグレゴが一ヶ所に固まってしまったことになる。逆に、私とユーデリアも固まって戦えるということ……ではあるけど、あの二人を一緒にしてしまったのはちょっとまずいかな。
『剣星』であるグレゴは剣の達人、当然接近戦に向いている。しかも、飛ぶ斬擊とという芸当で、遠距離であっても攻撃が可能だ。
剣の腕では、たとえ『呪剣』を持っていても私では、グレゴの足元にも及ばない。そもそも『呪剣』は、ひとりでに動いた挙げ句離れた所に転がってるけど。
呪いの剣……それを周りの兵士が破壊しないのは、扱いを決めあぐねているからだろう。自我を奪う剣だ、剣を破壊した者を呪う、なんて効果があっても不思議じゃない。
「それに……」
『魔女』であるエリシアは、魔法術師のエキスパート。魔法術師はサポート要因のイメージが強いが、彼女はもちろん一人でも戦える。それは旅を共にした仲で、よくわかっている。
とはいえ、得意とするのはやはり、魔法術師の本分たる後方支援だ。サポート役の方が、彼女にとっては向いている。
つまり、前衛をグレゴ、後衛をエリシアが担当すればそれだけで、その脅威度は何倍にも膨れ上がるということだ。
「けど……本当に厄介なのは……」
その上、あの二人は勇者パーティーのメンバーだった……一番厄介なのは、旅の中で培われたコンビネーションだ。
あの二人に限らず、勇者パーティーにいた六人であれば誰とでも、それこそアイコンタクト一つで次になにをすべきかが伝わる。言葉なんて,必要ない。
対してこちらは……ユーデリアとは、出会ったばかり。出会って間もない、そんな相手と、コンビネーションなんてできるわけがない。特に、あの二人に通用するものは。
個々の力では私はあの二人に負けない自信があるし、ユーデリアだっていい線いってる。が、そこにコンビネーションという別の力が加われば別の話だ。
……要は、コンビネーションの差が、私たちとグレゴたちとの決定的な違いだ。
「すんなりうまくいくとは思わなかったけど、これは苦労しそうだね……」
周囲の兵士や魔法術師は、私たちの戦いに巻き込まれないよう、一定の距離を保っている。というか、じっとしてろってグレゴに言われてたんだけどね。
さあて、どうしようか……とはいえ、このままにらみ合いを続けていてもしょうがない。時間の無駄だし、それに……
「グレゴ、大丈夫?」
「あ、あぁ……」
せっかくグレゴに与えたダメージが、エリシアの回復魔法によって回復されてしまった。やはり、回復役がいるのといないのとでは、えらい違いだ。
……いや、考えていても、なってしまったものはどうしようもない。あの二人のコンビネーションが発揮される前に、潰すしかない。
「まずは……」
このまま突っ込んでも、バカの一つ覚えだ。だから私は、足下にある手頃な石を手に取る。それをバラバラに握りつぶし、細かな石粒に。
「ユーデリア、私のことを信頼してないのはわかるけど、あの二人に殺されたくないなら私に合わせて」
グレゴとエリシアの二人を相手にするだけでも骨が折れるのに、仮にそこにユーデリアまで加わればいよいよ勝ちの目はない。
もっとも、その可能性は低いだろうけど……ただ、結果的に私の邪魔になってしまう可能性はある。
あの二人に対抗するためには、ユーデリアの力も必要だ。だから、細かな指示はなくていい。ただ、私に合わせてくれれば。
「せい!」
ユーデリアの返事を聞く前に、私は手の中にある石粒を、二人に向かって投げつける。本来ならば単なる石遊び……しかし、それは弾丸のごとく威力と速さを備え、二人を襲う。
「任せて!」
迫る弾丸石粒の対応……それは単純明快、エリシアが魔力障壁を張り、防ぐというものだ。いかに威力と速さが弾丸のように段違いでも、魔力もなにもこもっていない単なる石粒では、エリシアの壁は破れない。
けど、それでいい。
「せいせいせぇええい!」
「えぇえ!?」
防がれても気にせず、私は石粒を投げ続ける。幸い、ここには岩も瓦礫もたんまりだ。武器には困らない。
そうすれば、エリシアは魔力障壁を張り続けざるをえない。つまり、今彼女は身動きがとれないということ。
「ガルルルァ!」
そこを、ユーデリアが叩く。無防備な彼女の懐に入るなど、彼なら造作もないことだ。が……
「やらせん!」
当然、そううまくはいかない。ユーデリアの爪が届く前に、グレゴの剣がそれを防ぐ。ギィン、と固いものがぶつかり合った鈍い音が、ここまで聞こえる。
エリシアの一人狙い……それがうまくいかないことなんて、百も承知だ。さっきと戦っているペアがただ入れ替わっただけ? そう思うことだろう。
だけど、当然それだけで終わるはずもない。さあて……第二ラウンドの、始まりだ!
油断も容赦も、ましてや哀れみもない……私はただ無の感情で、手を……いや、手で掴んでいた、エリシア・タニャクの顔を、握りつぶした。人体であろうと、片手で砕くことができる……それだけの力が、私にはある。
手の中には、人の頭を握りつぶした、不快な感覚だけが残る。
……そのはずだった。
「……これ、幻影?」
頭を握りつぶしたはずのエリシアの体は、そこにあったのが嘘のように、透明な液体となりその場から消滅する。
さすがに、命を絶った瞬間に体が消える、なんてのは魔物だけのはずだ。殺した瞬間に人が消えるなんて、そんなゲームみたいなことが起きるはずもない。
つまり、今私が殺したのは、エリシアであってエリシアでないもの……彼女の姿をした、別のものということだ。それが幻影かどうか、少し疑問もあったけど。だって、幻影にしては触感がリアルすぎる。
「……?」
けど、目の前からエリシアの体が消えたことは、疑いようのない事実。頭を潰した瞬間、まるで水みたいになって消えたんだ……個体から液体に。
言うなれば今のは、『幻影じゃないようで幻影』の魔法……
「……アンズ……」
……いた。
エリシアは、グレゴの側にいた。さっきまでここにいたエリシアはやはり幻影で、本体はそこにいたってわけか……しかも、実体のある幻影だなんて。そんな芸当まで、できるようになってたんだ。
幻影といえば、とっさに蜃気楼が浮かぶ。だから、触れれば消えると思い込んでいた。まさか実体があるなんて思わない。先入観ってやつかな、すっかり騙されたよ。
「本当に、私を……」
「ちぇっ、とどめを刺し損ねちゃった。残念」
さっきの金縛りみたいな魔法といい、やはりエリシアの魔法は危険だ。グレゴと同等か、それ以上に。さっさと始末しておかないと。
今、エリシアとグレゴが一ヶ所に固まってしまったことになる。逆に、私とユーデリアも固まって戦えるということ……ではあるけど、あの二人を一緒にしてしまったのはちょっとまずいかな。
『剣星』であるグレゴは剣の達人、当然接近戦に向いている。しかも、飛ぶ斬擊とという芸当で、遠距離であっても攻撃が可能だ。
剣の腕では、たとえ『呪剣』を持っていても私では、グレゴの足元にも及ばない。そもそも『呪剣』は、ひとりでに動いた挙げ句離れた所に転がってるけど。
呪いの剣……それを周りの兵士が破壊しないのは、扱いを決めあぐねているからだろう。自我を奪う剣だ、剣を破壊した者を呪う、なんて効果があっても不思議じゃない。
「それに……」
『魔女』であるエリシアは、魔法術師のエキスパート。魔法術師はサポート要因のイメージが強いが、彼女はもちろん一人でも戦える。それは旅を共にした仲で、よくわかっている。
とはいえ、得意とするのはやはり、魔法術師の本分たる後方支援だ。サポート役の方が、彼女にとっては向いている。
つまり、前衛をグレゴ、後衛をエリシアが担当すればそれだけで、その脅威度は何倍にも膨れ上がるということだ。
「けど……本当に厄介なのは……」
その上、あの二人は勇者パーティーのメンバーだった……一番厄介なのは、旅の中で培われたコンビネーションだ。
あの二人に限らず、勇者パーティーにいた六人であれば誰とでも、それこそアイコンタクト一つで次になにをすべきかが伝わる。言葉なんて,必要ない。
対してこちらは……ユーデリアとは、出会ったばかり。出会って間もない、そんな相手と、コンビネーションなんてできるわけがない。特に、あの二人に通用するものは。
個々の力では私はあの二人に負けない自信があるし、ユーデリアだっていい線いってる。が、そこにコンビネーションという別の力が加われば別の話だ。
……要は、コンビネーションの差が、私たちとグレゴたちとの決定的な違いだ。
「すんなりうまくいくとは思わなかったけど、これは苦労しそうだね……」
周囲の兵士や魔法術師は、私たちの戦いに巻き込まれないよう、一定の距離を保っている。というか、じっとしてろってグレゴに言われてたんだけどね。
さあて、どうしようか……とはいえ、このままにらみ合いを続けていてもしょうがない。時間の無駄だし、それに……
「グレゴ、大丈夫?」
「あ、あぁ……」
せっかくグレゴに与えたダメージが、エリシアの回復魔法によって回復されてしまった。やはり、回復役がいるのといないのとでは、えらい違いだ。
……いや、考えていても、なってしまったものはどうしようもない。あの二人のコンビネーションが発揮される前に、潰すしかない。
「まずは……」
このまま突っ込んでも、バカの一つ覚えだ。だから私は、足下にある手頃な石を手に取る。それをバラバラに握りつぶし、細かな石粒に。
「ユーデリア、私のことを信頼してないのはわかるけど、あの二人に殺されたくないなら私に合わせて」
グレゴとエリシアの二人を相手にするだけでも骨が折れるのに、仮にそこにユーデリアまで加わればいよいよ勝ちの目はない。
もっとも、その可能性は低いだろうけど……ただ、結果的に私の邪魔になってしまう可能性はある。
あの二人に対抗するためには、ユーデリアの力も必要だ。だから、細かな指示はなくていい。ただ、私に合わせてくれれば。
「せい!」
ユーデリアの返事を聞く前に、私は手の中にある石粒を、二人に向かって投げつける。本来ならば単なる石遊び……しかし、それは弾丸のごとく威力と速さを備え、二人を襲う。
「任せて!」
迫る弾丸石粒の対応……それは単純明快、エリシアが魔力障壁を張り、防ぐというものだ。いかに威力と速さが弾丸のように段違いでも、魔力もなにもこもっていない単なる石粒では、エリシアの壁は破れない。
けど、それでいい。
「せいせいせぇええい!」
「えぇえ!?」
防がれても気にせず、私は石粒を投げ続ける。幸い、ここには岩も瓦礫もたんまりだ。武器には困らない。
そうすれば、エリシアは魔力障壁を張り続けざるをえない。つまり、今彼女は身動きがとれないということ。
「ガルルルァ!」
そこを、ユーデリアが叩く。無防備な彼女の懐に入るなど、彼なら造作もないことだ。が……
「やらせん!」
当然、そううまくはいかない。ユーデリアの爪が届く前に、グレゴの剣がそれを防ぐ。ギィン、と固いものがぶつかり合った鈍い音が、ここまで聞こえる。
エリシアの一人狙い……それがうまくいかないことなんて、百も承知だ。さっきと戦っているペアがただ入れ替わっただけ? そう思うことだろう。
だけど、当然それだけで終わるはずもない。さあて……第二ラウンドの、始まりだ!
0
あなたにおすすめの小説
完結【真】ご都合主義で生きてます。-創生魔法で思った物を創り、現代知識を使い世界を変える-
ジェルミ
ファンタジー
魔法は5属性、無限収納のストレージ。
自分の望んだものを創れる『創生魔法』が使える者が現れたら。
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
そして女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。
安定した収入を得るために創生魔法を使い生産チートを目指す。
いずれは働かず、寝て暮らせる生活を目指して!
この世界は無い物ばかり。
現代知識を使い生産チートを目指します。
※カクヨム様にて1日PV数10,000超え、同時掲載しております。
大学生活を謳歌しようとしたら、女神の勝手で異世界に転送させられたので、復讐したいと思います
町島航太
ファンタジー
2022年2月20日。日本に住む善良な青年である泉幸助は大学合格と同時期に末期癌だという事が判明し、短い人生に幕を下ろした。死後、愛の女神アモーラに見初められた幸助は魔族と人間が争っている魔法の世界へと転生させられる事になる。命令が嫌いな幸助は使命そっちのけで魔法の世界を生きていたが、ひょんな事から自分の死因である末期癌はアモーラによるものであり、魔族討伐はアモーラの私情だという事が判明。自ら手を下すのは面倒だからという理由で夢のキャンパスライフを失った幸助はアモーラへの復讐を誓うのだった。
完結【進】ご都合主義で生きてます。-通販サイトで異世界スローライフのはずが?!-
ジェルミ
ファンタジー
32歳でこの世を去った相川涼香は、異世界の女神ゼクシーにより転移を誘われる。
断ると今度生まれ変わる時は、虫やダニかもしれないと脅され転移を選んだ。
彼女は女神に不便を感じない様に通販サイトの能力と、しばらく暮らせるだけのお金が欲しい、と願った。
通販サイトなんて知らない女神は、知っている振りをして安易に了承する。そして授かったのは、町のスーパーレベルの能力だった。
お惣菜お安いですよ?いかがです?
物語はまったり、のんびりと進みます。
※本作はカクヨム様にも掲載しております。
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
攻撃魔法を使えないヒーラーの俺が、回復魔法で最強でした。 -俺は何度でも救うとそう決めた-【[完]】
水無月いい人(minazuki)
ファンタジー
【HOTランキング一位獲得作品】
【一次選考通過作品】
---
とある剣と魔法の世界で、
ある男女の間に赤ん坊が生まれた。
名をアスフィ・シーネット。
才能が無ければ魔法が使えない、そんな世界で彼は運良く魔法の才能を持って産まれた。
だが、使用できるのは攻撃魔法ではなく回復魔法のみだった。
攻撃魔法を一切使えない彼は、冒険者達からも距離を置かれていた。
彼は誓う、俺は回復魔法で最強になると。
---------
もし気に入っていただけたら、ブクマや評価、感想をいただけると大変励みになります!
#ヒラ俺
この度ついに完結しました。
1年以上書き続けた作品です。
途中迷走してました……。
今までありがとうございました!
---
追記:2025/09/20
再編、あるいは続編を書くか迷ってます。
もし気になる方は、
コメント頂けるとするかもしれないです。
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~
あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。
彼は気づいたら異世界にいた。
その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。
科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる