四度目の勇者召喚 ~何度召喚したら気が済むんだ!~

遠竹

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第一章 四度目の勇者の実力

召喚と模擬戦

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 俺は今、異世界に居る。
 しかも、見慣れた異世界にだ。
 何を言っているのかわからないと思う。俺も思うし。
 と言うのも、この世界に来るのは4回目なのだ。
 今までは一人でだったのだが、今回はなぜかクラスの皆と一緒だ。
 召喚されてクロード王様と目が合った時の、「あ、またか」という顔をお互いにするのが恒例になっている。
 日本では一年毎に召喚されたことになるが、こっちでは5年に一回召喚をしていることになっている。
 この世界には魔王が居り、その魔王は倒しても5年毎に記憶はそのままに復活するため、5年に一回召喚が行われるわけだ。
 証拠に2回目と3回目で魔王と対峙したら、「またお前か!」と言われた。
 俺が最初に召喚されたのが中3の時で、中々苦労して仲間と共に魔王を倒し日本に帰還したのが始まり。
 2回目と3回目は、魔王の弱点を踏まえていたため苦戦することなく倒し日本に帰還した。
 お察しの通り、日本に帰ることができる。
 しかも、日本での召喚された日付・日時のところへ帰ることができるため、日本で騒動は起こらない。
 まぁ、帰らない選択をすればその限りではない。
 今回は召喚された人数が多いので、初回から3回目まで一緒に戦った仲間達と会えないかもしれない。

「ど、どこだここは!?」

 そう喚いたのはクラスの担任の鳴神なるかみ先生。
 23歳と若く、それでいてクラスの女子にモテるイケメン先生だ。
 それにしても、凄い慌てようだな。
 俺は4回目でしかも知ってる異世界だから、「あぁはいはい召喚乙」みたいな感じでいる。
 それに、俺からしたら何回俺を召喚すれば気が済むんだ! って感じなんだよな。
 たぶんそれはクロードも思っていることだろう。

「お、おぉ、勇者達よ。よくぞ参られた……。ここは異世界であり、そなた達を喚んだのは他でもない。魔王を倒してほしいのだ。勝手に呼び出しておいて非常に遺憾ではあるが、どうかこの願いを聞き届けてほしい」

 クロードがお決まりのセリフを一応言って頭を下げる。
 一応、前回までも言ってた。
 でもその後、「まぁ、ユウトであるし言っても意味はないがな」と言われた。
 あ、ちなみに、俺の名前は石崎祐人いしざきゆうとだ。
 クロードの言葉に鳴神先生を始めクラスの皆が驚く。

「異世界だって?」
「しかも魔王退治だとさ」
「異世界あるあるだよな」
「えぇ、私怖いの嫌なんだけどぉ」
「ウチもー」

 など様々に呟くクラスの皆に対して、俺は至って普通にその場に立ち皆の呟きを聞くだけ。
 そんな中、代表して質問をした人物が居た。

「あの、元の世界に帰ることってできないんですか?」

 聞いたのは、クラスのブレインと言っても過言ではない頭脳の持ち主である倉田陸くらたりくだ。
 それ、俺も最初に召喚された時に聞いた。

「できる」

 クロードが断言する。
 じゃなきゃ俺に4回目が来るわけがない。
 そう返ってきたので、全員安堵の声をあげる。
 しかし、それには続きがある。

「が、この人数を一度で送り返そうとするには、召喚と違いそれだけ魔力が必要なのだ。それを貯めるのに一年は掛かる。魔王を倒すのにそれくらいかかるとすれば待ち惚けを食らうことはないであろう」

 そうなのだ。俺だけの時は一人分なだけあって短い間で貯めることができたのだが、一クラス分を貯めるとなるとそれぐらいはかかる。
 召喚の方はなぜか貯めた魔力に反して何人でも召喚しちゃうらしい。
 現に、俺が最初に召喚される以前、3人召喚したらしいし。
 しかもこの世界、魔法で色々できるため便利ではあるが、一生居たい程ではないためいつも帰る選択をするのだが、結局この世界に来ることになる。
 これはもう、この世界に居続けろという啓示なのかもしれない。

「じ、じゃあ、やるしかないんじゃない?」
「帰れるんならやった方がいいよな」

 その言葉を聞き、他の皆から同意する声が次々とあがった。
 いや、態々こんな人数でやらんでも、俺がやった方が早い気がする。
 それだと予定より早く終わってあとが暇になるけど。
 そしてクロードに魔王退治を承諾した胸を話したクラスの皆は、ステータス確認を行った後訓練をするため騎士団長のアレンに連れていかれた。

「ま、まぁ、なんだ……久しぶりだな、ユウト」
「久しぶりだな。じゃない! 何回俺を召喚したら気が済むんだ! というかもう狙ってない? いや狙ってるだろ……!」
「す、すまない。狙っているわけではないのだが、なぜか最初にユウトを召喚してからユウトに座標が固定されているようなのだ」
「てことはなに? 今回人数が多かったのは、俺が巻き込まれたんじゃなく、俺が巻き込んだってこと?」
「そういうことになるな……」

 マジか……これはもう、何かの陰謀があるに違いない。
 するとそこへ、入り口を開けて入ってきた人達があった。

「あ、やっぱり居た! ほら、あたいの言った通りだったでしょ!」
「私は、居ないとは言っていない。居ないかもしれないと言っただけだ」
「はいはい、グラン、あたいの予想が当たったからって負け惜しみしないの」
「負け惜しみではない」

 うん、グランとフーリエは相変わらず微妙な仲だ。

「グランにフーリエ! 久しぶり!」

 二人とも俺と魔王退治をした仲間で、グランは国一の剣士、フーリエは国一の魔法使いだ。
 どっちも職業に見合った格好である。
 最初こそ中3でまだ弱々しかった俺を毛嫌いしていた二人だが、だんだん強くなっていくのと2回目,3回目と会うたびに仲良くなった。
 3回目に至っては、帰るのかと何度も聞かれる始末。
 二人と別れるのは寂しがったけど、この世界に興味がなかったので帰ったわけだが。

「会いたかったよ、あたいのユウト!」
「私もだ。というか、ユウトはお前のものではない」

 フーリエの言葉にツッコミを入れるグラン。
 あぁ、懐かしい感じだ。
 こっちでは一年しか経ってないけど。

「あ、そうだ、グラン。一年ぶりだから相手になってよ」
「あぁ、いいぞ。しかし、5年鍛え続けた私に勝てるかな?」
「いや、そう言って前回負けてたじゃん」
「フーリエは黙っていろ、これはユウトとの一騎討ちだ。男の勝負なのだ。女が口を出すな」
「はいはい、頑張ってー」
「というわけで、グランと模擬戦するんだけど、訓練場は他の勇者達が使ってるよな?」
「そうだな。では、特別にここでやることを許可しよう。久しぶりにユウトの戦いぶりを見てみたいからな」

 まぁ、それなりに広いし剣のみの戦いだから大丈夫だろう。
 というわけで、お言葉に甘えて謁見の間で戦うことにした。
 木剣を受け取り、グランと対峙する。
 兵士の一人が試合開始の合図をすると、グランが剣を突き出して物凄いスピードで突っ込んできた。
 一年前よりスピードが上がってるな。
 俺はそれを紙一重で避ける。

「動体視力や身のこなしは衰えていないようだな」
「まあね」
「では、これはどうだ?」

 そう言ってグランは、連続攻撃をしてきた。
 俺はそれを、避けたり剣で受け流したりして凌ぐ。
 楽しくなってきたからか、グランの片方の口角が上がる。
 たぶん俺も上がっていると思う。
 それからしばらく攻防を続けていると、入り口から入ってくる気配がした。
 入ってきたのは、クラスのマドンナ的美少女であり俺の幼馴染みの倉橋奈菜くらはしななだった。

「グラン、ちょっとタンマ!」
「なぜ止める、と言いたいところだが、今のは仕方ないだろう」
「ごめん、すぐ戻るから」

 そう言ってから奈菜のところへ行く。

「ねぇ、祐人? これ、どういうこと? なんで祐人だけここでレベル高そうなことしてるのかな?」
「えっと、実は俺、この世界に来るの4回目なんだよ……」
「4回目!? じゃあ前回も前々回もその前も祐人が魔王を倒したってこと?」
「そうなるかな。というか、なんで奈菜はここに?」
「ここを出てくとき、祐人突っ立ったまま動かなかったから、変だなと思って戻ってきてみたんだけど……まさか、こんな理由だったなんて」

 明らかに幻滅したような目で俺を見てくるので、一応訊いてみる。

「幻滅した?」
「してはないけど、私、祐人の幼馴染みなのに言ってくれなかったのは残念だと思った」
「……ごめん」
「次からは話してね」
「わかった」
「私、まだここに居るから、早く戻ってあげなよ」

 その言葉に苦笑いしながら黙って頷いた俺は、グランの下へ戻った。

「あのは?」
「幼馴染み」
「……そうか」
「さ、続きをやろう」
「わかった」

 兵士の合図で再開し、またしばらく攻防を続けていると、グランが今までに見たことの無いようなスピードで突っ込んできて下から斬り上げてきた。
 俺はそれを後ろに下がって紙一重で避け、腕が上がりきったところで胴を打ち抜く。

「くっ……!」
「勝負あり、勝者ユウト殿!」

 兵士の言葉に、謁見の間にて見ていた全員が拍手をした。

「ごめん、グラン。少し強く打ち抜いたからアザができてるかも」
「問題ない」
「でも、押さえてるし、一応魔法を掛けとこう。【回復ヒール】」

 そう言ってグランが押さえている場所に手をかざしてそう唱えると、緑色の魔法陣と光が浮かび収まる。

「どお?」
「お陰で痛みが消えた。……すまない。余計なMPを消費させた」

 やっぱり痛かったんじゃないか。
 グランは真面目というかなんというか、遠慮しすぎなんだよな。

「これくらい大丈夫だって。前回でレベルカンストしてMPが有り余ってるんだから、遠慮しない」
「そうだが……いや、そうだな。以後気をつける」

 べつに気をつける程のことでもないんだけどな。
 グランはやっぱり真面目だ。

「ユウト、衰えてないじゃん! ねぇグラン、今どんな気持ち? 5年鍛え続けた私に勝てるかな? って豪語してたのに敗けたけど、どんな気持ち?」
「フーリエ、貴様……!」
「二人とも喧嘩するならいつものアレだけど、いいんだ?」

 俺がそう言うと、二人は一瞬で顔を真っ青にして取り繕い始めた。

「いやぁ、グラン、今回は善戦したんじゃない? 頑張ってたと思うよ、うんうん」
「あ、あぁ、そうだな。フーリエ」

 終いには握手をして仲良しアピールをする始末。

「はぁ、今度喧嘩したら容赦なくアレだから、覚悟するように」
「しないよ! ね、グラン!」
「フーリエの言う通りだ!」

 物凄く動揺してるけど、反省しているようなので許すことにした。
 すると、クロードが話し掛けてきた。

「ゴホン。ユウトよ、預かっていたユウト専用の聖剣だ」
「あ、どうも」
「しかし、ユウトは訓練は必要ないとなると、他の勇者達の準備が整うまでの間どうする?」
「会いたい人も居るし、先に魔王の所に向かうよ」
「そうか、ではその様に手配しよう。グラン、フーリエ、再びユウトの従者となってくれるか?」
「当たり前でございます、陛下」
「今更ユウト以外の人の従者は嫌だもん」
「まぁ、そなた達ならそう言うと思っておった。頼むぞ」

 クロードの言葉にグランとフーリエが頷いた次の瞬間、後ろから声があがった。

「待ってください! わ、私も行きます!」

 振り返ると奈菜が手を挙げながらそんなことを言っていた。
 は? なんで奈菜が一緒に行くんだ?

「クラハシ殿か。しかし、レベルは勇者なだけあって高いが、戦闘経験がない。訓練を積まねば魔王には勝てん」
「それは祐人に教えてもらいます!」

 えっ? 俺? と驚いている間に、話が進んでいった。

「ほお、それは名案だな。それならば問題あるまい。いざというときはグランもフーリエも居るしな」
「はい、お任せください」
「あたいも頑張る!」
「考えてみれば、こんな安全且つ実践的なことを教われる所はない。魔王と戦った国一の剣士と魔法使い、そして歴戦の勇者が居るのだからな」
「えっ、ちょっ、許可しちゃうの!?」
「なに? 私に会わせたくない人でも居るの?」
「そういうわけじゃないけど……う~ん、まぁ、いいか」
「ユウトが認めたのなら問題ないな。クラハシ殿、付いていくといい」
「はい!」

 というわけで、とても嬉しそうに返事をした奈菜を含めて四人で魔王の所に向かうことになった。

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