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一章
処刑人5
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_____アラン_____
「私はこの地を治めておりますアンドレー・ソル・ロンド伯爵と申します。この度はミザリス王女殿下にお目通り叶い、誠に喜ばしく思います」
「ありがとう御座います。ロンド伯爵。まさか領主自ら出迎えていただけるとは思っておりませんでした。首都までの護衛、よろしくお願いいたします」
アラン達が国境を越えるなり、隣国──ヴィナート帝国の者達が新たに王女の護衛に加わることとった。
アラン達が彼らを信用することなどないけれど、危険が減ったのは確かではある。
加わった人数はそれなりに数がいるので、野盗の類いは襲ってこない。それは魔物も同じだ。
ならば、後は護衛を含めたこの国の者を警戒すればいいだけだった。危険がある事には変わりないが、それでも不特定多数のものを警戒するよりも対処しやすくなる。
加えて、領主もいるのだ。魔法による大規模攻撃は行われないだろうというのが騎士達の考えだった。
そしてそれさえわかっていれば、何かが起こったとしても、その行動は予想できる。
しかし、何故領主自身が来たのか。何か策でもあるというのだろうか? その一点だけだアラン達には分からなかった。
だが、後一週間と経たずにヴィナートの首都に着くのだ。その程度のかぎられた期間であれば、アラン達護衛が何かを見逃すという事はない。
むしろ着いてからの方が問題が起こることが予想されていた。
アラン達が警戒は続けているが、一行は明日にはこの国の首都に着く。道中立ち寄った領主の館では、不穏な気配こそあったものの、ついぞ手を出してくる事はなかった。
「明日には首都に着くな」
「ですね。疲れましたよ」
「気を抜くな。着いてからだって護衛は続くんだぞ」
「わかってますよ。でも不気味な程何もないですよね。もっと命の危機! って感じのがあると思ったんですけど」
「……確かに。お前が言うほどではないが、この国に入ってから一度くらいは襲撃があってもおかしくはないと思っていたんだがな」
護衛の者達がそんな事を話しているが、当然ながらその話の輪にアランの姿はない。
だが、護衛達の話はアランからしてみれば的外れでしかない。襲撃などは実際に起こりはしなかったものの、その兆候はいくつもあった。
道中に立ち寄った農村や領主の館。森の近くを通った時。他にも何度かそれらしき事はあったのだ。その全てにおいてアランが視線を向けて立ち上がっただけで撤退していったので、アラン以外が気付いていなかっただけだ。
「ようこそ我が国へ。歓迎しよう。ミザリス・レイ・ミラ・フルーフ王女。此度は遠いところをよくぞ来られたな」
「歓迎ありがとう御座います。二国間の状態は私自身はもちろんのこと、父である国王陛下も憂いておいでです。この度の我々の訪問が、両国の関係を改善するための架け橋となれればと思っております」
首都にたどり着いたアラン達は、さほど待つ事なくこの国の王——皇帝との謁見がかなった。
前日から伝令が出されていたので、それについてはおかしくはないのだが、アランはどうにも違和感を感じていた。
特に、周囲からの視線。
この場には皇帝だけではなく他の貴族や騎士達もいるので視線が集まることは当然だった。
だが、その視線は本来であれば王女であるミザリスへと向かうはずだ。
だというのに、貴族や騎士含め、皇帝までもがミザリス王女と話しながらもアランのことを見ていた。
そのことに他の騎士達が気づいているかどうかはわからないが、これは明らかに何かある。アランにそう思わせるには十分な様子だった。
だが、そんなアランの心配も杞憂となり、その後も特に何が起こるわけでもなく時間は過ぎていく。
「こちらがミザリス殿下のお部屋となります。既に確認は済んでおります」
「そう。ありがとう」
謁見後、王女に与えられた部屋へと入る。どうやら先に王女付きの侍女が調べたらしく、部屋には不審なものはないようだ。
だが、そうだとしてもアランは部屋の中を調べていく。側仕えが確認しているのだから問題はないと思うが、側仕えとしての視点と騎士としての視点では違うものが見えるかもしれないから、必ず確認は必要なのだ。
しかし、本当に何もないようで、ひとまずはここで護衛の仕事は終わりだ。それによりアランは王女の護衛からはずれ、休憩となる。
戦力的にはアランがいた方がいいのは確かだが、女性である王女の部屋には、いかに護衛といえど、本来は極力男性は入らないようにしなければならないのだから。
「今夜は歓迎のパーティーがあります。少しは時間がありますので、それまでお休みください」
「ええ。あなた達も順番に休んでくださいね」
その言葉でアランを含めた男性の護衛騎士達は部屋から退出するために、王女に背を向けて歩き出す。
だが、王女は部屋から去っていく騎士に──アランに向けて言葉を付け加えた。
「ああそれと、アーリーとアランは明日の夜会の準備をお願いしますね」
アーリーというのは、護衛騎士の隊長のことだ。王女が歓迎の夜会に参加するのは当然であり、その護衛として女性の騎士が参加するのも当然だ。
だがアランまでもが夜会の準備とはどういう事なのだろうか? そういう仕事は側仕えや他の女性騎士の領分であって、騎士であるアランに言うようなことではないはずだ。
「「はっ」」
だが、ミザリス王女の話をアーリーはすでに知っていたようで、アランだけが知らされていなかった。
それでもアランが迷うことなく頷いたのは、それが王女からの言葉だったからだろう。
ミザリス王女からの言葉を拒絶するなどという選択肢は、アランの中にはないのだから。
返事をしたアランは、他の騎士達と共に別室に移って今後の動きについて確認していく。
そして、確認が終わった後にアランはアーリーの元へ向かった。
「隊長。お聞きしたいことがございます」
「わかっている。殿下の仰られた夜会の件だろう?」
「はっ」
アラン達護衛騎士に与えられた部屋に着くと、アランは先ほどの王女の言葉について聞いたが、やはりアーリーには事情は伝えられていて、アランにのみ意図的に伝えていなかったようだ。
どうやら伝達不備ではなかったようだが、同時に、何故、という疑問が起こる。
「今夜の夜会で、私達は殿下と共に参加することになった」
「かしこまりました」
「……それだけか? もっと言いたいことがるんじゃないのか?」
「いえ、御命令とあらばそれを為すのが仕事ですので。それに、殿下の護衛としては側にいた方が良いのは理解しております」
夜会とはいえ──いや、夜会だからこそ、警戒しなくてはならない。人の動きが激しいパーティーはいつ何が起こるか分からないのだから。
王女の近くに護衛を置くにしても、そう何人も鎧姿の者を置くわけにはいかない。だから、礼服を着ていてまともに装備がない状態であっても王女を守る事のの出来る者が警護にあたる事になる。アランはそれに選ばれたのだ。
なぜそれが前もって知らされなかったのかは、分からないままではあるが。
「そうか。……お前は変わったな」
「はっ」
アーリーはアランに向かってそう言ったが、当のアランにはなんのことだか分からない。返事をしたが、それは上官からの言葉だから反応しただけだった。
変わったとは、いったい何の事なのだろうか?
「昔はもっと人間味があった。それがあの日を境に……」
アーリーによって呟かれた言葉は、だがそこで止まり、それ以上続きが紡がれる事はなかった。
「如何されましたか?」
「……いやいい。忘れてくれ」
アーリーは頭を振ってから忘れろと言った。それが命令なのであれば、アランは命令通りに忘れるだけだ。元より、そのような事は覚えておいても意味がないのだから、と。
「準備をしておけ。殿下に恥をかかせるなよ」
アーリーはそう言うと、話は終わりだとばかりに手を振ってアランを追い払う。
「はっ。失礼いたします!」
アランは突然参加することになった夜会の準備をするために自身に与えられた部屋へと下がっっていった。
「——それにしても、アランか……」
最後にそんな呟きが聞こえてきたが、その言葉はアランではあるものの、〝この〟アランを指していないようだった。
また、アラン自身もその呟きを聴こえてはいたが気にすることはなかった。
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加えて、領主もいるのだ。魔法による大規模攻撃は行われないだろうというのが騎士達の考えだった。
そしてそれさえわかっていれば、何かが起こったとしても、その行動は予想できる。
しかし、何故領主自身が来たのか。何か策でもあるというのだろうか? その一点だけだアラン達には分からなかった。
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むしろ着いてからの方が問題が起こることが予想されていた。
アラン達が警戒は続けているが、一行は明日にはこの国の首都に着く。道中立ち寄った領主の館では、不穏な気配こそあったものの、ついぞ手を出してくる事はなかった。
「明日には首都に着くな」
「ですね。疲れましたよ」
「気を抜くな。着いてからだって護衛は続くんだぞ」
「わかってますよ。でも不気味な程何もないですよね。もっと命の危機! って感じのがあると思ったんですけど」
「……確かに。お前が言うほどではないが、この国に入ってから一度くらいは襲撃があってもおかしくはないと思っていたんだがな」
護衛の者達がそんな事を話しているが、当然ながらその話の輪にアランの姿はない。
だが、護衛達の話はアランからしてみれば的外れでしかない。襲撃などは実際に起こりはしなかったものの、その兆候はいくつもあった。
道中に立ち寄った農村や領主の館。森の近くを通った時。他にも何度かそれらしき事はあったのだ。その全てにおいてアランが視線を向けて立ち上がっただけで撤退していったので、アラン以外が気付いていなかっただけだ。
「ようこそ我が国へ。歓迎しよう。ミザリス・レイ・ミラ・フルーフ王女。此度は遠いところをよくぞ来られたな」
「歓迎ありがとう御座います。二国間の状態は私自身はもちろんのこと、父である国王陛下も憂いておいでです。この度の我々の訪問が、両国の関係を改善するための架け橋となれればと思っております」
首都にたどり着いたアラン達は、さほど待つ事なくこの国の王——皇帝との謁見がかなった。
前日から伝令が出されていたので、それについてはおかしくはないのだが、アランはどうにも違和感を感じていた。
特に、周囲からの視線。
この場には皇帝だけではなく他の貴族や騎士達もいるので視線が集まることは当然だった。
だが、その視線は本来であれば王女であるミザリスへと向かうはずだ。
だというのに、貴族や騎士含め、皇帝までもがミザリス王女と話しながらもアランのことを見ていた。
そのことに他の騎士達が気づいているかどうかはわからないが、これは明らかに何かある。アランにそう思わせるには十分な様子だった。
だが、そんなアランの心配も杞憂となり、その後も特に何が起こるわけでもなく時間は過ぎていく。
「こちらがミザリス殿下のお部屋となります。既に確認は済んでおります」
「そう。ありがとう」
謁見後、王女に与えられた部屋へと入る。どうやら先に王女付きの侍女が調べたらしく、部屋には不審なものはないようだ。
だが、そうだとしてもアランは部屋の中を調べていく。側仕えが確認しているのだから問題はないと思うが、側仕えとしての視点と騎士としての視点では違うものが見えるかもしれないから、必ず確認は必要なのだ。
しかし、本当に何もないようで、ひとまずはここで護衛の仕事は終わりだ。それによりアランは王女の護衛からはずれ、休憩となる。
戦力的にはアランがいた方がいいのは確かだが、女性である王女の部屋には、いかに護衛といえど、本来は極力男性は入らないようにしなければならないのだから。
「今夜は歓迎のパーティーがあります。少しは時間がありますので、それまでお休みください」
「ええ。あなた達も順番に休んでくださいね」
その言葉でアランを含めた男性の護衛騎士達は部屋から退出するために、王女に背を向けて歩き出す。
だが、王女は部屋から去っていく騎士に──アランに向けて言葉を付け加えた。
「ああそれと、アーリーとアランは明日の夜会の準備をお願いしますね」
アーリーというのは、護衛騎士の隊長のことだ。王女が歓迎の夜会に参加するのは当然であり、その護衛として女性の騎士が参加するのも当然だ。
だがアランまでもが夜会の準備とはどういう事なのだろうか? そういう仕事は側仕えや他の女性騎士の領分であって、騎士であるアランに言うようなことではないはずだ。
「「はっ」」
だが、ミザリス王女の話をアーリーはすでに知っていたようで、アランだけが知らされていなかった。
それでもアランが迷うことなく頷いたのは、それが王女からの言葉だったからだろう。
ミザリス王女からの言葉を拒絶するなどという選択肢は、アランの中にはないのだから。
返事をしたアランは、他の騎士達と共に別室に移って今後の動きについて確認していく。
そして、確認が終わった後にアランはアーリーの元へ向かった。
「隊長。お聞きしたいことがございます」
「わかっている。殿下の仰られた夜会の件だろう?」
「はっ」
アラン達護衛騎士に与えられた部屋に着くと、アランは先ほどの王女の言葉について聞いたが、やはりアーリーには事情は伝えられていて、アランにのみ意図的に伝えていなかったようだ。
どうやら伝達不備ではなかったようだが、同時に、何故、という疑問が起こる。
「今夜の夜会で、私達は殿下と共に参加することになった」
「かしこまりました」
「……それだけか? もっと言いたいことがるんじゃないのか?」
「いえ、御命令とあらばそれを為すのが仕事ですので。それに、殿下の護衛としては側にいた方が良いのは理解しております」
夜会とはいえ──いや、夜会だからこそ、警戒しなくてはならない。人の動きが激しいパーティーはいつ何が起こるか分からないのだから。
王女の近くに護衛を置くにしても、そう何人も鎧姿の者を置くわけにはいかない。だから、礼服を着ていてまともに装備がない状態であっても王女を守る事のの出来る者が警護にあたる事になる。アランはそれに選ばれたのだ。
なぜそれが前もって知らされなかったのかは、分からないままではあるが。
「そうか。……お前は変わったな」
「はっ」
アーリーはアランに向かってそう言ったが、当のアランにはなんのことだか分からない。返事をしたが、それは上官からの言葉だから反応しただけだった。
変わったとは、いったい何の事なのだろうか?
「昔はもっと人間味があった。それがあの日を境に……」
アーリーによって呟かれた言葉は、だがそこで止まり、それ以上続きが紡がれる事はなかった。
「如何されましたか?」
「……いやいい。忘れてくれ」
アーリーは頭を振ってから忘れろと言った。それが命令なのであれば、アランは命令通りに忘れるだけだ。元より、そのような事は覚えておいても意味がないのだから、と。
「準備をしておけ。殿下に恥をかかせるなよ」
アーリーはそう言うと、話は終わりだとばかりに手を振ってアランを追い払う。
「はっ。失礼いたします!」
アランは突然参加することになった夜会の準備をするために自身に与えられた部屋へと下がっっていった。
「——それにしても、アランか……」
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