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一章
オルドス王子の妹
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「……俺たちの歳でその覚悟ができるのは、まさに傑物だな」
「なに、みんなとは少しだけ違う人生を歩んだだけだ」
「違うというほど違いなんてないだろうに」
オルドス殿下は苦笑しているが、その言葉には肩をすくめるしかない。だって、生まれ変わるだなんて、だいぶ違う人生を歩んでいるのだから。
「ただ、俺はそのことを理解しているからいい。父上も、母上も理解している。だが……」
オルドス殿下はそこで逡巡して見せたが、緩く首を横に振ってから話し始めた。
「お前の婚約者は、お前のことを理解していないぞ」
「ミリオラ殿下か」
「そうだ。最近はろくに話していないそうじゃないか。それどころか、お前のところの分家の男とよくいると報告が上がっている」
「知っているさ。報告はこっちにも来ているからな」
報告が来ているどころか、実際にこの目で見ている。今日だって、護衛と称して自身のそばに侍らせた状態で俺の前に姿を見せたからな。
本来であれば王女がああも婚約者以外の男をそばに置くのは褒められたことではない。私としても、最初のうちは会う回数を増やしたり、距離を置かせようとしたりと手を打っていたが、現状からわかると思うが、無意味だったな。その後についてだが、もうあそこまで堂々とされると、何も言う気が起こらない。
「だが、放っておけばいい。どうせこの婚約は家同士の契約で、個人の意見ではどう足掻いたところで翻りはしないのだから。それに、殿下も王族にとって純潔が大事だということは理解しているだろう。であれば、どこまでいったところで口付けが精々だ」
褒められたことではないのは確かだが、所詮は学生の間の火遊びでしかない。
継承権の問題などを作らないためにも、婚姻して初夜を迎えるまでは本番まで行うことは避けなければならない。
自分は処女だと言い張ることもできない。何せ、従者によって直接確認されるのだから。
当たり前の話だ。何せ彼女は『王女』。一般の者やそこらの貴族とはまさに〝格〟が違う。
そんな彼女が政治的な繋がりとして婚姻を結ぶのだから、そこに事故があってはならない。なので確認は必ず行われる。なんだったら初夜に関しては必ず交わったのかを確認するために、城から人が送られる。そうして報告するのだ。両家は無事に〝繋がることができた〟と。
そのため、遊びだろうと本気だろうと、学生のうちにいたす事はない。
「それを理解しているような奴なら、そもそもお前のことを見誤ったりはしないはずだがな」
「いや、それは仕方ないだろう。普段の俺はまさしく横暴な貴族そのものだからな」
「そのもの、ねえ。……ま、お前がそれでいいならいいさ。お前が言うように、契約が変わることはないというのはその通りなんだからな」
普段の俺の振る舞いだけを見ていれば、高圧的で他者を虐げる貴族のボンボンだ。好かれる要素なんてない。
いかに王女といえど好き嫌いはあって当然だし、嫌っている相手のことをよく見よう、理解しようだなんて思うわけがないのだから仕方ないことだ。
「はあ……まあいい。どうせ言っても無駄だとは理解している。好きにやれ」
「殿下からのご高配、誠に感謝申し上げます」
呆れた様子を見せながら手でしっしと追い払うようにしているオルドス殿下の言葉に、わざとらしく慇懃な礼をしてから立ち上がる。
「ああ。……ああそうだ。シルルにも会っていけ。すでに先触れは出ている」
「シルル王女殿下ですか」
シルル王女殿下はミリオラ王女殿下や俺の一つ下の王女で、オルドス殿下の同母の妹になる。
俺がミリオラ殿下の婚約者でオルドス殿下の友人ということもあり度々接する機会があったのだが、なんというか、シルル殿下は苦手だった。
嫌い……ではない。人間性はとても良い方だと思う。使用人達からの評判も悪くないし、能力だって、失礼ながら姉のミリオラ殿下よりも上だろうと思われる。
ただ……思い込みが激しいというか、思い込んだら突っ走ることがあるので、扱いは慎重にしなければいけないのがな……。
「そうだ。最悪の場合、ミリオラを切る必要があるからな。その場合に備えての相手だ。ミリオラと婚姻を結んだ後も外戚関係となるのだから、仲良くしておいて損はないだろう?」
「婚約者がいる状態で他の者を予備とするのは紳士的ではありませんが、承知いたしました」
姉がダメなら妹と結婚させると言う言葉は、人としてどうなのだと思わなくもない。
まるっきり個人の感情など考慮していないが、家の契約なので仕方がない。そういうものだ。
オルドス殿下の言葉を頭の片隅に留めておきながら、部屋を辞することとした。
——◆◇◆◇——
「シルル王女殿下。トライデン様がお越しになられました」
オルドス殿下の部屋から少し歩いてやってきたのは、先ほど話に出てきたシルル王女殿下の部屋であった。
「アルフレッド様!」
私の顔を見るなり花笑んだ桃色髪の少女は、オルドス殿下の同母の妹であるシルル・オラ・エルドラーシュ様。
ミリオラ殿下とは違い、私のことを嫌わずにこうして親しく接してくるのは、幼い頃に私……いや、アルフレッドがシルル殿下と遊んであげていたからだろう。遊んだ、といってもあまり運動が得意ではないシルル殿下のために室内での会話がメインだったが。
オルドス殿下やミリオラ殿下に会いに来た時には、大抵シルル殿下も一緒にいたものだ。
ミリオラ殿下と違い、今も私のことを慕ってくれているのは、ミリオラ殿下とは違って普段一緒にいることが少ないからだろう。だから私の振る舞いを知らず、こうして笑顔で接してくださっている。
もっとも、私としても嫌われたいわけではないので、こうして接してくださるのはありがたい話だが。
「お久しぶりでございます。シルル王女殿下」
「はい、よくお越しくださいました。どうぞこちらに」
シルル殿下の勧めに従い、すでに万全の準備が整っているテーブルに着く。
今回は私とシルル殿下という男と女なので、部屋に二人きりとなることはなく、周りに侍女が待機したままとなるが、私達にとっては慣れたものだ。人がいるのが当たり前。秘密の話をするわけでもないのだから、気にする方がおかしい。
とはいえ、記憶を思い出した当初はこういった意識に慣れるまで少し時間はかかったが、それも今となってはいい思い出だ。
「——そういえば、もうそろそろ魔創具の儀式を行うのですよね?」
話し始めてからしばらくし、シルル殿下が小さく首を傾げて桃色の髪を揺らしながら問いかけてきた。
「そうですね。来月の頭から始まります」
「後一週間と言ったところですね。アルフレッド様はやはりトライデントなのでしょう?」
「はい。我が家の象徴ですので。父に劣らぬ出来になると良いのですが、少しだけ心配ですね」
「まあ、アルフレッド様でも心配されるのですか?」
「当然しますよ。これでも普段から化けの皮が剥がれないか不安と心配で溢れているくらいです」
「ふふ。アルフレッド様のそのようなお姿は、見たことがありませんよ。どのような時でも凛々しく、貴族として人々の先頭に立つに相応しい自信に満ちた姿ばかりです」
「そう見えていたのであれば、喜ばしい限りです。私の演技も捨てたものではありませんね」
オルドス殿下の時のように『俺』として話すことはできないが、それでも他の者に対するよりも気軽に接することができるので、シルル殿下との時間はそれなりに楽しい時間である。
だがそうして話をしていると、不意にシルル殿下の顔に翳りが見られた。
「……ところで、お姉様との事はどうなっているのでしょうか?」
なんの話題かと思ったら、それか。どうやら私とミリオラ殿下の関係は、シルル殿下もすでに存じているようだ。まあ、少し調べればわかることではあるし、オルドスから聞くこともあっただろうからな。今日の話の最後で婚姻相手がシルル殿下に変わるかもしれないと口にしたくらいだ。すでにその話は本人やその親——国王陛下には伝わっているはずだ。
「ミリオラ殿下とですか。順調ですよ。特にこれといった問題もございません」
だが、確かに私たちの関係は良好とはいえないが、問題があるといったものでもないと思っているのはオルドス殿下に話した通りだ。
「それは、本当に?」
しかし、そんな私の言葉が信じられないのか、シルル殿下は真意を問いただすようにまっすぐ顔を覗き込んできた。
「……シルル殿下が何をおっしゃりたいのか測りかねますが……」
「お姉様の振る舞いをご存知なのでしょう?」
「ですが、ミリオラ殿下もご理解しているはずです。これは家同士、公爵家当主と国王が決めた、家の繋がりを強化するための婚姻なのだと」
お互いの振る舞いに問題があったとしても、家同士の繋がりを強化するためなのだから解消なんてされるはずがない。
そのことはシルル殿下も理解しているようで、少し考えた様子を見せた後は素直に引き下がった。
「そうですね。これは家同士の婚姻でした。申し訳ありません」
「いえ。——では、この話はここまでとし、また魔法について話しをしませんか?」
「ええ、喜んで」
「では、今回は魔創具を作る際の素材について話しをしましょうか。魔創具の素材は、最高の素材を用意すれば最高の武具ができるというわけでもありません。己の体質に合ったものを用意する必要があり——」
そうして私はシルル殿下と少しの間話をし、部屋を辞していった。
「なに、みんなとは少しだけ違う人生を歩んだだけだ」
「違うというほど違いなんてないだろうに」
オルドス殿下は苦笑しているが、その言葉には肩をすくめるしかない。だって、生まれ変わるだなんて、だいぶ違う人生を歩んでいるのだから。
「ただ、俺はそのことを理解しているからいい。父上も、母上も理解している。だが……」
オルドス殿下はそこで逡巡して見せたが、緩く首を横に振ってから話し始めた。
「お前の婚約者は、お前のことを理解していないぞ」
「ミリオラ殿下か」
「そうだ。最近はろくに話していないそうじゃないか。それどころか、お前のところの分家の男とよくいると報告が上がっている」
「知っているさ。報告はこっちにも来ているからな」
報告が来ているどころか、実際にこの目で見ている。今日だって、護衛と称して自身のそばに侍らせた状態で俺の前に姿を見せたからな。
本来であれば王女がああも婚約者以外の男をそばに置くのは褒められたことではない。私としても、最初のうちは会う回数を増やしたり、距離を置かせようとしたりと手を打っていたが、現状からわかると思うが、無意味だったな。その後についてだが、もうあそこまで堂々とされると、何も言う気が起こらない。
「だが、放っておけばいい。どうせこの婚約は家同士の契約で、個人の意見ではどう足掻いたところで翻りはしないのだから。それに、殿下も王族にとって純潔が大事だということは理解しているだろう。であれば、どこまでいったところで口付けが精々だ」
褒められたことではないのは確かだが、所詮は学生の間の火遊びでしかない。
継承権の問題などを作らないためにも、婚姻して初夜を迎えるまでは本番まで行うことは避けなければならない。
自分は処女だと言い張ることもできない。何せ、従者によって直接確認されるのだから。
当たり前の話だ。何せ彼女は『王女』。一般の者やそこらの貴族とはまさに〝格〟が違う。
そんな彼女が政治的な繋がりとして婚姻を結ぶのだから、そこに事故があってはならない。なので確認は必ず行われる。なんだったら初夜に関しては必ず交わったのかを確認するために、城から人が送られる。そうして報告するのだ。両家は無事に〝繋がることができた〟と。
そのため、遊びだろうと本気だろうと、学生のうちにいたす事はない。
「それを理解しているような奴なら、そもそもお前のことを見誤ったりはしないはずだがな」
「いや、それは仕方ないだろう。普段の俺はまさしく横暴な貴族そのものだからな」
「そのもの、ねえ。……ま、お前がそれでいいならいいさ。お前が言うように、契約が変わることはないというのはその通りなんだからな」
普段の俺の振る舞いだけを見ていれば、高圧的で他者を虐げる貴族のボンボンだ。好かれる要素なんてない。
いかに王女といえど好き嫌いはあって当然だし、嫌っている相手のことをよく見よう、理解しようだなんて思うわけがないのだから仕方ないことだ。
「はあ……まあいい。どうせ言っても無駄だとは理解している。好きにやれ」
「殿下からのご高配、誠に感謝申し上げます」
呆れた様子を見せながら手でしっしと追い払うようにしているオルドス殿下の言葉に、わざとらしく慇懃な礼をしてから立ち上がる。
「ああ。……ああそうだ。シルルにも会っていけ。すでに先触れは出ている」
「シルル王女殿下ですか」
シルル王女殿下はミリオラ王女殿下や俺の一つ下の王女で、オルドス殿下の同母の妹になる。
俺がミリオラ殿下の婚約者でオルドス殿下の友人ということもあり度々接する機会があったのだが、なんというか、シルル殿下は苦手だった。
嫌い……ではない。人間性はとても良い方だと思う。使用人達からの評判も悪くないし、能力だって、失礼ながら姉のミリオラ殿下よりも上だろうと思われる。
ただ……思い込みが激しいというか、思い込んだら突っ走ることがあるので、扱いは慎重にしなければいけないのがな……。
「そうだ。最悪の場合、ミリオラを切る必要があるからな。その場合に備えての相手だ。ミリオラと婚姻を結んだ後も外戚関係となるのだから、仲良くしておいて損はないだろう?」
「婚約者がいる状態で他の者を予備とするのは紳士的ではありませんが、承知いたしました」
姉がダメなら妹と結婚させると言う言葉は、人としてどうなのだと思わなくもない。
まるっきり個人の感情など考慮していないが、家の契約なので仕方がない。そういうものだ。
オルドス殿下の言葉を頭の片隅に留めておきながら、部屋を辞することとした。
——◆◇◆◇——
「シルル王女殿下。トライデン様がお越しになられました」
オルドス殿下の部屋から少し歩いてやってきたのは、先ほど話に出てきたシルル王女殿下の部屋であった。
「アルフレッド様!」
私の顔を見るなり花笑んだ桃色髪の少女は、オルドス殿下の同母の妹であるシルル・オラ・エルドラーシュ様。
ミリオラ殿下とは違い、私のことを嫌わずにこうして親しく接してくるのは、幼い頃に私……いや、アルフレッドがシルル殿下と遊んであげていたからだろう。遊んだ、といってもあまり運動が得意ではないシルル殿下のために室内での会話がメインだったが。
オルドス殿下やミリオラ殿下に会いに来た時には、大抵シルル殿下も一緒にいたものだ。
ミリオラ殿下と違い、今も私のことを慕ってくれているのは、ミリオラ殿下とは違って普段一緒にいることが少ないからだろう。だから私の振る舞いを知らず、こうして笑顔で接してくださっている。
もっとも、私としても嫌われたいわけではないので、こうして接してくださるのはありがたい話だが。
「お久しぶりでございます。シルル王女殿下」
「はい、よくお越しくださいました。どうぞこちらに」
シルル殿下の勧めに従い、すでに万全の準備が整っているテーブルに着く。
今回は私とシルル殿下という男と女なので、部屋に二人きりとなることはなく、周りに侍女が待機したままとなるが、私達にとっては慣れたものだ。人がいるのが当たり前。秘密の話をするわけでもないのだから、気にする方がおかしい。
とはいえ、記憶を思い出した当初はこういった意識に慣れるまで少し時間はかかったが、それも今となってはいい思い出だ。
「——そういえば、もうそろそろ魔創具の儀式を行うのですよね?」
話し始めてからしばらくし、シルル殿下が小さく首を傾げて桃色の髪を揺らしながら問いかけてきた。
「そうですね。来月の頭から始まります」
「後一週間と言ったところですね。アルフレッド様はやはりトライデントなのでしょう?」
「はい。我が家の象徴ですので。父に劣らぬ出来になると良いのですが、少しだけ心配ですね」
「まあ、アルフレッド様でも心配されるのですか?」
「当然しますよ。これでも普段から化けの皮が剥がれないか不安と心配で溢れているくらいです」
「ふふ。アルフレッド様のそのようなお姿は、見たことがありませんよ。どのような時でも凛々しく、貴族として人々の先頭に立つに相応しい自信に満ちた姿ばかりです」
「そう見えていたのであれば、喜ばしい限りです。私の演技も捨てたものではありませんね」
オルドス殿下の時のように『俺』として話すことはできないが、それでも他の者に対するよりも気軽に接することができるので、シルル殿下との時間はそれなりに楽しい時間である。
だがそうして話をしていると、不意にシルル殿下の顔に翳りが見られた。
「……ところで、お姉様との事はどうなっているのでしょうか?」
なんの話題かと思ったら、それか。どうやら私とミリオラ殿下の関係は、シルル殿下もすでに存じているようだ。まあ、少し調べればわかることではあるし、オルドスから聞くこともあっただろうからな。今日の話の最後で婚姻相手がシルル殿下に変わるかもしれないと口にしたくらいだ。すでにその話は本人やその親——国王陛下には伝わっているはずだ。
「ミリオラ殿下とですか。順調ですよ。特にこれといった問題もございません」
だが、確かに私たちの関係は良好とはいえないが、問題があるといったものでもないと思っているのはオルドス殿下に話した通りだ。
「それは、本当に?」
しかし、そんな私の言葉が信じられないのか、シルル殿下は真意を問いただすようにまっすぐ顔を覗き込んできた。
「……シルル殿下が何をおっしゃりたいのか測りかねますが……」
「お姉様の振る舞いをご存知なのでしょう?」
「ですが、ミリオラ殿下もご理解しているはずです。これは家同士、公爵家当主と国王が決めた、家の繋がりを強化するための婚姻なのだと」
お互いの振る舞いに問題があったとしても、家同士の繋がりを強化するためなのだから解消なんてされるはずがない。
そのことはシルル殿下も理解しているようで、少し考えた様子を見せた後は素直に引き下がった。
「そうですね。これは家同士の婚姻でした。申し訳ありません」
「いえ。——では、この話はここまでとし、また魔法について話しをしませんか?」
「ええ、喜んで」
「では、今回は魔創具を作る際の素材について話しをしましょうか。魔創具の素材は、最高の素材を用意すれば最高の武具ができるというわけでもありません。己の体質に合ったものを用意する必要があり——」
そうして私はシルル殿下と少しの間話をし、部屋を辞していった。
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