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11章
ヴォルクとリエータ
——草——
その日の夜。
「——あー、ちょっといいか?」
ソファに座りながらもどこかぼーっとした様子のリエータに、ヴォルクが話しかけた。
本来ならば二人以外にも侍女達がいるのだが、現在はそれぞれ何かしらの用事があって部屋を離れていた。
「あ、はい。なんでしょう?」
気を抜いていたが、それでも話しかけられれば分かったのだろう。リエータはハッと意識を頭の中から目の前の現実へと戻して応えた。
「あーっと、今の王妃様の立場というのは、どういったものなんだ?」
「私の立場、ですか?」
「ああ。自由に実家に帰ってもいいとは聞いたが、何か縛りはないのか? たとえば、新しく結婚してはならないとか」
ヴォルクは、どこか緊張した様子でリエータに問いかける。
どうしてそんなことを聞いてきたのかリエータには理解できな買ったようで首を傾げたが、それでも答えるつもりはあるようで口を開いた。
「いえ、一応前王は先の襲撃の際に死亡したことになっておりますし、私自身は現在なんの肩書きもありませんから特にそういった制限はありません」
「そうか……」
首を横に振ってのその言葉に、ヴォルクは何事かを考え込むような仕草を見せ、それから一度大きく深呼吸をした。
「なら、うちに来てくれませんか?」
そして、リエータの正面に立つと、普段とは違い、丁寧な言葉遣いでリエータへ問いかけた。
「……申し訳ありませんが、そのことに関してはもうしばらく考えてから答えを出したいと思っております。せっかくこちらに出向いてくださったにもかかわらず碌な答えを出すことができずに心苦しくは思いますが……」
だが、そんなヴォルクの言葉にリエータは眉を寄せて申し訳なさそうに首を振る。
しかし……
「いえ、そうではありません」
そんなリエータに対して、ヴォルクも同じように首を横に振った。
「でしたら、いったいどのような……」
思っていなかったのだろう。ヴォルクの反応にリエータは困惑したような様子を見せ、疑問を口にした。
「初めて見たのはあなたが王に嫁ぐため、城にやってきた時でした。その時俺はまだ二十半ばくらいの歳で、騎士をやっていてあなたを出迎える列の端の方に参加してました。それで、最初に見る前は十五で結婚だなんて大変だとか思ってましたが、姿を見せたあなたを見て、その……綺麗だな、と。十も歳の離れた男が歳下の女の子相手に何思ってんだと思われるかもしれねえんですが、嘘じゃねえ、です」
「え……。え……っと、あの、それは……その……」
突然の思いもよらない言葉に——告白に、リエータはなんと反応していいのかわからないようで言葉が出てこず、狼狽えたように視線を泳がせて言葉を探している。
だが、そんなリエータの反応を見て見ぬ振りをし、ヴォルクは話を続けていく。
「それから何度か顔を見かけることはありました。俺のいた部署は、外部の一般人から集めた武力だけの嫌われ者集団でしたので、そう深く関わることはありませんでしたが、末端とはいえ騎士だったので城の中を動き回ることはありましたから。その度に、柔らかく笑っているあなたを見て、疲れが癒やされるような、そんな気分になりました」
そう話しているヴォルクは、やはり恥ずかしいのか、その言葉はどこか早口に聞こえる。
「だが、あなたは王妃で、俺が手を出していいような相手じゃないと理解していたから、見ているだけで、この人を守れればそれでいいと思っていた。……だから、あの時は自分でも冷静にはなりきれなかった」
そこで一旦言葉を止めたヴォルクだが、その表情は徐々に曇りを見せた。
「俺がヴェスナーを助けたのは、目の前で赤ん坊を殺すことに抵抗があったは本当でしたが、あなたの子供だったから、なんてふざけた理由もありました。こいつを助ければ、俺はあなたの子供を育てることができる、なんて下心があった。だからこそ、ただ拾って適当に育てるんじゃなく、自分の本当の子供みてえに育てたんだ」
だがヴォルクは、そこまで言ってハッと何かに気がついたように顔を上げた。
「あー、いや、こんなこと話す必要なんてねえ。いや、それで、……くそっ。俺が言いたいのは……」
本人が言っているように、本来はこんなことを言うつもりはなかったのだろう。だが、それでも無意識のうちに話さなければならないと考えてしまい、緊張も相まって口にしてしまったようだ。
一瞬口にした言葉に後悔した様子を見せたヴォルクだが、頭を振ってすぐに意識を切り替えるとリエータの前に跪き、一瞬躊躇ったのち、真っ直ぐに見つめながら言葉を紡いだ。
「——結婚してくれ」
それは正真正銘の告白。
その突然の言葉に、リエータは目を見開き、口に手を当てて驚きを見せた。
その表情は複雑で、喜んでいるようにも、疑っているようにも、悲しんでいるようにも見える。
告白の言葉からどれほど時間が経っただろうか。ヴォルクからしてみれば永遠の如く長い時間に感じられたのではないだろうか?
「……一つ、お聞きしても構いませんか?」
そしてついに、リエータがどこか固さの混じった声でヴォルクに問いかけた。
「……ああ。……あ、いや、はい。なんなりと」
「あなたは、ヴェスナーのことをどう思っているのですか?」
リエータが聞きたかったのは、それだった。
息子を助けて、育ての親として接してくていた恩人が、実は打算で息子を育てていたのだとなれば、それはヴェスナーに対する裏切りだ。
息子のことが大好きなリエータとしては、ヴェスナーの気持ちを虚仮にするような考えは許せるものではないのだろう。
だが……
「あいつのことは……散々変なことを言った直後ですし、あなたからしたら子供を利用したと思われてもおかしくないでしょうから信じられないかもしれませんが、大事なガキですよ。最初のきっかけはどうであれ、今ではあなたのことは関係なく、俺の息子だ。そう、思っている」
ヴォルク自身、最初は打算ありきだったかもしれないが、途中からはちゃんと愛情を注ぎ、自分の本当の息子のようにさえ思い、育ててきた。それは今でも変わらない。
ヴォルクにとって、ヴェスナーは自身の息子なのだ。
「もし、ヴェスナーの敵が現れたら、どうしますか?」
「今のあいつなら、大抵の敵はどうにかできるだろう。だが、本当にきつい時は、誰が相手だろうと斬る。斬って道をこじ開ける」
それは今までもそうしてきたし、これからもそうするのだと、ヴォルクは一瞬たりとも迷うことなく答えた。
「なら、もし私とヴェスナーのどちらかしか助けられないことになったとしたら? あなたはどちらを助けますか?」
「もしそんなことになったら、その時はどっちも助けるさ。……まあ、俺にできんのは何かを斬るくれえだから、多少荒っぽくはなるだろうがな」
「……相手が、王や国だとしてもですか?」
「俺はもうすでに国を相手どって戦ったんだ。主体はヴェスナーの方だったが、変わんねえだろ。今更国ごときが相手だって言われても、さっさとかかってこいとしか言えねえな」
ヴォルクが言ったように、実際、すでに国を相手にして戦ったことがあるのだ。
国を相手にするかもしれないと言われたところで、今更だとしか言えない。
「それに、敵になるんだったら、相手が王様だろうと神様だろうと全員斬り殺してやる。俺の力は、俺の大事なものを守るために付けた力だからな」
真剣な瞳で真っ直ぐに自分のことを見ながら放たれた言葉に、リエータの胸中にはなんとも表現できない不思議な気持ちが暴れていた。
そんなリエータの表情はその胸中と同じく複雑なものだが、微かに口の端が上がっていることを見るに、悲しいわけではないのだろう。
「……あなたがヴェスナーのことを大事に思ってくれているのは理解しました。そして、わ、私のことも……その……」
だが、その表情は徐々に曇っていく。
「ですが、私はすでに純血を失っています。あなたのような素晴らしい方に求められるような価値なんて、私には……」
貴族間の認識としては、一度子を産んだ女は、もう一度結婚しようとしてもその価値は低くなるため、嫌われることがある。
「俺の知り合いの婆さん曰く、女は経験を糧により輝くそうだ」
だが、それは貴族間での認識、常識だ。
ヴォルクは騎士として働いてはいたが貴族ではなく、現在に至ってはカラカスなどと言う場所で生きているのだから、処女を失ったのかどうか、子を産んだことがあるかどうかなんて気にするはずもない。
「貴族の間じゃあ、純血ってのは重要かもしれねえが、俺は貴族じゃねえからな。俺にとってはどうでもいいことだ。むしろ今のあんたは、前にも増して綺麗に見えるくらいだ」
そう言ってからヴォルクはリエータへと手を差し伸ばし——
——◆◇◆◇——
「ヴェスナー様」
「っ! な、なんだ?」
植物から送られた光景に意識を傾けていたのだが、そこに突然ソフィアから声をかけられたことで思わず体を跳ねさせてしまった。
その日の夜。
「——あー、ちょっといいか?」
ソファに座りながらもどこかぼーっとした様子のリエータに、ヴォルクが話しかけた。
本来ならば二人以外にも侍女達がいるのだが、現在はそれぞれ何かしらの用事があって部屋を離れていた。
「あ、はい。なんでしょう?」
気を抜いていたが、それでも話しかけられれば分かったのだろう。リエータはハッと意識を頭の中から目の前の現実へと戻して応えた。
「あーっと、今の王妃様の立場というのは、どういったものなんだ?」
「私の立場、ですか?」
「ああ。自由に実家に帰ってもいいとは聞いたが、何か縛りはないのか? たとえば、新しく結婚してはならないとか」
ヴォルクは、どこか緊張した様子でリエータに問いかける。
どうしてそんなことを聞いてきたのかリエータには理解できな買ったようで首を傾げたが、それでも答えるつもりはあるようで口を開いた。
「いえ、一応前王は先の襲撃の際に死亡したことになっておりますし、私自身は現在なんの肩書きもありませんから特にそういった制限はありません」
「そうか……」
首を横に振ってのその言葉に、ヴォルクは何事かを考え込むような仕草を見せ、それから一度大きく深呼吸をした。
「なら、うちに来てくれませんか?」
そして、リエータの正面に立つと、普段とは違い、丁寧な言葉遣いでリエータへ問いかけた。
「……申し訳ありませんが、そのことに関してはもうしばらく考えてから答えを出したいと思っております。せっかくこちらに出向いてくださったにもかかわらず碌な答えを出すことができずに心苦しくは思いますが……」
だが、そんなヴォルクの言葉にリエータは眉を寄せて申し訳なさそうに首を振る。
しかし……
「いえ、そうではありません」
そんなリエータに対して、ヴォルクも同じように首を横に振った。
「でしたら、いったいどのような……」
思っていなかったのだろう。ヴォルクの反応にリエータは困惑したような様子を見せ、疑問を口にした。
「初めて見たのはあなたが王に嫁ぐため、城にやってきた時でした。その時俺はまだ二十半ばくらいの歳で、騎士をやっていてあなたを出迎える列の端の方に参加してました。それで、最初に見る前は十五で結婚だなんて大変だとか思ってましたが、姿を見せたあなたを見て、その……綺麗だな、と。十も歳の離れた男が歳下の女の子相手に何思ってんだと思われるかもしれねえんですが、嘘じゃねえ、です」
「え……。え……っと、あの、それは……その……」
突然の思いもよらない言葉に——告白に、リエータはなんと反応していいのかわからないようで言葉が出てこず、狼狽えたように視線を泳がせて言葉を探している。
だが、そんなリエータの反応を見て見ぬ振りをし、ヴォルクは話を続けていく。
「それから何度か顔を見かけることはありました。俺のいた部署は、外部の一般人から集めた武力だけの嫌われ者集団でしたので、そう深く関わることはありませんでしたが、末端とはいえ騎士だったので城の中を動き回ることはありましたから。その度に、柔らかく笑っているあなたを見て、疲れが癒やされるような、そんな気分になりました」
そう話しているヴォルクは、やはり恥ずかしいのか、その言葉はどこか早口に聞こえる。
「だが、あなたは王妃で、俺が手を出していいような相手じゃないと理解していたから、見ているだけで、この人を守れればそれでいいと思っていた。……だから、あの時は自分でも冷静にはなりきれなかった」
そこで一旦言葉を止めたヴォルクだが、その表情は徐々に曇りを見せた。
「俺がヴェスナーを助けたのは、目の前で赤ん坊を殺すことに抵抗があったは本当でしたが、あなたの子供だったから、なんてふざけた理由もありました。こいつを助ければ、俺はあなたの子供を育てることができる、なんて下心があった。だからこそ、ただ拾って適当に育てるんじゃなく、自分の本当の子供みてえに育てたんだ」
だがヴォルクは、そこまで言ってハッと何かに気がついたように顔を上げた。
「あー、いや、こんなこと話す必要なんてねえ。いや、それで、……くそっ。俺が言いたいのは……」
本人が言っているように、本来はこんなことを言うつもりはなかったのだろう。だが、それでも無意識のうちに話さなければならないと考えてしまい、緊張も相まって口にしてしまったようだ。
一瞬口にした言葉に後悔した様子を見せたヴォルクだが、頭を振ってすぐに意識を切り替えるとリエータの前に跪き、一瞬躊躇ったのち、真っ直ぐに見つめながら言葉を紡いだ。
「——結婚してくれ」
それは正真正銘の告白。
その突然の言葉に、リエータは目を見開き、口に手を当てて驚きを見せた。
その表情は複雑で、喜んでいるようにも、疑っているようにも、悲しんでいるようにも見える。
告白の言葉からどれほど時間が経っただろうか。ヴォルクからしてみれば永遠の如く長い時間に感じられたのではないだろうか?
「……一つ、お聞きしても構いませんか?」
そしてついに、リエータがどこか固さの混じった声でヴォルクに問いかけた。
「……ああ。……あ、いや、はい。なんなりと」
「あなたは、ヴェスナーのことをどう思っているのですか?」
リエータが聞きたかったのは、それだった。
息子を助けて、育ての親として接してくていた恩人が、実は打算で息子を育てていたのだとなれば、それはヴェスナーに対する裏切りだ。
息子のことが大好きなリエータとしては、ヴェスナーの気持ちを虚仮にするような考えは許せるものではないのだろう。
だが……
「あいつのことは……散々変なことを言った直後ですし、あなたからしたら子供を利用したと思われてもおかしくないでしょうから信じられないかもしれませんが、大事なガキですよ。最初のきっかけはどうであれ、今ではあなたのことは関係なく、俺の息子だ。そう、思っている」
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「今のあいつなら、大抵の敵はどうにかできるだろう。だが、本当にきつい時は、誰が相手だろうと斬る。斬って道をこじ開ける」
それは今までもそうしてきたし、これからもそうするのだと、ヴォルクは一瞬たりとも迷うことなく答えた。
「なら、もし私とヴェスナーのどちらかしか助けられないことになったとしたら? あなたはどちらを助けますか?」
「もしそんなことになったら、その時はどっちも助けるさ。……まあ、俺にできんのは何かを斬るくれえだから、多少荒っぽくはなるだろうがな」
「……相手が、王や国だとしてもですか?」
「俺はもうすでに国を相手どって戦ったんだ。主体はヴェスナーの方だったが、変わんねえだろ。今更国ごときが相手だって言われても、さっさとかかってこいとしか言えねえな」
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「それに、敵になるんだったら、相手が王様だろうと神様だろうと全員斬り殺してやる。俺の力は、俺の大事なものを守るために付けた力だからな」
真剣な瞳で真っ直ぐに自分のことを見ながら放たれた言葉に、リエータの胸中にはなんとも表現できない不思議な気持ちが暴れていた。
そんなリエータの表情はその胸中と同じく複雑なものだが、微かに口の端が上がっていることを見るに、悲しいわけではないのだろう。
「……あなたがヴェスナーのことを大事に思ってくれているのは理解しました。そして、わ、私のことも……その……」
だが、その表情は徐々に曇っていく。
「ですが、私はすでに純血を失っています。あなたのような素晴らしい方に求められるような価値なんて、私には……」
貴族間の認識としては、一度子を産んだ女は、もう一度結婚しようとしてもその価値は低くなるため、嫌われることがある。
「俺の知り合いの婆さん曰く、女は経験を糧により輝くそうだ」
だが、それは貴族間での認識、常識だ。
ヴォルクは騎士として働いてはいたが貴族ではなく、現在に至ってはカラカスなどと言う場所で生きているのだから、処女を失ったのかどうか、子を産んだことがあるかどうかなんて気にするはずもない。
「貴族の間じゃあ、純血ってのは重要かもしれねえが、俺は貴族じゃねえからな。俺にとってはどうでもいいことだ。むしろ今のあんたは、前にも増して綺麗に見えるくらいだ」
そう言ってからヴォルクはリエータへと手を差し伸ばし——
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