聖なる歌姫は嘘がつけない。

水瀬 こゆき

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幼少期編

意味不明です!!!!!!!!!!

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 朝食を終えてからはお母様と一緒にレッスンの時間に入ります。レッスンって何だそれ、と思われるかもしれませんが別に習い事ではありません。
レッスンは、所謂淑女教育というやつです。
さすがはお貴族様!することが違う!!
 因みに今日は挨拶の練習をしています。
 「はい。じゃあ私を初対面の他家の人だと仮定して、挨拶をしてみてくれるかしら?」
 「はい、お母様!!」
ふっふっふ……今こそ練習の成果を見せる時ですよ!
まずはにっこりと愛想よく笑顔を作る。そして優雅なカーテシーを披露、からの挨拶!
 「初めまして。私はクレディリア公爵が娘、アルカティーナ・フォン・クレディリアと申しますわ。」
ふっ…完璧です…!(ドヤァ…)
しかし、お母様は首を横に振った。
 「ダメよティーナ。いいえ?ほとんど完璧なのよ?でもお母様、言ったでしょう⁇って。」
 しまった!すっかり忘れてました!!
何故か理由はわからないけどお母様にそう言われましたよ!!いや、でも本当に何で??
 「あの、お母様?どうして、わたくし、なのですか?お母様だって普段から私っておっしゃってますよね?だったらどうして…?」
するとお母様はさも当然のような顔をして…
 「何を言っているのティーナ!御覧なさい自分の姿を!!!艶々と波打つ金髪!くりくりの薄桃色の瞳!!ぷっくり桜色の口元!ぷっくり頬っぺた!!つまり超絶可愛いの!キュートなの!そんな見た目の女の子の一人称がわたくしなのよ⁉︎凄くギャップがあって萌えるじゃない!!!!私みたいな顔だちの女がわたくしって言っても意味ないのよ!!!」
と、まくし立てた。

 「お母様、はっきり言いますが…。意味不明です!!!!!!!!!!」

 お母様のお顔立ちが可愛い系では無く綺麗系なのは分かりますよ?でも、ギャップに、萌え…?が、全く理解不能です。それに可愛いと言われましたが正直自分の顔を可愛いと思ったことは有りません。寧ろ普通の平凡な顔だちですよ??きっと親視点の親バカフィルターがかかってるんですね。…かわいそうに。(←失礼)

 でも、どうしても一人称をわたくしに変えるのは違和感があります。だって、22年間私で通してきたんですよ?無理があるってもんです。

因みに既にお気付きの方もいらっしゃるかもですが、今世では口調を丁寧なものに変えています。何と言っても公爵令嬢!お母様の教育の賜物です!
でも、それとこれとは別です。わたくし呼びはいくら何でも無理なのですよ!!!!

…ですが、お母様のギャップ萌え??とやらへの情熱に勝てなかったアルカティーナは結局、一人称をわたくしに変えることとなったのだった。

 さて、お母様はキャラが濃いです。
ですが、先に言っておきます。

 この家族の中ではお母様が一番マトモです。
(自分除く)

 結論。
わたくしの家族は、ヤバイです。
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