26 / 41
第一章 巻き戻された世界
26.紅く照らす炎
しおりを挟む
「ほんじゃ、ま、ご飯を食べて元気になりましょう!アルト、立てる?頭クラクラしない?」
鉄拳制裁を食らった彼女。だったが、すでに痛がる様子などなく、もはやけろっとした様子でリーネルはアルトへそう告げた。
そんな彼女の態度にさすがに気の変わり様が早すぎると、アルトはもはや呆れてため息をつく。
だが、もう特には俎上に載せず、慮るように問いを投げたリーネルに、アルトは「平気だ」と彼女の言に返答し、
「所々に傷はあるけど、別に立てねえほどじゃねえよ。飯か、……いいのか?食わしてもらっても?」
怪我の処置までしてもらい、さらには食事まで用意してくれるという手厚い応対。こんな他所から来た赤の他人にそこまで待遇させられるのはいささか気が引けてしまうのだが。
けれども、アルトがそう気兼ねして言ったことに対し、リーネルは腰に手を当てて不本意だというように口を開き、
「何言ってるの?さすがにそれは謙虚すぎ。アルトがこの村にしてくれたことはなんだと思ってるの?救世主にご飯の見返りなんて求めるわけありません。」
「いや、怪我の処置とか長いこと寝させてくれただろ。それだけで十分なんだが。」
「いやダメです。遠慮なんてしないでください!遠慮したら怒るから!」
「何で怒るんだよ…」
「全くもう、村のみんなも言ってたんだよ?アルトに感謝したいって。」
「…村のみんなが?」
「そう!だから、食べてって!おもてなしはご飯くらいしか無いんだけど、それでもいっぱいあるから!」
「…………まあ、そういうことなら食うけど。」
「うん!よし!了承!じゃあ、ちょっと待っててね!みんなにアルトが目え覚めたって伝えてくるから。ご飯の用意できたらまた呼びにくるよ!」
リーネルはそこまで言うと立ち上がり、「すぐ来るから!」と笑顔でアルトに手を振って、部屋から駆け足で出て行った。
「………」
明朗快活な女性がいなくなり、部屋に静寂が生まれる。この静けさから、いかに彼女が天真爛漫な性格だとより一層印象づけられた。
部屋に一人になり、アルトは布団で黙す。考え込むことは彼女が出る前に告げた言葉だった。
『アルトがこの村にしてくれたことはなんだと思ってるの?』
『村のみんなも言ってたんだよ?アルトに感謝したいって』
リーネルは言い聞かせるように声を大にしてそう言った。しかし、
………。
はたして、自分はそこまでのことをしたのだろうか。
牛悪鬼を倒し、村の脅威を退けた。たしかにそれは自覚している。それは事実であるし、彼女もそのことを豪語していた。
しかし、その程度のことは前の世界ではいくらでもやっていた。騎士団に所属し、数多くの魔物を討伐していたアルトだ。
この程度のことなど造作もない。たかが牛悪鬼三頭との対峙であるし、むしろ不甲斐ないくらいである。たかだか、牛悪鬼ごときにあんなにも苦戦するなんて前の世界では考えられなかった。
魔法を使えなくなってしまっているからと言えば仕方ないのかもしれないが、そんなこと言ってられないのが戦場ではないか。
「……くそ。代償かよ」
正直、時を飛んだことの代償により魔力を失ってしまったことのデメリットは大きい。
足や腕を失わなかったことには、そりゃ最初に安堵はした。だが、よくよく考えると、前の世界でアルトは、戦う際に魔力を大いに駆使していたアルトだ。その彼にとってこの損失は大きすぎる。
これからは戦時は魔法無しだ。炎も水も風も土も光も闇も生み出せない。
戻される前の世界で魔法適性力がすこぶる高かったアルトはその基本的な魔素の6属性を自在に操り、様々な魔法の術式を生み出し敵を葬り去っていた。
だが、
「それが、一切使えないってか。容赦がなさすぎる。」
世界を戻った代償として失ったものは彼の取り柄であった魔力。
つまり、その取り柄がなくなった今、確実に言えることはアルトの戦力は大幅に減退したということだ。
文句が出るのも仕方ない。これは非常に重要視しなければならない事態なのだ。
「本気できついな、おい」
「おーい。アルト、ただいま!こっち来て!みんな待ってるよ!」
すると、今の自身の実状にアルトが一人黙考していた最中、ガラリと部屋の戸が開いた。
声をした方に目を向けると、笑みを浮かべせたリーネルが手を振り上げている。
と、思ったら突然彼女はむすっとした顔を浮かべて、
「んんー、また、アルトなんか悩み顔になってる。ダメだよ、一人で抱え込んじゃ。眉をひそめないで、笑え笑え!」
部屋に戻ると同時にリーネルは不機嫌そうにそう告げる。どうやら今のアルトの面持ちがお気に召さなかったようで、
「笑えって……、今もお前は俺に不満顔してただろ」
「アルトが目を落として悩んでたからでしょ!そうしてなかったら私もこんな表情になりませんでしたー。」
「そうかよ。分かった分かった」
「そそ、今は悩むのは後!ご飯が先!行こっ!早く。村のみんなアルトのこと待ってるから!」
「みんなって、……まさか、村の人達が?全員?」
「そうだよ。アルトが起きたって言ったらみんな張り切ってお料理お料理!村が救われたことと、アルトへの感謝も込めて、今夜は壮大なご飯パーティーだ!」
「……そんな大仰な」
声を大にして告げた彼女の言葉にアルトは目を歪めながら微笑する。
しかし、そんな彼の態度に取り合わずリーネルはタタっと部屋の中へ小走りし、「いいから」と笑顔で言葉をこぼしてアルトの手を握った。
「……こっちは怪我人だぞ。もっと丁重に扱いやがれ」
「怪我してるんならみんなでご飯食べて治しましょう!いざ、食卓の地へ!」
不満を垂れるアルトを関係なく布団から引っ張り上げ、リーネルはそのまま彼と共に部屋を出る。
玄関を開け、外へ出た。同時に、周りに目を向けると、どうやら傾いていた陽の光はだいぶ沈み、影が増してくる時刻だと分かった。
「……うお」
しかし、夜になる時間帯だというのに思いの外、屋外の風景は明るかった。
なぜなら、村の中でも特に開けた場所。そこで炎が凄まじく燃え上がっており、村の風景を紅く照らしていたために。
一瞬アルトは、その燃えゆる様を見て図らずもたじろいでしまう。
けれども、すぐにそれが全く危険なものではないことはすぐに分かった。
「…………」
その業々と燃える火を囲み、村人たちがワイワイと盛り上がっている様が見てとれたから。
「……炎」
それを目にし、思わずそう言をこぼす。併せて目を見開き少しばかり驚嘆した。
と、その様子を見かねたリーネルが横から言葉を言い添えて、
「あの炎は私が魔法でつけたんだ。牛悪鬼たちのせいで壊された家の残骸とかをあそこに燃やしてるの。この日のことを忘れないためにね」
「あぁ、……そうなのか。魔物の恐怖を忘れないようにってことか」
「ううん。それもあるけど、そうじゃない」
「………?」
アルトが推し当てて言ったことに、リーネルは微笑みながら小さく首を横に振った。
それから握る手に少し力を入れながら彼女はアルトに対面して、
「あの炎はアルトが村を助けたっていう証。あれだけ勢いよく燃やしてるのは、今日のことを忘れないため。アルトっていう勇気を持った人がこの村を救ってくれたってことを忘れないため。」
思いをしっかりと伝えるようにリーネルは彼に向き合い、そう告げた。心にある思いの丈をしっかりと分かってもらうために。
「………そう、か」
彼女の真っ直ぐな瞳で見つめられたアルト。それに彼は短く応じ、それから前を見据えて燃え上がる炎に目を向けた。
猛炎が空高く燃え盛っており、真紅と琥珀の色彩が存在感を解き放っている。
力強く、天を衝くかのように紅蓮の猛火が燃え立つ。
「………」
「綺麗だよね」
炎の燃え様に目を奪われていたアルト。
それを見かねたリーネルが微笑みながらそう呟いた。
不意に彼女を見ると、その艶やかな瞳には燃え盛る炎が映し出されていて、
「私ね。炎が好きなんだ。炎って危ないものかもしれないけど、暖かいし、ずっとずっと炎を燃やしててさ、なんか生き長らえようとしてるって感じがあるんだよね。だから私は炎魔法の適性があるって知ったときは嬉しかったし、炎を自分で生み出せることに誇りを持ってる。あはは、それって、変かな?」
燃えゆる炎を見つめながら、唐突に彼女はそう言葉を囁いた。それは心で沈思していたことをポツリとこぼしたような小さな声音だ。
それがアルトには彼女の心根だということは十分に分かった。
「…別に変じゃねえよ。いいんじゃねえの。」
「えへへ、ありがと。アルトならそう言ってくれると思ってた。」
「…そうかよ」
「うん。……んじゃ、行こっか」
「はいはい」
ニコリと軽く微笑を浮かべリーネルは彼の手を引っ張る。それに引き寄せられるままにアルトも小さく微笑みを浮かべて、優雅に美しく燃える炎の元へと付いて行った。
鉄拳制裁を食らった彼女。だったが、すでに痛がる様子などなく、もはやけろっとした様子でリーネルはアルトへそう告げた。
そんな彼女の態度にさすがに気の変わり様が早すぎると、アルトはもはや呆れてため息をつく。
だが、もう特には俎上に載せず、慮るように問いを投げたリーネルに、アルトは「平気だ」と彼女の言に返答し、
「所々に傷はあるけど、別に立てねえほどじゃねえよ。飯か、……いいのか?食わしてもらっても?」
怪我の処置までしてもらい、さらには食事まで用意してくれるという手厚い応対。こんな他所から来た赤の他人にそこまで待遇させられるのはいささか気が引けてしまうのだが。
けれども、アルトがそう気兼ねして言ったことに対し、リーネルは腰に手を当てて不本意だというように口を開き、
「何言ってるの?さすがにそれは謙虚すぎ。アルトがこの村にしてくれたことはなんだと思ってるの?救世主にご飯の見返りなんて求めるわけありません。」
「いや、怪我の処置とか長いこと寝させてくれただろ。それだけで十分なんだが。」
「いやダメです。遠慮なんてしないでください!遠慮したら怒るから!」
「何で怒るんだよ…」
「全くもう、村のみんなも言ってたんだよ?アルトに感謝したいって。」
「…村のみんなが?」
「そう!だから、食べてって!おもてなしはご飯くらいしか無いんだけど、それでもいっぱいあるから!」
「…………まあ、そういうことなら食うけど。」
「うん!よし!了承!じゃあ、ちょっと待っててね!みんなにアルトが目え覚めたって伝えてくるから。ご飯の用意できたらまた呼びにくるよ!」
リーネルはそこまで言うと立ち上がり、「すぐ来るから!」と笑顔でアルトに手を振って、部屋から駆け足で出て行った。
「………」
明朗快活な女性がいなくなり、部屋に静寂が生まれる。この静けさから、いかに彼女が天真爛漫な性格だとより一層印象づけられた。
部屋に一人になり、アルトは布団で黙す。考え込むことは彼女が出る前に告げた言葉だった。
『アルトがこの村にしてくれたことはなんだと思ってるの?』
『村のみんなも言ってたんだよ?アルトに感謝したいって』
リーネルは言い聞かせるように声を大にしてそう言った。しかし、
………。
はたして、自分はそこまでのことをしたのだろうか。
牛悪鬼を倒し、村の脅威を退けた。たしかにそれは自覚している。それは事実であるし、彼女もそのことを豪語していた。
しかし、その程度のことは前の世界ではいくらでもやっていた。騎士団に所属し、数多くの魔物を討伐していたアルトだ。
この程度のことなど造作もない。たかが牛悪鬼三頭との対峙であるし、むしろ不甲斐ないくらいである。たかだか、牛悪鬼ごときにあんなにも苦戦するなんて前の世界では考えられなかった。
魔法を使えなくなってしまっているからと言えば仕方ないのかもしれないが、そんなこと言ってられないのが戦場ではないか。
「……くそ。代償かよ」
正直、時を飛んだことの代償により魔力を失ってしまったことのデメリットは大きい。
足や腕を失わなかったことには、そりゃ最初に安堵はした。だが、よくよく考えると、前の世界でアルトは、戦う際に魔力を大いに駆使していたアルトだ。その彼にとってこの損失は大きすぎる。
これからは戦時は魔法無しだ。炎も水も風も土も光も闇も生み出せない。
戻される前の世界で魔法適性力がすこぶる高かったアルトはその基本的な魔素の6属性を自在に操り、様々な魔法の術式を生み出し敵を葬り去っていた。
だが、
「それが、一切使えないってか。容赦がなさすぎる。」
世界を戻った代償として失ったものは彼の取り柄であった魔力。
つまり、その取り柄がなくなった今、確実に言えることはアルトの戦力は大幅に減退したということだ。
文句が出るのも仕方ない。これは非常に重要視しなければならない事態なのだ。
「本気できついな、おい」
「おーい。アルト、ただいま!こっち来て!みんな待ってるよ!」
すると、今の自身の実状にアルトが一人黙考していた最中、ガラリと部屋の戸が開いた。
声をした方に目を向けると、笑みを浮かべせたリーネルが手を振り上げている。
と、思ったら突然彼女はむすっとした顔を浮かべて、
「んんー、また、アルトなんか悩み顔になってる。ダメだよ、一人で抱え込んじゃ。眉をひそめないで、笑え笑え!」
部屋に戻ると同時にリーネルは不機嫌そうにそう告げる。どうやら今のアルトの面持ちがお気に召さなかったようで、
「笑えって……、今もお前は俺に不満顔してただろ」
「アルトが目を落として悩んでたからでしょ!そうしてなかったら私もこんな表情になりませんでしたー。」
「そうかよ。分かった分かった」
「そそ、今は悩むのは後!ご飯が先!行こっ!早く。村のみんなアルトのこと待ってるから!」
「みんなって、……まさか、村の人達が?全員?」
「そうだよ。アルトが起きたって言ったらみんな張り切ってお料理お料理!村が救われたことと、アルトへの感謝も込めて、今夜は壮大なご飯パーティーだ!」
「……そんな大仰な」
声を大にして告げた彼女の言葉にアルトは目を歪めながら微笑する。
しかし、そんな彼の態度に取り合わずリーネルはタタっと部屋の中へ小走りし、「いいから」と笑顔で言葉をこぼしてアルトの手を握った。
「……こっちは怪我人だぞ。もっと丁重に扱いやがれ」
「怪我してるんならみんなでご飯食べて治しましょう!いざ、食卓の地へ!」
不満を垂れるアルトを関係なく布団から引っ張り上げ、リーネルはそのまま彼と共に部屋を出る。
玄関を開け、外へ出た。同時に、周りに目を向けると、どうやら傾いていた陽の光はだいぶ沈み、影が増してくる時刻だと分かった。
「……うお」
しかし、夜になる時間帯だというのに思いの外、屋外の風景は明るかった。
なぜなら、村の中でも特に開けた場所。そこで炎が凄まじく燃え上がっており、村の風景を紅く照らしていたために。
一瞬アルトは、その燃えゆる様を見て図らずもたじろいでしまう。
けれども、すぐにそれが全く危険なものではないことはすぐに分かった。
「…………」
その業々と燃える火を囲み、村人たちがワイワイと盛り上がっている様が見てとれたから。
「……炎」
それを目にし、思わずそう言をこぼす。併せて目を見開き少しばかり驚嘆した。
と、その様子を見かねたリーネルが横から言葉を言い添えて、
「あの炎は私が魔法でつけたんだ。牛悪鬼たちのせいで壊された家の残骸とかをあそこに燃やしてるの。この日のことを忘れないためにね」
「あぁ、……そうなのか。魔物の恐怖を忘れないようにってことか」
「ううん。それもあるけど、そうじゃない」
「………?」
アルトが推し当てて言ったことに、リーネルは微笑みながら小さく首を横に振った。
それから握る手に少し力を入れながら彼女はアルトに対面して、
「あの炎はアルトが村を助けたっていう証。あれだけ勢いよく燃やしてるのは、今日のことを忘れないため。アルトっていう勇気を持った人がこの村を救ってくれたってことを忘れないため。」
思いをしっかりと伝えるようにリーネルは彼に向き合い、そう告げた。心にある思いの丈をしっかりと分かってもらうために。
「………そう、か」
彼女の真っ直ぐな瞳で見つめられたアルト。それに彼は短く応じ、それから前を見据えて燃え上がる炎に目を向けた。
猛炎が空高く燃え盛っており、真紅と琥珀の色彩が存在感を解き放っている。
力強く、天を衝くかのように紅蓮の猛火が燃え立つ。
「………」
「綺麗だよね」
炎の燃え様に目を奪われていたアルト。
それを見かねたリーネルが微笑みながらそう呟いた。
不意に彼女を見ると、その艶やかな瞳には燃え盛る炎が映し出されていて、
「私ね。炎が好きなんだ。炎って危ないものかもしれないけど、暖かいし、ずっとずっと炎を燃やしててさ、なんか生き長らえようとしてるって感じがあるんだよね。だから私は炎魔法の適性があるって知ったときは嬉しかったし、炎を自分で生み出せることに誇りを持ってる。あはは、それって、変かな?」
燃えゆる炎を見つめながら、唐突に彼女はそう言葉を囁いた。それは心で沈思していたことをポツリとこぼしたような小さな声音だ。
それがアルトには彼女の心根だということは十分に分かった。
「…別に変じゃねえよ。いいんじゃねえの。」
「えへへ、ありがと。アルトならそう言ってくれると思ってた。」
「…そうかよ」
「うん。……んじゃ、行こっか」
「はいはい」
ニコリと軽く微笑を浮かべリーネルは彼の手を引っ張る。それに引き寄せられるままにアルトも小さく微笑みを浮かべて、優雅に美しく燃える炎の元へと付いて行った。
0
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?
夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」
教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。
ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。
王命による“形式結婚”。
夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。
だから、はい、離婚。勝手に。
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。
何か問題あります?
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
どうぞ添い遂げてください
あんど もあ
ファンタジー
スカーレット・クリムゾン侯爵令嬢は、王立学園の卒業パーティーで婚約もしていない王子から婚約破棄を宣言される。さらには、火山の噴火の生贄になるように命じられ……。
ちょっと残酷な要素があるのでR 15です。
「お前を愛する事はない」を信じたので
あんど もあ
ファンタジー
「お前を愛することは無い。お前も私を愛するな。私からの愛を求めるな」
お互いの利益のために三年間の契約結婚をしたアヴェリンとロデリック。楽しく三年を過ごしたアヴェリンは屋敷を出ていこうとするのだが……。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
【完結】英雄様、婚約破棄なさるなら我々もこれにて失礼いたします。
紺
ファンタジー
「婚約者であるニーナと誓いの破棄を望みます。あの女は何もせずのうのうと暮らしていた役立たずだ」
実力主義者のホリックは魔王討伐戦を終結させた褒美として国王に直談判する。どうやら戦争中も優雅に暮らしていたニーナを嫌っており、しかも戦地で出会った聖女との結婚を望んでいた。英雄となった自分に酔いしれる彼の元に、それまで苦楽を共にした仲間たちが寄ってきて……
「「「ならば我々も失礼させてもらいましょう」」」
信頼していた部下たちは唐突にホリックの元を去っていった。
微ざまぁあり。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる