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いつか見た夢
親愛 弐
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それから一ヶ月もしない夜のことだった。
同伴のあとに話があるからと、旦那と女将に呼ばれていた俺。いよいよ「大華」昇進の話でも出るのかと半分緊張、半分期待で華屋に戻った。
風邪をひいて三日ほど仕事を休んでいる権さんの代わりについてくれた金剛に、礼を伝えて帳場に直行する。
「ああ、百合。お疲れさん。奥に入りな」
労いもそこそこに、旦那が帳場から続く広間に入った。
……これはどうやら目出度い話じゃないらしい。お小言じゃなきゃいいなぁ。
「あれ? 権さんもいたの?」
広間に入ると既に女将が権さんと対面に座っていた。
権さんは背中を丸くして小さくなっている。百九十センチはありそうな長身だったのに、こんなに小さく見えるのかと一瞬どきりとした。
「権さん、なんか凄い体調悪そう……風邪の具合……」
「百合、座んな」
女将が俺の話を遮る。こんな時は良くない話に間違いない。
……なんだよ、女将も旦那もそんな悲痛な顔して。
……なんだよ、権さん、なんで今にも倒れそうな顔してんだよ。
嫌な予感に胸を押さえながら権さんの隣に座った。間髪入れずに女将が口を開く。
「権は今夜で華屋を引退することになった」
「え」
権さんの顔を見る。
三日見ないあいだに、また頬がこけているように見えて「嫌な予感」が確信に変わる。
「権さん……風邪じゃないの? 身体、どこか悪かったの……?」
「百合、すまねぇ。胃を悪くしちまったみたいでさ。思ったよりもワリぃんだ。……もうお前についててやれねぇ」
権さんが言うと旦那がため息をついた。
「だから早めに医者にかかっとけって言ったんだ。……百合、そんなわけで明日からは別の金剛を回すから。権は明日華屋から出る。
権、今まで華屋に良く尽くしてくれた。礼を言う。住む所と療養については用意してあるから心配するな」
権さんは手をついて「すまねぇ」と頭を下げた。
「ちょっと……待ってよ。なんで華屋から出すのさ。治るまでここで治療すればいいじゃん。それで元気になったらまた……」
「百合! これは茶屋の掟だ!」
女将がピシャリと言い放った。
「花街に病人を置くわけにゃいかないんだよ。どこでもそうさ。掟は権が一番良くわかってる。それに……酷いことを言うが、権のは治る病じゃないよ。アタシの父と一緒さ。胃の中が爛れて全身に病気が回ってんだ…………茶屋から葬式は出せない……だから最後くらいはゆっくり過ごせる場所に置いてやりたいんだよ」
最後の方は女将の声が詰まり、良く聞き取れなかった。
……治る病じゃない、葬式、って言った?
俺はゆるゆると頭を振る。
「……や……待って……わかんない……なんで……?」
「百合」
権さんが俺の左手を掴んだ。
その手が骨と筋だけになっていることに初めて気がついた……いや、初めてじゃない。隆晃様の事件以降、権さんがどんどん痩せているのに気づいていたはずだ。
何度も医者に診てもらってよ、と伝えた。でも、権さんは行かなかったし、俺も自分のことだけにかまけて行動には移さなかった。
「百合、歌舞伎座に入るまで近くに居てやれなくてすまねぇ。でもお前のことは心で見守ってるから」
「……権さん、俺が立派になるの見てくれるって言ったじゃん。それで一緒に暮らそうって約束したじゃん!」
権さんの手を振り払う。
こんなこと言ったって仕方ないと、弱ってる権さんにこんなふうに当たってはいけないとわかっているのに、胸が張り裂けそうで、代わりに声を荒げることしかできない。
「嘘つき! 嘘つき! ……権さん……!」
喚く俺を旦那が抑える。
女将が他の金剛を呼び、権さんを抱えさせて広間から連れ出そうとしていた。
「権さん、やだ、行かないで。待って、権さん……! 権さん!」
俺が呼ぶのも虚しく、権さんの姿は障子の向こうに消えて行った。
力が抜けて、旦那に抑えられなくてももう、立っていることができない。喉からひしゃげたような声が出て、叫びなのか嗚咽なのかわからなくなり、畳にうずくまって泣いた。
「百合、可哀想にねぇ、なんでお前ばっかり……」
女将が俺の背を包む。それでも寒くて寒くて、凍えそうな俺はその場から立ち上がることができなかった。
***
翌日も朝から公演があった。
昨夜、夜中も近くなった頃にようやく涙が枯れた俺が顔を上げると、女将となずなが横で眠っていて、俺にも夜着が掛けられていた。
人が居てくれたことにも布団を掛けられていたことにも気づかなかったなんて……。
俺はいつ周りが見えてない。こんなんだから権さんが悪くなるまで気づかないんだ。
このままじゃ駄目だ。
洗い場で顔を洗い、乱れた髪を簡単に結い直す。そして、権さんの部屋に向かった。
「権さん……」
夜中だから寝ているのはわかっているし、体に障るかもって思ったけど、見世の時間に華屋を出るであろう権さんにゆっくり会えるのはもう今しか時間がないのだ。
細い蝋燭一本しか灯りがなくて見えにくいけど、権さんはやはり寝息を立てていた。
そっと近づき、権さんのかたわらに座る。
「権さん、酷いこと言ってごめんね。俺、全然成長してないね……権さんはいつも俺の小さい変化も見ていてくれたのに俺はなんにも見れてなかった……ごめん。ごめんね」
腕が夜着からはみ出していて、そこをさすった。筋肉の名残の硬さが切ない。
「百合か……?」
権さんの体がのそり、と動く。
「ごめん、起こした?」
「大丈夫だ。どうせ眠りは浅いんだ。……落ち着いたか? まったく、おめぇはいつもすぐに取り乱して。菊華が聞いて呆れるよぉ」
弱々しい声でも、いつものように俺の頭に手を伸ばした。
「うん……ごめんね。いつも心配かけて。俺がもっとちゃんとしてたらこんなことには……」
「なぁに言ってやがる。病気なんざ百合と関係ねぇよ。こんなのは因果だからな。それより俺がいないなからって鍛錬さぼんじゃねぇぞ」
権さんの指が俺の髪をクシャクシャと撫でる。細くなった指でも、権さんの手は暖かかった。
「権さん、俺一人でやれるかなあ。怖いよ。いっつも権さんがいてくれてたのに」
最後に担当する陰間だからと、権さんは傍から見てもわかるくらいに俺の世話を焼いていた。
小花や若草は人数が多いから勿論、華だって化粧や髪結いは、覚えたあとは自分でやるんだ。
でも権さんはいつもやってくれた。嬉しそうな顔をして、百合は高い位置での島田結びが似合うんだとか、紅は赤過ぎない方が映えるな、なんて言いながら。
褥の見守りも、見世と店の行き来もそう。よっぽどのことがなければ他の金剛にはさせなかった。
「……もう泣くんじゃないぞ。べっぴんが台無しだ。…………百合なぁ、保科様のことでも楓のことでも辛いばっかりだったなぁ。だから最後までついててやりたかったんだけどもなぁ。すまねぇなぁ」
「……う……」
泣くな、と言われても涙は勝手に出てくる。
権さん、俺の保科様への気持ちもわかってたんだ……。本当に、俺を良く見ていてくれたんだな。
「けどよ、まだすぐには死なねぇよ。小山内様もあと三月は大丈夫だってよぉ。だからさ、早く独り立ちして大華になって会いに来てくれよ。な? ありがてぇことに小山内様のお近くに長屋を借りてもらえたんだ。あんな一級の場所によぉ。な? すぐに来れんだろ?」
権さんが無理して笑うのが伝わって、心臓を掴まれたような痛みが走った。
俺には「死」と言う言葉は重くて得体が知れない。けれど肝が座っている権さんは、既にそれを受け入れているように見えた。
「ふう……」
権さんが俺の頭にあった手を下ろし、肩で大きく息をした。これ以上は権さんの身体に負担になる。
「うん……うん……頑張る。頑張るから待ってて。権さん、絶対待っててよ?」
俺は最後に権さんの手をぎゅ、と握っておやすみを伝えた。
権さんは安心した顔をして、うん、うん、と頷いていた。
そして朝、俺は見世へ。権さんは麹町の長屋へ移された。
公演のあと、照芳様が劇場に顔を出してくれて、権さんが無事に療養を受けられる体制が整ったこと、長年に渡る華屋への功績が認められて、長屋での暮らしも保障されている様子を伝えてくれた。
権さん……良かった。照芳様もお近くにいて下さるなら安心だ。
あとは俺が「大華」になる。それだけ。
────必ず待ってて、権さん。
同伴のあとに話があるからと、旦那と女将に呼ばれていた俺。いよいよ「大華」昇進の話でも出るのかと半分緊張、半分期待で華屋に戻った。
風邪をひいて三日ほど仕事を休んでいる権さんの代わりについてくれた金剛に、礼を伝えて帳場に直行する。
「ああ、百合。お疲れさん。奥に入りな」
労いもそこそこに、旦那が帳場から続く広間に入った。
……これはどうやら目出度い話じゃないらしい。お小言じゃなきゃいいなぁ。
「あれ? 権さんもいたの?」
広間に入ると既に女将が権さんと対面に座っていた。
権さんは背中を丸くして小さくなっている。百九十センチはありそうな長身だったのに、こんなに小さく見えるのかと一瞬どきりとした。
「権さん、なんか凄い体調悪そう……風邪の具合……」
「百合、座んな」
女将が俺の話を遮る。こんな時は良くない話に間違いない。
……なんだよ、女将も旦那もそんな悲痛な顔して。
……なんだよ、権さん、なんで今にも倒れそうな顔してんだよ。
嫌な予感に胸を押さえながら権さんの隣に座った。間髪入れずに女将が口を開く。
「権は今夜で華屋を引退することになった」
「え」
権さんの顔を見る。
三日見ないあいだに、また頬がこけているように見えて「嫌な予感」が確信に変わる。
「権さん……風邪じゃないの? 身体、どこか悪かったの……?」
「百合、すまねぇ。胃を悪くしちまったみたいでさ。思ったよりもワリぃんだ。……もうお前についててやれねぇ」
権さんが言うと旦那がため息をついた。
「だから早めに医者にかかっとけって言ったんだ。……百合、そんなわけで明日からは別の金剛を回すから。権は明日華屋から出る。
権、今まで華屋に良く尽くしてくれた。礼を言う。住む所と療養については用意してあるから心配するな」
権さんは手をついて「すまねぇ」と頭を下げた。
「ちょっと……待ってよ。なんで華屋から出すのさ。治るまでここで治療すればいいじゃん。それで元気になったらまた……」
「百合! これは茶屋の掟だ!」
女将がピシャリと言い放った。
「花街に病人を置くわけにゃいかないんだよ。どこでもそうさ。掟は権が一番良くわかってる。それに……酷いことを言うが、権のは治る病じゃないよ。アタシの父と一緒さ。胃の中が爛れて全身に病気が回ってんだ…………茶屋から葬式は出せない……だから最後くらいはゆっくり過ごせる場所に置いてやりたいんだよ」
最後の方は女将の声が詰まり、良く聞き取れなかった。
……治る病じゃない、葬式、って言った?
俺はゆるゆると頭を振る。
「……や……待って……わかんない……なんで……?」
「百合」
権さんが俺の左手を掴んだ。
その手が骨と筋だけになっていることに初めて気がついた……いや、初めてじゃない。隆晃様の事件以降、権さんがどんどん痩せているのに気づいていたはずだ。
何度も医者に診てもらってよ、と伝えた。でも、権さんは行かなかったし、俺も自分のことだけにかまけて行動には移さなかった。
「百合、歌舞伎座に入るまで近くに居てやれなくてすまねぇ。でもお前のことは心で見守ってるから」
「……権さん、俺が立派になるの見てくれるって言ったじゃん。それで一緒に暮らそうって約束したじゃん!」
権さんの手を振り払う。
こんなこと言ったって仕方ないと、弱ってる権さんにこんなふうに当たってはいけないとわかっているのに、胸が張り裂けそうで、代わりに声を荒げることしかできない。
「嘘つき! 嘘つき! ……権さん……!」
喚く俺を旦那が抑える。
女将が他の金剛を呼び、権さんを抱えさせて広間から連れ出そうとしていた。
「権さん、やだ、行かないで。待って、権さん……! 権さん!」
俺が呼ぶのも虚しく、権さんの姿は障子の向こうに消えて行った。
力が抜けて、旦那に抑えられなくてももう、立っていることができない。喉からひしゃげたような声が出て、叫びなのか嗚咽なのかわからなくなり、畳にうずくまって泣いた。
「百合、可哀想にねぇ、なんでお前ばっかり……」
女将が俺の背を包む。それでも寒くて寒くて、凍えそうな俺はその場から立ち上がることができなかった。
***
翌日も朝から公演があった。
昨夜、夜中も近くなった頃にようやく涙が枯れた俺が顔を上げると、女将となずなが横で眠っていて、俺にも夜着が掛けられていた。
人が居てくれたことにも布団を掛けられていたことにも気づかなかったなんて……。
俺はいつ周りが見えてない。こんなんだから権さんが悪くなるまで気づかないんだ。
このままじゃ駄目だ。
洗い場で顔を洗い、乱れた髪を簡単に結い直す。そして、権さんの部屋に向かった。
「権さん……」
夜中だから寝ているのはわかっているし、体に障るかもって思ったけど、見世の時間に華屋を出るであろう権さんにゆっくり会えるのはもう今しか時間がないのだ。
細い蝋燭一本しか灯りがなくて見えにくいけど、権さんはやはり寝息を立てていた。
そっと近づき、権さんのかたわらに座る。
「権さん、酷いこと言ってごめんね。俺、全然成長してないね……権さんはいつも俺の小さい変化も見ていてくれたのに俺はなんにも見れてなかった……ごめん。ごめんね」
腕が夜着からはみ出していて、そこをさすった。筋肉の名残の硬さが切ない。
「百合か……?」
権さんの体がのそり、と動く。
「ごめん、起こした?」
「大丈夫だ。どうせ眠りは浅いんだ。……落ち着いたか? まったく、おめぇはいつもすぐに取り乱して。菊華が聞いて呆れるよぉ」
弱々しい声でも、いつものように俺の頭に手を伸ばした。
「うん……ごめんね。いつも心配かけて。俺がもっとちゃんとしてたらこんなことには……」
「なぁに言ってやがる。病気なんざ百合と関係ねぇよ。こんなのは因果だからな。それより俺がいないなからって鍛錬さぼんじゃねぇぞ」
権さんの指が俺の髪をクシャクシャと撫でる。細くなった指でも、権さんの手は暖かかった。
「権さん、俺一人でやれるかなあ。怖いよ。いっつも権さんがいてくれてたのに」
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小花や若草は人数が多いから勿論、華だって化粧や髪結いは、覚えたあとは自分でやるんだ。
でも権さんはいつもやってくれた。嬉しそうな顔をして、百合は高い位置での島田結びが似合うんだとか、紅は赤過ぎない方が映えるな、なんて言いながら。
褥の見守りも、見世と店の行き来もそう。よっぽどのことがなければ他の金剛にはさせなかった。
「……もう泣くんじゃないぞ。べっぴんが台無しだ。…………百合なぁ、保科様のことでも楓のことでも辛いばっかりだったなぁ。だから最後までついててやりたかったんだけどもなぁ。すまねぇなぁ」
「……う……」
泣くな、と言われても涙は勝手に出てくる。
権さん、俺の保科様への気持ちもわかってたんだ……。本当に、俺を良く見ていてくれたんだな。
「けどよ、まだすぐには死なねぇよ。小山内様もあと三月は大丈夫だってよぉ。だからさ、早く独り立ちして大華になって会いに来てくれよ。な? ありがてぇことに小山内様のお近くに長屋を借りてもらえたんだ。あんな一級の場所によぉ。な? すぐに来れんだろ?」
権さんが無理して笑うのが伝わって、心臓を掴まれたような痛みが走った。
俺には「死」と言う言葉は重くて得体が知れない。けれど肝が座っている権さんは、既にそれを受け入れているように見えた。
「ふう……」
権さんが俺の頭にあった手を下ろし、肩で大きく息をした。これ以上は権さんの身体に負担になる。
「うん……うん……頑張る。頑張るから待ってて。権さん、絶対待っててよ?」
俺は最後に権さんの手をぎゅ、と握っておやすみを伝えた。
権さんは安心した顔をして、うん、うん、と頷いていた。
そして朝、俺は見世へ。権さんは麹町の長屋へ移された。
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権さん……良かった。照芳様もお近くにいて下さるなら安心だ。
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────必ず待ってて、権さん。
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