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ᒪove Stories 〈第二幕〉 ほぼ❁✿✾ ✾✿❁︎
Eternal Love 3
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「あ、ライオン」
足を進めた先に見たのは鬣が立派なオスのライオンだった。
思わずくすりと笑いがこぼれる。宗光、ここにいたのか、なんて言ってしまいそうだ。
褥で百合を上から見下ろし、胡桃色の髪をパサリとかきあげながら身体を喰んでくる宗光はライオンのようだった。対して、そんな宗光はいつも百合を「仔猫ちゃん」と言っていたが。
「にゃあああぁぁ」
「!?」
突然のかわいい鳴き声。
遠足に来ていた小学校の制服を着た男の子が、手のひらより少し大きいサイズのトラ猫のぬいぐるみチャームをライオンの檻にくっつけている。
ライオンは悠然とした佇まいで、我関せずでぴくりとも動かない。
小学三年生くらいだろうか。かわいいな、と思い、悠理は男の子の横顔に向けてつい声をかけた。
「猫じゃライオンには勝てないんじゃない?」
男の子がゆっくりと振り向く。
瞬間。
ざあっと風が拭いて、男の子にしては長めの髪を踊らせた。
男の子は頭をふるふると振ってそれを直し、やがて、まっすぐ悠理を見上げる。
「……!」
少しだけ浅黒い健康的な色の肌。小さくはないけれど、一重で生意気そうにも見える目。髪は胡桃色で緩い癖がある────知っている誰かに良く似ている。
「……むねみ……」
悠理はその子の顔をしっかりと確認しようとして、無意識にメガネとマスクを外していた。
男の子も、自分に視線が釘付けになっている悠理を不思議そうに見つめている。
「……百合ちゃん?」
男の子から小さく名前が呼ばれる。悠理の体がそれに反応するようにびくりと震え、心臓がどくどくと脈打ち始めた。
「宗光?」「百合ちゃんやろ? 俺、夏休みに歌舞伎見に行ったんやで! なぁ、サイン。サインちょうだい!」
確かめようとした悠理の声に、男の子の声が甲高く被った。
ただ、確かに「百合」とは呼んでくるが、悠理が宗光、と呼ぶのとは明らかに違う響きを持っていて、悠理を戸惑わせた。
「みっくん、ライオンを見てたん?」
立ち尽くす悠理の背後から女性の柔らかい声がして、サイン、サインと繰り返していた男の子はそちらに視線を移す。
「ママ」
「もう、知らんあいだにおらんなって。みっくんはいっつもフラフラするからママ困るわ。先生も探しておられるから早く行こ」
みっくん、と呼ばれた男の子の手を母親であるらしい女性が引いた。
「待って、ママ。ほら、百合ちゃんやねん」
「え? 百合ちゃん? 誰のこと……」
悠理に振り返った母親は言葉の途中で絶句して、手で口を塞いだ。それから「え? え? 鏑木悠理? うそ」と、定形通りのリアクションをする。
悠理ははた、と自分の状況に気づいて、人差し指を自分の唇の前に置いた。
「すいません、黙ってて下さい。プライベートなんです」
周りの様子も気にしつつ視線を巡らせたが、上手い具合に他には誰も気づいていないようだ。
母親はこくこくと頷いてくれ、みっくんにも「内緒やで」と諭してくれた。みっくんも頷いてから悠理に近づき、こそこそと話しかける。
「なぁ、お願い。サイン頂戴。俺、百合ちゃんのファンやねん」
(ファン……宗光、じゃない?)
「ねぇ、俺のこと、わからない?」
「は? だから、百合ちゃんやろ?」
聞かれたみっくんは首を傾げる。その仕草は幼いけれど、やはり悠理には宗光に見えるのに、みっくんの目には「芸能人の鏑木悠理」としか映っていない。
「あ、ごめん。変な聞き方した……サイン、いいよ。書くものある?」
「うん!」
みっくんはリュックサックを下ろして、中から鉛筆とノートを取り出し悠理に渡した。隣で母親が礼を重ねて言い、夏休みに家族で納涼大歌舞伎を見に行ったことを教えてくれた。みっくんには初めての歌舞伎だったが、とても楽しんだ様子で、あっと言う間に「百合」を好きになったと言う。
「失礼ではあるんですけど、鏑木さん自身のことは良く知らないんですよ、この子。テレビをあんまり見ないから……だからあなたのことを役名で覚えてしまって」
「あぁ、そうなんだ。全然構わないです。百合、も俺にとっては大事な名前なんで」
渡されたノートにサインを書いて、みっくんに返した。みっくんは満面の笑みになっている。
「ママ見て。サイン、二つ書いてある。こっちは百合、って書いてるんやんな」
「ほんとや。良かったね。でも、せっかく会えたんやから、これからは百合ちゃん、じゃなくて鏑木悠理さん、て覚えんとあかんよ」
「えー。俺、百合ちゃんの方が名前好きや。あのな、百合ちゃんてすっごい懐かしい感じがするねん。だから歌舞伎も、初めて見たのに前に見たことあるんか、ってくらい懐かしい~と思ったんやで! だから俺には百合ちゃんは百合ちゃんやし、これからもずっと百合ちゃん、て呼ぶねん」
みっくんがにかっと笑って悠里の片手を握る。
「百合ちゃん、大好きやで!」
隣にいる母親が、息子の厚かましさを悠理に謝ろうとして、はっと声を呑んだ。
悠理がつぶらな瞳から涙を一筋、二筋と溢れさせている。
「鏑木……さん?」
「百合ちゃん、どないしたん?」
みっくんが心配そうに見上げるのに、悠理の涙はますます溢れてくる。
ここ一年は演技以外で泣くことなんかなかったから、涙の止め方を忘れたみたいだ。
「すいません、大丈夫です」
悠理は手の甲で涙を拭う。
「百合ちゃん、ほら、これ。俺の宝物あげるから泣きやんで!」
みっくんは持っていたトラ猫のぬいぐるみチャームを悠理の手にぎゅっと押し付けた。
「え? いいよ。大丈夫だから」
「ええねん。サインのお礼。あんな、このぬいぐるみ、幸せ猫シリーズのレアものやねん。だから絶対幸せになれるんやで。俺、百合ちゃんのファンやから百合ちゃんに幸せになって欲しい!」
(幸せ猫シリーズ? ああ、最近流行りの……)
思い出しつつ戸惑う悠理に、母親も「邪魔じゃなければもらってやって欲しい」と頭を下げた。
悠理は本物の猫を触るように、トラ猫のぬいぐるみをやわらかく包んで譲り受ける。
足を進めた先に見たのは鬣が立派なオスのライオンだった。
思わずくすりと笑いがこぼれる。宗光、ここにいたのか、なんて言ってしまいそうだ。
褥で百合を上から見下ろし、胡桃色の髪をパサリとかきあげながら身体を喰んでくる宗光はライオンのようだった。対して、そんな宗光はいつも百合を「仔猫ちゃん」と言っていたが。
「にゃあああぁぁ」
「!?」
突然のかわいい鳴き声。
遠足に来ていた小学校の制服を着た男の子が、手のひらより少し大きいサイズのトラ猫のぬいぐるみチャームをライオンの檻にくっつけている。
ライオンは悠然とした佇まいで、我関せずでぴくりとも動かない。
小学三年生くらいだろうか。かわいいな、と思い、悠理は男の子の横顔に向けてつい声をかけた。
「猫じゃライオンには勝てないんじゃない?」
男の子がゆっくりと振り向く。
瞬間。
ざあっと風が拭いて、男の子にしては長めの髪を踊らせた。
男の子は頭をふるふると振ってそれを直し、やがて、まっすぐ悠理を見上げる。
「……!」
少しだけ浅黒い健康的な色の肌。小さくはないけれど、一重で生意気そうにも見える目。髪は胡桃色で緩い癖がある────知っている誰かに良く似ている。
「……むねみ……」
悠理はその子の顔をしっかりと確認しようとして、無意識にメガネとマスクを外していた。
男の子も、自分に視線が釘付けになっている悠理を不思議そうに見つめている。
「……百合ちゃん?」
男の子から小さく名前が呼ばれる。悠理の体がそれに反応するようにびくりと震え、心臓がどくどくと脈打ち始めた。
「宗光?」「百合ちゃんやろ? 俺、夏休みに歌舞伎見に行ったんやで! なぁ、サイン。サインちょうだい!」
確かめようとした悠理の声に、男の子の声が甲高く被った。
ただ、確かに「百合」とは呼んでくるが、悠理が宗光、と呼ぶのとは明らかに違う響きを持っていて、悠理を戸惑わせた。
「みっくん、ライオンを見てたん?」
立ち尽くす悠理の背後から女性の柔らかい声がして、サイン、サインと繰り返していた男の子はそちらに視線を移す。
「ママ」
「もう、知らんあいだにおらんなって。みっくんはいっつもフラフラするからママ困るわ。先生も探しておられるから早く行こ」
みっくん、と呼ばれた男の子の手を母親であるらしい女性が引いた。
「待って、ママ。ほら、百合ちゃんやねん」
「え? 百合ちゃん? 誰のこと……」
悠理に振り返った母親は言葉の途中で絶句して、手で口を塞いだ。それから「え? え? 鏑木悠理? うそ」と、定形通りのリアクションをする。
悠理ははた、と自分の状況に気づいて、人差し指を自分の唇の前に置いた。
「すいません、黙ってて下さい。プライベートなんです」
周りの様子も気にしつつ視線を巡らせたが、上手い具合に他には誰も気づいていないようだ。
母親はこくこくと頷いてくれ、みっくんにも「内緒やで」と諭してくれた。みっくんも頷いてから悠理に近づき、こそこそと話しかける。
「なぁ、お願い。サイン頂戴。俺、百合ちゃんのファンやねん」
(ファン……宗光、じゃない?)
「ねぇ、俺のこと、わからない?」
「は? だから、百合ちゃんやろ?」
聞かれたみっくんは首を傾げる。その仕草は幼いけれど、やはり悠理には宗光に見えるのに、みっくんの目には「芸能人の鏑木悠理」としか映っていない。
「あ、ごめん。変な聞き方した……サイン、いいよ。書くものある?」
「うん!」
みっくんはリュックサックを下ろして、中から鉛筆とノートを取り出し悠理に渡した。隣で母親が礼を重ねて言い、夏休みに家族で納涼大歌舞伎を見に行ったことを教えてくれた。みっくんには初めての歌舞伎だったが、とても楽しんだ様子で、あっと言う間に「百合」を好きになったと言う。
「失礼ではあるんですけど、鏑木さん自身のことは良く知らないんですよ、この子。テレビをあんまり見ないから……だからあなたのことを役名で覚えてしまって」
「あぁ、そうなんだ。全然構わないです。百合、も俺にとっては大事な名前なんで」
渡されたノートにサインを書いて、みっくんに返した。みっくんは満面の笑みになっている。
「ママ見て。サイン、二つ書いてある。こっちは百合、って書いてるんやんな」
「ほんとや。良かったね。でも、せっかく会えたんやから、これからは百合ちゃん、じゃなくて鏑木悠理さん、て覚えんとあかんよ」
「えー。俺、百合ちゃんの方が名前好きや。あのな、百合ちゃんてすっごい懐かしい感じがするねん。だから歌舞伎も、初めて見たのに前に見たことあるんか、ってくらい懐かしい~と思ったんやで! だから俺には百合ちゃんは百合ちゃんやし、これからもずっと百合ちゃん、て呼ぶねん」
みっくんがにかっと笑って悠里の片手を握る。
「百合ちゃん、大好きやで!」
隣にいる母親が、息子の厚かましさを悠理に謝ろうとして、はっと声を呑んだ。
悠理がつぶらな瞳から涙を一筋、二筋と溢れさせている。
「鏑木……さん?」
「百合ちゃん、どないしたん?」
みっくんが心配そうに見上げるのに、悠理の涙はますます溢れてくる。
ここ一年は演技以外で泣くことなんかなかったから、涙の止め方を忘れたみたいだ。
「すいません、大丈夫です」
悠理は手の甲で涙を拭う。
「百合ちゃん、ほら、これ。俺の宝物あげるから泣きやんで!」
みっくんは持っていたトラ猫のぬいぐるみチャームを悠理の手にぎゅっと押し付けた。
「え? いいよ。大丈夫だから」
「ええねん。サインのお礼。あんな、このぬいぐるみ、幸せ猫シリーズのレアものやねん。だから絶対幸せになれるんやで。俺、百合ちゃんのファンやから百合ちゃんに幸せになって欲しい!」
(幸せ猫シリーズ? ああ、最近流行りの……)
思い出しつつ戸惑う悠理に、母親も「邪魔じゃなければもらってやって欲しい」と頭を下げた。
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