天性の、恥ずかしい性癖 第112話

知佳

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天性の、恥ずかしい性癖 第112話:『飢餓の果実 ―― 本能への屈服 ――』

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漂白の代償 ―― 豪華な檻の24時間 ――

自らTシャツを脱ぎ捨て、全裸でベッドに這いつくばる梨沙。 敏則が整えさせた、一ミリのシワもない清潔なベッド。 その白さが、今の梨沙には眩しすぎて、自分の惨めさを強調しているようだった。

「……さあ、叔母さん、一日の『管理』の成果を見せて……お腹が空きすぎて、もう僕の指さえ食べたいんじゃないかい?」

敏則が、梨沙の頬を、その冷たい指でなぞる。
梨沙の喉が、無意識にゴクリと鳴った。 一日の食事が、床で食べた少量の野菜とプロテインだけ。 空腹は理性という名の防壁を、跡形もなく食い散らかしていた。

「……あ、っ……、とっちゃん……、お願い……、……何でも、するから……」

梨沙の口から出た言葉は、自分でも耳を疑うほど、媚びを含んだ甘い響きだった。
かつての女王「ノア」なら、空腹に耐え、誇り高く餓死を選んだかもしれない。 だが、敏則によって24時間監視され、清潔な檻で「家畜」として扱われた今の梨沙には、彼が与えてくれる「何か」を待つことしかできない。

「何でもする、か……いい言葉だ……じゃあ、証明して……君がどれだけ、僕に『上書き』されたがっているか……ほら、自分の手で、あのアパートで汚された箇所を僕に広げて見せてごらん」

敏則はベッドの脇に立ち、梨沙を見下ろした。
梨沙の指先が、震えながらTシャツの裾を掴む。
背中の熱傷がヒリつき、動くたびに鋭い痛みが走る。 だが、その痛みが、空腹による欠落感を奇妙な「快感」へと変質させていた。
あんなにいじめられたのに、ここに至ってまだ、絵里子のような、敏則の過去の女へのこだわりを捨てきれていなかったことに気づかされ、身をよじった。

(……恥ずかしい……こんな格好で、甥っ子に……、……なのに、どうして……、……どうして、こんなに、中が疼くの……?)

梨沙の脳裏に、かつて客の男たちを、美貌を武器に掌で転がし快感に酔いしれ悦に入っていた自分の姿がぼんやりと浮かび上がる。
だが、その記憶さえも、今の敏則の冷徹な視線と、それとは真逆の猛り狂ったモノの前では、まるで他人の物語のように遠ざかっていく。
梨沙は、自分がもともと持っていた「従順なメス」としての性癖――自分を支配し、管理し、徹底的に漂白してくれる存在を求めていた本能に、ついに気づかされようとしていた。

「……っ……、とっちゃん……私を、綺麗にして……、……あのアパートの、あの汚い男の記憶を……、……全部、消して……っ!」

自らTシャツを脱ぎ捨て、全裸でベッドに這いつくばる梨沙。
敏則は、眼鏡の奥で勝利の笑みを浮かべ、彼女の震える腰を、昨夜磨かせたあの垢すりよりもさらに冷酷に、そして確実に、自分のモノで支配し始めた――。

※完全オリジナル作品です。二次創作ではありません。
#オリジナル #官能小説 #一次創作 #知佳の美貌録
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