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9話 戦闘の実力
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俺は、今必死で逃走中だ。
よく考えたら、ベルさんなわけないじゃないか。
俺は、1歳までの間に先生から教えてもらった事を、思い出す。
あの醜い顔と緑の身体、そしてふんどし姿。
どう見たって、魔物図鑑の最初のページに載っていたゴブリンだ。
あの時、たしか先生はこう言っていた。
『ゴブリンは弱く、個体ではD級に相当します。だから必ずゴブリン達は、5匹ほどの組織で狩りを行う。でもこれが意外と厄介で、連携されると中級冒険者でも意外と手こずるのです。だからまずは、囲まれないことそれが重要です。』
俺は気がつくのが遅れたが、すぐに逃げたのが功を奏したのか囲まれることはなかったようだ。
改めて魔力感知と気配感知で、ゴブリンたちの場所を探ると逃げている俺の後ろの方に5匹の反応があるのが分かり、ホッとする。
でも、どこかで戦わなくてはならない。
俺は今日そのために来たのだから。
前方に少しひらけた場所を発見したので、そこに辿り着き、後ろを振り返る。
一応、魔力感知と気配感知で周囲状況を確認する。
よし、おそらくゴブリン五体以外は何もいない。
周囲状況の確認が終わると、ゴブリンが3体俺の目の前に現れた。
もう2体は、木の上と森の中に隠れているようだ。
さぁ俺の初めての戦闘が始まる。
恐怖心より何故か心の高揚感が高まって行くのがわかる。
俺は戦闘民族○○ヤ人だったのか!?とか冗談を吐く余裕さえある。戦闘民族○○ヤ人って何だろうか。まぁ今はいいか。
目の前の3体のゴブリン達は、手にそれぞれ、剣、棒、盾を持っており、俺の出方を伺っているようだ。
とりあえず、先手必勝ということで身体に身体強化を掛けて駆け出す。
一瞬で盾を持ったゴブリンの前まで行き、手に持ったベットの装飾もとい、俺の相棒を振り下ろす。
-ガキンッ
-バキッ
-グシャリ
俺の相棒は、盾もろともゴブリンを頭上から潰した。
ゴブリンはそのままうつ伏せに倒れ、動かなくなったが、そんなことよりも、俺の相棒も折れてしまったことに俺はショックを受けていた。
-シュルルル
-グサッ
痛っ!
突然激しい痛みを足に感じ、足に目を向けると、俺の片足に矢が刺さってた。
くそっ相棒に気を取られて油断した。木の上からか。
俺は、木の上のゴブリンをギロリと睨む。
ゴブリンはニヘラと笑っている。
どうやらふざけてる場合ではないようだ。
俺も本気を出そう。
俺は、一思いに足に刺さった矢を抜き、光魔法のヒールを自分に掛ける。
傷口は塞がったようだ。
もう油断はしない。
そう思いながら、残り4体のゴブリン達に向かい合う。
◆◇
~ベルside~
なんて無謀なのかしら。
え、誰のことって?ロディ坊ちゃんしかいないでしょう。
棒術の習得?
武器はベットの装飾?
あり得ない。
棒術は、刃も付いてないし杖を扱う魔術師の苦し紛れの接近戦の術。
接近戦では最弱とも名高い武器スキル。
それにベッドの装飾ですって?棒の中でも魔法も使えないし最弱じゃない。知らないけど。
そんな坊ちゃんの為にとりあえず、門番の衛兵さんに頼んで使える棒を貸してもらったのだけど、何でロディ坊ちゃんがいないのよ!
私はすぐに気配感知でロディ坊ちゃんの行方を探す。
幸いすぐ近くにいそうだけど、待ってゴブリンが後ろから迫ってるわ。大丈夫かしら。
まぁでも私の任務はロディ坊ちゃんの監視。
このままロディ坊ちゃんの実力を見てから、殺されそうになったら助けましょう。正体を知られるわけにはいかないし、うん、それがいい。
私は隠密を駆使して木の上からかロディ坊ちゃんの事を影から見守る。
ゴブリンに気が付いたらロディ坊ちゃんはどんな反応をするかしら。すぐに魔法を打つ?ベッドの装飾で立ち向かう?
どれも悪手ね。
まずは囲まれないように距離を取り戦える広場に移動するのが最善。
お、ゴブリンと目があったようだ。すごくびっくりした表情してる。だって初めてだもんね。そりゃびっくりするよね。
「ベルさんっ!!門で何があったの!?」
何でそうなるのよっ!大きな声で言いたくなるが寸前のところで我慢する。失礼な子供ね、ほんと。
それでも、一手目は逃げたようだ。
うん、いい選択いい選択。
お、広場に出て迎え撃つみたいね。
初手はベッドの装飾か。
あんな細いのすぐに折れちゃわないかしら。
あ、やっぱり折れた。
けど、ゴブリン一体を葬ったみたいね。
うん、最弱の接近術の棒術だとしても、なかなかやるわね。
あれ、なんか悲しんでる?ベッドの装飾が折れてしまって、なんか悲しんでる?それが折れることは、誰もが予想できるわよ?
あーあー。そんなことで油断してるから矢で足を撃ち抜かれちゃったじゃないの。
ふーむ、そろそろ潮時、助けに行こうかしら。
あれ、ちょっと待って。
なんか魔力が高まってる?
ちょっと待って何これすごい。
ヒール!?え、光魔法使えたの?すごい!
ってか待って、魔力が高まりすぎて空気中の魔素が震えてる。
やばいやばいやばいやばい。
私までガタガタ震えが止まらない。
これは恐怖?え、私が?3歳の子供に?
そんなわけ……
あっ……
突然、目の前の森が濃い霧に包まれたかと思ったら、激しい光と轟音が鳴り響き、霧が晴れた時には、ロディ坊ちゃんの周りの森が削り取られていた。
よく考えたら、ベルさんなわけないじゃないか。
俺は、1歳までの間に先生から教えてもらった事を、思い出す。
あの醜い顔と緑の身体、そしてふんどし姿。
どう見たって、魔物図鑑の最初のページに載っていたゴブリンだ。
あの時、たしか先生はこう言っていた。
『ゴブリンは弱く、個体ではD級に相当します。だから必ずゴブリン達は、5匹ほどの組織で狩りを行う。でもこれが意外と厄介で、連携されると中級冒険者でも意外と手こずるのです。だからまずは、囲まれないことそれが重要です。』
俺は気がつくのが遅れたが、すぐに逃げたのが功を奏したのか囲まれることはなかったようだ。
改めて魔力感知と気配感知で、ゴブリンたちの場所を探ると逃げている俺の後ろの方に5匹の反応があるのが分かり、ホッとする。
でも、どこかで戦わなくてはならない。
俺は今日そのために来たのだから。
前方に少しひらけた場所を発見したので、そこに辿り着き、後ろを振り返る。
一応、魔力感知と気配感知で周囲状況を確認する。
よし、おそらくゴブリン五体以外は何もいない。
周囲状況の確認が終わると、ゴブリンが3体俺の目の前に現れた。
もう2体は、木の上と森の中に隠れているようだ。
さぁ俺の初めての戦闘が始まる。
恐怖心より何故か心の高揚感が高まって行くのがわかる。
俺は戦闘民族○○ヤ人だったのか!?とか冗談を吐く余裕さえある。戦闘民族○○ヤ人って何だろうか。まぁ今はいいか。
目の前の3体のゴブリン達は、手にそれぞれ、剣、棒、盾を持っており、俺の出方を伺っているようだ。
とりあえず、先手必勝ということで身体に身体強化を掛けて駆け出す。
一瞬で盾を持ったゴブリンの前まで行き、手に持ったベットの装飾もとい、俺の相棒を振り下ろす。
-ガキンッ
-バキッ
-グシャリ
俺の相棒は、盾もろともゴブリンを頭上から潰した。
ゴブリンはそのままうつ伏せに倒れ、動かなくなったが、そんなことよりも、俺の相棒も折れてしまったことに俺はショックを受けていた。
-シュルルル
-グサッ
痛っ!
突然激しい痛みを足に感じ、足に目を向けると、俺の片足に矢が刺さってた。
くそっ相棒に気を取られて油断した。木の上からか。
俺は、木の上のゴブリンをギロリと睨む。
ゴブリンはニヘラと笑っている。
どうやらふざけてる場合ではないようだ。
俺も本気を出そう。
俺は、一思いに足に刺さった矢を抜き、光魔法のヒールを自分に掛ける。
傷口は塞がったようだ。
もう油断はしない。
そう思いながら、残り4体のゴブリン達に向かい合う。
◆◇
~ベルside~
なんて無謀なのかしら。
え、誰のことって?ロディ坊ちゃんしかいないでしょう。
棒術の習得?
武器はベットの装飾?
あり得ない。
棒術は、刃も付いてないし杖を扱う魔術師の苦し紛れの接近戦の術。
接近戦では最弱とも名高い武器スキル。
それにベッドの装飾ですって?棒の中でも魔法も使えないし最弱じゃない。知らないけど。
そんな坊ちゃんの為にとりあえず、門番の衛兵さんに頼んで使える棒を貸してもらったのだけど、何でロディ坊ちゃんがいないのよ!
私はすぐに気配感知でロディ坊ちゃんの行方を探す。
幸いすぐ近くにいそうだけど、待ってゴブリンが後ろから迫ってるわ。大丈夫かしら。
まぁでも私の任務はロディ坊ちゃんの監視。
このままロディ坊ちゃんの実力を見てから、殺されそうになったら助けましょう。正体を知られるわけにはいかないし、うん、それがいい。
私は隠密を駆使して木の上からかロディ坊ちゃんの事を影から見守る。
ゴブリンに気が付いたらロディ坊ちゃんはどんな反応をするかしら。すぐに魔法を打つ?ベッドの装飾で立ち向かう?
どれも悪手ね。
まずは囲まれないように距離を取り戦える広場に移動するのが最善。
お、ゴブリンと目があったようだ。すごくびっくりした表情してる。だって初めてだもんね。そりゃびっくりするよね。
「ベルさんっ!!門で何があったの!?」
何でそうなるのよっ!大きな声で言いたくなるが寸前のところで我慢する。失礼な子供ね、ほんと。
それでも、一手目は逃げたようだ。
うん、いい選択いい選択。
お、広場に出て迎え撃つみたいね。
初手はベッドの装飾か。
あんな細いのすぐに折れちゃわないかしら。
あ、やっぱり折れた。
けど、ゴブリン一体を葬ったみたいね。
うん、最弱の接近術の棒術だとしても、なかなかやるわね。
あれ、なんか悲しんでる?ベッドの装飾が折れてしまって、なんか悲しんでる?それが折れることは、誰もが予想できるわよ?
あーあー。そんなことで油断してるから矢で足を撃ち抜かれちゃったじゃないの。
ふーむ、そろそろ潮時、助けに行こうかしら。
あれ、ちょっと待って。
なんか魔力が高まってる?
ちょっと待って何これすごい。
ヒール!?え、光魔法使えたの?すごい!
ってか待って、魔力が高まりすぎて空気中の魔素が震えてる。
やばいやばいやばいやばい。
私までガタガタ震えが止まらない。
これは恐怖?え、私が?3歳の子供に?
そんなわけ……
あっ……
突然、目の前の森が濃い霧に包まれたかと思ったら、激しい光と轟音が鳴り響き、霧が晴れた時には、ロディ坊ちゃんの周りの森が削り取られていた。
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